東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by A隊員

2006.5.31(水)晴れ
人命救助の最前線

とある場所でBMWミニワンがインロックしたとの知らせ。
お子さんが閉じ込められているとの事で「お急ぎ」であった。

東名高速に入って、ちょっと遠かったけれど30分で現着。
そこは、未だかつて見た事もない激しい戦場となっていた。

消防車と救急車とパトカー、さらにはJAFまで動員された現場。
交通規制を突き破ってミニワンへ駆けつけると、レスキュー隊員が取り囲んでいる。
選ばれし、人命救助の特別部隊がここに集結した。

インロックした当初お客さんは、現地のカギ屋さんに「開けられない」との事で断られた様子。
picture混乱したお母さんはアレもコレもと呼ばれたようだ。

まずA隊員からアタックするという事で決定。
抜群のテンションで2分で開錠。無事お子さんを救出した。

お巡りさんさんから「あっという間ですね!」
オレンジさんから「やるじゃないっすか!」
JAFさんから「内溝キーとは思えない早さですよ!」

何というか・・その・・
とても良い気分のA隊員であった。



by A隊員

2006.5.30(火)晴れ
現場救援とデニムへのこだわり

南青山でヤマハのシグナス125がパンクしたとの知らせ。
「パンク修理」となると、100%修理できる保障がないので、受注時にタイヤの状況をくまなく聞く。

・タイヤ溝の深さ(スリップサインの出ているものはお断り)
・傷の形状(クギやネジ類ならOKでも、プレート類のように幅のあるものはお断り)
・ビートの状態(タイヤがホイールから外れているものはお断り)

上記3点がクリアできたら、出張料5,250円のご了承を得る。
最終的に修理できなかったとしても、出張料だけは頂いている。picture
「何でもいいから早く来て」とせかすお客さんの中には、出張料のお話しをすると
「タイヤ溝ないかも」と訂正する方もしばしば。

全てがクリア出来れば9,450円だけど、商売としてやるには難しい作業だと思う。
バイクのパンクというと、一般的なロードサービスでは搬送が当り前だが、
助人では「現場救援」にこだわっているのだ。

今回のお客さんはジーンズメーカーの社長さん。
型紙から作り始めるという社長さんも、デニムへのこだわりはハンパじゃない。
A隊員も一昔前はコレクター気取りだったので、楽しいひとときを過ごした。

レディース中心です。既製品に満足されない方に超!超オススメです!!
caqu(砂空)ブランドのホームページ https://www.tandem-web.com/caqutop.html



by A隊員

2006.5.29(月)晴れ
A隊員と喫茶店

A隊員は喫茶店が大好きだ。
およそ週に2回、1時間以上は潜り込む。

事務所ではルーチン作業に追われるが、喫茶店では「考える」ことに没頭する。
左脳と右脳を使い分けることで、仕事がとてもはかどるのだ。

喫茶店の魅力は何といっても、「一人の時間」を満喫できること。
コーヒーを飲む以外の誘惑がないのだ。
図書館だと色んな本がジャマになるし、公園だとうたた寝するかもしれない。picture
一人の時間にはパソコンがあってもダメだ。
誘惑をとことん省いたところに、全身全霊をかけて「考え抜く」ことが出来る。

日常は、一人の時間を安易に使いやすい。
新聞や本を読んだり、ネットしたり、TV見たりと、やたらと脳に入れるばっかりだ。
ときには情報を断ち切って、自分なりの考えをまとめるようにしている。

こうした作業以外の駄文も、ほとんど喫茶店で考える。
A隊員には切っても切れない関係なのだ。



by H隊員

2006.5.28(日)晴れ
鳥かごの中には

阿佐谷北よりいすゞエルフのインロック。
10分程で現着しお客さんと合流。
作業を始める前に「終わったら呼んで下さい」とお客さんは現場を離れてしまった。

どうやら引越しの途中らしい。

作業を始めようとドアに近づくと助手席に鳥かごがあった。
パッと見たところ鳥はいない。
その代わりタオルか何かが入っているように見えた。

難しいカギではないので2分ほどで開錠。
ドアを開けた。

その時、鳥かごの中のタオルが奇声を上げて動き出した!!
ビクーッ!!!!!!
かなりびっくりした。
何事かと鳥かごを見るとそこには・・・
目の開いていない仔猫が4匹
ミーッ  ミーッ  ミーッ  ミーッ
もぞもぞ動きながら鳴いている。
気配を感じるのか僕の方に向かってくる。

ミーッ  ミーッpicture

う・・・・・

めんこい・・・・・

触りたい・・・・・

だがここは我慢してお客さんに連絡。
待っている間に書類を作成し写メを1枚。

お客さん曰く、生後4日目との事。

「1匹僕のところに里子として・・・」と言いそうになったが
H隊員の所は動物禁止。
写真だけで我慢します。



by H隊員

2006.5.27(土)雨
盲点?

