東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by G隊員

2005.8.31(水)晴れ
夏がつらいバッテリー?

充電系にとって夏がつらいのはよく聞く話である。
充電系で欠かせないのがバッテリーとオルタネーター。
「なんで上がるの?」とよくお客様に聞かれる。
G隊員としてはいろいろと回答を持っているが、いかに専門用語を使用せずに回答するかが課題でもある。
さてなんてお話しよう・・・。

オルタネーターの説明

「要は発電機。軽く100℃以上発熱します。
 共に冷却するファンが付いているが風量は夏も冬も同じなので外気温の高い夏の方が発熱する。
 このオルタネーターには電圧を制御するICレギュレターが内蔵され半導体などの電子部品は云々・・・・」

バッテリーの説明

「エンジンルームはまさにこの時期は灼熱地獄””バッテリー自体の温度が50℃を過ぎると寿命が短くなるのです。
 追い討ちをかけるように20A〜30Aの電気量を使うエアコン云々・・・
 バッテリー、オルタ、ベルトと正常に機能していないと上がっていまいますよ〜」

上記の説明で半分以上の方に???が三つ頭の上に・・・。

で全く車を知らない方用に考えたのが

「夏場に体調最悪な時にマラソンしたら倒れますよね。車も一緒です。」でG隊員のグッドスマイル!
「ただ人と違うのは機械であることです。交換すれば直りますよ!」でG隊員のVシネスマイル!

ちなみにVシネスマイルはF隊長が一番うまいと考えるG隊員であった。



by A隊員

2005.8.30(火)晴れ
人力車セビル

台場でキャデラックセビルのエンジンが始動しないとの知らせ。
いざジャンピングしてみると、発生電圧13Vに近い数値を示すが
車はインパネすら付かない全くの無反応である。

パーキングスイッチ、ヒューズもひと通り確認するがどれも正常で、接点復活を試みるが悪あがきでしかなかった。
バッテリー以外のトラブルになると、現場での緊急対応が難しい。
搬送になった場合の問題は、この場所が立体駐車場であること。
2.5mの高さに入ってこれるレッカー車がないのだ。

アシスタントさんとの電話のやりとりが続く。
   アシスタントさん・・「とりあえずレッカーを手配するので、引き上げて下さい」
解決できず悔しいかぎりだが、やむを得ない。
お客さんの寂しそうな顔が目に入った。
   A隊員・・・・・・・「分かりました。それでは引き上げます」
電話を切り、準備体操を始めた。

セビルの重さはハンパではなく、無意味にブレーキングするお客さんに腹立ちながらも
問題なく路上まで押し出すことに成功した。
もちろん無償の重労働となったが、後悔はしない。
それよか筋肉痛になりそうな不安が残るA隊員であった。



by A隊員

2005.8.29(月)晴れ
連戦連勝 無敗の地

舞浜はディズニーランドにて、クラウンがインロックしたとの知らせ。
この辺の地域は、受注時30〜40分の時間出しでも、概ね30分以内の現着が可能で
なぜか特定のアシスタントさんからのご依頼が多い。

ディズニーランドといっても、シーのとなりにあるホテルミラコスタ。
またもやホテルの抜群のサービスに浸ることとなった。

H13年クラウンといえば、開錠練習当時、内溝タイプでは最も時間を費やされたのカギのひとつ。
しかしながらA隊員、実践ではほとんどお目にかかったことがなく、
鍵穴を覗いた瞬間思わず「懐かしいな〜」とさえ感じた。

作業はあっというまに終了。
このディズニーランドでの作業は、どれもスムースに進むのに改めて気付いた。
連戦連勝ハマリの一切ないこの地は、いるだけで楽しくなってくる。

ひょっとして行楽で来ているお客さんの明るさが、多分にプラス要因になっているかもしれない。
何はともあれ仕事でディズニーランドに行っても楽しめることだけは間違いない。



by F隊長

2005.8.28(日)晴れ
助ける事ができない助人 その3

南伊豆にての鍵紛失
どうにかならないものかと某アシスタントから相談を受ける。
現地は業者がほとんどいないらしい。
残念ながら装備積載の関係上、助人は鍵の作製はしない。
都内のウチに電話が来るくらいだから本当にいないのだろう。
別の業者を当たって頂く事になるのだろうが、
伊豆まで出向く業者がいるのだろうか?
仮に出向いたとして、いったい幾らの料金請求になるのだろう。
片道200kmはある場所だ。

インロックだったとしたら助人は向かっただろうか?
夜も21:00くらいの電話だったし日記のネタになるので、多分行くだろう。
だが御客様は実費で最低でも4万位の負担が発生するはず。
なかなかに厳しい金額だ。

