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サーブ

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picture 9−3 | 900 | 9−3 | 900S | 900S







by H隊員

2010.11.17(水)雨
慣れ≒成長? 慣れ≠成長?

 日も暮れた頃、サーブ・9−3カブリオレの解錠依頼で千葉県某所まで。

 現場でお待ちのお客さんは女性の方。話しをお伺いすると、助手席に置いたバックの中にある書類を探していた時、手に握ったキーが邪魔でついついイグニッションに挿してしまったのがインロックの原因との事。サーブのイグニッション・スイッチはちょいと変わった場所にあります。それはセンターコンソールのシフトレバー下あたり。なぜそんな場所に? これに関してはJ隊員の日記に書いてありますので、お手数ですがそちらをお読み下さい。

 サーブと言えば、僕が解錠したことがあるのはちょいと古めの900Sを数台のみ。鍵の種類は新旧で内溝と外溝の2種類。今回の9−3は最近の車種なので以前のとは少し違う内溝の鍵でした。とは言うものの解錠は速やかに完了です。

 初めてサーブ・900Sの内溝を解錠したのは助人を始めて間もない頃。現場で初見の鍵穴は普通と違う方向を向いていた。当時、知識も乏しかったのでてっきりこう言うモノだと思い込み作業を始めるが、途中で何かがオカシイと気付き始める。作業中どうにも釈然としないので、自宅で子供の世話に追われるお客さんの手が空くのを待って確認をお願いすると、通常の鍵穴とは違う方向を向いてるらしく、そして何故そうなっているのか理由が分からないとの事。一応仕事中の旦那さんに聞いて頂いたところ判明したのが多重ロック機能。それは通常のロックをかけた上で更にかけるロックで、リモコン等の無線によるロック解除が出来なくなる機能らしい。
 お国が変われば考え方も変わる。悪意への対抗策が鍵であるなら、その鍵の考え方の礎にはその国独特の事情が反映されて然るべき。サーブの多重ロックも理由があるのだ! そう考えながら鍵穴を覗き続けたあの夏の日。大量の汗をかいてシオシオに萎びたのが思い出されます。
 あれから数年。僕は果たして成長出来ているのだろうか?? 走り去る9−3を見送りながら、薄ぼんやりとそんな事を考えたのでした。

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by J隊員

2009.11.28(土)晴れ
サーブのイグニッションスイッチ

サーブ900のインロック開錠へ
開錠を済ませると早速クルマに乗り込むお客さん、
センターコンソールの鍵穴にキーを差し込んでエンジンを始動させます
このイグニッションスイッチの場所がサーブならではですよね。

シフトレバーの後方に設置されているスーパーカーの様な位置の鍵穴、
何も知らずに初めて運転する人には戸惑う事間違いなしの
とっても儀式的なエンジンスタートとなるのでしょう。

このサーブの特徴的なイグニッションスイッチの場所、
元々は一般的なハンドル周りにあったそうなんです
それが現在の場所となったエピソードとしてこんな話があります。

昔々、サーブのエライ人が運転中に事故に遭ってしまったそうな
その際にハンドル周りに挿さっていたキーによって
余計な怪我をしてしまったそうなんですね。
結果、その人の鶴の一声で現在の場所に鍵穴を移動させたんだとか・・・

なんだか「ほんとかな〜?」と思うような話なんですが
意外に知っている人も多いエピソードなんですよね。

現在はGMの破綻によって公的管理化にあるサーブですが
こんな面白い逸話を残すメーカーにはなんとか残ってほしいものです。

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by Y隊員

2009.4.11(土)晴れ
悟られずに

三鷹市にてサーブ9−3の開錠依頼。
現場の芸術文化センターの地下駐車場に到着しました。

ちょっと焦り気味の御依頼主。
どうやらセンターの閉館時間がとうに過ぎているようです。
「大丈夫だよ〜」と話す警備員さんに平謝りの御依頼主。

そんな御依頼主を見てプレッシャーが増します。
なぜなら実はサーブの開錠は初めての対応だからです。

けどそんな事は悟られないように作業開始です。
かなりドキドキしつつ工具をセット。
そして何とか数分で無事にシリンダーが回りました。

そして悟られないように安堵の一息を大きくしつつドアノブを引く。
するともの凄い勢いで鳴り出す警報音。車格に似合わない大きさです。

びっくりする御依頼主と警備員さん。
でも一番びっくりしたのは安堵の一息が詰まり目が飛び出しそうになった自分です。
悟られなくて本当に良かったです。すごい顔をしていたと思うので・・

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by H隊員

2007.11.24(土)晴れ
ダブルロック

中野区某所よりサーブ900Sの解錠依頼。
鍵は紛失。予備は車内。
と言うことでのご依頼。

現場にて車輌を確認すると鍵穴がイメージと違う方向を向いている。
この車輌は通常の内溝だった筈だけど?
お客さんに確認するとダブルロック機能との事。
ベンツとかBMWのトランクにある機能。

で、お客さんは常々ダブルロックを掛けていたらしい。

要は一旦鍵穴を縦になるまで回して、
その後、更にもう一段階回せば解錠と。

この時までは、その後に起こる激しい苦労を予測しえなかった。

では、取り合えずダブルロックを解除しましょうと内溝をピッキングするも、
途中から全くと言って良いほど進まない。
何かと言うと・・       錠が重いのです。
もうちょっとで一山超えそうなんだけど回らない。
そして気を抜くと最初からやり直しになる羽目に。

何度目かのやり直しの後に妙案が浮かぶ。
試してみると山の頂上に差し掛かった様な感じ。
これを逃してなるものか!と、全身に無駄な力をこめて現状を維持。
その後、ゆっくりと山を越えた。
全身から噴き出す得体の知れない汁。
そして何故だか背中が痛い。

一呼吸おいて鍵穴を見てみると、ちゃんと縦になっている。
これで問題なし。
後はさっきまで散々ピックしていたので一瞬で解錠。

お客さんが鍵を取り出したので、お借りしてシリンダーの確認。
試しにダブルロックを掛けさせて頂く。
すると、ダブルロックを掛ける方は全く重くなかった。
だけど解除はやたらと重い。
あれがデフォルトの感触なのか?
それとも経年劣化で重くなったのか?

今度違う900Sの依頼が入ったら是非確認させて貰おう。

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by A隊員

2007.6.25(月)曇り
七変化

世田谷区でサーブ900Sがインロックしたとの知らせ。
一見すると不機嫌そうなお客さんと合流した。

どんなに元気よく挨拶しても無視。
作業前にいくつかの確認しようとしてもけっして口は開かない。

サーブは特殊キーだが難なく5分で開錠。
すると、突然豹変したお客さん。
ガッシリ握手した後、目の前の自動販売機でお茶ペットを頂いた。

最初の挨拶からお別れの挨拶まで、せいぜい10分間。
短い間にこれほど人間関係が変化する仕事も珍しい。

ふと足元を見ると、小さなかわいらしい花を見付けた。
するとお客さんは、誇らしげにこの花の話しを始められた。

白く咲いた花は、ピンクへと変化するそうな。
名前は「ランタナ」、和名を「七変化」と言うらしい。

おもわず写真に収めずにはいられなかった。

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