東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by H隊員

2014.11.30(日)晴れ
再会

「もう随分と前の事でね、そうねぇ、10年位前かしら」
 そう話し始めたお客さんは年配の女性。

「その時は飲みモノを買いに行ってる私を待っていた主人が、雨で汚れた車を拭こうと外に出た時に閉じ込みしちゃってね」
 なんとなく懐かしんでいるように感じます。

「場所が山の中のロッジで、その上、ジャガーを開けられる業者さんが見付からなかったらしくて随分待ったのよ」
 どの位待ったのですか?

「閉じ込んでからだと確か3時間位だったと思うわ」
 それは随分かかりましたね。

「それでやっと来てくれた業者さんはアナタみたいにバイクで来たのよ」
 えっ!バイクで来たんですが?

「東京から来るって聞いていたので私もビックリしちゃった」
 何色のバイクか覚えてますか?

「バイクの色?赤だったわよ」
 前回インロックしたのはもしかして茨城県某所ですか?

「あら?もしかしてあの時の方?」
 スミマセン、今思い出しました、その時の業者は僕です。

「また同じ人が来てくれたってこと?偶然??」
 良く分かりませんが恐らく偶然だと思います。

「そう、でも私が困るとアナタが来てくれるのね、じゃぁまた何かあったら助けに来て頂戴ね」

 小春日和の昼下がり、あるお客さんとの再会でした。


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by J隊員

2014.11.29(土)雨のち晴れ
セルモーターのトラブル

エンジン始動不能のヤマハ・T−MAXの救援へ

お客さんによると「バッテリーが原因では?」との事でしたが
テスターを当ててみると12.6Vと問題無い様、
そのまま始動操作をしてもらうと
「カチッ」とリレーの音はするんですがセルが回らず沈黙が続きます。

バッテリーに当てていたテスターの数値に変化が無かったんで
どうやらセルモーターの不具合の様ですね。
お客さんにその旨伝えると
「そういえばバイク屋さんにも言われてました」との事で
セルモーターが原因で間違いないようです。

セルモーターの故障で多いのは接点の摩耗による接触不良ですね
これは走行距離とは関係なくて、セルを回した回数や時間によって
寿命が大きく変わっています。

なので何らかの原因で始動性が悪くなっているバイクでは
驚くほど早く交換が必要になったりします。

ちなみにJ隊員のバイクでは1万回程で接点の交換が必要となります
一回の始動で平均10キロ走るとすると10万キロ持つ計算ですね。


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by Y隊員

2014.11.28(金)曇り
憧れのリトラクタブルライト

夜にRX−7の開錠に行ってきました。
無事に解決するとヘッドライトをパカッと開けて走り出します。
個人的にリトラクタブルライト車って
無条件にかっこよく感じてしまうんですよね。

小学校、低学年時に体験したスーパーカーブーム。
もうみんなカウンタックフェラーリ512BBとかに夢中でしたね。
消しゴムをはじめ、読めないくせに漫画”サーキットの狼”を買ったり
コーラの王冠やカードを集めたり。

そして極めつけはブームに便乗して発売された
セミドロップハンドルのリトラクタブルライトの自転車
しかしこれは買ってもらえませんでした。
親が裕福な友達は乗っていましたが・・
その反動でリトラライトの車に憧れてしまうのかもしれませんね。

重量や人身事故時に被害が大きくなるなどの理由から
全く生産されなくなったリトラクタブルライトの車。
今回対応させて頂いたRX−7が国産最後なんです。

でもこの仕事をしているおかげで
たまにこうしてリトラライト車に触れられるのでちょっと幸せです♪


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by K隊員

2014.11.27(木)晴れ
帰りは車だったら4時間以上?

千葉県館山市でアウディのインロック。

連休最終日の昼過ぎだったので行きの館山道では、
たくさんのツーリングライダーとすれ違ったが、
仕事とはいえ遠出はやっぱり楽しい。

釣りに来ていて一休みしようと車に戻ったところでインロック。
無事解錠するともうひと釣り楽しむようで堤防のほうへ。

緊張感のある行きにくらべ帰りはいつもツーリング気分となるが、
館山道の電光掲示板にアクアライン事故渋滞2時間以上の案内が。

料金所のかなり手前から大渋滞で橋の上で車2台の事故、
トンネル内ではバスを含め車5台の玉突き事故。

すり抜け時は緊張感があるが時間的には車よりかなり早く帰れるので、
いつもながらバイクでよかったと思える状況だった。


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by A隊員

2014.11.26(水)雨
軽箱バンの荷台カスタム2

ホンダ・バモスを開錠しました。
こちらの荷台も前回と同じように魅力的にカスタムされた車両でした。

天井にはパイプが張り巡らされ色んな工具が吊るされています。
これら全てメーカーオプションのようです。

以前はハイエースというお客さん。
乗り換えたメリットは2つあって狭い路地でも入っていけるところと
維持費が破格に安いところ。
唯一のデメリットは建築資材を積めなかったことらしいんですが、
それらは建築現場へ直送することで克服したみたいです。

