東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
得意な作業はキーとじ込みによる開錠作業 → 開錠車種一覧へ
都内6拠点からバイクで迅速に現場へ向かいます → 拠点エリアへ
年中無休24時間営業 電話 03-5809-9677
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by A隊員

2006.12.31(日) 晴れ
今年を振り返って

実際はみじんもないと思っていても、心のどこかにあるのだ。
見栄のようなものが。

仕事というのは不思議で、自分の欠点がこれほど露出するものはないと思う。
何とも小さな器のように、すぐこぼれてしまう信頼感。
仲間を疎んじたり、嫌なところが目に付いた。

「自分はこんなに結果を出してるんだから、おまえも」
といった気持ちを、仲間へ無理やり押し付けていたかもしれない。
picture裏を返せば「俺ってすごいだろう」見栄が出しゃばっている証拠。
いやはや、自分の小ささにあきれ返ったもんだ。

人生折り返し地点。
見栄なんか張ってる時間はなさそうだ。
純粋にこの身体、頭を、自分を支えてくれる人へ使っていこう。

こうして、充実した気持ちで今年を振り返れるのは皆様のおかげです。
まだ未熟者のA隊員、また助人サービスではありますが、
来年は「もの凄い」ことになります!
乞うご期待!!



by H隊員

2006.12.31(日)晴れ
2006年

2006年大晦日
今年を振り返る。

今年も去年同様一年を長く感じた。
僕が一年を長く感じる基準はその年の充実感に左右される。

12月にジョン・レノンの歌声を聞いて何か遣り残したような焦燥感に駆られるときは、
充分に満足の得られた年では無い。
その年は一年を短く感じ、何があったのか思い返すのに時間を必要とし、
そして一年の印象を話すのに時間を必要としない。

充実度が高いと「長い一年だった」と感じる。
「長い一年」と言うと「辛かったのか?」と勘違いされるかもしれませんが
僕の場合はそうではないようです。
その年は一年を思い返すのに時間を必要とせず、かつ話すのにはかなりの時間を要する。

では今年、「何が充実をもたらせたのか?」と問われれば
「東京レスキュー助人サービス」そのものと即答する。

今年助人は昨年以上に進化しました。
紆余曲折を経て導き出された答えの上に現在があります。

助人に変化が必要となった時、議論は間違いなく持久戦になる。
けして「言い負かした者が勝ち」の体力勝負の図式だからではない。
それは各々が持つ「助人サービス」の発展を願う強い思いと、
お客様に満足していただくサービスを提供したいとの純粋な気持ちの為。
隊員全員がその考えの下に仕事をしているからこそ、
冷めやらぬ興奮を数日引きずるくらいの議論が行われるのです。
導き出された答えは間違いなく良い方向に向かいます。
それは自己満足ではなく結果として現れています。

去年・今年と参入してきてくれた新たな隊員達にも驚かされます。
良くもまぁこれだけ兵と言うか気骨ある人材が集まったなぁと素直に感心してしまう。
各々の個性が光る仕事ぶりに不安材料は一切ない。
技術面でも研修期間を終えれば古参と遜色がないのは彼らの真摯な姿勢にある。

その姿を見るたびに僕は背筋を正される思いです。
彼らの活躍もあり、安定したサービスの提供が去年に続き今年も更に向上した。

新たなものへの探求や研究を貪欲に行わず、
培ってきた技術を反芻する事無く放置し、
過去の成功のみに心囚われてしまえば、
何れ慢心が湧き出しその思いから抜け出せなくなる。
そうなれば、鋳物に準える処の[ 鬆 ]が助人サービスに入る事でしょう。

今日この文章を認めながら改めて助人を見つめ直してみると
[ 鬆 ]が入る要素等一切無い事が良くわかる。
その理由は各隊員がお互いに良い影響を与える事ができ、
尊重しあえる存在と言う考えが礎にあるからです。
そしてそれを再確認して思わず「にやり」としてしまう。

最後になりましたが、このHPをご覧になっているお客様、
及びアシスタント会社様には大変感謝しております。
これからも助人は立ち止まる事無く進んでいきます。
お客様の満足を第一に考え、更に安心してご依頼を頂けるよう精進していきます。

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。



by Y隊員

2006.12.31(日)晴れ
2006年に思う事

自分自身にとって激動の2006年も間もなく終わろうとしています。
思い返してみれば世の中も激動な一年だったのでは?とも思えます。
今年あったニュース事例を聞いても
それって今年だったっけ?とか思ってしまう程、
数多くの注目する事件や出来事がありました。

特に最近の事件は利己主義が最悪な方向に向かった事件が多く
ニュースを聞いていても不快な思いをしました。

”責任の追及”とか”品格の回復”などメディアでよく聞きますが
そう云った事をしても根本的な問題の解決になるのかな?などと朧げに思います。
世の中は物理的に急激な変化をしている訳ですから
価値観、思想も新しいモノへと変化させ、
そこから解決の方法を導きださなければいけないのでは?と思います。

