東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by H隊員

2008.3.31(月)雨のち晴れ
BMW K100

文京区某所よりBMW・K100のバッテリーあがり。

指定された住所に到着すると、ある会社の入り口にバイクは停まっていた。
車輌の横にはビシっとスーツを着た方がアタッシュケースを持ち雨の中傘をさしている。
「ここの会社に用事の方かな?」と思いながら御依頼主の携帯に連絡すると、
物凄く近くで携帯の鳴る音がした。
はっとなってスーツの方を見ると、こちらを見ながらBMWを指差していた。
この雨の中、バイクの案件でスーツの方が待っているとは。
思いも付かなかったのでビックリです。

作業中、これからスーツでバイクに乗るのか気になったので聞いて見ると
車検が切れてしまうので今日中にバイク屋さんに持って行かなければならないらしい。
ついつい心配になって「カッパはお持ちですか?」と聞いて見ると、
「それが無いんですよ。でも間も無く雨は上がるし、それに少々ぬれても平気ですよ」
そうお客さんは笑いながら言われた。

その後、「寒かったでしょう、ちょっと中でコーヒーでも飲んでいって」と
バイクが止まっている奥の入り口を指差した。
そこはお客さんの会社との事。
pictureですが、雨でビショビショなので辞退させていただこうとすると、
調子良くアイドリングしていた筈のK100がぷすんとエンストをした。
お客さんは笑いながら
「Kがコーヒーを飲んで行けって言ってますよ」と会社のドアを開けた。

再始動した後、香り豊かな淹れたてのグァテマラを頂く。
暫し、K100の機嫌を見ながらお客さんとバイクの話をする。
すると西の空が急に明るくなり雨は小降りになった。

その後、雨が上がり切っていない中バイク屋に向かうお客さんを見送った。



by J隊員

2008.3.30(日)曇りのち雨
お客さんの欲しいもの

日産 シビリアンのインロック救援へ
どんなクルマだったっけ?そう思いながら現着すると
送迎車両として街中でよく見るマイクロバスでした。

作業に取り掛かろうとすると
「こんなに窓あんだから、どっか開いてないかな?」
そう呟きながらクルマのウインドウを点検し始めるお客さん。

開錠を終えたところで丁度お客さんも一周して戻って来ました。
「やっぱり全部閉まってんな・・・
picture まあ自分で閉めてんだから当然ちゃあ当然なんだけどさ」
苦笑いしながらそう話すお客さん。

作業後にお話を伺うと、乗客を乗せた後の戸締りが結構大変なんだとか
「ちょっとだけ開いてんのがね、一番分かんないんだよ〜」
なるほど・・・人知れぬ苦労があるものです。
そんなお客さんの欲しい装備は・・・

「運転席集中パワーウインドウ」

「マイクロバスに付いてたら絶対売れると思うんだけどね〜」
と、現役運転手さんの声もあることですし
どうですか?メーカーさん



by Y隊員

2008.3.29(土)晴れ
プレッシャーのブラバス

国分寺のゴルフ練習場にてブラバスS−B8のトランクインロック。
以前、H隊員が対応し再度ご依頼。

到着し鍵穴を見ると下向き。
きっとH隊員の事だからすぐに開けてしまったんだろうな・・
と思いつつ御依頼主に確認するとやはりすぐに開いたとの事。

ご依頼の方には申し訳ないのだが正直に個人の技術の差を伝え、
pictureお時間を頂戴する事を了承して頂く。そしてなんとか20分かからずに開錠。

開くと同時に建物から飛び出してくる御依頼主。
きっとイライラしてお待ちになったのだろう・・お詫びしようとすると、
「ありがとうございます!さすがですね!他の鍵屋さんじゃ開かないですもんね!」
と逆にお褒め頂けた。更にご友人が通りががると、
「あなたも名刺貰って行った方がいいわよ。何でも開けちゃうんだから!」
と宣伝まで・・・本当にありがたいです。

