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ポンティアック

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pictureイグニッションキーとドアキーが一緒のタイプ(ピッキング可)




pictureイグニッションキーとドアキーが別々のタイプ(ピッキング不可)
ファイアーバード | グランダム | トランザム







by H隊員

2014.12.15(月)晴れ
実はグレード名という事実

 ポンティアック・車種不明の解錠依頼。と言っても日本に入ってきているポンティアックは種類が少ないので多分トランザムだろうと考えながら現場へ向かった。

 到着すると想像通りトランザムが停まっていた。実はポンティアックの依頼では99%がこの車種です。
 外れる確率の方が少ない予想が当たったのはいいのですが、トランザムって事はトライアウトでの解錠が必要であるという事でもあります。
 特にトライアウトが嫌いと言う訳ではないのですが、寒い時はちょいと必ず指先が痛くなるのが難点。いつもは素手でやる派ですが今回はグローブを付けて作業を始めました、指痛防止で。

 黙々と抜き差しを繰り返す事200本、そろそろやばい?と思い始めたところで無事解錠。昨日からインロックを持ち越していたお客さんには大変喜んで頂きました。

 作業後、お客さんと話していて教えて頂いたのですが、一般的にトランザムと言われているのは実はファイヤーバードが正式名称とか。
 ではファイヤーバードとトランザムは全く別の種類かと言えばそうではなく、トランザムとはファイヤーバードの最上級グレードを表す名称という事らしい。なので正式には【ポンティアック ファイヤーバード トランザム】が正しいとの事でした。
 今まで何となく釈然としなかった「どう見ても同じ車なのに名前が違う」謎がこの時解けました。

 因みにトランザムの由来は【Trans−American Sedan Championship】から来ているらしいです。

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by Y隊員

2010.11.25(木)晴れ
ポンティアックの憂い

年式不明のポンティアックの開錠依頼です。

どれぐらい古くて車種は何だろう?
と思いながら向かうと待っていたのはグランダムでした。

初対応となるグランダム。鍵を見ると例のGMの鍵が付いています。
個人的に相性の悪いトライアウトキーでの作業開始です。
しかしこの作業で自身最速となる5本目で開錠!
なんか仕事した気がしません!ちょっと気持ちいいです!

あまり見かけない車種だから乗っているというお客様。
確かにこのグランダムあまり見かけないですよね。初対応でもありますし。
でもコンパクトでありつつもアメリカンスポーツ的なデザインで個人的には好きです。
マッチョなイメージのポンティアックブランドである事にも意外性がありますし。

ただそのポンティアックブランドも世界不況のあおりを受け先月末で完全終了。
ポンティアックの名車ファイヤーバードを同じGMグループの新型カマロのように
古新しいデザインでの復活、なんてこっそり期待していたんで残念です。

ただ今回の作業でグランダムにはいい印象が残って行きそうです♪

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by J隊員

2007.3.16(金)曇りのち晴れ
夜明けの想像

明け方近くにトランザムのインロック開錠依頼
ところがこのクルマ、ピッキング不可能なタイプのカギが付いている。
助人得意のピッキングを封じられ、仕方なく別な手段での開錠を開始。

ゴソゴソと開錠ポイントを探りながら作業を進める。
が、ピッキングの様に2〜3分とは行かないのがツライところ、
今回は手間取りそうな・・・

予感がした瞬間に次の出動要請が入る・・・逆算すると猶予時間は10分!
当然作業の手は速めるものの、もう少しのところで開け切れない。
様々な要因でプレッシャーが頂点に達すると共にある記憶が蘇える。

それは20年位昔のTVドラマ、
その中に出てくるスーパーカーも現在格闘中のトランザムをベースにしたもの。
決定的に違うのはAI(人工知能)が搭載されていること。
つまりクルマが持ち主を識別するのでインロック知らずと言う訳だ。
「お帰りなさい、マイケル」とか言ってドアロックを解除してくれるに違いない。
あぁ、AI付いてれば良いのに・・・・

そんな事を考えているとは微塵も出さずに作業を続ける事、数分
「ガチャ」
ようやく開錠、時計を見るとギリギリセーフ、
一瞬で事後処理を終えてバイクに飛び乗る。

次の現場までの道のりを急ぎながら、回想の続きに耽る。
もし実現できたら良いこと尽くめのAI搭載車、セキュリティだって完璧だ。
悪戯しようとした悪人を電気ショックで撃退していたのを思い出す。

・・・しかし誤作動したら救援不可能車両になるんじゃないか?
電気ショックではピッキングどころでは無さそうだ・・・

近い未来に当然出てくると思っていたAI搭載車、
実現できないのではなく、実現させられないのかもしれない。

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