東品川のJUSCOよりマークUのインロック。
駐車場にバイクは入れないので入り口付近でお客さんと待ち合わせ。
程なく2人の子供を連れたお母さんと合流。
車に向かう際 話を聞くとバック自体を無くしてしまったらしい。
財布から携帯から何から何まで一切合財。

無くした状況は、トイレで下の子(推定2歳)の用を足した後らしい。
慌ててトイレに戻ったがバックは無くJUSCOに届出も無い。
幸いにも友人と一緒に来ていたので、友人の携帯から緊急ダイヤルに連絡。
車内には予備鍵があるので作業は開錠のみでOK。

という事で早速作業に入ろうと工具をセットしたら、
どこからともなく「ガチャ」と音がし、マークUの室内灯が点いた。

「へ???」

窓越しに反対側を見ると子供がドアを開けている。
「お母さん開いてるよ〜」

助手席側の施錠を忘れていたらしい・・・

ガクッ

せめて作業が終わってからなら・・・



by H隊員

2006.5.26(金)曇り
発想の転換

豊島区からホンダ エリシオンの開錠&バッテリージャンプの依頼。
状況は車体右側が自宅の壁
後ろは塀
鍵穴は右のみでメカニカルで開ける事は出来るが車内は入れない。

お客さんに話を聞くと最初はレッカーが来たらしい。
だけど状況からして車輌の移動は出来ないことは無いけど難しく
結構強引に引っ張り出す事になると言われ断ってしまったらしい。
で、他に方法が無いかと言う事で助人さんが呼ばれた。

助手席をピッキング以外の方法で開錠するか
何とか開いている運転席のドアから、ボンネットオープナーを作動させるか。

ふと見ると運転席の所に出窓がある。
車のドアは5cm程開く。

お客さんと僕の思考がシンクロした。
目が合った瞬間「じゃ!家の中へどうぞ!」とお客さん。
「お邪魔します!」と室内へ。
窓際のソファーに座っていたお婆ちゃんに移動してもらい窓を開ける。
ん〜実にいいアングル。
ジャケットを脱ぎ 時計を外し "奥の手"を車内に滑り込ませる。
オープナーも良い感じで見えているので直ぐに「バコッ!」っとボンネットが開いた。
開いた瞬間、お客さんがハイタッチを求めてきたのでそれに答えた。

後は、ブースターを接続 キーレスで助手席開錠 エンジンスタート

無事終了。

それにしてもお客さんの家の中から開錠するとは。

フレキシブルな発想の転換は、困難をモノともしない時がありますな〜。



by A隊員

2006.5.25(木)晴れ
現実逃避

休日に自宅の部屋を大掃除するA隊員。
封印されたダンボールを開けると、昔のアルバムや雑誌が出てきた。

懐かしさに浸っていると、あっという間に夜になる。
漠然と立てていた目標「大掃除」を達成することもなく、1日が終わったのだ。

ネットサーフィンと似たようなものであろうか。
さほど必要としない情報を集めるばかりで、何だか満足したような錯覚に陥る。
この「何だか」が危険なのだ。
限られた時間の中で、本当の満足を得るには「行動」すること。
動くことをベースにしておかないと、夢の中から抜け出ることなど出来やしない。

そういえば最近、携帯機器のネット環境が充実してきている。
簡単に情報収集できる環境というのは、それだけ行動する時間が減りやしないか。

目の前に散らばるアルバムや雑誌に未練を感じつつも
元の場所に封印した。



by H隊員

2006.5.24(水)曇りのち雨
レッカー移動?

高田馬場よりハイエースのインロック。
20分程で現場に着くと婦警さんと話をしている男性がいて、
ハイエースがレッカーされている。

「え"マジですか・・・」

ナンバーを確認すると違う車輌。
ほっとして依頼車輌を探すと、レッカーされている前に停まっていた。

早速お客さんの携帯に連絡。
すると、婦警さんと話をしている男性の携帯が鳴った。

「いや〜早く来て頂いて助かります!、婦警さんに事情を説明していたところです」

とお客さん。

レッカー移動が終わったのに婦警さんはミニパト内からこちらを見ている。
早くやりなさいと言う事?
ささっとトヨタのハーフを開錠する。

全てを終わらせ、お客さんが車を発進させるまで婦警さんはその場を動かなかった。

ミニパトが動き出したのをボーッと見ていると、
助手席の婦警さんがこちらを見てニコッと笑みをくれた。

あの笑み一体何だったのだろう?