そんな思いの中、助人サービスに入った事は何か運命めいたものを感じてしまいます。
人が自然に持っている”ありがとう”という気持ちを直接的に触れれる仕事。
その”ありがとう”という気持ちが何かの鍵になりそうな気がします。

しかしまだ研修中の身。助人の中で本来あるべき姿になるべく、まず努力をしなければ。
色々とごにょごにょ考えるのは、あるべき姿になってから。

HPをご覧頂いているお客様、アシスタント会社様
感謝して頂いた分だけこちらも更に感謝させて頂いております。
助人サービスを飛躍させるべく、私自身も磨いていく次第です。
どうぞ来年も宜しくお願い致します。



by J隊員

2006.12.31(日)晴れ
今年を振り返って

今年は助人隊員になってから初めて年間を通した特別な年、
激寒のなかのピッキング、酷暑のなかのスペア交換、
目を閉じて思い起こされるのは幾多の激闘、

キーを回してもドアロックが解除されない車、

著しく作動不良な鍵穴、

なぜかIGNからキーが抜けない、

等々数え上げればキリが無い。

終わってみると、
「なんでこんな事に気付かなかったのだろう?」
と、思う様な事が殆どなのだが、作業中はそれが解らない為に必死の思い、
結果として激闘となる。

今後も想定される「激闘
pictureしかしそれを心のどこかで待っている自分もいる。
まかり間違って敗北したりすると、精神的ダメージが洒落にならない
そんな危険を伴う激闘を、制した後の達成感に軽い中毒状態の様だ。

何時の間にかすっかり激闘中毒になった一年も大詰め、
行き付けの店で買って来た蕎麦を食べながら新しい年を迎えようか。



by J隊員

2006.12.30(土)晴れ
風邪をひく

出動が辛いのは寒さのせいとばかり思っていたら
どうやら風邪をひいた様だ。

思い当たるのは先日の大雨、
出動が相次ぎ、やっと一段落ついたのは夜も遅くなってから、
拠点に戻ってみると下着までビショ濡れであった。

こんな感じの暮れの忙しさに追われ、
気付いてみると今年も残すところあと一日、
風邪ひきで始まる新年だけは避けねばならない、
明日は体調回復に努めるようにしよう。



by A隊員

2006.12.29(金)晴れ
インフィニティQ45

思い入れのある車の開錠依頼が入った。
インフィニティQ45だ。

何を隠そう駆け出しの頃にピッキングを断念した車。
泣く泣く他の手段へ切り替えて開錠した。

助人サービスは「ピッキング」を売りにしている。
pictureカギの閉じ込みに対して、愛車を傷めない作業に特化しているのだ。
しかし、当時のA隊員は歯が立たなかった。

あの頃は寝ても起きてもこの車ばかり。
悔しい気持ちが強力なバネになり、原動力にもなった。
今では懐かしい思い出だ。

今回のインフィニティも普通にピッキングで開錠。
この「普通」の中には、のたうち回った経験がギッシリ入っている。

言葉では表せないほどに。



by Y隊員

2006.12.28(木)晴れ
自問

台東区柳橋にてサンバーのインロックの救援要請。
程なく到着するとご依頼主がお待ちかねであった。

「いや〜実は二回目のインロックでして・・・
 前も助人さんにお世話になってるんですよね。」

誰が来たのか気になり、どんなバイクで来たのか聞くと赤いバイクとの事。
ぬぬぬっ・・・赤いバイクといえばH隊員しかいない。
H隊員といえば、助人内で一番の凄腕。しかもY隊員の技術的師匠。
きっとこのサンバーレベルなら瞬殺したに違いない・・・
この開錠で、万が一ハマる事があれば助人の底を見られるかもしれん・・・

勝手に自分自身にプレッシャーをかけ
頭から湯気を出さんばかりにピッキングを開始するも、
視界の脇からチラチラと灯りが近づいて来る。

「こらこら〜!な〜にやっとんじゃ〜!!」

お巡りさんが登場してしまった。
見回すとご依頼主がいない。
事情を説明している途中、コンビニからご依頼主が戻り
お巡りさんは去ってくれたが、
真っ赤に火照ったヤル気に水を掛けられたような気分。
再びアタックするも調子が出ず数分かかり開錠。