しかし他の隊員が過去に開錠した事がある作業はプレッシャーが半端じゃない。
そのプレッシャーを無くすにはやはり練習しかないのかな。



by A隊員

2008.3.28(金)曇り時々雨
かさなる春の情景

カローラ開錠救援のため東品川へ向かう。
五反田で信号待ち中、突然ジェベルに乗った人に声をかけられた。picture

ジェベルの人・・「HP見ています。カギ開けすごいっすね」
以前お得意先のOPをされていた様子、正直うれしい。

現地では路上で立ち尽くすお客さんと合流。
どうやら突然の雨であわててトランクを閉められた様子。
開錠後すぐ出発されるお客さんを見送った。

周りを見ると足早に駅へ向かう人が多い。
せっかく桜が満開&金曜の夜だというのに、冷たい雨が降っている。
そんな残念な風景をいくつか写真におさめて現場を後にした。

五反田で信号待ち中、突然クラクションを鳴らされた。
振り返ると偶然お客さんの車と並んでいた。

何にも悪いことをしていなくてもドキッとする事の連続。
妙にソワソワした気持ちになった。



by H隊員

2008.3.27(木)晴れ
CB750・スペシャル

CB750のバッテリージャンプ依頼。
現場でお待ちのお客さんは女性の方だった。

車輌を見るとどう見ても新車にしか見えない。
お客さんに聞いて見ると買ってから2週間は経っているけど、
納車時に近所を一回りして以来乗ってなかったらしい。
2週間でバッテリーが上がるのは早いな?
と思いながら電圧を測ると12.8vある。
pictureこれでエンジンが始動しないのはおかしいと思い詳しく聞いて見ると、
チョークを引かずにアクセル操作で始動を試みていたようです。

さらに詳しく聞いて見ると、
免許を取ったばかりで最初の一台目がこのCB750。
で、バイクに乗っている人が回りにいないらしく今回の依頼になったとの事。
なるほど、電圧があっても始動出来ない理由を理解。
早速、エンジンが冷えている時にはチョークを使い始動する事と、
アイドリングが安定するまでの手順と目安をお伝えした。

pictureそしてエンジン始動。
チョークを戻しながら適性回転を維持し暖機運転。
アイドリングが安定するまでの間バイク談義に花が咲く。

そう言えばお客さんのCB750・スペシャルは、
CBX1000】をイメージしたカラーリングになっている。
カラーリングもさることながらタンクについている立体ウイングマークがとても良い。
どこに貼るのと聞かれると困るのですが、激しく欲しい。
立体エブレムだけ購入できないかバイク屋さんに相談に行って見ることにします。



by J隊員

2008.3.26(水)晴れ
バッテリーの価格動向

カー用品店の駐車場で開錠を済ませた後に店内へ、
バッテリーコーナーに一直線に向かう。

ちょっと前に大幅値上がりをした自動車用バッテリー
定価だけ見ているとほぼ倍近い値上がりをしたものまである。
そんな訳で実勢価格を調査しに来た次第、
交換を勧めたお客さんにより現実的な助言も出来るだろうし

バッテリーコーナーに到着して調査を開始
pictureすると値上がりが確認できたのはおおよそ半分くらいの製品
以外にも製品全ての値上がりでは無いようです。

値上げがそれ程でもないのはスタンダードなクラスの製品
同じ規格の物でも性能強化を謳うハイグレーなの製品の方は
平均で1.5倍ほどの価格上昇といったところ
ともあれ割とリーズナブルに交換する事も可能なので一安心。

そもそも原料である鉛の高騰に端を発したこの値上げ
鉛産出国で作られた製品は原価的有利から
この様な価格動向になるのでしょうね。



by Y隊員

2008.3.25(火)晴れ
トライアンフの逆救援

トライアンフ ストリートトリプルのバッテリー上がり救援。

トライアンフ社が現代に送り込んだ異色の3気筒エンジンを積んだモデル。
個人的にかなり気になっていたエンジン。
どんなエキゾーストノイズなんだろうとワクワクしながら向かった。

現着するとピカピカのストリートトリプルが暖かな春の日差しを受けてお待ちかね。
picture聞けば納車からまだ一ヶ月だとの事。

しかし作業開始するも電装系の異常の為、現場復旧はあきらめて頂く事に。
「実は今日ツーリングに行く予定だったんですよね・・」とご依頼の方。
気の利いた慰めの言葉を探すが見つからない。