と、思えば浜松でのバイクの不具合があったりする。
動く業者もいないということで、電話相談を受ける。
御客様の説明による不具合の判断はいつも悩む。
現車を見れば解る事も口ヅテでは解りづらい。
原因のありそうな箇所を探り出し、対処を教え
最悪、現地での修理をしてくれそうなバイク屋さんをネットで探してあげる。
勿論一円の売上にもならないが、深夜に途方にくれるのは見過ごせない。

解決できたかどうかは定かでないが、それ以上は何もして上げられないのが現実。
もどかしいものだ。



by F隊長

2005.8.28(日)晴れ
助ける事ができない助人 その2

割合多いのが「パンク」の対処
車であればスペアタイヤへの交換で事無きを得る場合が多いのだが、
バイクのタイヤは修理になってしまう。
通常、パンクといえば釘か何かが刺さってしまうパターンを想像しがち。
現実には修理可能な「パンク」の依頼は少ない。
大概のバイクは(スクーターは特に)磨耗が進行したあまり
バーストしてしまっている。
こうなると修理は不可能。引き上げをしてくれる業者を紹介する事になる。

車に多いのは「イタズラ」によるパンク。
これも修理が難しい。
何故かといえば、大体のイタズラによるパンクは
ナイフのようなものでタイヤの横を切り裂くパターン
それも2本いっぺんにやられていたるする。
スペアを出してきても足りない。
勿論修理は無理。

先日お断りした話しも記憶に新しい。
電話の相手は、さる高級マンションのフロント係
住人である外人さんの車がパンクしているので対処して欲しいとの話し。
快く受けるつもりだったが、よくよく話を聞くと
「スペアへの交換はイヤダ。シカーシ修理もシタクナイ。パンクしたタイヤをホイールごと外して
   タイヤ屋へ行き、新品を装着して付け直してこいヨ。プリーズ」
と、言う日本語ではない激しい口調の要望。

さすがに金持ちの発想はワガママかつ豪快だ。傷物のタイヤなど履いていたくないらしい。

丁寧にお断りする。
困り果てているフロント係には申し訳ないが。

バイク移動の助人は、「車のタイヤをホイールに装着したまま運搬する能力は持ち合わせてない」のが一番の理由だが、
それにも増して助人は、

「緊急でお困りの方には最大限労力を惜しまないが、パシリの手段にはならない」という事である。

隊長個人のプライドらしきものが垣間見えたのでした。



by F隊長

2005.8.26(金)晴れ
暑いと熱い

待ち構えていた台風も、朝起きたらどこへ行ったのか
都内は34.5度のお天気
暑さも結構なものだったが、バイクの熱さは半端ではなかった。

隊長のバイクは1100ccと無駄にデカイ。
その発生する熱量たるや素手ではさわれないくらいに股ぐらが熱くなる。
あまりの熱さに膝をガニマタ全開にしないと低温火傷をしてしまうほど。
傍から見れば時代遅れの暴走族が周りを威嚇しているような走り方。
御容赦下さい。
低温火傷は長引くのです。
バイクに乗れなくなっては商売ができない。
一時しのぎにガソリンを満タンにする、とガソリンが熱を奪い
幾分マシになるのですが。

今週末も、激しく暑くなりそうです。
カーエアコンの使いすぎはバッテリー上がりの元です。
ご注意下さい。
バイク乗りの皆様は、低温火傷にご注意を。



by F隊長

2005.8.25(木)台風という事で
チャレンジャーだましい

本日は台風だ、夜半から雨足が強くなり
深夜には暴風域に入るという。
こんな日にほど忙しかったりする。
そして妙にハイテンションになってしまう。
別に気合が入って高揚しているのではない、この状況下においても
出動をあきらめない、やぶれかぶれがそうさせるのだと思う。

この一年どんな天候においても出動しなかったことは無い。
雪の日でさえ半日は出動を受けている。物理的な限界まで。
明日は昼過ぎまで暴風雨ということだが
助人の出動を諦めさせるほどの台風なのか楽しみである。
かかってこい 台風よ
もちろんコケたら直ぐに諦めますけどね。



by F隊長

2005.8.24(水)曇り
反省の日

げに恐ろしきは怠惰なり
夏休みを理由に更新を2.3日お休みしようと思っていたら
3日が4日、4日が5日となってしまった。
もとより、たいした日常を綴っていた訳ではないが
書くつもりが無いと、全く記憶に残ることが無いのはどうしたものか。
たいしたことがおきない日常だからこそ書き留めねばならないと激しく自戒する。
世間様の夏休みも一段落着いたところで、鋭意再開したい所存でございます。



by A隊員

2005.8.23(火)曇り
目からウロコ

目からウロコとはこの事か・・・

助人では電話番のことを内勤といい、外で作業するのを外勤という。
お互い主張する立場が違うため、時折衝突することもしばしば。

衝突するきっかけは、内勤から始まるほうが多い。
仕事上采配したり統率する上で、助人のクオリティのために立場を利用する。
もちろんそれ自体問題ではないけれど、周りから「なんかエラそう、ラクしてそう」といった突っ込みが入りそうで
その立場のバリアーを必要以上に強固にしてしまうようだ。