すでに15万キロ以上走っていて買換えようか迷ってるとのことですが、
また一から荷台をカスタムしていくのがネックみたいです。

A隊員もバイクの買換えのときに同じような悩みがありました。
カスタムしてる最中はものすごく楽しいんですけどね・・
また一からやり直すというのは大変です。

それでも一度味わうと他の車両では満足できないので、
自分だけの仕様は突き詰めていくんだろうと思います。


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by H隊員

2014.11.25(火)雨
必ず出入りが出来る訳ではない

 関越道川越ICから6km位のところから解錠依頼。所沢ICから一般道で行くのが距離的には短いけど、10kmも一般道を行くのは時間的にロスが多い。ほんの少しだけ遠回りになるけど川越ICを使うのがベストです。

 と言う訳で関越道を走っていると、そう言えば三芳にスマートICがあったような?と思い出します。出発前に確認した現場地図も三芳PAに近かった記憶が。
 所沢からは随分と距離があるけど三芳からは恐らく5km位。ってことはわざわざ川越まで行かずに三芳のスマートICで降りた方が早いんじゃない?なーんだ、気付かなかったよ、そうだ三芳で降りよう! と出口を変更する事に。

 所沢ICを過ぎて暫くすると三芳PAの看板が出てきます。もう少しで降りなきゃね、とか考えながら次々現れる看板を見てるとPAとしか表記がありません。あれ?出口って書いてないような??いや、でもスマートICだから出入り可能な筈だ、そう確固たる根拠のない自信を元に三芳PAに突入。そして目の当たりにしたのは無情にも外部から入るだけの”入口専用”のETCゲートだったのでした。

 そうなんです、関越道下りにある三芳スマートICは入口だけなんです。限られたスペースに後付けで設置するスマートICの場合は色々と制約が多いと思われます。費用の問題、用地の問題、近隣の交通状況等々を踏まえた上で、入口、または出口のどちらか片方になる事があるようです。
 三芳スマートICの場合は、川越ICがあるR16と所沢ICのあるR463、主にその二路線の渋滞緩和に重点を置き、かつ利用予想を基に出された結論が”下り線は入口のみ”になったのだと思われます。

 解錠後の帰り道、往路で降りられなかったのがちょっと悔しかったので、復路は絶対に三芳から乗ってやるゾと意気揚々と向かいます。そして上り線のスマートICで目の当たりにしたのは、残念な事に”降り口のみ”のETCゲートだったのでした。

 三芳スマートICは以前も間違えて降りられず、その後調べて日記にも書いていたのに、また同じことをやってしまいました。自分の記憶が残念な事にとてもガッカリです(笑)


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by J隊員

2014.11.24(祝月)晴れ
不思議な仕組み

キャデラック・CTSの開錠とジャンピングのご依頼。

お客さんによると、キーレスエントリーが利かず
メカキー開錠で車内に入ったところでバッテリー上がりが判明、
ロードサービスに連絡しようとキーを車内に残したまま
クルマの外に出たら何故か施錠されていたんだそうな、
「ドアロックなんてしてないのに…」と不思議がるお客さんです。

確認してみると確かに不思議ですね
このCTSには機械的なロックボタンなどは無くて
集中ロックの電子スイッチが在るのみ、
それもバッテリーが上がっていて作動しない筈なんですが…

エンジン始動まで復旧した後、じっくりと調べてみたんですが
どうやら誤作動などでは無かったみたいです。

このクルマはドアを閉めた状態では外側ドアハンドルは常にロック状態で
キーを感知するとアンロック、車体側電力が無い場合はメカキーでロック解除、
といった変わった仕様になっていました。

なんだか独特の仕組みに感じるんですがアメリカだと普通なんですかね?
ともかくバッテリーを外すような整備の際には注意した方が良さそうです。


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by Y隊員

2014.11.23(日)晴れ
深夜の料金所

深夜3時、中央道下り三鷹料金所を過ぎたスグの路肩より
バッテリージャンピングの救援依頼です。

ガラガラの中央道を走りながら少々不安にかられます。
なぜ料金所の所でバッテリー上がり?
走行中、バッテリーがトラブルを起こし料金所での減速が原因で
停まってしまった、とかですと現場での復旧は厳しそうですし・・