「けどしょうがないですよね」と笑顔を見せる御依頼主。
なんだかその笑顔に救われたような気がした。

その後バイク談議をさせて頂き更に面白い話も沢山して頂いた。
気持ち的にこちらが救援された様な・・・ なんだかすみません。



by A隊員

2008.3.24(月)雨のち晴れ
記録更新

大田区にてリンカーンナビゲーターの開錠作業。
現着早々「すみません・・何度も閉じ込んでしまって」とお客さん。

「2度3度はよくある事ですから」と切り返すと
「横浜・池袋・六本木・・え〜と今回で6回目ですかね・・」とお客さん。

な・なんと、キー閉じ込みが6回目というお客さん。
pictureちょっと度肝を抜かれるとともに、今までの最多記録を大きく更新した。
動揺しながら作業の準備をしていると
「皆さんカッコイイバイク乗ってますよね」とお客さん。

な・なんと、6件全て助人サービスが対応している様子。
他の5件は誰だろう・・・とっさにみんなの顔が浮かんだ。
今までの最速タイムは3分との事で、ほどよいプレッシャーの中スタート。

意地とプライドをかけたピッキングは閃光一線、
秒針が一周する間に開錠した。

とりあえずこちらも記録更新。
ほっと胸をなでおろして現場を後にした。



by H隊員

2008.3.23(日)晴れ
Buick Regalwagon

夜半、ビュイック・リーガルワゴンの解錠依頼。
繁華街に程近いスポーツショップの前に車輌は停まっていた。

この車はピッキング出来ない錠が付いている。
なのでトライアウトキーを使っての解錠になる。
工具の性質上かなりの時間を要す事もあるのでお客さんに説明し承諾を得る。

作業の準備をしていると、車と人の往来が多い事に気付いた。
車道側で作業時の安全確保をすると交通の妨げになりそうだし、
かといって歩道側では歩行者の邪魔になる。
車輌を一回りしてみるとハッチバックに錠があった。
ここなら車や歩行者の邪魔にならない。
と言うことで今回はハッチバックを解錠することに。

picture一本、また一本とトライアウトキーを挿す。

10分も過ぎたところで手応を感じた。
だが今回は簡単に回ってはくれない。
こんな時は、経験則を持ち出さず感触のみで錠の中をイメージする。
そして指先に伝わる僅かなヒントを逃さぬよう全神経を集中。
…間も無く
ピタリと決まり抵抗も無くシリンダーは回った。

その後ひと段落して気付いたのですが、
リーガルワゴンのシートベルトはドア側についていた。
他の車で見たことが無い位置についている。
この車種だけなんでしょうか?
ちょいと気になるので他の車も観察して見ます。



by J隊員

2008.3.22(土)晴れ
ランドローバー ディフェンダー

ランドローバー ディフェンダーの開錠へ

現場の駐車場は繁華街が近いこともあ、週末の人出で大層な盛況ぶり。
本来ならば救援車両を探すのに一苦労といったところだが
picture遠くからでも目立つディフェンダーの車体のおかげですぐに発見できた。

このディフェンダーというクルマ
もともとは農耕用途で開発されてロングセラーとなり
イギリス陸軍でも採用されているそうな

質実剛健なそのスタイルは
街中ではちょっと浮いてしまいそうなのだが
ほど良く中和しているのがこの車体色、

お客さんによるとこの青色は「アルルブルー」といって
ユーザーに人気の車体色なのだそう
なるほど、スパルタンな車体デザインを
この青色が柔らかいイメージに調整しているようだ。
市街地での使用がメインならばこの上ない色なのかも

開錠を終えてお客さんをお見送り
アルルブルーの車体がビル街に溶け込むには
それほど時間がかからなかった。



by Y隊員

2008.3.21(金)曇り
旅立ちのR1

スバルR1のバッテリー上がり救援。

現着すると男性二人と仮ナンバーの付いたR1がお待ちかね。
よーく見ると広島の文字。広島から来たのかな?とか思いつつ作業開始。

バッテリーは完全放電状態。ブースターをすぐに外すとストール。
pictureなのでブースターをしばらく繋げ復活するのを待つ事に。

その間、高級中国茶を頂きながら(おいしかったです!)お話を伺うと、
実はこのR1、ネットオークションの商品で今日はその引渡しなのだとか。

落札されたのは広島の方。
広島の仮ナンバーを付けてこれから自走で帰られるとの事。

一応、無事に復活したR1。万が一の事を含めアドバスし、
別れ際に役に立たない事を祈りながら名刺をお渡しする。
富士山の向こう側から救援を求められるとちょっと厳しいですからね。



by A隊員

2008.3.20(木)雨
笑いの効果

首都高の下を300mほどはあろうか・・
長い駐車場の周りをグルグル走りまわる。

ここは入口が4ヶ所もある日本橋兜町パーキング。
どの入口も目印に乏しく、すぐ合流できるか日頃の運が問われる。

すでに電話での場所確認は3度目。
pictureA隊員・・「今度は永代通り側にきました」
お客さん・・「あ!もしかして黒っぽいバイクですか?」
キョロキョロすると反対車線側で手を振るお客さんを発見した。