時間がかかりすみませんとご依頼主に謝罪するも
「いや全然、早いっすよ!」とフォローをしてくれたが
一瞬、お巡りさんの所為にしようとした自分がむなしかった。



by A隊員

2006.12.27(水)晴れ
K隊員の船出

南葛西でモンデオがインロックしたとの知らせ。
K隊員の最終実車研修にふさわしいロータリーシリンダーだ。

ジャガーと一緒の棒状のカギのため、ピッキングが難しい。
慣れてしまえば問題ないが、依頼台数が少ないのがネックだ。

両ドアにシリンダーが付いているので2人でアタックする。
およそ10分でA隊員側のカギがそろった。
もちろん「お急ぎ」の案件なら、迷わず完了報告しなければならない。
pictureが、お客さんは自宅で待っていただいている。
K隊員に許される時間は20分と腹をくくった。

暗闇をさまようロータリーシリンダーのピッキング。
目をつぶりながら感覚を頼るその姿は、凛々しくも感じる。
ここが正念場、月に数台しかないチャンスをモノに出来るかどうか。

K隊員の目に光が入ったのは17分後。
文句なしの出来だ。

これより新たな助人マンの物語が始まる。



by Y隊員

2006.12.26(火)大雨
ヤバいもの

本日、久々にヤバいものを購入してしまった。
そいつは亀田製菓の”カレーせん”。そう。カレー味のせんべいである。
一口、食べようものなら気が付くと一袋を完食している。
「やめられないとまらない」というCMソングがあったが正しくそれ。
変な麻薬でも入っているんではないか?と思う程である。

実は10年くらい前にも激ハマリしていた。
当時はバンド活動をしていて、メンバーみんなが中毒していた。
スタジオでの練習の合間にカレーせん。
活動の話し合いの合間にカレーせん。
曲作りの合間にカレーせん。
ライブハウスでカレーせん。
打ち上げの酒のつまみにカレーせん。
寝起きに一発カレーせん。
・・・という具合であった。

そしてこの度このカレーせんに久々に遭遇。
というか何故か久々に目に止まってしまった。
しばらく封印していたのに。

そして、久々に食した感想はやっぱりヤバい。
気が付いたら一袋完食であった。
しかし、当時は平気だったのだが完食後に上顎がヒリヒリしている。
歳をとったからか?またしばらく封印しよう。
今度は40歳代になって食したいと思う。
どんな味に感じるのだろうか。



by A隊員

2006.12.25(月)晴れ
80年の歴史

上野の同潤会アパートの前で、オデッセイがインロックしたとの知らせ。
昭和通りを北上すれば、ほぼ20分で到着できる場所だ。

お客さんはカメラマンで、撮影のために訪れた様子。
たしかにここは状態が良く、これ以上古い建物を探すには難しいかもしれない。

同潤会アパートとは、関東大震災後に住宅復興のため建てられたアパート。
大正13年、震災の教訓を活かし国内で初めて鉄筋コンクリートを採用したそうな。
picture当初は15ヵ所建てられたものの、そのほとんどが再開発されている。
なにせ築80年だもの。

ほんの数年前までは結構残っていた。
表参道ヒルズには行った事がないが、その前身(青山アパート)はよく通ったものだ。

開錠作業後にお客さんはパシャパシャ。
さすがカメラマン、一眼レフを構えるとオーラが見えそうだ。

その隣りでA隊員もパシャパシャ。
カメラはしょぼいが、オーラで勝負か?



by J隊員

2006.12.24(日)晴れ
プレゼントはスピード解決

桜上水で開錠依頼が入る、
時刻はクリスマス・イブも終わろうか、といった頃

マンション前の駐車場に到着すると、エントランスにはカップルのお客さん、
クルマのボンネットの上にはケーキの他、沢山の買い物袋が載っている。

「玄関のカギも一緒に閉じこんじゃって」と彼女に気まずそうなお客さん、
おそらくこの後はパーティーの予定だったのだろう。

大体の状況を察したJ隊員、作業時間優先モードで高速解錠
picture到着まで15分、解錠に3分、お客さんの体も冷え切る前のスピード解決は
助人サンタからのプレゼントといったところだろうか?

拠点に戻る途中に小さなケーキを購入する、
A隊員オススメのモノ程ではないにしろ、美味しいに決まっている。
そう、今夜のケーキは特別なのだから。



by Y隊員

2006.12.23(土)晴れ
スカブー倶楽部

練馬区谷原にてスカイウェイブ400のバッテリー上がりの救援要請。

実はこのスカイウェイブ400、Y隊員が仕事で使用している車両と一緒。
先輩より瀕死の状態で譲り受け
まずエンジンを、腕の確かなJ隊員にオーバーホールしてもらい
それでも調子が悪く二人で電装系を調べていったところ
とあるパーツが焼けていて、そいつを交換し快調な現在に至っている。
で、そのパーツが焼けている時の症状というのがこのバッテリー上がり。
そのパーツが焼けていなければいいなと思いながら出撃した。