三鷹料金所で普段あまり使わない一番左側のゲートをくぐります。
するとすぐに該当車両を発見です。

「急に睡魔に襲われちゃって・・」とお客様。
キーをアクセサリーにしたまま寝てしまったそうです。
ホッとすると同時にエンジン始動、そしてお見送りです。

ふと見渡すとこの場所にはお客様と同じく仮眠をとっていると
思われる車が他に3台ほど。本当はダメなんでしょうけど。

でも時間的に致し方ないと思います。
それに睡魔を押して運転するよりは全然いいですし。
居眠り運転は本当に危険ですからね。


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by K隊員

2014.11.22(土)晴れ
手前で良かった

トヨタ・ヴィッツのバッテリー上がり救援依頼。

ボンネットの上に物があるのでボンネットを開けられないかもしれないが、
車を後ろに下げれば大丈夫そうとの話。
状況がよくわからなかったがとりあえず出発。

到着すると建物の廊下部分の出っ張りの下に
ボンネットがあり少ししか開けられない状況で、
しかも駐車場が傾斜していて車を押し下げることは無理だった。

廊下の下に入りボンネットを少し開けバッテリーの位置を確認すると、
ヘッドライト側にあったので何とかケーブルを繋ぎ無事エンジン始動。

バッテリーが奥のバルクヘッド側にあったりカバーが付いていたりしたら、
かなり手こずっていたかもしれない。


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by A隊員

2014.11.21(金)晴れ
軽箱バンの荷台カスタム

スズキ・エブリーの開錠作業です。
お客さんは荷台にキーを置いて閉じ込んでしまったようです。

開錠後に荷台を開けたら、思わず唖然としてしまいました。
そこは収納力が大幅UPされたカスタム荷台でした。

特にすごいのは棚板の高さが変えられるところ。
両脇にレールが固定されてるので、引っ張ればスライド出来ます。
現場に合わせて道具を変えることもあるようで、こだわってるそうです。

棚板や側壁も木材の上に化粧(カッティングシート等)が施されていて
やっぱりプロ(内装屋さん)だなと思いました。

軽の箱バンって魅力的ですよね。
小さくても工夫次第でたくさん収納出来るようになります。

この工夫次第というのがグッと来るというか・・
馬力UPとかドレスUPとかとは違うロマンがあるように思います。


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by H隊員

2014.11.20(木)曇りのち雨
ご当地ナンバー

 昨日、所要で三鷹のバイク屋さんまで行くと、納車待ちの新車に世田谷ナンバーが付いてました。そう言えば11月17日から杉並と共に始まっていたんですね、世田谷ナンバー。開始直後だから、ひらがなは「あ」で数字は二桁の超若々でした。

 2006年からスタートしたご当地ナンバー。当時、「こんなナンバーあったんだ」なんて思ったのは大概ご当地ナンバーでしたね。
 そんなご当地ナンバーも導入されて既に8年も過ぎてるので、逆に「これってご当地ナンバーだったの」って思うのもあったりします。
 都内から一番近い柏ナンバーは見かける事が多いので、すっかりご当地ナンバーって事を忘れてました、あと「つくば」とか。

 ナンバーと言えば原付及び小型特殊用のデザインナンバーも随分増えましたよね。その地域に所縁のあるキャラクターがデザインされていたり、またはナンバープレートそのものがデザインの一部として形作られていたり。
 全国で初めてデザインナンバーを導入した愛媛県松山市の雲形ナンバーは何度見ても素晴らしい造形だと思います。
 個人的には宮城県登米市のお米の形がとても好き、とてもカワイイと思います。

 現在は300地域以上がデザインナンバーを導入しているとの事。皆さんもお住いの地域を調べてみては如何でしょうか? 【日経研調べ ご当地プレート】


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by J隊員

2014.11.19(水)晴れ
これさえあれば

スズキ・スカイウェイブのバッテリー救援へ

現場で待っていたのはバッテリーカバーが外されて
ブースターを繋ぐだけの状態のスカイウェイブ、
おかげで流れるように救援完了できました。

手慣れた様子で外した部品を戻すお客さんは
ライダー歴30年以上の大ベテランなんだそう、ただその経験のせいか
ついついバッテリーを限界まで持たせようとしてしまうんだとか。

