東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by A隊員

2005.1.31(月)晴
正しい目とは

隊員同士で言い争うことが多い。
それは仲が悪いとかではなくて、いかにして売上を伸ばすかという所に皆真剣だからだ。

喧嘩の火付け役はA隊員が多いようだ。
練り上げた提案を反論されて、またそれに反論して・・と繰り返すうちにヒートアップしてくる。
気がつくと話しが反れている事が多い。
提案の趣旨から外れて、何とか相手を言いくるめようとしているのだ。

その昔武田信玄の家臣で山本勘助の話しを思す。
ライバルの上杉謙信は天才で、御館様(信玄)は秀才と評した後、
天才VS秀才・・・この2人が戦えば、必ず秀才が負けると進言した。
しかし最終的な勝利は秀才が手にするとの事であった。

何の意味かというと、秀才とは己の努力の賜物であって、欠点も認識している分人を信じることが出来るようだ。
当時武田騎馬隊は最強で、家臣団は一枚岩であった。
それに比べて上杉軍は謙信一人が天才で、人を信じることが出来ないでいる。
大将比べでは負けていても、国としてみれば武田のほうが優れている事を気づかされた。
もちろんA隊員は天才でも秀才でもないけれど、目指すんであれば秀才にしたい。
言論ひとつ取っても局地戦にこだわらず、大局を見通せる正しい目が必要だ。

正しい目を持つこと。
それは言いくるめるよりも、聞く難しさにあること、
相手を否定していては、まともな話し合いは出来ないことを
H隊員が教えてくれた。



by A隊員

2005.1.30(日)晴
アピールすること

月末に近づくごとに忙しさも増してくる。
A隊員は江東拠点を中心に、江戸川区と中央区を絶え間なく走り回った。
ではなぜ忙しいのか。

世の中が繁忙だから、トラブルも多い見方も出来る。
でも助人の件数は毎月右肩上がりだから、いよいよ信頼されはじめてきた感が湧いてくる。
安全で早い時間に到着し、正確な作業と高いサービスを実践し続けることが大切だ。

今日は自社の受注も多かった。
ホームページを見て、安さと早さで頼んで頂いたお客さんが多かった。
この日記まで読んで頂いているとは到底思えないけど、涙が溢れんばかりの吉報である。
これを機にHP運営委員も拡充して、パワーアップさせていこうという声も高まった。

ただ待っていても信頼されるまで時間がかかるから、出来るサービスはどんどんアピールしていきたい。

最初の目標は「助人が来てくれて良かった」であったが、
これからは「助人じゃなければダメだ」にしたい。



by A隊員

2005.1.27(木)晴
よほど儲かるでしょう

上石神井でカローラがインロックしたとの知らせ。
H隊員の休日に伴い、中野拠点を担当しているA隊員が出撃した。

現地まで20分、道をふさぐように止めてあるので急いで作業に入る。
カローラは年式によって大変ハマリやすい鍵がついている。
運も助けたのか3分後に開錠した。

お客さんからピッキング作業について、いくつか質問される。
料金、早さともに他社さんと差別化している事をお伝えし、作業は見て頂いたとおりとご説明すると、
お客さん・・「作業は完璧だったよ。よほど儲かるでしょう?」
A隊員・・「いや〜食べていくのがやっとでして・・」
お客さんは、知り合いが困っていたら、紹介しておくよとの言葉を残しお別れした。

残念ながら、この仕事はよほど儲かるようには出来ていない。
ただし売り方によっては、今より受注が増えることは間違いないだろう。
楽しみ半分のA隊員にとっては、より多くの要請に応えていきたい。

今日のような、ほめられるような仕事をこなせれば言う事なしだ。



by A隊員

2005.1.26(水)晴
スペア交換は力仕事

寒中走行には、それなりのものを着込んで出発する。
ただし作業によっては、厚着することで弊害になるものがある。

港区にてタクシーがパンクしたとの知らせが入った。
江東拠点に移動中のA隊員が引受けて、現地まで18分で到着した。
作業説明後、そのまま作業に入る。
スペアタイヤを取りだし、ボルトをゆるめてジャッキアップ・・・
気がつくと汗をかいている。「しまった・・風邪ひくかも」

作業は時間との戦いだ。
上着を脱ごうと作業を中断しかけたが、勢いに乗っている今、沸き立つテンションがそれを許さなかった。
続行して5分で交換が終了。
お客さんも大満足の様子で、帰りは一緒に並走し、別れ際クラクションを鳴らしてくれた。