結局4つある入口の4つ目で到着。
何もなければ10分で来れるところ、痛恨の倍以上をかけて到着。

ボルボXC90の開錠作業はすぐ終わった。

「いや〜初めて来た場所で、生まれて初めて閉じ込みました」
「こりゃ〜もう笑うしかないね」とお客さん。

釣られてA隊員も笑った。
何となくブルーだった気持ちがサラリと消えていった。



by H隊員

2008.3.19(水)曇りのち雨
Mercedes V230

V230のグローブボックス解錠依頼。ドアは開いているとの事。
現着後、お客様から今回の依頼内容の説明を受けた。

昨晩、仕事の都合でコインパーキングに停めて帰宅。
今朝、出勤前に車の回収に来たところイグニッションが回らない。
おかしいなとキーを見てビックリ、折れて半分なくなっていた。
慌ててイグニッションの鍵穴を覗いて見たが先端部分は残っていなかった。
ドアはキーレスで解錠しているのでドアシリンダーで折れた訳でもない。
仕事の車なので会社まで運ぶ必要があり急遽レッカー移動。
会社に着いてから予備キーを探したが見つからない。
社有車は他にもあるので仕事的には問題ないが、
今日中に処理しなければならない書類がグローブボックスに入っている。

と言うことらしい。

pictureで、折れた鍵を見せて頂いたが綺麗に折れていた。
無理な力がかかって折れた言うよりは、一番細い部分が金属疲労をおこした印象。
かなりの距離を走っているとの事でしたので、
昨晩偶然弱くなっている部分に力がかかり折れてしまったのではないかと。

分析は程ほどにしてグローブボックスを解錠。
お客様は書類と車検証を取り出した。

長く車輌を御使用されている方、または頻繁に車輌を使用される方、
思い出した時で結構ですので鍵眺めて見て下さい。
特に、細くなっている部分が曲がっていた場合折れる可能性があります。
ご注意を。



by J隊員

2008.3.18(火)晴れ
とっつきやすいバイク

始動不能のCB400SSの救援へ
いくらキックをし続けてもエンジンがかからないとの事、

かれこれ100回程もキックスタートを試しているとの事から
おそらくプラグがカブッているのであろうと説明する。

すると「復旧方法を教えて欲しい」とお客さん。
なんでもツーリング先で同様の症状を経験した事があり
pictureその時はしばらくして直ったものの、とても不安だったそうなのだ。
そんな訳で車載工具の使い方も説明しながら作業を進める。

一通りの工程を経てプラグを組み付けると会心の一発始動!
蘇ったエンジンは規則的なリズムを刻み始める。
「こんなにすぐに直るなんて!」
驚きながらも手順はバッチリ覚えたお客さん
この夏のツーリングはさぞ楽しいものになるのでしょう。

到着からお客さんが走り去るまでおおよそ10分
しかしその解決の早さもこのバイクの整備のし易さがあるため
空冷+単気筒の組合せは整備を覚えるのに最適の教材なのだ。
最近では少なくなりつつあるライダーを育てる一台ではなかろうか?



by Y隊員

2008.3.17(月)曇り
アンチエイジングなマスタング

フォードマスタングの開錠依頼。

到着すると袋小路を塞ぐ様に停まっているマスタング。
その所為で進入出来ないでいるトラック。
早々に作業開始し無事開錠。

開錠後、書類を作成しつつご依頼の男性からお話を伺う。
picture「いや〜孫が施錠ボタンを間違えて押しちゃったらしくてね・・」

ん?孫?
パッと見、独身だと言われても違和感を感じない方。
そんな方がおじいちゃんなんて・・・

乗っている車がそう感じさせたのか?
はたまた御依頼主から漂うセンスがそう感じさせたのか?