by A隊員

2006.5.23(火)曇りのち雨
東京代表の名にかけて

青海でH9年式レジェンドがインロックしたとの知らせ。
最近お客さんは、立て続けに3度も閉じ込んでいるとの事。

1度目は川崎市、2度目は横浜市でインロック。
最初の業者さんは30分、次の業者さんは10分ほどで開錠した様子。

最初からプレッシャーをかけられても大丈夫。
現行レジェンドなら少し時間がかかるけれど、ひとつ前の形状なら全く不安がない。
東京代表の名にかけて、1分かからず開錠した。

たくさん感謝されたりで、もうメロメロのA隊員。
俗にウェーブキーと呼ばれる形状は、助人サービスの得意分野なのだ。

浮かれたA隊員は、テンポ良く次の開錠依頼に向かう。
年式不明のニッサンバネットに、悪戦苦闘することも知らずに・・・



by H隊員

2006.5.22(月)晴れ
二輪車通行禁止 その3

−−その2の続き−−

現着後、お客さんと合流し早速作業に入る。

ジャガーはロータリー式のカギを採用している。
このタイプは通常のピッキングでは開錠出来ないので
専用ツールでのハンドピックになる。
キーレスエントリーでしか使われたことの無いカギはグリスが満載で反応が鈍い。

指先に伝わる感触を頼りに、一枚一枚ディスクを読む。

ん〜・・・ 過去最高難度のディスク配列だ。

20分後、殆のディスクを揃え あと一枚で開錠にまで迫る。
だが、最後の一枚を揃えようとすると誤って他のディスクに触れてしまいシリンダーが回らない。
これは、覗きではないハンドピックの難しさでもあり
ロータリーディスクの繊細さでもある。

また一枚一枚確認する。
数分後、ラスト一枚の手応えが指先に伝わる。

慎重にピックを移動。

最後の一枚を揃え、開錠方向に力を加える

クルっ

シリンダーが回った。


帰りに路面のいい所でpicture

近くで待っていたお客さんはドアが開いているのを見て
3秒ほど無反応だったが、突然我に返って走り寄って来た。

「お待たせし…」
と、僕が言いかけたのを遮って感謝の言葉を矢継ぎ早に言われるお客さん。
余りの勢いに圧倒されて言葉が出ない程でした。

全ての手続きを終えバイクにまたがり
空を見上げると雨が上がっていた。
このまま降らないでいて欲しいと願いながら、
アスファルトの駐車場から来た道に向かいバイクを進めた。

行きはよいよい帰りは下り…   怖ヒーッ



by H隊員

2006.5.21(日)晴れ
二輪車通行禁止 その2

−−その1の続き−−

オフロードバイクなら喜んで突入したくなる未舗装道だが
今乗っているのは無駄に1000ccもあるロードバイク。
タイヤも硬いしサスも硬い、ポジションは前傾姿勢。
おまけに雨で路面は一部マディ。
荷箱にはいつもの通り20kg近い機材。
ここでコケたら間違いなくバイクを起こせない。

現場まで後3〜4km、慎重にバイクを進めた。

走ってみると思いのほか滑らない事に安堵するも
無数にある水溜り(深さ5〜10cm程)が行く手を阻む。
水溜り全てを避けて走るのは不可能、あまりにも連続して量が多い。
避け切れないのは減速してやり過ごす事になる。
その際、シートから腰を浮かせてショックを緩和してみたが
荷箱が重くて車体がふらつく。
こんな所でコケている訳には行かない… 我慢して着座で走る。
そして水溜りを越える度に訪れる胃と首への衝撃。

と、ここである事が脳裏を過ぎる

胃と首に衝撃がある
という事は
  打ち換えたばかりのステムベアリングにも・・・
  打ち換えたばかりのホイールベアリングにも・・・
  同じようにダメージが・・・
  あ〜・・・