現場に到着し、ご依頼の方の顔を見るとどこかで見た顔。
熱湯風呂で有名なお笑い三人組の筋肉質の方にそっくり。話し方まで。

状況を聞き、点検してみるとただのバッテリー上がりである事が判明。
胸を撫で下ろしながらジャンプをし、作業が終了すると
自然な流れでスカイウェイブ談義へ。

30分程、談笑させて頂いたのだが、
その間、本当に似ているな〜と感心しながら話をしていたのは内緒である。



by J隊員

2006.12.22(金)曇り
ハマッた理由

クライスラー ボイジャーのインロック開錠要請が入る、
このお客さん、今回で2度目のキー閉じ込みのようで、前回もJ隊員が対応しているらしい。

記憶を辿るとおぼろげながら思い出して来た、
確か・・・前回は雨が降っていて・・・
・・・おまけに少々ハマッた様な・・・???
しかし何が原因でハマッたのか思い出せない。
「雨が降っていた為だろう」と強引に納得して現場への道のりを急ぐ。

到着すると見覚えのあるお客さんと・・・見覚えのある鍵穴内部?
おかしい、こんなに鍵穴の中を覚えているなんて、
相当難しかったのでは?といった不安をよそに1分程で鍵穴は回り始めた。

ドアノブを引きながら、お客さんに「お待たせしました〜」と声をかけた瞬間に異変は起きた。
「ガシャッ」
なぜか半ドアの状態で再度ロックしてしまった。

??・・・・・・・・・・・!!!

全てを思い出した、前回もこのタイミングで再ロック&再ピッキングしたのだ。
鍵穴の中を覚えていたのは前に2回もピッキングしている為、
しかも2回目はお客さんを呼んでしまった手前、かなり集中して開けた記憶まで蘇る。

お客さんの「前の人の時も半ドアでロックしちゃったんだよね〜」との言葉に
「前回も私です」とは言い出せずに、「不思議ですね〜」とお茶を濁す。

さすがに4回目ともなると一瞬で解錠、
「前回よりも早かったよ、ありがとう」
と喜ぶお客さんを前にJ隊員の心境は複雑なのだった。



by A隊員

2006.12.21(木)曇り
TOYOTA2000GT

芝浦PAにてトヨタ2000GTがインロックしたとの知らせ。
K隊員の影武者としてA隊員も同行した。

長〜い研修を終えて、実践経験が100件に届くまで影武者は続く。
一人立ちするまでに必要なのは、平均開錠時間の短縮のみ。

さて2000GTだ。
さすがに実車を見るのは初めて。
picture1967〜70年の間に合計300台たらずしか販売されていない希少車。
今手に入れようにも、1000万円は下らないとか。
とにかく名車中の名車だ。

遠巻きに待機しているA隊員は、とりあえず近寄らない。
どんなカギの形状なのだろうか。
K隊員がのぞいた後、親指を立てて「大丈夫そう」の合図が目に入る。

およそ5分後にドアが開いた。
研修官メモに「67年式2000GT・・カギの形状・・開錠時間5分・・」等記録する。
はたしてこのメモが、次のご依頼に役に立つかどうかは不明だ。



by Y隊員

2006.12.20(水)晴れ
凄いルート

練馬区石神井台にてベンツがガス欠したとの救援要請。
夕刻過ぎの下り車線の渋滞の中なんとか裏道を駆使し無事到着。
住宅街の路上にぽつんと該当車両が待っていた。

早々に給油を開始。
作業終了後、サインを頂く時にお客さまから
「実は待っている間に暇だからどっちから来るか予想していたんだよ。
 こっちから来たら駄目な業者。で、こっちから来たら普通。
 そしてこっちから来たら凄い業者。
 だからお兄さん凄いよ! じゃ急いでいるから!」

とサインを済ますと出発されてしまった・・
どうしてそこから来ると凄いのか聞きたかったのに・・

完了の報告をすましてから
しばらく地図を眺めたのだが全く分からない。何故に凄いのかが・・
教えてくれお客さん・・・



by J隊員

2006.12.19(火)晴れ
戦慄

だいぶ冬らしい気温になってきた。
ちょっと郊外で日が沈むと気温は零度近くまで下がる
そんな中での高速走行は、体力的にも精神的にもとてもハードなもの。
うぅ、想像しただけでドキドキして来る。

日も暮れる頃、阿佐ヶ谷にてトヨタ コルサのジャンピング依頼
お客さんの自宅に現着、保管用のシートをめくると車両が現れた。

キーをお借りしてドアを開けると、ゴムのパッキンが貼り付いており
バリバリと音を立てる。
エンジンルームにも細かいホコリが積っており、どう見ても最近動いた形跡が無い。
もちろんバッテリーの残電圧は殆ど0V

お客さんに最後に乗ってからどのくらいか聞いてみるとオドロキの答えが
「前の車検の時だから二年近くになるかな、あと一週間でまた車検が切れちゃうけど」
ビックリしていると、お客さん宅からもう一人の方が顔を出す。
「それでね、全然乗らないから知人に譲ることにしたんだよ」
と続けるお客さん、どうやらその知人の方がこの後、運転して帰る模様、
しかも山梨まで!