ことA隊員、最近電話番が多かったわけだが、立場のバリアーは他人を攻撃することによって
固めていたように思う。「俺だったらこうするのに・・」的な無茶な要求が特に多い。
○○隊員何件突破!という朗報は、素直に喜べないストレスに犯されていたのだろう。

   男が、同僚もしくは配下に対して感ずる嫉妬ほどやっかいなものはない。

司馬遼太郎さんの書かれた播磨灘物語に出てくる一説を読んで、ガツンと叩かれた気がした。
先日までの、机の前でイライラしていた自分が恥ずかしいかぎり。
目からウロコとはこの事か・・・

年齢とともに成長するかと思えば、無意識のうちに取りつかれている事もあるようだ。
改めて経験しないとわからんボケっぷり・・・
頬をパンパン叩いて、気合を入れ直したA隊員であった。



by A隊員

2005.8.22(月)晴れ
たまには趣味の話し

最近になってデッサン程度だが、絵を描いている。
疲れていては難しいけれど、帰宅してから寝る前に単品の小さなものを選んで。

絵の魅力はたくさんあるが、自分なりに思うのを2つほど上げるとすれば・・・
1つは凝視すること。
状況といった流れの中で、スライドショーでも見ているかの普通の生活において、
一点をくまなく見て情報を読み取る作業は、とても難しいことだと思う。
その昔ヘタな理由は、表現の仕方に問題があるのではなく、よく見てないための
情報不足と指摘されたのを思い出す。
技術ではなく情報不足・・・何となく開錠にも通じそうな

2つ目は表現すること。
目の前の人、風景、物と、見る人によって印象に残る部分が違うが、
それをいかに表現していくかという作業は、発見の連続だ。
脳で考えることは簡単だけれど、心を動かしてみるのは大変難しい。
普段眠っているそういったものを発揮してみると、寝つきがとても良くなる。

2つとも、日常では得られにくいものだから、あえて時間を割いてやらねば。
いや現実逃避などではなくて、日常への跳ね返りを大いに期待しているからこそだ。

さて始めたばかりの趣味だが、いつまで続けられるやら・・・
もちろん素人なのでヘタなのは気にしない。
自分の納得にどれだけ近づけたか、だと思う。



by H隊員

2005.8.18(木)
洒落になりません…

板橋区でリンカーン・ナビゲーターのジャンプ後、環七が混んでいたので裏道で戻ることにした。
住宅街をのんびりと走っていると、工事中のマンションからヘルメットを被ったおっちゃんが出てきた。
口には火のついていないタバコが咥えられていて、何やらズボンのポケットをまさぐっている。
恰幅の良い腹に邪魔されてズボンの前ポッケから「何か」が出ないらしい。
「腹が出ない様に気をつけなきゃ」なんて考えながらおっちゃんの前を通り過ぎようとした時、
おっちゃんの右手が勢い良くズボンから抜けて、青い「何か」が中を舞った。

キレイな放物線を描きながら「何か」は僕のバイクのフロントタイヤの目の前に落ちた。
「は!」と反射でフロントブレーキをかけると、突然バイクが加速しだした!(と感じた)
「んなーーっ!!」
コントロールが全く効かない!
ブレーキレバーはグリップに当るくらい握ってるのに全く効いていないし、リアはロックした!
止まる気配ゼロ!
そして目の前には電柱が…
「僕、あれにぶつかるんスか?…」
直に電柱にぶつかるより転倒した方がマシとフロントブレーキをリリースしたら、
何故かコントロールが戻った。
これ幸いと寸前で電柱をかわしフルブレーキで停止。
この間、僅か2秒ほど。
心臓はバクバク
暑さ以外の汗もかいてる
ちょっとプルプルしてたかも?
で、一呼吸おいて振り返るとおっちゃんが
「わりーわりー、兄ちゃん」と言って地面に線を引いた「何か」を拾った。
それは¥100ライター
「あ〜ライター壊れちまったな〜…」とブツブツ言いながら、おっちゃんは建物に消えていった。

ここでやっと何が起こったかを把握したH隊員。
おっちゃんが放った¥100ライターに乗り上げた瞬間の超絶タイミングで、
フロントブレーキをかけてしまったらしい。
で、フロントロック コントロール不能に陥ったと言う訳です。