今更泣き言を言っても始まらない
泥と小石を跳ね上げ突き進む。

悪戦苦闘の末、着いた現場には
エンジンがかかりワイパーが動いたままのジャガーXJRが待っていた。

−−その3に続く−−



by H隊員

2006.5.20(土)晴れ
二輪車通行禁止 その1

土浦市の山の中でジャガーXJRのインロック。
小雨振る中 常磐道を走る。

高速を降りて暫く走ると峠の入り口が見えてきた。
標識で確認すると後1〜2kmで現場だ。

もう直ぐだ!と思った瞬間[二輪車通行禁止]の標識が目に飛び込んできた!
「なぬーーっ!!」
取り合えず停車して再度標識を確認。
原付車通行禁止ではない、やはり「二輪車通行禁止」だ。
全ての二輪車は峠に入ってはいけないらしい。
慌てて地図を取り出し違う道を探す。
10km程遠回りだが来た道を戻れば行けそうな県道を発見。
と、その時パトカーが通りかかったので呼び止めてみる。
そして迂回路は二輪が通れるかどうかを聞いてみる。
警官曰く「ん〜分からんね〜」

迂回路も二輪車通行禁止と最初から分かっているのなら、
このまま開錠道具を持って自分の足で走って行こうかと考えた。
だが、先はひたすら急な上り坂…どの位かかるか想像が出来ない。
迂回路が通れるのならそちらの方が恐らく早いだろう。

「あっちの道は多分大丈夫だと思うよ・・・多分・・・」

この警官の言葉を信じて迂回路を選択した。
礼を述べ踵を返し来た道を戻る。

民家と民家の間にある細い道を折れ山に向かう。
家並みが途切れた途端に山へ入ったが二輪車通行禁止の標識は無い。
このまま行けると確信。
かなりひどく荒れた路面だがアスファルトなだけありがたい。
くねくねと九十九に上っていく。

そして坂がきつくなり始めた時、危惧していた事態が目の前に現れた。
−舗装道路の終焉−

−−その2に続く−−



by A隊員

2006.5.19(金)曇り
青海はハラハラ

青海でマスタングがインロックしたとの知らせ。
現地まで20分、倉庫街なので迷走する前にお客さんへ連絡した。

「その場所で待っていて下さい」
お客さんの指示通り、ゲート前で待つ事10分、連絡も途絶えたままになった。

ふと道路脇のカンバンに目をやると、何やら書かれている。
「18時で閉鎖」
全て立入禁止になるのではなく、出入り口の大部分が閉鎖になるようだ。
しかし目の前のゲートが閉鎖されると、外周を迂回しなければならないので、大きなロスになる。
現在17:50・・・とりあえず待つしかなかった。

いよいよ警備員さんが出て来て、ゲートを半分まで閉め始めた。
待ち合わせポイントはゲートの外だが、たまらず中へ飛び込むA隊員。
すかさずお客さんへ連絡すると、「これから事務所を出ますんで」

結局合流するまで40分。
この青海では、多かれ少なかれハラハラさせられるA隊員であった。



by A隊員

2006.5.18(木)雨
カードキーとメカキー

永代でHRVのバッテリーが上がったとの知らせ。
カードキーなのでドアも開かない様子。

まずドアを開錠して、ボンネットを開けてバッテリージャンピング、
およそ20分ほどで救援した。

「バッテリーが上がると何も出来なくなります」
ホンダのカードキーは、メカニカルキーと別々になっている。
万が一カードキーが壊れたり、バッテリーが上がっても、メカニカルキーがあれば室内に入れる。
お客さんはカードキーに慣れてしまい、メカキーは携帯していないとの事。

せめて室内に入れれば、他の車両とのジャンピングも出来るし、雨もしのげる。
というか、インロックしていないのに開錠料金を払わなくて良いのだ。

カードキーとメカキーが別々になっているのは、一見便利に思える。
しかし日常の慣れから、メカキーの存在が希薄になるのも予想できる。
ベンツのように、カードの中にメカキーが入っていたほうが良いと
個人的に思ってみたりする。



by A隊員

2006.5.17(水)雨
心の洗濯

東向島にてニッサンティアナがインロックしたとの知らせ。
お客さんは、どうしても外せない商談があって「チョーお急ぎ」であった。

ありとあらゆる裏道を駆使して20分現着、すると穏やかなお客さんが
「すみません。もう大丈夫になりました」

どうやら商談はダメになったらしい。
「もう大丈夫」というのはお客さんの精神状況であった。
インロックした当初、焦りとイライラで爆発寸前までいったお客さん。
極限の精神状態から抜け出したキーワードは、自分の責任。
改めて、今までの仕事ぶりを振り返り、自分自身の欠点に気が付いたとの事。
「バチが当たったんですね・・」

お客さんの話しを聞いていると、心が洗われるような感覚になった。
そう、A隊員も同様、よく他人のせいにして日々を過ごしていたのだ。

貴重な話しを頂いたお客さんを見送りながら、ふと考える。
必要以上に自らを正当化するのはなぜか?