「大丈夫でしょうか?」と不安気な新オーナーの心配をよそに一発始動、
ガソリンが古いのが気がかりだけどアイドリングは安定している。
燃料計を見ると残量は僅か、新しいガソリンを満タンにすればなんとかなるだろう、
心配なのは燃料ラインに残った古いガソリンを使い切るまで、
給油後、暫らく一般道で様子を見るようにアドバイスしてお別れした。

あのお客さんは無事に山梨まで帰れたのだろうか?
「もしもの時に・・・」とお渡しした名刺が役に立たない事を祈りつつ、
背筋にゾクッとくるのは武者震いか?



by Y隊員

2006.12.18(月)晴れ
不安解消

池尻にて女性の方のアルトラパンが
コインパーキングにてインロックしたとの救助要請。
現場に到着し電話連絡するもなかなか現れない・・

5分後、現場作業員の格好をしたご依頼の女性が駆け足で現れた。
息を切らしながら「現場が遠くて・・・遅くなってすみません・・」
聞けば彼女、建築現場にて内装工として働いているとの事。
「今日一日、何かついていなくて・・・」
内容は聞きはしなかったのだが、ひどく疲れている様子。
少しでもそんな気分を軽減させてあげようと早々に作業に取りかかった。

しかしこのアルトラパン、何気に難しい鍵が付いている。
隣でしゃがみ込んで下を向いているご依頼主を横目で見ながら
無事に開けばいいなと思いつつアタック開始。

なんとか苦労しながらも無事開錠。しかも5分以内で。
作業を始める際に、もしかしたら時間がかかるかも・・・と伝えていたので
予想より早く開いた事に嬉しい様子。

これでちゃんと家に帰れると笑顔で現場に戻った彼女。
戻りの足取りは来る時より軽いように見えた。



by A隊員

2006.12.17(日)晴れ
春犬バンド

銀座でアンフィニMS8がインロックしたとの知らせ。
現着早々、以前の業者さんが何時間もかけて開錠した話しを頂く。

もちろん「速攻で開けます」宣言して、無事開錠。
お客さんの時計では1分30秒だったそうな♪

今、じっくりと音楽を聴きながら日記をつけている。
実は開錠後、お客さんからCDを頂いたのだ。
pictureバンド名は「春犬バンド」
一風変わったジャズだ。
決まったリズムではなく不規則な。ホッとする情景が浮かんでくる感じ。
予測のつかないリズムの割には、驚くほどくつろげるから不思議だ。

ちなみに今月23日(土)19時から銀座吉水にてライブが予定されている。
春犬バンドURL https://home.att.ne.jp/sea/haruinu/haruinu.index.html

作業後にいくつものお客さんからお誘いを受けるが、いくつの約束を守れただろうか。
今月は仕事だし、来月のライブには行ってみようかな。



by J隊員

2006.12.16(土)晴れ
今度ゆっくり

世田谷区弦巻にインロックの救援に向かう
杉並拠点からだと環七通りを南下して少し中に入ったあたり、かなり行き易い場所だ。
20分内での現着を目指して拠点を飛び出す。

現場までもう少しのところで異変に気付く、
あと二つ程路地を入れば到着なのだが交通規制で入れない
中を覗いて見ると、露店が出ており凄い人出だ。上にある垂れ幕には
世田谷ボロ市」との文字がある

ほほう、これがあの有名な・・・
などと感心している場合ではない、急いで他のルートを見付けなければ時間が・・・

大幅な進路修正を余儀なくされ、3キロほども迂回してようやく到着、
不測の事態に作業前からクタクタになるも、なんとか気力で開錠する。

一息ついて先ほどのボロ市が気になってきた
ちょっと覗いて帰ろうかと近くまで行くも、その凄い人ごみに入って行く気がせず
結局そのまま帰る事にする。

出張業務だからだろうか?よくこの様なイベントに遭遇する、
が、次の仕事が待っていたりで「今度ゆっくり来よう」となるのが大概だ

あぁ、こんな話しを書いてたら、無数の「今度ゆっくり」が押寄せて来る。



by A隊員

2006.12.15(金)晴れ
勢いのある営業マン

墨田区本所でボンゴのバッテリーが上がったとの知らせ。
場所は生活用品で有名なあの会社の駐車場。

お客さんはお急ぎの様子であった。
2件目の営業先でインロックして、これから5件ほど残っているという。

という事で光速ピッキングにて開錠。
仕事中のトラブルをトラブルにさせないのがA隊員の願いだ。
pictureおよそ30分ほどの遅れによって、どれほどの影響が出るだろうか。
サインが文字になっていないほどの早さが、ますます気になってきた。