Y隊員も御依頼主のような年の重ね方をしていきたいと思った。
まずは出っ張ってきたお腹を凹まそうかな。



by A隊員

2008.3.16(日)晴れ
カッコイイビートル

VWビートルがインロックしたとの知らせ。
走行中に一報を聞いたので、詳細はメールで受け取ることに。

おそらくニュービートルだろう。
そんな風に考えながら京橋プラザ駐車場に現着。

入口でお客さんと合流し駐車場へと入って行く。
あれ?と思うのも束の間、目をこすった瞬間タイプT(旧ビートル)に早代わり。
pictureA隊員の勝手な思い込みも吹き飛んだ。

現場ではめったに見ないタイプT。
ニュービートルに見慣れたせいか新鮮な感じ。
フェンダーの張り出しが強く、ドッシリした重厚感が印象的であった。

開錠後、写真の許可を頂くとナンバープレートに一工夫されるお客さん。
助人の「開錠中プレート」がすっぽりとはまった。

現行にはないオーラをまとったビートル。
それは「カワイイ」というより「カッコイイ」が相応しいように思えた。



by H隊員

2008.3.15(土)晴れ
Mercedes A160+S500

駐車場管理会社さんから、ベンツA160とS500の解錠依頼。picture

まずはAクラスからと鍵穴を覗くと中はかなりキレイ。
反応もすこぶる良いので直ぐに解錠。
続いてSクラスもサクッと解錠し書類の作成。

ここでご担当の方から話しかけられる。
聞くところによる駐車場に放置される車の中には、
所有者と連絡が付いている車輌も少なく無いらしい。
だけど「連絡が付いているのに取りに来てくれない方もいる」と表情を曇らせた。

膨大な敷地に整然と並ぶ車達。
picture主の迎えをただひたすら待つのみ。

道具としての車。

されど【愛車】と言う人がいるのもまた然り。

擬人化するつもりはないのですが、
疲れきった様にも、また寂しそうにも見えなくも無かった。



by J隊員

2008.3.14(金)雨時々曇り
AMG E55

AMG E55、バッテリーが上がってしまいカギも開かないとのこと。

通常時のロック操作は全てリモコンで行ない
鍵穴を使用するのは緊急時のみというのが最近のクルマのトレンド。
それ故、緊急用のキーの所在が解らないという人も多く
バッテリー放電により、リモコンが反応しない場合の「カギが開かない」は
「カギが見つからない」だったりすることがほとんど。

大概はリモコン本体に収納されているのだが
目立たないように処理してあったりでよ〜く見ないと解らなかったりする
そんな事を説明しながらキーを取り出すと皆さん一様に驚いてくれます。
・・・実はそれも楽しみの一つであったりもするのだ。

picture

現着してさっそくリモコンキーを拝借
手品師の様にキーを抜き出そうとするも・・・なぜか空っぽ?
「実は・・そのキー、車内なんですよ」とお客さん
今回は放電と共に正真正銘インロックとなってしまったようです。

なぜ車内に緊急用のキーがあるかというと・・・
運転中に緊急用のキーがすっぽ抜けているのを発見したお客さん
失くしちゃイカンと車内の収納に保管し、
取り出し忘れていたところでバッテリーが上がってしまったようです。

それにしてもいろんな事情が絶妙に重なってのインロック
こんな事もあるものなんですね。



by Y隊員

2008.3.13(木)晴れ
トレノな妄想

スプリンタートレノのバッテリー救援。
御依頼主は女性。

もしかして漫画のイニシャルDで有名になったハチロク?
御依頼主は女性の走り屋?
先日もバリバリにいじった女性のインプレッサを救援したばかり。
picture最近、走り屋の女性が増えてきているのかな?

