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シトロエン

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picture DS5 | DS3 | C6 | C4




picture ZX







by Y隊員

2015.4.12(日)晴れ
心強い助人

シトロエンDS5の開錠に行ってきました。
二番手業者としての出動依頼です。

最初のご依頼からかなり時間が経過しているようで、
到着した現場はかなり騒然とした状況。
速攻で開錠してその場の空気を落ち着かせたいところなのですが
Y隊員、DS5は初めて対応する車両なのです。

シトロエンの他の現行車なら開錠したことがあるし・・
でも他の鍵屋さんがギブしてるし・・
そして周りの視線は「本当に開けれるの?」と痛いし・・
ドキドキしながら鍵穴に対峙します。

やばいです。ドキドキが加速します。
初めて見る構造のキーシリンダーです。
ですが、ふとひらめいて無事に開錠。
その場の空気を落ち着かせることが出来ました。

そしてなぜひらめけたかというと助人の過去データのおかげ。
何の知識もなしに望んでいたら自分も撃沈していたかもしれません。
本当に心強いです。

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by H隊員

2014.9.21(日)晴れ
佇む人々

 深夜、茨城県某所からシトロエン・DS3の解錠依頼。車のキーを紛失してしまったが自宅には予備キーがあり、その自宅の鍵が車内にあるのでドア開けて欲しいとの依頼。日付が変わる頃には随分と気温が下がっていたので厚手のグローブを付けて現場へ向かった。

 DS3が停めてある場所はショッピングセンターの駐車場。そこは飲食店も多く、深夜にも関わらず駐車場の殆どは車で塞がっていた。

 入口から直ぐの所で該当車輌を発見、幸いな事にその隣が空いていたのでバイクを滑り込ませる。するとDS3の車体後方でTシャツの袖を抜いて丸まって眠る人がいるではありませんか。状況的にお客さんに間違いありません。この寒空の下、Tシャツに短パンの軽装で長らく辛かった事と思います。

 お客さんが覚醒したところで早速解錠と行きたいのですが、ドアを開けると間違いなく警報が発報するので準備(段取り)が必要です。
 今回は車のキー紛失なので警報を簡単に止める事が出来ません、なのでより入念な打ち合わせが必要で、車内にある自宅キーを取り出した後、如何に早く警報を自然停止させるか、これが結構キモなんです。

 お客さんとゴニョゴニョ打ち合わせをして「さて行きますか!」となったところで辺りを見回すと、なぜか駐車場に20人位の人達が何をするでもなく佇んでいます。さっきまではいなかったのに急に何事だろう?とても妙な雰囲気です。
 お客さんに「あの人達はなんでしょう?」とコッソリ聞いてみたけどお客さんも分からず気味悪がっています。その佇む人々は数人ずついくつかのグループに分かれてますが、なぜそこにいるのか全く理解出来ません。車に乗って帰るでもなくただただそこに佇み全員がこちらを注視してるのです。

 いつまでも気味悪がっても仕方がないので取りあえずサックリと解錠し、「ちょっと大きな音がしまーす、スミマセーン」と誰ともなしに声をかけてからドアを開けた。案の定、けたたましく怒号ホーンを鳴らすDS3。でも家鍵を取り出してドアを閉めると直ぐに鳴り止みました。

 「いや〜警報直ぐに止まって良かったねー」と喜ぶお客さんの横で施錠ピッキングをしていると、駐車場に次々と軽自動車5〜6台がやってきました。その軽自動車には男性二人が乗っていて一人が佇む人達各グループに声をかけます。すると声をかけられた人達は声をかけた人と共に各々の車に乗り込み、先程来た軽自動車を伴って次々と駐車場を出て行きました。これを見てなぜそこに佇んでいたのかやっとこ理解。皆さん同じ飲食店の閉店と共に外に出てきて運転代行車待ちの手持無沙汰だったみたいですね。

 分かってしまえばどうって事ないのですが、分からない時は実は結構怖かったです「佇む人々」。

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by H隊員

2011.11.14(月)晴れ
ドアポケット?