事務所に帰ってきて早速着替えたが、風邪をひかない事を祈るしかない。
気持ちと体温が熱くなる前に、脱ぐ習慣をつけたい。



by A隊員

2005.1.25(火)晴
キャブファン

墨田区吾妻橋にて、CBX125のバッテリーが上がったとの知らせ。
現地まで15分、CBXはホコリのかぶった状態であった。

まず発生電圧をチェック。すると12V以上を示した。
排気量から見て始動できるレベルではと考え、ジャンピングせずに始動させてみた。
CBX・・「キュルキュル・・ボン・ボン・・」火の付く気配がない。
明らかにかぶっている時の症状である。
そのうちバッテリーも上がってしまい、いよいよジャンピングだ。
しばらくセルをカラ回ししながら様子見、時折チョークを引いて始動を試みる。
何度か繰り返しているうちに、アイドリングに乗せることが出来た。

バイクはまだキャブレターに依存するところが多い。
インジェクションと比べて、エンジンのかけ方ひとつとっても大変面倒な代物だ。
でもバイク乗りの中には、その面倒さが好きという人も少なくない。



by A隊員

2005.1.23(土)晴
頭を下げる気持ちよさ

早朝江戸川区にてセドリックがインロックしたとの知らせ。
急ぎ江東拠点から出撃し18分で到着した。

現地では車の横にしゃがみ込むお客さんが待っていた。
とにかく寒い。A隊員もご挨拶するが口が回らないほどカジかんでいる。
いざ鍵穴を覗き込んだとき、念のためにお客さんに聞いてみた。
A隊員・・「こちらの鍵はどちらの方向へ回していますか?」
お客さん・・「右回しです。」
迷いもなく答えるお客さんは、個人タクシーの運転手さんである。
充分信頼できる情報として、右回しで攻めたてた。

お客さんの助言のおかげで3分後に開錠。
歳の差が倍は離れているだろうA隊員に対して、謙虚にお礼するお客さん。
最後の最後まで、恐縮しっぱなしであった。
2人とも頭ペコペコし続けて、外人さんから見れば笑われそうな風景だ。

でもおかげで気持ちよくお客さんを見送れた。
頭を下げる事を知らない人たちに、この気持ちは分からんかなぁ。



by A隊員

2005.1.22(金)晴
千葉県遠征

千葉県は東葛飾郡にて、アルファロメオがインロックしたとの知らせ。
葛飾区にも拠点があるが、所要1時間の幅があったのでA隊員が名乗りを上げた。
ちなみに江東拠点の目の前には箱崎インターがあるので、多少距離があっても時間がかからない利点がある。

江東拠点から首都高へ、柏インターで降りて16号線を南下し現地まで45分。
そこは道の駅という場所であった。
川岸からの強い風がいっそう寒さを引き立てる。
若い夫婦のお客さんは、屋内へ避難させてから作業を開始した。
鍵の難易度は高くないけれど、風の影響は作業を困難なものにした。
手元に置いてある工具箱がひっくり返ったりで時間がすぎていく。
およそ15分後に開錠した。

駆け寄ってくる奥さんから缶コーヒーを頂く。
熱いものと思って受け取ると、思ったよりぬるかった。
そういえばお客さんには「5〜10分で開錠」と宣言していたのを思い出す。
最後にたっぷり「言い訳談笑」してお別れ。

終わる頃を見計らっての気配りに、感謝しながらコーヒーを飲んだ。
すでに手に伝わらないはずの温かさは、
身体の中に染みわたってきた。



by A隊員

2005.1.19(水)晴
新規オープン江東拠点

拠点を新設した。
場所は江東区でも隅田川を越えれば日本橋だから、中央区を視野に入れた広範囲な対応が可能だ。
担当はA隊員がメインだが、他の隊員も詰めて24時間体制にする。

日中に実走テストを行ったが、15分で行ける場所は銀座・丸の内・日本橋と混雑するところでも
安全に急行できることが実証された。
また助人が苦手だった夜間及び早朝の中心部は、港拠点と挟撃して現着時間を安定させられる。
最近は、台場、葛西臨海公園、ディズニーランドと海沿いからの要請も多く、
これら全てに20〜30分の現着時間を提供できる場所が加わった事になる。

渋滞の多い場所でも、「早く、そして確実に」を実践するべく
江東拠点がスタートします。乞うご期待!!



by A隊員

2005.1.16(日)雨
雨の日のスペア交換

芝公園高速出口にてパンクしたとの知らせが入った。
現地まで18分、スズキエブリーの左フロントタイヤのホイールがグニャグニャだ。
お客さん・・「自爆しました。カーブを曲り切れず壁に衝突した際パンクしまして・・」
たしかにバンパーからドアにかけて傷が走っていた。