などと考えながら現着すると、
待っていたトレノはハチロクではなくキューイチ(右の写真)。
ハチロクの後のモデルで走り屋にはちょっと向いてないモデル。
またY隊員の訳の分からない妄想ははずれてしまった。

聞けば知人から運転の練習用にと5万円で譲り受けたのこと。
その割にはボンネットを開けるとまめに点検に出している様子が伺える。
なんだかキューイチがちょっと幸せそうに見えた。



by A隊員

2008.3.12(水)晴れ
Bクラスの魅力

ベンツBクラスがインロックしたとの知らせ。
ちょっと自信のない場所なので、前もって電話連絡をしていく。

大通りから1本入ればそこは狭い路地の密集地帯。
途中で待ち合わせてから、歩くお客さんを追走し現場へと向かう。

そういえばBクラスの開錠は初めてのA隊員。
pictureシート上に置かれたキーを眺めつつ、室内の広さに驚く。
外観はコンパクトなのに、想定外のギャップがいい感じ。

ちょっと不思議な感じがした。
Aクラスのかわいい顔とは対照的に、こちらは凛々しい印象を受ける。

何となくこの顔なら大きいのでは?という勝手なイメージがあって
近づいた瞬間「コンパクト!」と不意をつかれる感じ。
さらに室内をのぞいて「広い!」となる。

開錠後、こうした魅力をお客さんと語り合いお別れ。
クイックに狭い路地へと吸い込まれるBクラスを見送った。

都内にBクラス・・良い感じです。



by H隊員

2008.3.11(火)晴れ
BMW 530i

ディーラーさんから最新BMW530iの解錠依頼。
明日納車の車輌整備をしている最中に誤ってインロックしてしまったらしい。
納車整備を必要以上に滞らせてはいけないので早速作業に取り掛かる。

工具をセットしていると奥から整備の方々がわらわらとやってきて、
グルリと取り囲まれてしまった。
そして一人の整備士の方から「どうやって開けるの?」との質問を頂いた。
「ピッキングにて解錠します」と答えると
「ピッキングだと4時間位かかるんでしょ?」と言われた。
「え”!!」と思い、錠を覗こうとしていたのを途中で止め、
picture「そんなにはかかりません、多分2〜3分です」と答え作業に取り掛かる。
そして同僚に以前あったインロックの事を話し始めた時、
僕は振り返り「セキュリティーが鳴ります」と伝えドアを開けた。

その後、以前あったインロック話を伺うと、
その時に来られた鍵屋さんは解錠まで4時間かかったらしい。
詳しい話を聞いてみると、どうやら特殊な条件が重なっていたようです。
なので、ピッキングで4時間かかったと言うよりは作業全体を通して時間が必要だった。
話を聞けば聞く程その鍵屋さんの苦労が偲ばれました。

そして、その鍵屋さんを思い「お疲れ様でした」と心の中で呟いた。



by J隊員

2008.3.10(月)雨のち曇り
エアバルブ交換の奨め

タイヤのエア抜け救援へ
到着してみると両側の後輪がペッタンコ
自宅の駐車場で一週間ぶりに乗ろうとしたらこうなっていたそうな
よくよく調べると両輪ともにエアバルブの付け根からのエア漏れであった。

お客さんがクルマを購入されたのは十年ほど前
今までタイヤは何度か交換したものの、エアバルブにはノータッチだったそう。
もしやと思い無事な前輪のエアバルブも点検してみると
ゴムが経年劣化でひび割れ、今にもエア漏れを起こしそうな状態
picture

エアバルブは目立たない部品の上、劣化初期はエア漏れが非常に遅く
エアさえ補充していれば普通に使えてしまうのが余計に対策を遅らせる。
そのうち他のバルブも劣化が進んできて
気が付いたら複数輪同時パンクなど深刻なトラブルになってしまう。