ん〜…   マジで洒落になりませんよおっちゃん…



by H隊員

2005.8.17(水)
キック・スターター

CB400SSのジャンプ依頼。
現場には若いお客さんと新車の車輌が待っていた。

バッテリー上がりの原因に心当たりがないか聞くと、
エンジンのかかりが悪くセルを回しすぎたらしい。
新車だとアイドリングが安定しない事があるのでそのせいかな?と
で、この車輌はキックスターターが付いているので、それでもかからないか聞くと、
キックしている最中に転んでしまったので、それ以上やっていないとの事。
確かに右に真新しい傷が…

実はH隊員、キックスターター好き。
唯一、オートバイにだけ与えられたスタート方式(多分…そうだと思う…)
特にビックシングルを一発でかけるのは、ある種の快感がある。
お客さんに承諾を取ってキックでの始動確認をさせて貰う。
カチコ カチコ 圧縮上死点を探す
コン! 上死点発見
ほんのちょっと更に踏み込んでオートデコンプで圧縮を抜く
そして一番上からキックを踏む!
ブルルーン
一発始動
「ん〜快感!」
一人悦に浸っている場合ではないのでお客さんを見ると
えも言われぬ顔をしている。
 「僕、脚力無いから…」とうつむいてしまった。
「あ"ーーっ、キックに力は要りませんからー!ほんのチョットのコツです!コツなんです!」
 「本当にコツだけでかかります?」  まだ信じていない様子。
「本当ですとも!」と手でキックアームを持ちエンジンをかけて見せる。
「コツさえ分かれば手でもかけられます!」
やっとこれで信じて貰えた様で目をキラキラさせて「教えてください!」とお客さん。
pictureここからキックスタートの練習が始まる。
20分後、お客さんはコツを掴み難なく始動出来るようになる。
大粒の汗にまみれた顔は嬉しさに満ちていた。

そして昔乗っていた最終カラーのGB400TTスペシャルエディションを思い出し、
黄昏るH隊員でした。



by F隊長

2005.8.16(火)曇り
シリーズ企画「F隊長の知られざる素顔」E

お盆のUターンが始まっている今日、都内が揺れた。
震源地は宮城沖だそうだ。
あそこは地震が多いとテレビでも言っている。
幸い 都内はたいした揺れでもなく震度3と言う事らしい。
隊長は覚えている。1983年にあった日本海中部地震を。
隊長は秋田出身なのだ。

高校生だった隊長は昼休みに校舎の3階教室窓枠に腰掛けていた。
すると、 「グラリ」 横に揺れたかと思うと 「フワリ」 体が浮いた。
激しい縦揺れが起こり、ちょうど8の字を書くように目線が動く。
足腰もバランスの良さもピーク時だった高校生の隊長が窓枠にしがみつかないと立ってられないのである。
およそ30秒ほど続いたかと記憶している地震は、震度5 マグニチュード7.7

震度自体は驚くべき数字ではないのだが、縦に揺れた地震を体験したのは後にも先にもあの時だけ。
陸地は大きな被害も無く無事だったのだが、海辺には津波が押し寄せて
遊びに来ていた幼稚園児11人と引率の保育士の命を呑み込んだという。津波の高さは8メートル超だった。

1983年5月26日11:59分 記憶に鮮明なのは隊長の誕生日だったからだ。
もう22年も前の話。

さて東海・関東にも大きな地震が来るといわれて久しい。
その時あなたはどうしますか?
隊長はそのときに備えて、酒を呑み溜めしておきます。

今日もイタダイテマス。



by F隊長

2005.8.15(月)曇夜雨雷
助ける事ができない助人

夏は明るくなるのが早い。
が、まだ6時ちょいの中野鷺宮。さすがに住宅地は寝静まっているかのように閑静だ。
宅地をかいくぐる隊長のバイクの音がやけに響く。

依頼の内容は、バッテリーあがり。車種はカルマンギア。
小路を抜けて現場に着くも、車らしきものは無い。
現場自宅の前には、おばさんが立っている。
「○○さんですか」声をかけると依頼者の母親。
「さっきまでここにいたんですけどね」と返事。
本人に携帯で連絡すると

「ああ エンジン掛かりました。キャンセルしてください。」
到着間際にバッテリーが目を覚ましたのだろう。朝まだ早かったし。
「じゃあ失礼します」帰りかけると  「あの〜」  母親が何か言いたそうだ。
「ウチの子供の車は、毎朝もの凄くうるさくて近所から苦情が来ている。なんとかなりませんか?」
「はあ・・」と生返事を返す。