お客さんが今まで乗り継いできたのはマニュアルクラッチ式のバイク、
バッテリーが使用限界を超えてセルスタートが出来なくなっても
バイク屋に向かう一回を押しがけで始動すれば何とかなっていたんだそう。

そこに来て最近乗り換えたのがスカイウェイブ、
自動クラッチなので押しがけはできないんですよね。

「そろそろマズイなぁと思いながらもついついね…」
ちょっと恥ずかしそうに話していたお客さんなんですが
装備のバッテリーブースターに興味を引かれたみたいで
救援後に物凄い質問攻めとなりました。


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by Y隊員

2014.11.18(火)晴れ
未然の悪意

コンビニ配送トラックの荷台の鍵が開かないとのご依頼。

お店の前で立ち往生しているトラックを発見すると
「イタズラですかね?」と運転手さん。
出発時は使えていたのに到着したら鍵が刺さらなくなったそう。

過去に同じようなご依頼で異物が刺さっていた場合、
何らかの悪意がある者の仕業が多いようです。
特に営業車両の場合はすごく嫌な感じの悪意を感じてしまいます。

ただ今回はまだ何が原因か分かりません。
なので推測での話はせずに様子を見させていただくと・・・
キーシャッターのバネが脱落しておりそれが原因でした。
悪い推測が当たらずにちょっとホッとしました。

しかしこのトラブルで配送時間が押しているのは事実。
大丈夫かな?と思っているとすぐにヘルプのトラックが来ました。
手分けして遅れた分を取り戻すようです。

さすが大手コンビニの配送会社さん。
このヘルプ体制じゃイタズラしてもあんまり意味がないようですね。


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by K隊員

2014.11.17(月)曇り
FCV(燃料電池自動車)一般販売

トヨタが新型燃料電池車の車名を「MIRAI(ミライ)」に決定したと発表したら、
ホンダも2008年にリース販売した「FCXクラリティ」の後継モデル、
「FCVコンセプト」(2015年度中に発売予定)を発表した。

明日発表会が行われるトヨタのミライは燃料の水素を5分以内で充填でき、
航続距離は約300マイル(482km)とのこと。

価格は税込み約720万円で補助金が約200万円出て、
実質的な購入負担額は520万円程度となるようだ。

課題となる水素ステーションの数は2015年度内に四大都市圏を中心に、
100か所ほど展開することを目指しているがまだまだ少ない。
また岩谷産業では水素の価格をハイブリッド車並みの燃料価格としたようだ。

1997年に発売されたハイブリッド車「プリウス」のように、
変革への第一歩を踏み出して主流となっていくのか。
またはEV(電気自動車)が電池性能を大幅に上げ、
航続距離を伸ばし主流となるのか興味深い。


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by A隊員

2014.11.16(日)晴れ
名前の由来を思い出す

マツダ・ボンゴの開錠依頼です。
室内に子供が熟睡していて外から起こそうとしても起きないとのこと。

急いで向かっていたんですが、途中で携帯電話が鳴りました。
「お子さん起きて無事解決したようです」

もうガックリですね。
確かに事前に解決することが、お客さんにとってはベストなんですが、
そればかりでは商売上がったりというか、最近多いです。
開錠作業までこぎ着けてお金もらって・・と考えるのは
こちら側の強欲ってもんでしょうか。

たとえば拠点から現場まで20分かかるとして、その間ずっと窓を叩いたり、
大声で叫んでいたりすれば、さすがに起きるよなーと思います。

でもひとつだけ確かなことがあります。
それは困ってる人がいるということ。
困ってるから助けてほしいと訴えている人がいるということ。

日常の中で薄汚れても急に心が晴れやかになるときがあるんですが、
そのキッカケが社名になることも多いです。


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by H隊員

2014.11.15(土)晴れ
責任の所在

 とあるコインパーキングでの出来事。

 そこは私鉄の駅に近いコミュニティーセンター向かいにある2台しか止められない駐車場。向かって左の精算機横のNo.1に軽自動車、右のNo.2にアメ車のセダンが停まっていた。僕はと言うと、その向かいのコミュニティーセンターで解錠を終えたところです。

 コインパーキングの前に停めたバイクのところで缶コーヒーでも飲もうか考えていると、30代前半の主婦二人がやって来ます。何やら二人で楽しげに話しながらも精算機に直行したので車を出すところのようでした。

 主婦A「迎えに来て貰って悪いねー、駐車場の料金は私が払うわね」
 主婦B「いいよー気にしなくもー」
 主婦A「でも悪いから払わせて」
 主婦B「じゃぁ半分だけ出してね、車は何番だっけ?」
 主婦A「えーっとね、2番」
 主婦B「ありがとー、2番ね」