考えれば考えるほど、バカバカしくなってきた。
ナメられても良いではないか。



by A隊員

2006.5.16(火)曇り
不便によるロス

町屋でボルボ240GLが、携帯電話を含めてインロックしたとの知らせ。
マンションの1F駐車場という事だが、入口が見つからない。

まして200台ほど入る巨大マンションなので、外周を回るのにも一苦労。
とその時、偶然にもボルボを発見した。

目の前に救援車両はあるけれど、腰ぐらいの塀を乗り越えないと行けない。
ちょっとイメージしてみた。
深夜、マンションの塀を乗り越えて、ボルボをピッキング・・

やっぱり正規ルートを探したほうが良さそうだな、と思っていたら
ボルボの影から「ロードサービスの方でしょうか?」
お客さんに発見されたA隊員、裏口を案内されたので助かった。

目的地のマンションまで20分、
マンションで悪いイメージをしたり、グルグル回ったりが20分

携帯電話がないと、不便なことだけは間違いない。



by A隊員

2006.5.15(月)晴れ
救援するのが仕事

六本木でホンダフォルツァのバッテリーが上がったとの知らせ。
現行フォルツァは、ちょっとした「やっかもの」と思っているA隊員。

バッテリーの初期電圧が低すぎると、自力アイドリングができないのだ。
解決するには、ジャンピングしてから、30分以上充電しなければならず
トータルの作業時間が1時間近くなる場合もある。

まず初期電圧を測ると・・・・0.01V
30分充電コース確定となった。
六本木ヒルズの前で、ひたすら充電作業を続けるA隊員。
お客さんがTV関係の方だったので、番組ネタで大いに盛り上がる。
現着してからお別れするまで、結局45分かかった。

何時間かかろうとも、ジャンピング作業代しか頂けないけれど
一人を救援出来たことには変わりはない。

高級車を開錠するだけが仕事ではないのだ。



by A隊員

2006.5.14(日)曇り
大活躍のお客さん

南麻布でシボレーブレイザーがインロックしたとの知らせ。
野球場の前にブレイザーは停まっているが、お客さんが見当たらない。

携帯へ連絡すると、お客さんとは別の方が来られた。
お客さんは野球をしている最中で、立ち会えないとの事。

「ご本人確認が取れないと作業を始められません」
開錠作業する上での鉄則をご案内すると、代理の方から
「今3回表の守備だから、裏になったら確認とれるよ」
代理の方は球場へ戻っていった。

およそ5分後、ドッと選手がベンチへ走っていくので、守りと攻撃が変わった様子。
お客さんチームの攻撃は猛打爆発、しかしどんなに待っても連絡がない。
それどころか4回に突入しているではないか。

携帯もつながらず、困り続けること10分、ようやく代理の方が駆け寄ってきた。
「代打で出塁してました。免許証は車の中らしいです」
「あっほら今打ったのが、車の持ち主です!」
ガッツポーズしながら応援する代理の方。

なぜか代理の方のように喜べないA隊員であった。



by  J隊員

2006.5.13(土)雨
ちょっと弱気?

コインパーキングの管理会社より、放置車両の開錠依頼が入る。
なんでも一月以上止めっぱなしになっており、連絡文をワイパーに挟んだりしたのだが、
一向に連絡が取れないとの事。

現着して管理会社の人と合流、車種はクラウンだ。
早速作業に取り掛かろうとすると、管理会社の人より
「手袋はめたほうがいいですよ、盗難車かもしれないんで。」の一言が、
「盗難車?」一瞬ドキッとするも、そう云う事ならと手袋をすることに。

何一つやましいことが無いとしても、盗難の疑いのあるクルマに自分の指紋が残ることは
あまり気持ちの良いものではない。

普段のカギ開けでは、指の感覚が重要なので手袋は使わない。
仕方が無いのでバイク用のグローブを代用する。
結構厚手のものなので感覚が鈍るものの、なんとか数分で開錠。

結局開けた後に判ったのだが、カギ開けの作業だけならクルマに触れることは無かった。
ただ、開錠後に思わずドアの取っ手を引いてしまう時があるので
薄手の手袋を用意したほうがよさそうだ。



by  J隊員

2006.5.12(金)晴れ
2分の1のハズレ

夕方6時を過ぎたころ、赤坂にてキャラバンのジャンピング要請が入る。
現着するとお客さんは職人さん、造作してあるクルマの荷台には資材や工具がギッシリ詰まっている。
どうやら日中の現場作業中にライトを消し忘れていたようだ。