なにせカルマンギアといえばVWの空冷フラット4のOHV
そりゃバタバタと大きな音がするに違いない。この住宅地では、さぞ騒がしいだろう。
「息子さんの車は昔の車でなんともならないと思いますよ」
母親は困惑しきった顔で

「いつも言うんですけど聞かないんですよ。なんとか工夫して静かにならないものか
    それかあの子に御宅さんから言い聞かせてやってもらえませんか?」なんか半ギレ状態だ。

いや〜 そんな御願いされても困るのでございます。
全く面識の無い人に「うるさいから車を替えてはどうか」とでも言うのか。
工夫するも何も、恐らく本人はあの音が良くて乗っているのだろうし・・
クラウンのエンジンでも載せ替えてみたら・・・とは言わなかったが。

「お力になれなくて申し訳ないんですが、息子さんとよく話し合ったほうがいいと思います」
とだけ言い残して帰ることにする。

現場を離れ少し走った所でキャンセルの旨、受注に伝えるがその時
「バタバタバタバタ〜〜」と件のカルマンギアが横を走っていった。
たいそううるさかったそうな。



by H隊員

2005.8.13(土)昨日の続き
同郷のよしみ

渋谷区桜丘からスカイラインの開錠依頼が入る。
激しい雨の山手通りを走っていると、並走していた10t トラックが深い水溜りに突入した時に
巻き上げた水が下方向から直撃!
水がシールドの内側に勢い良く入ってきたので一瞬視界がゼロ。
洒落になりません。
そして鼻の奥がツーン…
カッパの中に水が…
なんか数時間前もこれと同じ感覚を味わったような……

そんな事は置いておいて、現場でお客さんと合流。
ご本人確認の時に僕と故郷が同じと判明。
作業は瞬殺で終わらせて実は同郷なんですと伝えると、
親しみを込めて「こんなとこでなにしてんですかー!」とお客さん。
そして年内に自分のお店として、
ジンギスカンを食べさせる料理屋を出す予定だと教えてくれて、
おまけに招待も受けました。
これからオープンまで色々と忙しくなると思いますが、
頑張って貰いたいと同郷の僕は思っています。

そして、招待の連絡を楽しみにしてますよー!



by H隊員

2005.8.12(金)豪雨
涙目な夜

レンジローバー・ヴォーグの開錠依頼が入る。
辺りは暗くなり日中より雨足の強くなった中、目黒区大岡山まで向かう。
お客さんに「あの車です」と指差された車は、何故か左右に揺れている。
近付いて納得。
中にはレトリバーがいた。
で、インロックの原因はその犬らしい…

夜 豪雨 低い気温等の悪条件よりも作業を手こずらせたのは、
車体の揺れ。
犬も不安なのでしょう、引っ切り無しに行ったり来たり、その度に車体は揺れる。
外溝4トラックの微妙なテンションさばきも犬が動く度にやり直し…
それでも何とか15分程で開錠。
picture終わってみると、雨水が帽子を通り越して首を伝いカッパの中まで入っている。
ぶるっと身震いして鼻水が出てるのに気がついた。
鼻をすすると顔を伝った雨水まで吸い込んで鼻の奥がツーンときた。
子供の頃、プールでよくなったアレ。
そう言えば大人になってからあんまりなっていないな〜…(郷愁)

ちょっと懐かしんでみたりした、そんな涙目な夜でした。



by F隊長

2005.8.11(木)晴れ
シリーズ企画「F隊長の知られざる素顔」D

隊長は昔の商売柄、芸能人や有名人によく会う機会があった。
今でもない事はないが『見かけた』程度ではない。
大概は人に話しても低レベルのくだらん自慢話にしか聞こえないだろう。
が、それでも自慢したい話しがある。
若い世代の人にはどうでもいい話かもしれないが
隊長は永チャンと酒を飲んだことがある。一緒のテーブルで。言わずもがな矢沢永吉である。
そりゃ私の年代には永チャンといえばもう・・

「店長、一緒に飲もうよ」と御誘い頂き
余すことなく永チャン節を堪能したのであった。
どうやら一緒の女の子を口説くのに当て馬にしたかったらしい。

「どうよ、店長 このコかわいいよねぇ〜 そう思わない?」とこちらに振る。

「ええ その通りです。 おっしゃる事に間違いないです」と
できの悪い通訳のような返事を返した記憶がある。
永チャンは普段でも永チャンでした。
口角を右に左に上げながら話す姿を見ていると・・ああ 矢沢だ・・としみじみ思ったものです。
広島出身のバーテンの男の子は直立不動でうなづくのみでした。(矢沢は広島出身)