また、部品自体の値段は安いものなのですが
交換する為にホイールからタイヤを外さなければならず
部品の見た目よりも大きな工賃がかかります。

そんな訳で壊れる前の早めの交換がお奨め
タイヤを交換する際、同時に交換してしまうのが良いでしょうね。



by Y隊員

2008.3.9(日)
感動の不思議カスタム

ハーレーソフテイルのバッテリー上がり救援。
本日3台目のハーレー救援。まだ午前中なのに。

寒い間、冬眠していたバイクが目覚める頃。
確かにこのごろ出動で走っていても気持ちが良い。

到着し早速ジャンプをしようとシートに手をかけると
pictureリアカウルステーのところに怪しげなものが付いている。

こ、これはステップ?なぜここに?
荷ゴム用のフック代わり?いったいなぜ??
エンジンを始動させた後、勇気を出して御依頼主に質問してみた。

「うちの子供を乗せる時に使うステップなんですよ〜」
なるほど!確かに子供にはちょうどいい位置。

いや〜意外なカスタムにかなり感動してしまいました。
Y隊員も真似しようかな。



by A隊員

2008.3.8(土)晴れ
光速エレクトリカルピッキング

ディズニーランドの駐車場でオデッセイがインロックしたとの知らせ。
時間は23時、もうとっくに閉まっている時間帯だ。

係員さんに誘導してもらいながら広大な駐車場へ進入。
ひっそりとドナルドダックPに止まっているオデッセイを発見した。

お客さん・・「腰が・・腰が抜けそうです!」
2時間ほど自力で格闘された様子で、A隊員が神さまのようだと言われる。
よく見ると水戸ナンバー、それに親しみのあるイントネーション。
pictureA隊員・・「私も実家が茨城でして・・」
お客さんカップルの明るい雰囲気に引き寄せられて、大いに盛り上がった。

開錠作業は光速エレクトリカルピッキング!?
カギ穴の奥は光のパレード、きらめきがA隊員に感電した瞬間開錠した。

ぜひ握手を!と言われるお客さんカップルの手は暖かい。
まるで幸せのほんの一部を分けて頂いたような感じ。

ディズニーランドは不思議な場所だ。
仕事をしにきたA隊員でも明るくなれる何かがある。



by H隊員

2008.3.7(金)晴れのち雨
VW ベント

豊島区の高層マンションのタワー駐車場より、VWベントのトランクインロック。
マンション前現着後、お客さんに連絡し誘導していただく。

ベントは車輌専用エレベーターを塞ぐ形で停まっていた。
回りを取り囲むは警備員さん数名と車を出せない住人の方数名。
その情景を見て「ゴクリ…」と咽が鳴る。

ところが、勝手に緊張したこちらとは裏腹に以外にも緊迫した雰囲気は無い。
お客さんは他の住人の方たちと談笑しているし、
警備員さんからは「どうやって開けるんだろう?…ヒソヒソ…」
と興味津々の声が聞こえる。

ここで気を抜いてはいかん!とばかりに解錠は速やかに。
トランクが開いたのに気付いたお客さんは、
「スミマセンでした、直ぐに移動します」と談笑していた住人の方に告げ、
バタンとトランクを閉めて車に乗り込もうとした。

picture回りにいた全員が「あっ!」と言った。
それをみてお客さんは一瞬キョトンとしたが、
直ぐに気が付いて「あ”−−−っ!!」と叫んだ。

そうです、鍵を取り出してなかったんです。

呆然としてしまったお客さんに
「大丈夫ですよ〜」と声をかけ二度目のトランクを解錠した。



by J隊員

2008.3.6(木)晴れ
演技派じゃないJ隊員

フォルクスワーゲン タイプVの開錠へ

珍しいクルマなので作業後は時間が許せばお客さんとクルマ談義・・・
と、行きたいのトコロだが今日はダメ・・・
気温上昇と共に増加する飛散物のせいで鼻水が止まらないのだ。

見苦しい様をお客さんの前に晒すのもなんなので
鼻の異常を悟られる前にスパーンと開錠、シュッと撤収と行きたいところ。

picture

工具とティッシュを持ち替えながら3分ほどで開錠を終える
普段よりキッチリ2倍の所要時間だ。

寡黙な男を最後まで演じながら作業を終えようとすると
「・・この時期は大変ですよね」とのお客さんのお言葉、

・・・どうやら全てお見通しのようですね・・・

その後は気が楽になってクルマのお話などを伺いつつ
クラシックタイプのエンブレムを撮影させてもらいました。



by Y隊員

2008.3.5(水)晴れ
ラッキーな春先

上高井戸にてマーチの開錠依頼。
鍵を無くしてしまい荷物だけでも取り出したいとの事。

サクっと開錠し工具を片付けつつタイヤの方を見るとキラリと光るものを発見。
手を伸ばして拾ってみると車のキー。しかもマーチの。

picture御依頼主にものすごく喜んで頂けた。
別れ際にはなんとチップまで頂戴してしまった。

なんてラッキーなんだと思いつつ一方通行を抜けていくと、
早咲きの桜を発見!
桜が待ち遠しくなるこの時期に見れるとはなんてツイているんだ。

しかしこう良い事が続くときっとこの後に悪い事が起きる・・・

な〜んてネガティブに考えずに、
今日はこのラッキーな出来事達を満喫しようと思う。



by A隊員

2008.3.4(火)晴れ
雷門での完全燃焼

浅草雷門の目の前でBMW320iの開錠作業。
久々のギャラリーに囲まれ、ちょっとカッコイイとこ見せようか・・なんて色気が出たりした。

風が強いのも何のその、いつものようにドアを速攻開錠する。
カギはトランクの中、室内から操作すれば開くはずであった。

お客さん・・「あれ?トランクが開きません・・」
picture設定で開かないように出来るようだけど、初めての経験だ。
トランクを見るとカギ穴が下向き。
腹をくくってトランク開錠作業のステージへと突入した。