 シトロエン・C6のキー紛失解錠依頼。

 お客さんと合流後話しを伺うと「新車から一個しかなかったキーを無くしたんでディーラーに相談したら、納車時に2個渡しているからもう一個どこかにある筈だって言うんだよ」と釈然としないご様子。
 「でさ、もう1個なんて記憶に無いんだけど2個渡したって言われたら自信がなくなってさ。昨日から家の中を探しまくったんだけどやっぱりないんだよね」ちょっとお疲れの感じです。
 「一晩かけて家中探しても無いモノはやはりないんだと朝一でディーラーに連絡したら、新たにキーを作る場合は車検証が必要だし、一応車内を探してみて欲しいと言う事で貴方に来て貰ったんですよ。でも買ってから3年以上経つけど車内で見た事ないんだよね?」とお客さんは困惑していた。

 タワーパーキングのゴンドラに揺られながらC6を解錠。お客さんが車内に入りグローブボックス内を隈なく探すが予備キーは見付からず。すぐさまディーラーさんへ連絡し予備キーがありそうな場所を聞いている。
 「グローブボックスの中にはやはりありませんでした? え! ドア?? いえでもドアポケット(写真の@部分)って言っても何も入れてませんよ?上から見ても何もないですが??」お客さんとディーラーさんの話しが続く。
 「でっかいポケットってドアに??いえ小物入れ程度のしかありませんけど? えっ!そんな大きいのって無いでしょう…」とここでお客さんある場所を触れると化粧板が貼ってある部分がゆっくりとそして大きく開いた(写真のA部分)。
 「ええーっ!!こんな所が開くんだ? 今まで知らなかったよw」とお客さんビックリ。そして中を探すと無事に予備キーが見付かりました。

 一通り落ち着いたところでお客さんが「いや〜ありがとうね開けてくれて。君が開けてくれなかったらこのタワーパーキングからどうやって車を引っ張り出すかってディーラーと悩んでたんですよ。何はともあれ鍵も見付かったし本当に良かった、ありがとう!」と僕の両手をがっしりと握られた。

 あまり気にした事がなかった車のドアポケット。これから注意して観察してみようかと思います、新たな発見があるかも?

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by Y隊員

2008.6.1(日)晴れ
シトロエンで学んだ事

ここ数ヶ月、昼ご飯はタラフク食べるようになっている。
理由は色々あるのだが、悪い習慣だなと思う今日この頃。

そんな昼ご飯を終えた時、シトロエンC4の開錠依頼。
到着すると車の右側が壁にビッシリのシトロエンがお待ちかね。
恐る恐る車内を覗くとご丁寧に右ハンドル車。

グズグズ言っていても始まらない。
昼飯で出っ張ったお腹を強引に引っ込めて作業開始。
そして、息が上がりそうになった頃に無事開錠。ところが・・

畳んであったドアミラーがシリンダーを回すとともに元に戻る。
そして入ってきた細い隙間を塞ぐ。出られなくなってしまった・・

御依頼主は事務所。携帯電話はバイクの所。
数時間このままか?と危機的状況を思案していると、
車の後方の建物を使って塀を乗り越えられそうなポイントを発見。
そして無事に生還。

しかしお腹が本当にきつかった。塀を乗り越える時も何か出そうだったし・・
仕事中は腹八分目を心がけよう。

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by H隊員

2006.7.14(金)
シトロエン ZX

練馬区内でシトロエン・ZXの解錠依頼。
丁度近くで作業が終わり、戻ろうとしていた矢先だったので15分ほどで現着。

フランスの車は変わった錠が付いている事が少なくない。
ルノー然り、プジョー然り。

お客さんと合流後、早速鍵穴を見ると入り口からちょっと違ったりした。

鍵穴が楕円なのです。

で、中身は車輌に多く採用されているディスクではなく、
ピンシリンダーでした。

ツルツルとピックが滑るピンを、ピキッ ピキッっと入れていく。
が、
ピンのせいなのか、はたまた長く使われているせいなのか、
反応は鈍くイマイチ感覚が伝わらない。

そうこうしている内の5往復目辺りで急に内筒がコクッっと動いた。
すると最後のピンが解った。
それをポチッと入れて解錠。

その後、お客さんと話をするとこれから車の査定に行くとの事。
だけど今回のインロックでちょっと考えが変わったらしい。
訳を聞いてみると、
「笑われるかも知れないけど、
     今回のインロックはこの車が抵抗しているんじゃないかと思っちゃって」
とお客さんは笑いながら言った。

―機械の自我―

ブレードランナーが見たくなった。

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