話は変わり、まだ隊長がペーペーの頃
店に、とあるアラブの石油大富豪がやってきました。
一番いい席に陣取り、一番高価なシャンパンを注文しゆったりと飲んでいます。
グラスの酒がなくなると下っ端の隊長が注ぎ足しにしくのですが、
注ぎ足すと同時にチップをくれるのです。1万円を。
試しに半分くらいのところで注ぎ足しにいくと、また1万円のチップ
さらには一口飲んだら注ぎ足しにいき、それでも同額のチップをくれる様を見ていた
当時の店長以下、全幹部4人が大富豪の周りを固め
一口飲んでは注ぎ足し、また一口飲ませてはチップを貰い
下っ端の隊長はいつの間にか皿洗いに追いやられてしまったのです。

5万位のシャンパンにチップは30万ほど出したと記憶しています。
バブルとかナントカいう次元の世界ではない何かを感じ
また、人の欲望のドロドロさを垣間見た記憶でした。



by F隊長

2005.8.10(水)曇りちょっと雨
いい仕事をする助人

真夜中インロック、場所は武蔵野市
250CCのスクーターに鍵を閉じ込めてしまったとの依頼があったのは午前1時を回ったところ
いそいそと出かけつつ思う。『蒸し暑い・・』
暑いといえば怪談話、怪談といえば霊魂
ウチのA隊員は霊的な話しが好き。
例の「スピチュアルカウンセラー」とかいうおっさんの事など大好き。
何か悩みでもあるのだろうか・・ そのとり憑かれっぷりを見て私が除霊してあげたい気持ちになる。

なんてな事を考えていたら現着。
ホンダのフォーサイトメットイン
またこの鍵が結構やりづらい体勢を要求するのだ
四苦八苦してナントカ開錠、 しかし中に鍵はない。
「あ〜やっぱり無いか」お客さんの呟きが全てを予想させた

落としたか閉じ込めたか解らず、一縷の望みをかけて助人を呼んだらしい。
「すんませんでした 始発を待って電車で帰ります。」自宅の鍵も一緒だというのに・・
しばらく御客様を見送って煙草をふかしていると、5メートルほど離れたとこに自転車を止めていた
人が帰ろうとしている。 ボーっと眺めているとこちらに近づき
「これオタクの鍵ですか?」と自転車のカゴから鍵束を取り出す。
隊長の8ビット初期型ファミコン頭脳が「その鍵だ〜」と指令を出す。
御礼も早々に鍵を受け取り、スクーターの尻に差し込む。ドンピシャ
息つく間もなくその0.8秒後には先ほどの御客様の携帯に電話する。
よかった・・まだそこらにいたようだ。

山ほど御礼を言われ満足気に帰っていく御客様。
なんというか・・スピリチュアルな出来事でした。
除霊はまた今度にしよう。



by F隊長

2005.8.9(水)雨
シリーズ企画「F隊長の知られざる素顔」C

和歌山県の同業者よりメールを頂戴する。
正直  嬉しい
励ましや共感を伝えられると、この拙い日記も何がしかの役に立っているのかなと思ってしまう。
この時期は、和歌山も忙しいと聞く。
頑張ってください。

同様のメールはチョコチョコ頂いています。
勿論、頂いたメールには全て返信させていただいてもいます。
頂いたメールは隊員全員に回覧しますので、
皆のいい刺激にもなるようです。

助人は、まだまだ知識を渇望しています。
あんな事やこんな時の注意点などなど御同業の方から教わりたいとも思っています。
どんなものでもありがたく頂戴したいと願っています。
勿論、インスタントラーメンのゆで方に異論がある人や
石原裕次郎の肝はそんな事じゃない!
というものでも結構です。

ご意見ご批判お待ちしています。



by A隊員

2005.8.8(月)晴れ
巷で人気のTDM

夏期休暇を終えたA隊員。
もっぱら海で過ごすが、移り変わりの激しい日常から解き放たれるようで
波打つ風景をゆっくり見ているだけで癒される。
やっぱ目から入る情報は大事で、時には休ませなくてはとつくづく感じた。

さて久しぶりに現場復帰してみると、うらやましいお客さんに出会った。
依頼の入った中央区の某マンションには、多くの芸能人やお金持ちの人がいる。
アルテッツァのバッテリージャンプを難なく終了させると、バイク談議に花を咲かせた。
なんと、車の他にドゥカティとVTR1000を所有しているという。

「車よりバイクが好きですね」と言い切るお客さん。
通勤はVTRで、ツーリングがドカ。家族の為に車を用意されているらしい。
全てをこなすA隊員のTDMとは大きな開きがありそうだ。