聞かなくても良い事を、つい聞いてしまうのがA隊員の悪い癖。
「お待たせした分、やはりお仕事に影響が・・」

「昼飯抜くから大丈夫っす!」
笑顔で親指をビッと立てて走り去るボンゴを見送った。

顔は微笑んでいるのに、字を書く早さがハンパじゃない。
何となく勢いを感じるA隊員であった。



by Y隊員

2006.12.14(木)曇りのち雨
六本木のハイテンション

六本木にてハイゼットのバッテリー上がりの救援要請。
20分程で該当車両を発見。
車の後ろにバイクを付け、運転席にいるお客様の所へ。

「うお〜!すけっと?すけっとはバイクで来るんだ?」
と嬉しそうに何故かハイテンションなお客様。

早速、ジャンプしようと助手席を後ろに倒そうとするが
後部座席から荷台まで荷物が満載でなかなか倒せない。
すごいですねとお客様に言うと、「常識っしょ!」

訳の分からない返答にトホホと思いながら
腕や手をフル活用し、なんとかブースターを繋げ
お客様にエンジンをかけてもらおうとするも、
さっきまで目の前にいたお客様が近くにいない。

周りを見渡すと何故か向こうの方に歩いていくお客様。
呼び戻したところ、「いや〜コーヒーでも飲むかと思ってさ。」
・・・

なんやかんやあったが無事にエンジン始動。
サインを頂いた後、何故か携帯で記念撮影。

少し疲れたが、ちょっと楽しかった。



by A隊員

2006.12.13(水)曇り時々雨
覚えやすい保険名

外神田にて、お子さんを入れたままインロックしてしまったお客さん。
慌ててタウンページで調べて、カギ屋さんへ電話する。
カギ屋さん・・「いや〜1時間以上お待たせしてしまいますが・・」

お客さん・・・「子供が・子供が車内に閉じ込められているのですが!」
カギ屋さん・・「それなら119番に電話されたほうが・・」

気を取り直して119番。
お客さん・・・「子供が車内に閉じ込められているのですが!」
picture119番・・・「ぐったりしていないと向かえません」

まさか子供がぐったりするまで、待つわけには行かなかった。
四方八方手を尽くし、お客さん夫婦は自動車保険の事を思い出した。

肝心な保険の名前があいまいなまま104番へ。
お客さん・・・「ミ○イ・・・ダイレクトだったような・・で分かりますか?」

覚えやすい名前は、こういうシチュエーションで役に立つ。
助人の電話が鳴ってから18分後に現場到着。
30秒で開錠して全てが解決したのであった♪



by Y隊員

2006.12.12(火)雨
難しい笑顔

困ったモノだ……
確かに他の人よりは回数が多いのは認識している。
しかし今日は異常に多かったのだ・・・

足立区小台にてサンバーのインロックの要請。
早々に作業に取りかかる。
お客様にいい所を見せようと気合いをいれた。

よし!最後の一枚!瞬殺!   と思った瞬間・・・

   ぷぅ〜〜〜っ

暴発した・・
しかもデカイ一発・・

手が車のボディーに擦れる音、
もしくは靴と地面が擦れる音、
とにかくおならではない音に勘違いしてくれてる事を願いつつ
恐る恐る後ろを振り向くと
難しい笑顔のお客さん・・・

作業は完璧だった。
だけに暴発が悔やまれる・・・



by A隊員

2006.12.11(月)晴れ
潮路橋の上で

港南でカローラのバッテリーが上がったとの知らせ。
久しぶりに港区を担当してみると、いつの間にか建物だらけになっていた。

まして昼と夜とでは印象が全く違う。
潮路橋から眺めてみると、いっぱしの夜景に見える。picture

バッテリー上がりの原因は、エアコンつけっぱなし。
エンジン始動させないで、およそ1時間との事なので当然だ。
今回のお客さんは営業マン、何とか次のアポには間に合う様子。
無事始動させて見送った。

でも、アポに間に合わなかったら何と言うのだろうか。
まさか「橋の上で寝ていました」とは死んでも言えないはず。

「突然バッテリーが上がった」とか「ハザードつけっぱ」とか考えてみる。
やはり、どれも潮路橋の上では不自然に思えた。



by Y隊員

2006.12.10(日)晴れ
冬の砧公園

日が沈んで冷え込みがキツくなる20時頃、
砧公園の駐車場にてゴルフのインロックの救援要請。
しかも携帯電話も閉じ込めているとの事。

40分も時間を頂いていたが、お待たせするのも可愛そうなので
普段より急いで20分程で到着。
該当車両は発見したのだがお客様が見当たらない。

仕方ないなと、お客様を待つ事に・・

20分以上待って、どこかに連絡しようかと思案しはじめた頃
犬を連れた方がこちらに向かって来た。
車の近くまで来るとやっと自分の存在に気が付き垣根の向こう側から
「あら、ロードサービスの方?もう来たんですね。早ーい。」