さて、いざジャンピング作業に入るのだがこのクルマ、バッテリー位置の候補が2箇所ある。
お客さんも把握してないので、まず1つ目の候補、助手席の下を探ろうとしたが
そこにたどり着くには大量に詰まった資材を降ろさなければならない。
自然にもう一方の候補、運転席の後ろに視線を移す、
と、そちらは台車を降ろせばバッテリーにアクセス出来そうだ。

しめしめとフタを開けると・・・
無い・・・
有って欲しいと願ったバッテリーはそこには無く、空っぽのスペースが在るだけだ。

お客さんと共に大量の資材を降ろしながら考える。
J隊員の場合「右か左」、「上か下」といった選択の場合、勘に任せると必ず裏目に出る。
いや、今回の場合は期待があったから純粋に勘だけではないか

浅ましい自分を反省しつつ、良い作業経験になったと無理目に納得してみる。



by H隊員

2006.5.11(木)曇り
男前

近所に新しく出来た薬局へ買い物に行った。
picture食材が意外と豊富で牛乳なんかも結構安い。
一頻り見て回ってる最中、猛烈な勢いで目に飛び込んできた商品があった。

  商品名「男前豆腐」

思わず手に取りそのままレジへ。
自宅に馳せ着け早速食べてみることに・・・

開封すると大豆のいい香りがする、ニガリが効いていて美味そうだ。
で、豆腐を取り出して容器を見ると、底に「男」の文字が・・・
pictureどんな所が作っているのか気になりググッて見ると、

なんともファンキーなHPを発見。

他の商品名もなんともイカしたネーミング。
  風に吹かれて豆腐やジョニー(豆腐)
  お嬢(タレ付豆腐)
  厚揚げ番長(厚揚げ)  etc・・・

個人的には「男の納豆」を食べてみたい。
これから暫くは「男の納豆」を求めてのスーパー巡りが続きそうです。



by A隊員

2006.5.10(水)曇り
店長さんの悩み

宅配ピザ屋さんで、店長さんのトーラスがインロックしたとの知らせ。
お店の前では、何やら口論している2人の店員さんが目に入った。

どうやら店長さんが、新人さんを叱っていたらしい。
インロックとは全く関係なさそうなので、粛々と作業を始めるA隊員。

「最近の若い者は・・困ったもんです・・・」
開錠作業中、店長さんがポツリとこぼした。
周りの仲間が忙しくても、その人は知らんぷりでいられるようだ。
手伝わないための反論が多く「口より手を動かせ!」と言っても意味が通じないらしい。

「意味が通じなくても良いのでは・・」
思わずピッキングしながら答えていた。

働き始めた頃、いつも先輩から怒られていたA隊員。
たまに反論すると「それでも男か」とか「卑怯者め」等々、必ず怒鳴られた。
当時は怒られる意味を考えるというより、自分自身の尊厳を守る為に必死になったものだ。

店長さんも似たような経験をされたらしく、互いに苦笑いしていると開錠。

いまだに「卑怯者」という言葉には敏感なA隊員。
それは頭で理解するより、身体に染み込んでいることを再確認した。



by A隊員

2006.5.9(火)曇り
日本代表A隊員

白金でプレミオのバッテリーが上がったのとの知らせ。
お客さんは外国の方であったが、日本語がお上手なので助かった。

ジャンピング始動後、オルタネーターは適正な電圧を示すが、走りだすとエンストするプレミオ。
もう一度ジャンピンしても、同じ結果になった。
とりあえず、始動前電圧が低すぎるので、充電されるまで暖気運転することに。
普段ならアドバイスしてお別れするところ、だが不安げなお客さんを見捨てるような気がした。

外人さんとは「日本にとってのお客さん」というイメージがあるのだろうか。
気が付いたら、いつも以上に親切丁寧な自分がそこにいた。
なぜか、というのを噛み砕いて考えてみると、外から来た人に「日本って良い国だ」と
思わせたいのかもしれない。

30分の暖気運転中、お客さんから海外出張の話しや、色んな国の人たちの話しをすることが出来た。
日本人が一番親切だというお話しを頂いたあと「トクニ・アナタワ・シンセツデスネ」

話しは弾むばかりだが、バッテリーへの充電も完了したのでお別れ。
「日本代表」という言葉は、何もスポーツばかりではなさそうだ。



by H隊員

2006.5.8(月)曇り
街の遊撃手

懐かしいCMをネットで見つけた。


picture

それは ISUZU GEMINI
このCMはCGを一切使わず全てスタントでやってるらしい。
放映当時、パリの街中を縦横無尽に走り回るジェミニを見て、
「スゲーッ!」っと思った記憶が蘇る。
映像が少し荒いけど今見ても十分に楽しめた。