雨の日のパンク修理は大変だ。
どんなに寒くても、カッパを着ているので汗だくになる。
ゆっくり作業したくても、ロードサービスの「迅速かつ正確に」がそれを許さない。
スペアタイヤと交換するまでおよそ20分。
雨はさらに強さを増した。

最後に書類のやりとりをしていると、通行人から東京タワーの場所を聞かれる。
丁寧に教えた後に、エブリーのお客さんからうれしいお言葉を頂戴した。
お客さん・・「色んな意味での助人さんなんですね♪がんばって下さい!」

身体を打ちつける雨は強いけれど、疲れが全てぶっとんだ。



by A隊員

2005.1.14(金)晴
インロックはバレバレに

新宿区坂町にてインロックしたとの知らせ。
17分で現着。会社の駐車場だったので、まず電話をしてみる。
お客さん・・「すぐ行きますんで・・」やたら小声だった。

車はホンダのシビックタイプRだ。
お客さんと合流しご本人確認した後に、また社内に戻っていただいた。
早速作業を始めると、後のほうで声がする。
社員Aさん・・「あら○○さん、どうしたの?」
お客さん・・「いや何でもないよ。何でも・・」

作業中しばらくして別の社員さんが声をかけてきた。
車のフロントガラスには「開錠作業中!」というパウチが置いてある。
社員Bさん・・「あれ?○○さんの車だ。さては鍵を閉じ込んだな♪」
およそ4分後に開錠すると、社員Bさんがお客さんを呼んでくるとはりきった。

するとバツの悪そうな顔のお客さんと、社員AさんBさんの3人が降りてきた。
社員AさんBさんはとにかく明るい。お客さんを冷かしている最中に、
A隊員・・「何だか申しわけないです。私がもっと手際が良かったら・・」とささやくと、
お客さん・・「しかたがない事です。私のミスですから」

社内の明るいムードが、結果オーライと思えるA隊員であった。



by A隊員

2005.1.13(木)晴
くしゃみの止まらないお客さん

新宿区歌舞伎町にてインロックしたとの知らせが入った。
杉並の事務所から14分。車の横には寒さに震える女性が立っている。
フリース1枚と、およそ外気にはふさわしくない格好だった。

お客さん・・「何もかも閉じ込んでしまいまして・・」
イベント会場へお花を届ける最中、コンビニへ寄ろうとしたところ、軽装のまま「ついうっかり」と
インロックしてしまったらしい。
車はニッサンのパオ、迷わず瞬殺宣言をするA隊員。
「すぐ開けますから・・すぐあけ・・あ・開きました!!」
5秒もかかってない。
同時に車へ飛び乗るお客さんは、ようやく上着を手にした。

最初の電話で「20〜30分後に到着」が思ってたより早く感じられたらしく、
不安になり外で待っていたようだ。
くしゃみが止まらなくなっているのは、元からだと言うけれど・・・

最後に「お気を付けて」の言葉が定番だが、
今回は「お大事に」でお別れしたA隊員であった。



by A隊員

2005.1.11(火)晴
雪辱!マスタング!!

渋谷区神宮前にてマスタングがインロックしたとの知らせが入った。
何かと苦汁を飲まされてきた思い出を胸に、A隊員とH隊員が現場へ急行する。

現地まで19分、休日の原宿は大勢ギャラリーであふれていた。
今回はちょっとした自信がある。
以前I隊員が開発した工具には強度的な問題があったが、H隊員がひと工夫したものを用意していた。
A隊員が左ドアから、H隊員が右ドアからそれぞれアタック開始。
先に回したのはA隊員であったが施錠方向で、結局H隊員が開錠した。

作業時間は3分。正直自分でも驚いてしまった。
お客さん・・「早いもんですね〜。いや先日も・・・」と語り始める。
実はインロックしたのは2度目で、前回お願いした業者さんが、ピッキングで1時間作業しても開かず、
差し金を使って開錠したとの事。その時に付いたおよそ3cmの傷跡が痛々しい。
激昂したお客さんは、ロードサービスそのものを乗り換えたとの話しであった。

何はともあれ前回の雪辱を果たした両隊員は大勢のギャラリーを後にした。
いや〜念願の記事がようやく書けた気分。今夜はぐっすり眠れそうだ。

マスタングでお困りの方へ・・・
助人サービスなら、あっという間にピッキングにて開錠致します。
しかも格安で!  迷わずご指名下さいね♪



by A隊員

2005.1.10(月)晴
お年玉

杉並区宮前にてベンツがパンクしたとの知らせが入った。
現地まで10分、お客さんと合流すると、何となく見覚えが・・・
目が合った瞬間にお互い思い出した。以前同じくスペア交換でお会いしたお客さんであった。