ガクっ・・・

ご本人確認をし、早速開錠しようと道具の入った小さなトランクを持ち上げると
「そんなかわいいトランクで開けちゃうの?すごーい!」

ガクっ・・・

なんだか調子が狂ってしまいそうだったが無事開錠。
完了のサインを頂くと
「でもインロックしたおかげでこの子とたくさんお散歩ができたわ。
 どうもありがとうございました!」

トホホ・・・

しかし、寒さを忘れさせるひと時だった。



by A隊員

2006.12.9(土)雨
77,777km

築地でユーノスロードスターがインロックしたとの知らせ。
久々にどしゃ降りの1日だ。

難なく開錠すると、お客さん
「いや〜最初からお願いしとけば良かったよ」と一言。

ロードサービスは、すごく時間のかかる事と認識されているお客さん。
閉じ込んでから、迷わず合鍵を取りに自宅に戻ったらしい。
そして自宅玄関前で、家カギも一緒に閉じ込んでいたことに気付く。
picture泣く泣く現場へ戻ってきて今に至る。

実は1年前にも、同じ場所でインロックしたとのこと。
その時は2時間待たされて、1時間かけて開錠したらしい。
あまりに長かったのでトラウマになられたようだ。

助人が担当していればトラウマになどさせない。
「頼んで良かった」と思われるサービスを目指すのみだ。

帰り道たまたまメーターに目をやると、7が一杯並んでいる。
雨の日にカメラは使いたくないけど、記念に・・・



by A隊員

2006.12.8(金)曇り
一押しショートケーキ

自宅でショートケーキを食べた。
ちなみにケーキはいつも同じところで購入している。

新宿高野というフルーツ屋さんの老舗。
甘いものが特別好きという訳ではないけれど、一応会員になっている。

そもそも、大人になってからケーキを食べたいと思った事はない。
どんなショートケーキも一緒で、ウマくもマズくもないと言ったところ。
pictureそれも高野に出会うまでの話し。
まるで子供の頃に戻ったような感覚に近い。
あの「もっと食べたい」と思う気持ちが、大人でも再発してくるから不思議だ。

別に変わったショートケーキではない。あくまでも正統派。
フルーツパーラーならではのイチゴ、クリーム、スポンジのバランスが絶妙だ。
バイクで運んだから形が崩れてしまったが残念。

もちろんクリスマスにも買いに行くのだ。
新宿高野URLhttps://www.takano.jp/index.html



by Y隊員

2006.12.7(木)曇り
ストレッチ天国

練馬区貫井にてグランドチェロキーのインロックの救援要請。
ご依頼者名を聞くと町を紹介する某番組にレギュラー出演している方と同姓同名。
もしやご本人かもと期待をし、ウキウキしながら出撃。

ウキウキ気分で現着するも、
細い路地に止まった該当車両の周りに暗い表情の人たちがウロウロ。
暗礁感がとぐろを巻いていた…

「差し金とか色々試してみたんですけど全然ダメで・・・」

必ず開きますんで少々お待ちください!
と伝えアタックするもののその細い路地、何気に交通量が多い。
車が通行するたびに鍵穴リセット。

そんなこんなしているうちに10分程経過し
周りの暗礁感が更に増したのをひしひしと感じ、
仕方なしに狭い逆ドアからアタックする事に。

異常に体が固い事が自慢?のY隊員。
 プルプル体を震わせながら車と壁の間に滑り込んだ。

ウグッ・・・もうダメ・・・と思った瞬間に無事開錠。
とたんに周りは安堵感に包まれた。

一頻り感謝されつつお客様を見送った後
そういえば同姓同名の有名人はただの同姓同名だった事に気がついた。



by A隊員

2006.12.6(水)晴れ
見かけによらず

江戸川区平井でマイティボーイがインロックしたとの知らせ。
最近お目にかかれない昭和の車だ。

実際見てみると、あまり古さは感じられない。
開錠後、車談議に花を咲かせていると、おもむろにボンネットを開け始めるお客さん。picture

そこには全身アルミボディのエンジン。
マイティボーイのイメージからかけ離れたそのエンジンは、アルトワークスのもの。
お客さん・・・「けっこう早いんですよ。こいつは」

パッと見マイティボーイは、現行車と渡り合うに充分なカスタムが施されていた。
そのギャップに至福の喜びを感じるというお客さん。

そういえば、最近六本木通りで「パッソーラ」に追い抜かれたA隊員。
最近この「見かけによらず」が多いような気がする。



by Y隊員

2006.12.5(火)晴れ
元同僚

下高井戸にて女性のお客様からのモビリオのバッテリージャンプの要請。
15分程で現場付近に到着しお客様の携帯に連絡しようとすると
後ろの方で呼ぶ声がするので振り向くと前職場で同僚だった友人がかけよって来た。
お〜久しぶり!元気?と話しかけるも返答は「ジャンプでしょ?」