どうしてもという要望で、TDMにまたがるお客さん。
今月中にはVTRの隣に並びそうな勢いだが、はてさて通勤なのかツーリングなのか
そんな心配せんでも、全てをこなせるバイクであることは間違いなさそうだ。



by F隊長

2005.8.7(日)晴れ
シリーズ企画「F隊長の知られざる素顔」B

<裕次郎になる為に>

ものまね芸人の「ゆうたろう」がマネをする石原裕次郎のイメージは
ブラインドを指で押し下げ覗き見る姿と片手にはブランデーグラスなのだろう。
ブランデーを飲んでいるシーンは「太陽にほえろ」でも記憶に無いが、
恐らくレコードジャケットかなんかのイメージだろう。
概ね外してはいない。似ているし。

隊長は若い時分バーテンダーを10年近くやっていた。
知らない人には「水商売」といわれるが、そんないい身分ではない。
「水労働」だと説明していた記憶がある。
そこでこだわるべきは、グラスに注がれている「酒の分量」なのだ。

世の中の大抵はブランデーグラスすら実際使った事がない人ばかりだと思う。
まさに何の役にも立たない知識だが、裕次郎に近付くには重要である。
若しくは、この日記を目に留めた方が今後、
毎日のようにブランデーを飲むほどの身分になったとき必要かもしれないと思い、ここに記す。
基本的にブランデーは一切薄めないで頂きたい。
よくテレビで見るが、ホストクラブなどで小さく砕いた氷をグラスいっぱいに詰め
そこに酒を入れ、呑んでいる場面。 もってのほかである。

まずは、ブランデーグラスを真横に倒す。
グラス自体に大きな丸みがあるので凹面ができる。
そこにビンの口を突っ込み、こぼれるスレスレまで酒を注ぐ。
これが本当の分量。なにかで計ったりしない。
さらにそのままゆっくりとグラスを転がす。
そうする事でグラスの内壁全てが酒で濡れる。
グラスを起こして手の平で包み込むように持つ。
手の温度で酒が揮発し、香りが立ち上る。そして裕次郎のように呑む。

いかがでしょう。
ブラインドは勝手に用意していただくとして。
手に持つブランデーグラスは、これでバッチリキマリます。
さあ、皆さんも明日から裕次郎になってみませんか。

長文の割には、あまりの役立たず情報に軽く自己嫌悪になっています。



by F隊長

2005.8.6(土)晴れ
シリーズ企画「F隊長の知られざる素顔」A

皆さんは、過去・現在においてスポーツをやっていた時期がありますか?
隊長は高校生の時分、陸上競技に精を出していました。いわゆる短距離で。

今、「世界陸上」を見ています。
そして、過去に陸上をやっていた事を軽く後悔しています。
例えば、高校・大学時代に柔道をやっていた人は今でも若い素人より強いでしょう。
野球をやっていた人はそれなりにうまいでしょう。
テニスをやっていた方は今でも楽しんでいるかもしれません。

しかし陸上(特に短距離)は体力が落ちてきた今では
素人の若者に軽々と置いていかれる「ただのおっさん」に成り下がってしまうのです。
「昔取った杵柄」が通用しないスポーツ それが「陸上」なのだと・・・
何となく気付きました。

頑張って今でも体力維持をなし得ていたとしても
けっして誰か友達から「一緒に200mを走りにいこう」とか「今度、砲丸投げに行こう」とは
誘われない「日常からかけ離れたスポーツ」なのです。
今一度、高校生をやれるならサッカーでもやりたいなと、ふと思います。
我が子に教えてあげられそうじゃないですか

皆さんも、自分の子供には陸上以外のものを勧めてください。
うちの親は教えてくれませんでした。
「地味だからやめとけ」とは。



by F隊長

2005.8.3(水)晴れ
シリーズ企画「F隊長の知られざる素顔」@

さて、一年を経過したのでそろそろ日記も変化をつけよう。
仕事の話はA隊員H隊員に任せて、暫くは私個人のどうでもよい話を書いていこう。

助人メンバーの間では知られていることだが、隊長は料理好きだ。
それも片寄ったメニューに限定される話しなのだが・・
今回はズバリ「インスタントラーメン」の個人嗜好的な作り方
「インスタントならだれでも作れるじゃん」 という声が聞こえてきそうだが
誰でも作れるものが、誰よりもおいしく作れたらカッコイイよくないすか?
隊長は袋入りインスタントは「サッポロ一番」これ以外は口にしません。
なぜならば、御存知の方もいらっしゃるでしょうが「サッポロ一番」は
醤油・味噌・塩・とんこつ・マニア向けにはゴマ味・焼きそばの種類がある。
全ての味にあわせた麺の太さや縮れ具合がちがう事実と奇をてらわない味
この二点に重きを置き、ここ20年はこれ一本である。
サッポロ一番に勝るものは、既に廃版となった「本中華」だけである。私的に。