 お金を入れて暫くするとウィーンと作動音がしてアメ車セダンのフラップが降りた。それを見ててっきり軽自動車の方だと思い込んでいた僕はビックリです。この狭い駅前をデカ長いアメ車で通り抜けるって奥さん中々凄いですね、とか感心しているとなんだか二人の様子がおかしい。

 主婦B「あれ?今フラップ下がる音したよね?」
 主婦A「うん、したした」
 主婦B「変ねぇ…」
 ここで主婦Aが車の前に来てアメ車のフラップが下がっている事に気付く。

 主婦A「Bちゃん!隣の車のフラップが降りてるよ!」
 主婦B「えーっ!なんでそっちが下がってるのー!!」
 主婦A「2番ってそっちの番号じゃないの?!」
 主婦B「…あっ…」(自分の足元にある[1]に気付く)
 主婦A「…あっ…」(主婦Bの足元にある[1]に気付く)

 下を見て沈黙する二人、僕は何も見なかった風を装い静かにその場を立ち去ったのでした。


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by J隊員

2014.11.14(金)晴れ
ゆっくり浸水

トヨタ・bBの開錠作業で車両に近づくと
集中ロックが作動を繰り返している音が聞こえてきます。

「今朝からこの調子で…」というお客さん
定期的に施錠のスイッチが入ってしまうのがインロックの原因だそう
走行中は誤作動が止むとのことからリモコンキーが怪しいです。

ドアを開錠してリモコンキーを取り出し、
内蔵電池を外してみるとピタリと不具合が収まりました。
気になったのは電池を外す際に内部への浸水が確認できた事、
恐らくこの水が悪さをしているんでしょう。

「…そういえば!」お客さんによると数日前の雨天時に
濡れた路上にキーを落としたことがあったんだそう。
恐らくその際に侵入した水がジワジワと浸透していって
この様なトラブルを引き起こしたんでしょうね。

「とりあえず乾かして様子を見てみます」とお客さん
無事に復旧してくれると良いですね。


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by Y隊員

2014.11.13(木)晴れ
辛酸駐禁

国道246号線の路上へ某外国車の開錠に行ってきました。

赤いカラー舗装されている路肩に該当車を発見すると
すぐ隣でお客様は電話中、手には駐禁の紙・・

電話を終えると「やられましたわ・・10分離れただけなのに・・」
コンビニで買い物しようとすると誤作動でインロック。
まだ自宅が近いのでスペアを探しに戻るも見つからず
再び車の所に戻ると駐禁の紙、
「結局スペアは無いし踏んだり蹴ったりですわ・・」

路上でのインロックで出動すると
たまに駐禁対策として張り紙を付けて車から離れるお客様がいます。
でも他のお客様から張り紙をしていても
駐禁を切られたとの話も聞いたことがあります。
そしてここは赤い舗装の駐禁取締り強化エリア。
なので車から離れずそのままロードサービスを呼ぶのがベストですね。

そう話すと「そうなんですね・・今回は勉強代だと思います・・」
でもかなり悔しそう、たしかに勉強代にしては高額なんですよね・・

自分も過去の苦い思いがよみがえってしまいました。


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by K隊員

2014.11.12(水)曇り
振動で配線が

ビューエル・X1ライトニングのバッテリー上がり。

ビューエルは元ハーレーのエンジニアだったエリック・ビューエルが設立し、
後にハーレーに買収され社内ブランドとなったが2009年に生産を終了。

電圧はメーターランプが点灯するぐらいあるがキーをONにしても反応なし。
ポータブルバッテリーをボディアースで繋ぐと反応しエンジン始動。
ハーレー製のVツインエンジンを搭載しているので振動がかなり大きい。

後付けの電装品がいろいろ付いていたが配線処理が適切でなく、
振動で配線が擦れて被膜が剥げている所もあり接触不良を起こしているようだ。

配線をいろいろ揺すってみると接触不良の場所が分かったので、
取り合えずガムテープで固定しアイドリング充電をしてみたが、
半年前に換えた中国製の激安バッテリーが寿命のようで、
ポータブルバッテリーを外すとエンジンが止まってしまう。