ん?なんで知ってるの?
と聞こうとしたが「こっちだよ!」とまたかけだしてしまった・・・

訳けも分からず付いて行くと該当車両があった。
そしてそこにご依頼頂いた女性のお客様もいらっしゃった。
彼女名義の車を元同僚が使用していてバッテリーを上げてしまった様だ。

聞けばオペレーターさんにバイクで救援に向かうと伝えられ、
助人隊員に知り合いの多い元同僚。絶対に助人サービスが来ると確信していたとの事。

「助けられた事を他の隊員には内緒にしておいてね・」
と約束させられ現場を後にすると元同僚から電話が・・・
「バッテリーブースターがあるよ…」
・・・自分の失態も内緒にしてとお願いし、またその場を後にした。



by A隊員

2006.12.4(月)晴れ
初オークション出品

ジーパンを8本ほどオークションに出品した。
何を隠そうA隊員はプチマニアなのだ。

部屋のどこかには、リーバイス501XXの輸入サンプルもころがっている。
でも好んで穿き続けたのはLeeだ。

特にこだわってきたのは、アタリとヒゲ。
デニム生地の濃淡をクッキリ出して、縦落ちすれば上出来。
長い年月をかけて、良く色落ちしたものは部屋に飾っていたものだ。picture

世間でデニムと呼ばれはじめた頃には、もう穿かなくなっていた。
すでに飾り物になったA隊員のLeeたちは、新たなオーナーさんへと旅立つ。

仕事では穿けないし、プライベート用としては数がありすぎる。
身の回りは、ほんの少しあればいいのだ。

どれも好評で、定価以上の値を付けて完売。
同じ価値観の人がたくさんいたのは、うれしい発見であった。



by Y隊員

2006.12.3(日)晴れ
同業

業平の浅草通り上り車線にてバッテリージャンプの救援要請。
現場に到着するも該当車両が見当たらず電話連絡してみる事に・・・

「だから!一つ目の信号の所にいるってば!!」
自分も一つ目の信号の所に居るのですが・・・
「○○屋と云う店の前に居るんだけど、見えないのか!」
あっ・・居た・・・
ってゆうか言われた交差点から二つ目の信号だし車線が下りなんですが・・・

やれやれと合流すると、やはり少し苛ついているお客様。
「早く繋いでよ!繋げばすぐかかるって!俺もあんたと同じ仕事してるから分かるんだよ!」

えっ・・・

しかもそのお客様、これから他の故障車の救援に行くのだとか・・・

手早く電圧チェックと比重の確認をし、ジャンプを済ましサインをすると
そそくさと出発するお客様。

助人ではあり得ない同業者の失態を目の当りにし
自分自身も気を引き締めなければと思うとともに
この後に救援を待つ故障車が無事に救援される事を切に願った。



by A隊員

2006.12.2(土)晴れ
昔カレーを探して

浅草橋で作業を終えて、寄り道していくことに。
昔のカレーが食べたくて、業務用のカレールーを探している。

「かっぱ橋商店街」
ここは、飲食店に必要なものが全てそろっている商店街。
店頭に飾ってある料理のサンプルなども売っていて、外人さんが面白がって買っていく。
pictureとりあえず食材屋さんで、業務用カレーフレークを買った。

昔食べたドライブインのカレーというか、シャバシャバした感じのルーを探している。
家では出せない味というか、今となっては消滅した味・・

チープながらスパイシーだったような気がする。
東京駅地下名店街にある「アルプス」が近い味なのだが、なかなか表現できない。

「かっぱ橋」の食材屋さんでは、聞いたことも無いようなメーカーがたくさんある。
片っ端からルーを食べてあの味に再会するのだ。



by Y隊員

2006.12.1(金)晴れ
潮の香り

お台場の海浜公園の近くのマンションにてバッテリー上がりの救助要請。
早速、お客様と合流しボンネットを開けてみた。

   な、なんだこれは・・・

バッテリーの端子まわりに5センチ程のイソギンチャクのような物体が・・・
しかもブルーとホワイトのグラデーションが神秘的な美しさを放っていた。

端子まわりに少し粉が吹いているのは見た事があるが
この量と形状は初めて見た。そしてかなり危険な状態だ。

走行充電ですまそうとするお客様。
気化した液が漏れている可能性がある事を説明し
すぐにバッテリーを交換するように説得した。

お客様を見送り外に出ると台場の浜辺。
インチキ臭い海のくせにいっちょまえに潮の香りがした。



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