ちょっとシンドイ作業だけど、場所が場所だけに時間がかけられない。
焦る気持ちが最高潮に達したとき、風神・雷神は舞い降りた。

わずか10分と言えど、額に汗にじむ完全燃焼。
寒空から非難していたお客さん家族も合流し、ガッシリ握手してお別れ。

最初は涼しい顔で現場を去りたかったけど、完全燃焼もいい。
すでに周りのギャラリーの目はどうでもよかった。



by H隊員

2008.3.3(月)晴れ
メンテナンス

先週までの強風とは打って変って穏やかな週末。
寒さも幾分和らいだ事もあり、この休みは冬眠していたオートバイの救援が多かった。

救援中、お客さんと話す事と言えば
整備
ツーリング
旧車・現行車・新車情報など等

その中でも整備に付いては熱心に質問される方が多い。
もともと趣味性が高いオートバイ。
走ることは元より、整備すると言う楽しみ方もあったりします。
そう言う僕もネジを締めたり緩めたりは結構好きです。

点検整備に関してはホンダさんのHPがとても参考になります。
picture「ベンリィちゃんと学ぶバイクメンテ」
分かりやすい上、見ていて楽しい。
そして、ベンリィちゃんがとてもめんこいw

これから冬眠を解く方。
または新たに乗り出す方。
日常点検をお忘れなく安全に運転なさって下さい。

そう言えば、先日発売されたばかりのDN-01の試乗案内がホンダさんから来ていた。
新たに採用された新機構HFTに興味があるので近いうちに試乗に行って来ます。



by J隊員

2008.3.2(日)晴れ
洋服迷彩?

日曜の朝、フリーマーケットに行ってきました。
といっても出店している方のインロック開錠作業でのこと。

フリマの入り口に到着、おおよその場所を電話で伺い救援車両を探す
しかし一向に該当車両が見つからない、場所はあってるハズだけど・・
人ごみでお客さんも探せないので再び電話・・・すると「ああ、今見えるようにしますんで」

・・・!?意味がよく分からないながらも辺りを見回していると・・・
あれれ?・・さっきは無かった筈の救援車両が前方に出現している!

衣料品を主に出品しに来ていたお客さん、
picture自分のクルマを陳列棚変わりに使用していたのだ。

クルマの側面を覆うように洋服が吊り下げられており
「なんか大きい店があるな〜」と思っていたら
洋服でカモフラージュされた救援車両だったという訳です。

開錠後に再びフリマの中を歩いて出口へと
辺りには実に様々なお店が出ている。
どの店も商品の並べ方にはひと工夫ある様で見ていて面白い
客足なんかを見ていると、店構えも売り上げを左右する重要なポイントのようだ。

そう考えるとさっきのお客さんのお店、かなりイケてる事に気が付いた。



by Y隊員

2008.3.1(土)晴れ
アストロと複雑な感情

シボレーアストロの開錠依頼。
到着すると案の定ピッキング不可能な鍵がついている。

トライアウトキーでの開錠の説明と時間がかかる旨を伝え作業開始。
数百本の鍵の半分を試し終えた時、後ろで眺めていた御依頼主が
「一度だけやらせて貰えないですか?」との声。

本来、工具は他の方には触れさせないのだが、
pictureなかなか開かない事を更に理解して頂けたらと、
それとちょっと一休みを兼ねて一本だけ試してもらうことに・・

ひとつ背伸びをしてご依頼主の方を見ると
「あ、あの〜回っちゃったんですけど・・・」
な、なに〜!!

驚きやら御依頼主の強運への敬意やら
開けられてしまった悔しさやらの色々な感情が入り混じって
最終的にはちょっと寂しくなった。

次からは全作業、自分でやるようにします。



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