と言う訳で、ジェミニのCM集をどうぞ→



by A隊員

2006.5.7(日)雨
夏目漱石とマジェスティ

上野桜木でCB1300のバッテリーをジャンピングした後、
根岸1丁目からマジェスティのジャンピング要請が入る。

歩いても良いくらいの場所だが、機材が重いのでバイクで向かうことに。
言問い通りを鶯谷へ向かって、トコトコと走り出す。

マジェスティのバッテリーの位置は右サイドにある。
一通り部品を取り除くと、そこにあるはずのバッテリーがない・・・?
お客さん自身も「分からない」といった様子で、とりあえずシート下を見てみると
まず巨大なスピーカーが姿を現した。
アンプやウーハー、配線がぎっしりであったが、何とか手を伸ばすと、ドライバッテリーにたどり着く。

そのマジェスティは大音量仕様になっていたのだ。
バッテリーへの影響を考慮して「大音量は使わないで」といったアドバイスをさせて頂いた。

A隊員は大音量を響かせて走る価値を見出せないでいる。
いや、個人的にこの付近では、大音量で走って欲しくないのかもしれない。

上野桜木から鶯谷への道の上。
先生に付きまとう書生の姿を思い描いてみる。
って夏目漱石「こころ」を読んだ人にしか分からない話しであった。



by F隊長

2006.5.6(土)晴れ
住所間違いはよくあるけれど

アシスタンスより東麻布にてインロックの依頼
御客様は携帯も閉じこんでしまった為、現地での待ち合わせとなる。
住所はイマイチはっきりしないが「法務局」と「第二赤坂ビル」がキーワード
その赤坂ビルは見当たらないが法務局なら確かに所在する。東麻布に。

法務局の前で待ち合わせとし、隊員を向かわせる。   20分後に到着。
さて 隊員より「現場にそれらしき人間が見当たらない」との報告
辺りを見回るも時間は経過するばかり、アシスタンスのオペレーターも途方にくれている。
携帯電話を持っていない為だ。

不明確な住所での依頼や聞きなれないランドマークでの依頼はしょっちゅうだ。
そこで助人では最新地図とネットでの検索を駆使する事になる。
「第二赤坂ビル」で検索すると港区赤坂にあるようだが近隣に法務局など何処にもない。
検索ページをスクロールしつつ目を止めると他の住所での表示がある、「福岡市中央区・・」
眼中にないので見落とす所だったが、ふと見ると依頼の車のナンバーは「福岡」!

急いで全国版の地図を引っ張り出し探してみると確かにある。
法務局もすぐ近くだ。「福岡市中央区赤坂」の住所   これだ。
急いで時間出しと料金の変更をしなければ、すっ飛ばせば12時間くらいで・・イヤ そうじゃない
アシスタンスに告げ、確認後にキャンセルしてもらう。
なるほど県名さえ聞かなければ東京にありそうな地名だ。
助人も福島だの静岡だの平気で出動するので九州もありかなと思う。  隊長は御遠慮するが・・



by A隊員

2006.5.5(金)晴れ
田舎のロードサービスを目指して

品川区二葉にてワゴンRがパンクしたとの知らせ。
お客さんは「もうタイヤも持てないよ・・」と言われるおじいさん。

「すまんね。こんな事で呼んで」 「その為に私たちがいるんですから」
おじいさんの笑顔でほっとするA隊員。

そもそもロードサービスというものは、「都会ならでは」と考える。
A隊員の実家では、ローカルネットワークが発達しているので、例えばパンクやバッテリー上がりは
兄弟や親戚、近所の人から、いつかは救い出される運命にある。
カギは大抵スペアキーが家にあるので、誰かに持ってきてもらうのが妥当だろう。
しかし、東京ではそうはいかない。

隣近所のネットワークが希薄な東京だからこそ
助人サービスも存在する。

田舎にいる、近所でも頼りにされるお兄さん。
そんなイメージで接して頂けるよう頑張ろう。



by A隊員

2006.5.4(木)晴れ
元後輩との再会

東雲でレガシィがインロックしたとの知らせ。
量販店の駐車場でお客さんと合流し、難なく開錠した。

お客さんを見送っていると、後からA隊員を呼ぶ声がする。
振り向けば、以前の職場で一緒だった後輩であった。

「何やってたんですか?」   「ちょっとした救援作業さ」
「ドアをのぞいている事が?」   「あれはピッキングだよ」
「ひょっとして犯罪ですか??」   「 ・ ・ ・ 」