走行は諦め後日バッテリーを交換してみると言っていたが、
配線もかなり傷んでいるので完調となるにはかなり手間がかかりそうだ。


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by A隊員

2014.11.11(火)曇り
10年ぶりの再会

PHSで充分な感じなので携帯電話を解約しようとしたんですが、
困るのは友だちへの連絡です。

元々あまり連絡してなかったんですが、音信不通になってしまうには
寂しいと思える人たちですね。

思えばこの仕事を始めてから、人との交流が激減してます。
休日も仕事の延長みたいなもので、バイク整備や工具開発に時間を
費やしていて気が付けば10年経過していたという感じです。

まさか携帯変更連絡が10年ぶりの会話になるとは思わなかった。
いやはや楽しかったです。みんな元気そうでした。

もはや中年にもなると新しい出会いとか面倒になるんですが、
旧友とのつながりは大切にしていきたいですね。

すでにバイク整備も工具も手慣れたものになってるというか、
ようやく過去を振り返る余裕が出来たのかもしれません。


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by H隊員

2014.11.10(月)曇り
ネオ・クチバシ

 最近、僕の乗っているクロスランナーをチラ見したお客さんに、「それってカタナ?」と聞かれる事が多い。乗り始めて3年になりますがここ最近特に多いのです。
 2〜3回言われた時は、たまたまが重なっただけだろう思っていたのですが、これが7〜8回ともなれば不思議に思い始めても仕方がありません。
 どこが似てるんだ?って考えるまでもなく、ヘッドライト下にある特徴的な「クチバシ」をカタナの類似点と捉えているは分かります。でも、このクチバシは近年のアドベンチャー系ではよくあるスタイルで見慣れたデザイン。ではなぜ、今、カタナに似ていると言われるのかを考えてみました。

 まずそう言われるお客さんの特徴としては、40〜50代の男性で若い時分バイクに乗っていた方々。所謂、HY戦争を目の当たりにした、またはその名残を知っている世代で、現在はバイクに乗ってない事が共通しています。
 そしてここが重要だと思うのですが、最近またバイクに興味が湧いて暫く振りに乗りたいと考えている事です。

 一時随分と縮小していた二輪メーカー各社のラインナップもここ数年で格段に増え、近未来的なスタイルからネオ・オールドルックまで幅広いデザインの魅力的なバイクが巷で見られるようになりました。スタンダードとは一味違う車輌を見かけると以前乗っていた人なら「おっ!」と思う事でしょう。それがバイクへの興味に繋がり、またバイクに乗りたい気持ちへの引き金になっているのではないかと推測します。

 250〜1100ccのカタナがたくさん現役で走っていた時代、その後一旦バイクから離れ現在に至るまで興味の対象から外れていれば、最近のアドベンチャー系に見られるクチバシにカタナの面影を感じるのも頷けます。

 さて、免許はあって乗りたいけどバイクを持ってない方、最近はレンタルバイクもあちこちにあり充実をみせ、借りようと思えば400万の車輌まで借りられます。
 「でもツーリングに行っても都内近郊の渋滞が面倒臭いんだよな」って方は車でバキューンと新東名のNEOPASA清水まで行って、そこでレンタルバイクに乗り替えて伊豆半島を巡るってのはどうでしょう?これなら奥さんとのタンデムも楽ちんですよ。

 これからの季節はバイクにとって厳しくなりますが、身体が冷え切った先で入る温泉とその後の熱燗は最高です。例え車輌を購入しなくても乗って楽しめる環境は整っています。バイクを降りて久しい方々、是非もう一度乗ってみては如何でしょうか?

 あ、そうだ、Y口さん、レンタルにトリシティもあったので是非二輪免許を!


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by J隊員

2014.11.9(日)雨
それぞれの時間

夜更けの開錠作業へと出動して来ました。

深夜の幹線道路はガラガラに空いていて
案内した所要時間の半分位で到着できました。

早い到着にお客さんもさぞ喜んでくれるだろうと
お知らせの電話を入れたんですが
「えっ!もう着いたの?」と期待したものとは異なる反応、
玄関から現れたお客さんをひと目見てその訳が分かりました。