母親と年齢も近いせいか、どことなく似ているお客さん。
実は前回の作業後に新品タイヤと交換したが、またパンクしたとの事であった。
駐車している場所に段差がある為、少し移動していただく事になった。
すると、キーを回しても「クスン・クスン・・クスン」エンジンがかからない。
典型的なバッテリー上がりの症状だった。

あと20分で家を出なければならないとの事で、急ぎジャッキアップし、スペアタイヤと交換する。
無事タイヤ交換を終え、バッテリーもジャンピングさせる。
お客さんは車に乗り準備をし始めた。
時間内までギリギリの作業を施す。最後に電圧・比重ともに致命傷までには至ってない事をご説明していると、
お客さん・・「いつもありがとう。はいこれ。」
何かな?と思った瞬間にチップだと感じて、「これは頂くわけには・・・」と見上げた瞬間
「ささやかなお年玉よ」と言い残して去って行かれた。

呆然と立ち尽くすA隊員。
その手には今年初のチップ、いや何年かぶりのお年玉を握りしめていた。



by A隊員

2005.1.9(日)晴
熱血!H隊員!!

杉並区浜田山にてニッサンマーチがインロックしたとの知らせ。
近くでH隊員が作業していたが、まだ完了報告が入っていないのでA隊員が現地へ向かった。

現地まで13分。すると一瞬先にH隊員が到着していた。
鍵穴はひとつしかなく、早速H隊員が作業を始める。
A隊員・・「寒いけど大丈夫か?」
H隊員・・「ピッキング中は熱くなるんでね。君と違って寒さを理由に遅くなったりはしない!」
熱い!熱すぎる男だH隊員!!ちなみにH隊員は数少ない「A隊員の日記」の読者だ。
以前の三菱チャレンジャーの1件を振り返っているのだろう。

さらに続くH隊員「俺には季節は関係ない。冬の静かな空気のおかげで、逆に集中力が高まるのだ。」
詩人H隊員・・・もしかしたらこの日記は、彼に奪われてしまうかもしれない。
ん?何やら湯気のようなものが見える・・なんとH隊員の額には汗が出ているではないか!
さすがだH隊員。痛いほど寒い中、熱くなれると断言しただけの事はあると感心している間に、時間はすぎていく・・・

「あと2枚で回してみる・・」とつぶやきながら、スコープを振りまわすH隊員。
よく観察していると、のぞいている時間より、スコープの曇りを取る時間のが長いのではないか?
「あと1枚・・」そしてスコープぶんぶん・・
結局5分で開錠させた。その3分の2以上はスコープを振りまわしていた事になる。

熱血の志士H隊員。
彼は冬をも味方にするほどの熱さを兼ね備えていた。



by A隊員

2005.1.8(土)晴
パフォーマンスする勇気

港区から杉並区へ移動中、西麻布にてインロックしたとの知らせが入った。
南青山を走行していたので、外苑西通りを急降下し現地まで3分、ホンダのフィットと合流する。

何台もの開錠依頼をこなしてきた今でも、作業前はちょっとドキドキものである。
古い年式の車は、鍵の構造が簡単でもガタがあったり、汚れが目立つので、
イレギュラーも多く、古い車=簡単(早い)とは限らない。
逆に最近の車は、ある程度難しくても、鍵穴がきれいで見やすいところが良い。
お客さん「何分ぐらいかかりそうですか?」

フィットクラスは最も得意とするA隊員。
心配そうなお客さんの問いかけに、秒単位で答えたい。
何秒と宣言したとおり実現できれば、単なる開錠作業の域を越えたパフォーマンスになり得る。
待っているお客さんの立場からすると、分単位では威力が減ってしまうような気がした。
でも宣言どおり出来なければ・・・と、つまらない事を考えているA隊員。
「そうですね・・・・2・いや・・3分程度見て頂けますか?」

結局20秒で開錠。
このクラスは、ほとんど1分を超えた経験がないはず。
どうしても、何秒と答えられないA隊員であった。



by A隊員

2005.1.7(金)晴
情けは人の為ならず

千代田区外神田でスバルR2がインロックしたとの知らせ。
ちょっと特殊だったのは、携帯電話も閉じ込んだために、第3者の方から電話をお借りしているとの事。
後々連絡が途絶えたら大変だ。
念のため浜松町を出るときに、電話をしてみた。一通り場所を確認した後
A隊員・・・「私の電話番号お教えしましょうか?お借りしている電話だと何かと・・」
お客さん・・「いやいや結構だよ。しばらくいるから」
「貸している身にもなったら」と思いつつ現場へ急行した。