ピッキングを、犯罪に結びつける元後輩にはびっくりしたけれど、
たしかにあまり良いイメージはない。
元後輩からみれば、音信不通になったA隊員を久しぶりに発見したのだ。
「ピッキングしている」現場を見れば怪しいように思うかもしれない。

「あれから何をしている」といった話しより、ピッキングについて語り合う、
どこか抜けている元先輩と後輩であった。



by A隊員

2006.5.3(水)晴れ
まさかヘルプ、まさかお子さん

浦安市にてオペルベクトラがインロックしたとの知らせ。
実は30分ほど前にも、同じ問い合わせがあったのだが、何も気にせず出撃した。

25分で現着してみると、ベクトラの周りには、すでに業者さんが数人取り囲んでいた。
現場の物々しい雰囲気は「何ごと?」と思わせる状況である。

「ポカン」するのも束の間、すぐにヘルプで呼ばれたことに気付くA隊員。
先発の業者さんから「こちらへどうぞ!」と後押しされるように、右ドアへ導かれる。
現場は「早く開けなければ」といった雰囲気に包まれていた。

最新ベクトラだが、ものの数分で開錠。
同時に車の中に飛び込むお客さんは、なんと、お子さんを抱きかかえているではないか。
ご依頼されるときに、詳細が伝えきれてなかったので致し方ないが、万事うまくいった様子。

「助人サービスと申します。どうぞよろしく・・・」
全ての方に名刺を配るA隊員。
最近ヘルプが多いので、宣伝だけはしっかりとね♪



by H隊員

2006.5.2(火)雨
期限切れ?

休日の夜中
さ〜て寝るかと布団に入ったら、原付の音と共に「はい〜原付の運転手さん停まって下さい」と聞こえ
窓の真下で原付とパトカーが停まった。

ついつい気になりこそ〜と覗くとおまわりさんが
「ナンバー曲げちゃいけないね〜これじゃ見えないでしょ」と原付の若者に言っている。
「じゃ、免許証と原付の書類と自賠責見せて」とおまわりさんが言うと
  「自賠責ってなんですか?」と若者が言った。
もしや!自賠責に入らず乗っているのか! 捕まってしまうのか?!
と野次馬根性丸出しで聞き耳を立てていると
(と言っても壁をはさんで50cmくらいの所でやり取りしているので気になります)
  「最近売ってもらったのでバイクの事よく知らないんですよ」と若者は言う。

「じゃ〜なんか書類あるでしょう?」とおまわりさんが言うと
  「メットインにあったような・・・」
若者ゴソゴソ・・・
おまわりさんも一緒にゴソゴソ・・・

暫くすると「あ〜これこれ」とおまわりさんが言ったので書類は一通りあったらしい。
その後、車体ナンバーを確認し本部に問い合わせ。
数分後・・無事に持ち主と自賠責の確認は取れたようです。

で、最後にナンバーを真っ直ぐに戻させられ無事開放となったようです。

最近暖かくなったので冬眠していたバイクを起こしている方も多いかと思います。

暫くぶりに乗るのでしたら車輌の基本整備は勿論ですが、
免許・自賠責・任意保険が期限切れになっていないかの確認はお忘れなく。



by F隊長

2006.5.1(月)晴れ
缶コーヒー通の道

この仕事の醍醐味は、人に感謝される事に隊員の依存はないだろう。
「ありがとう」「助かりました」
いまでは当たり前に受け取る言葉も最初は感動した記憶がある。
言葉のほかに御客様からの感謝の意を示すものとして今も変わらないものがある。
『缶コーヒー』だ。
冷蔵庫から出しくれたもの、手持ちにあったもの、わざわざ買いに行ってくれたもの。
様々ではあるが、何故かいつも缶コーヒー
いつもありがたく頂戴する。貰うほうもあまり負担にならないしね。
その場で飲めればよいのだが、今日はもう2本飲んだし、事務所にもって帰ろう。
だが事務所でも飲まずに家に持ち帰る。
そして我が家の冷蔵庫に入れる・・そして溜まっていく。
家族で缶コーヒーを飲むのは隊長だけ、消費せねば・・
あらゆる種類を飲める機会があるが、販売機の設置台数の関係か

「三大」頂くコーヒーは
『ジョージア』
『ボス』
『キリン ファイア』

のようだ。
個人的に上記の中では『キリン ファイア』が一番うまい
いや 贅沢を言ってるわけではなく感想として・・
どれも美味しく頂戴しております。
ありがとうございます。

ピカイチは『ダイドー デミタス』です。



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