頭に巻いたタオルに慌てて着たであろうスウェットから
お客さんが入浴中であったのは明らかなのでした。

日頃から緊急での対応案件が多く、
早さ=正義みたいなのが体に染みついているので
目からウロコと共にちょっとショックでした。

もちろんお客さんが湯冷めなどしないように
一瞬で作業は終わらせたんですが…
サービスというものは奥が深いです。


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by Y隊員

2014.11.8(土)曇り
夜のスカブー教室

五反田駅前に現行スカイウェイブのメットイン開錠に行ってきました。

待っていたお客さま「急に開かなくなっちゃって・・」
スマートキーはメットインスペースに収めたバッグの中。
今までずっとそのようにご利用されていたそうです。

メーカーよりキーはトランクへ入れて使用しないよう注意があったはず。
その事をやんわり伝えると「知りませんでした・・」とお客様。

そしてピッキングする為、エマージェンシーの鍵穴をあらわにします。
するとそんな所にカギがあるんだ・・と驚かれつつ、
「実は中古で購入した車両でして・・」

Y隊員も経験があるんですが中古専門店でバイクを購入すると
若干説明不足があったりするんですよね。
色々なメーカーの膨大な車種を取り扱うので仕方ない部分ですね。

無事にキーを取り出すと電池ってどう交換すれば?との質問。
お伺いしていると4年以上交換していないそう。
すぐにキーを分解し目の前のコンビニで同じ電池を購入。
交換スパンの話をしつつ無事に交換完了です。

色々と勉強になりました〜と大満足のお客様なのでした。


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by K隊員

2014.11.7(金)晴れ
Ninja H2R&H2

300馬力のスーパーチャージャー付きエンジンと、
空力を追求したボディワークデザインで世界の度肝を抜いた、
カワサキのNinja H2Rの公道バージョンH2が発表された。

サーキット専用車のH2Rはガスタービン&機械カンパニーや、
航空宇宙カンパニーなど川崎重工グループのノウハウを集結。
時速200マイル(約320km/h)は余裕で超えそうだ。

誰も体感したことのない加速力の提供を開発の出発点にし、
1972年に発売され強烈な加速性能で世界にセンセーションを
巻き起こした750SS マッハW(別名H2)の名を受け継いでいる。

公道モデルのH2は200馬力程にデチューンされるがそれでもすごい。
スーパーチャージャー、一つ目のLEDヘッドライト、ライムグリーンに
塗られた鋼管トレリスフレームなどかなりインパクトがある。

H2Rもコンセプトモデルではなく量産車として市販されるようなので、
クレイジーな加速力を一度は体感してみたいものだ。


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by A隊員

2014.11.6(木)曇り
首都圏レスキュー

いすみ市にてタウンボックスの開錠です。
東京からアクアライン経由して70km以上あります。

依頼されてから開錠するまで1時間ちょっとかかりましたが、
それでも助人が一番早かったんだろうと思います。

地方へ出動するときは難易度の高い高級車が多いですが、
中には商用車とか大衆車を開錠することもあります。
たぶん現地のカギ屋さんが他の作業をしていたり、
たまたま休みなんだろうと思います。

ちなみに助人はどこへでも行きます。
「来てほしい」と言われたら年中無休24時間で対応可能です。
バイクなので想定してるより早く到着出来ると思います。

メインは23区ですが・・
首都圏は普通に出張範囲ですね。


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by H隊員

2014.11.5(水)曇り
下っ端

 トヨタ・ヴィッツのインロック、必要ならバッテリージャンプという依頼で某所マンション前まで。ご依頼のお客さんは随分と若い女性でした。

 「それでは鍵開け作業に入りますが鍵は車内のどの辺にありますか?」と僕が聞くと「鍵はあるけど開かないんです」とポケットからスマートキーを取り出すお客さん。あれ?インロックじゃないんですか?とビックリしていると「リモコンが利かなくてドアが開かないんです、鍵もないのでどうしようもなくて…」。

 車はマンション前の路上に停まっているので、状況的にバッテリー上がりの可能性が高い。停車時間も短いのでヘッドライトの消し忘れではないかと推測します。
 と言う訳でスマートキーをお借りし、メカニカルキーを取り出すと「そんな所に入ってたんですか!?」と驚くお客さん。トラブルがない限りなかなか気付かないですよね最近の内蔵キーは。

 その後、ブースター接続でエンジンを始動しましたが、バッテリーにサルフェーションがあったりと状態が良くありません。これから冬を向かえる事もありバッテリー交換をお勧めすると何処かに電話をするお客さん。そして暫くして電話を切ると物凄く暗い表情になってるではありませんか、なんだか気になっちゃいますよね。なので話しの流れで聞いてみました。

 今回のトラブルが起きるまで乗っていたのは実は一番上のお姉さん。そして姉は車をマンション前に放置してどこかに行ってしまい連絡がつかないらしい。で、もう一人の二番目の姉が車を使おうと思ったらそんな状態で上姉に激怒。車が使えず予定が狂い時間がないので一番下のお客さんに何とかしておけという流れらしい。