現場に到着したのは19分後、個人タクシーとR2が並んで止まっていた。
するとタクシーのほうからぞろぞろ降りてくる。
タクシーの運転手さん・・「電話の主は私です。R2のオーナーさんはこちらの方でして・・」
実は閉じ込んだのは夫婦のお客さんで、たまたま前に駐車していた個人タクシーの方の善意で、
電話を借りて、車の中で待っていたようだ。

今年初の紳士に遭遇したA隊員
にわかに熱くなってきて、開始10秒で開錠。
帰ろうとしている運転手さんにお礼をいうと、
運転手さん・・「いいんだよ。困った時はお互い様だからね。」と帰られた。
夫婦のお客さんも「初めてインロックして大変な目にあったけど、とても良い人にめぐり会えました。」
と言い始めると、あれもこれもと運転手さんの良い人自慢に花が咲いた。

情けは人の為ならず・・・
人へ親切にすると、その報いはいずれ自分に戻ってくるコトワザとして使われているが、
運転手さんの立ち姿、顔立ち、言動を振りかえると、
どれも凛としていてかっこ良かった。



by A隊員

2005.1.6(木)曇
偉大なるウルトラマン

出勤途中に千代田区飯田橋でインロックしたの知らせが入る。
三菱チャレンジャーと合流したのは、電話が入ってから21分後。
困ったのは、家から出発して長い時間凍えていた事であった。

真冬のピッキング作業は、ウルトラマンが怪獣を倒すのに似ている。
一定の時間でカラータイマーが鳴るのは、寒さとの闘いに置きかえられる。
しかし今回に限っては、ウルトラマン参上と同時にカラータイマーは鳴っていた。

ピッキングする上でスペシュウム光線的な必殺技がないのが、さびしいかぎりだ。
指先の感触がないのは、もはや致命傷である。
ボロボロになりながらも18分後に開錠。
とにかく寒い朝であった。

とても良い出来とは言えない作業である。
でもカラータイマーの時間の長さでは
ウルトラマンに勝ったA隊員であった。



by A隊員

2005.1.3(月)晴
トラブル対策強化人間

朝から事務所の電話が鳴りっぱなしだ。
各隊員がどんどん出撃していく。
現着、終了と全体的に早く、滑り出し好調と思えたが、そこに「待った」をかけたのが江戸川区のエスティマ。

開錠作業開始から20分、B隊員からの報告が入る。
全てピッキングしたが開かないといった内容だった。回りそうで回らない鍵・・・
とりあえず、もう1人向かわせようという事になりI隊員がヘルプに向かう。

その後、I隊員からも運転席と助手席ともに、回る気配がないとの知らせが入った。
そのうちお客さんが戻ってこられた。
お客さん・・「ピッキングで回りますか?実はイタズラされててキーを差し込んでも回らないんですわ」
合点B&I隊員は作戦を変えて、壁に潜り込むようにハッチバックを攻略し開錠へと導いた。

今回の作業でも痛感したことだけど、ピッキングでは物理的に無理の場合もある。
もちろん差し金やあおりといった手段もあるけれど、やはりメインはピッキングでいきたい。
今月はトラブルシューティングに力を入れていこう。



by A隊員

2005.1.1(土)晴
今年もよろしくお願いします。

積雪の影響があってか、都内の車はやけに少ない。
念のため事務所に顔を出すも、バイクでの移動は無理との事で、午前中は車部隊が活躍した。

午後からようやくバイクで動けるようになり、A隊員の初仕事は中野区でのバッテリージャンプ。
現地まで15分。
お客さん・・「新年早々すみませんね〜」と言われたので、
A隊員・・・「その為に出勤しているので心配ご無用です。」
と切り返すと、なぜか2人同時に笑い出した。

さすがに今日は、笑顔の人が多い。
年末、正月といつもと変らぬ生活を送っているが、街ゆく人の表情で雰囲気を味わう。
味わうといえば、無性にぞうにが食べたい。
帰り道、市販のもちを買っていった。

ぞうにの基本は、お袋様のつくる味だ。
マネして作るが、どうしてもあのレベルまで引き出せない。よくよく味わうと、もちに原因がありそうだ。
市販のもちは、そもそも味がなく、不自然に伸びるのだ。
比べて実家のもちは、米の味がして、伸びるというよりむしろボソボソ感が残っている。
加えて、いつまでも口の中に残っていないので、消化に大変よろしい。

電話ですまないと思いつつ、お袋様へ新年のご挨拶。
すると、「餅ついたから、送っといたぞ。」
全て先読みされているので、頭が下がりっぱなしのA隊員であった。



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