具がどうの野菜がどうのは、多岐に渡るので割愛するが
大事なのは「麺のゆで方」
@家にある一番でかい鍋とヤカンにたっぷりの湯を沸騰させる(一人前でも湯量は減らさず)
A沸騰した鍋に麺を入れる(二袋以上の場合は縦入れで)
B決して箸でかき混ぜない(放っておくのが肝心)
C沸騰した湯の対流に麺がほぐれた瞬間、一呼吸おいて麺をざるに上げる(3分とか関係なし)
D当然のように別に沸騰させていたヤカンの湯でスープをチョイ濃い目に作っておく
Eまだヤカンにいっぱい残っている湯をざるの麺にぶっ掛ける(麺の油分を洗い流す)
Fよく湯切りして、スープのどんぶりとあわせる。
G完成 うまい

少し硬めの麺に仕上がるが、食べ終わりまで美味しくいただくにはこれくらいが良い。
男性は二袋いっぺんに食したりするが、食べ始めが丁度良いと
半分くらいから麺がのびてきて、飽きる事が多い。

まずはお試しあれ。
つーか当然ラーメン屋のほうが10倍うまいのだが・・
反響があれば「麺」シリーズは続きます。



by H隊員

2005.8.2(火)
宝くじを買いたくなる時

夕方、川崎市高津区からシボレー・サバーバンの開錠依頼。
シボレーに付いている鍵は概ね二種類。
ピッキングで開け易いのと、そうでないのと。
今日の車輌は後者でした。
現着後、お客さんと話をしながら常套手段のトライアウトキーで挑む。
その数、260本。
一人で一巡するのに30分近くかかる。
一巡目で開かなければドアを変えて二巡目もやる。
二巡目の最後の方で開いたこともあり、その時は1時間以上かかってしまった。
なので、今日も最悪長期戦の構えで最初の鍵を挿した。
気合を入れて挑んだはいいが、何故か1本目が抜けなくなってしまった。
そうするとお客さん「上下逆に挿したんじゃない?前それで修理になったことがある」と
背筋に冷たいものが流れることを言う…
上下の確認をしてから挿したのでそれはありえない…
だけど抜けないのは事実なのでキーラインを確認してみる。
やはり間違っていない。
なのに抜けない。
ディスクが引っかかっている感じがするので、鍵を上下に揺すってみるとシリンダーが物凄く動く。
な〜る程、ガタがヒドくて引き抜く方向に力をかけるとディスクが固着する模様。
理由が分かれば壊れていないので?抜くのは簡単。
スポっ!と抜いて違うドアに移動、仕切り直しで作業を再開。

1本目…    開かない
2本目…    開かない
3本目…    クルリッ

えー!!

3本目で開いた…
回った瞬間、死ぬかと思った。
H隊員のこれからの人生で、少〜しずつ少〜しずつ大切に使って行かなければいけない「何か」を、
全て使い切ってしまったような気が…
と言うのは冗談で、直ぐに笑顔で「開きました!」とお客さんに告げました。

お客さんはあまりの速さにビックリしたようです。
僕もビックリですけど。

その帰り道、当然の如く宝くじを買いましたヨー!
バラ10枚!
うっ…
買い方間違えたかな…

当たれ!宝くじ  song of by 憂歌団
    ↑
(クリックすると曲が流れます。  注・リアルプレーヤーが必要です)



by F隊長

2005.8.1(月)
一周年記念クーラー

支店に常駐する隊員よりクーラー設置の要望が高まる。
先月初めから何度も何度もせっつかれていたのだが
「クールビズだから それでいいのだ」とバカボンパパ口調で誤魔化してきた。
が、最近の酷暑と今後の夏を考えれば、いたしかたないかと思い設置の許可を出す。
よく考えればクールビズもクーラーあっての理屈だ。

ともあれ今月で助人も丸一年を迎える。
同形態の「二輪でロードサービス」を提供する会社も立ち上がったようだ。
このやり方も認知されてきた  という事か。日経新聞にも紹介されていた。
これで機能する会社は助人含め2社となった。
頑張っていただきたいものである。

助人もこの一年でだいぶ進化したようで、
他の業者が尻込みした鍵がまわってきた。
ホンダの新しいレジェンドだ。
結構厳しい鍵のようだが、先日A隊員が苦労の末突破した。
適合する道具が無かったので、またまた自作する。
道具さえあればA隊員も20分くらいでいけるだろう。
ニューレジェンド・インロックでお困りのときは助人へ。

日記も仕事内容以外のものも記そうかなと思っている今晩でした。



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