 「姉にバッテリー交換しておいてって言われたんですがバッテリーって安くないですよね…?」と嘆くお客さん。お姉さん達じゃなくてお客さんがバッテリー代を出すんですか?とお聞きすると、「私が一番下っ端なので逆らえないんです、姉達には…」と複雑な表情、少し可哀想でした。姉妹の在り方も色々ですね…

 ※注 :ヴィッツのガソリンは常々姉二人が入れていて、学生でお金がないお客さんはそれを恒常的に使わせて貰っているとの事。なので今回のバッテリー交換位は末っ子が払いなさい、という事みたいです。


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by J隊員

2014.11.4(火)晴れ
最後はスペアキー

「やっぱりスペアキーは必要ですね…」
チェロキー開錠後にお客さんがしみじみと話してました。

最近、中古車で購入したというこのチェロキー、
キーが一本しか付いてこなかったんだそうな。

国産車から乗り換えたというお客さん、
ドアロックの仕組みの違いに気付いてからは
いつかインロックしてしまいそうだと気にはなっていたんだそう。

ちなみにドアロックの仕組みの違いはインロック防止の為のもの
操作した通りに動作するのがアメ車に多い方式なんですが、
日本車だとキーを使わずに車外から施錠する場合には
室内側の施錠操作後にドアハンドルを引きながらドアを閉めないと
ロック出来無くなっているクルマが殆どです。

車を降りる際にキーを抜く習慣が無かったりすると
アメ車のシンプルなドアロックは危ないんですよね。

とは言えどんな仕組みでもインロックは起こりうるもの
スペアキーはやっぱり重要なんだと思います。


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by Y隊員

2014.11.3(月)晴れ
心踊る駐車場

立体駐車場に停まっているプリウスのジャンピングに行ってきました。
到着した立体駐車場はY隊員が初めて見る方式でした。

車が収まっている4階建ての建屋が対面であり
その間を車を乗せるラックの機械が移動する方式。
実際に車を出庫するにはラックに載り車の所まで移動、
そして車を運転しラックに載せ車中よりラックを操作して出庫。

お客様と合流し早速ラックに乗り込みます。
ガクッ、ウィーンと独特な感じで移動開始。

何かこの音と動きにワクワクしちゃいますね。
小さい頃にテレビで見ていたヒーローものの出撃シーンみたいで。
けど今の子たちの見ているヒーローの出撃シーンは
こんなアナログな感じではないのでしょうけど・・

作業を終えると再度ラックに乗車。やっぱりワクワクしちゃいますね。
こう入出庫で心踊る駐車場がちょっと羨ましいです。

ただ急いでるときはちょっとイライラしてしまいそうなのがタマニキズ。
そしてこう心踊るのもY隊員だけかもしれません・・


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by K隊員

2014.11.2(日)曇り
空飛ぶワレンダ一家

2012年10月に成層圏からのフリーフォール「レッドブル・ストラトス」で、
フェリックス・バウムガートナーが記録したフリーフォールの最高高度記録(約39km)が更新された。

今回高度約41kmという記録を達成したのが、
グーグルのアラン・ユースタス上級副社長というのも驚きだ。

人生一度は命を懸けた挑戦をしたいものだが、
2013年6月に高さ457mのグランドキャニオンを命綱なしで
綱渡りをしたニック・ワレンダが明日また驚きの挑戦をする。

シカゴにある50階建て以上の高層ビルの間(最大15度の傾斜をつけて)を、
今回も命綱と安全ネットなしでしかも目隠しをして綱渡りをするという。

明日朝9時からディスカバリーチャンネルで生中継されるが、
グランドキャニオンの時以上に見入ってしまいそうだ。


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by A隊員

2014.11.1(土)雨
いつかは土いじり

住所のない場所でアウディA3の開錠依頼です。
近辺のドラッグストアで待ち合わせという流れになりました。

ドラッグストアで合流後、けっこう離れた場所まで移動したんですが、
そこは畑に隣接した駐車場のようなところでした。

お客さんはツナギに長靴に麦わら帽子と農作業真っ最中なんですが、
農具が積まれているのは軽トラじゃなく最新のA3です。
かなり不思議な光景でしたが、しばらく見回すと合点が行きました。
ここは貸し農園ですね。

こちらで農作業してる人たちの服装はどことなくオシャレです。
おそらく定年後に趣味の延長で土いじりしてるんだろうと思います。
「いいなー、いつかやってみたいなー」とつぶやくと、お客さんから
「気が向いたら連絡してよ。紹介するから」と言われました。

何十年後になるか分かりませんが、いつかは土いじりしたいですね。
いっそのこと畑を出動拠点にするかな・・と妄想しながら帰りました。


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