by A隊員 2007.5.31(木)晴れのち雨 ネットカフェライダー
銀座でTR250のバッテリーが上がったとの知らせ。 一晩中ヘッドライトをつけっぱなしの完全放電だ。 TR250は、ある程度バッテリーの残量がないとアイドリングしない。 しばらく充電する間、自然とバイク談議になっていた。 ツーリングが大好きなお客さんは20代。 もっぱら1泊2日がメインで、旅先ではネットカフェに泊まるという。 4〜5人でのツーリングで、夜は仕切られた席に座って休むのだ。 宿泊場所探しが面倒との理由だけど、正直驚いた。 ツーリングの場合泊まる場所は重要で、主に旅館派かテント派に大別できる。 旅館は、温泉と料理をとことん楽しめ、ゆっくりと休める。 テントは、日常では味わえない雰囲気が、ギッシリと詰まっている。 主に走行距離や参加人数で、泊まる場所が決まったりするけど どちらもメリットがたくさんあって良い。 バイクに乗るというのは、どこか開放感に浸りたい願望があったりする。 せっかくのツーリングにネットカフェ・・・ たくさん考えても、魅力が湧かなかった。
|
by Y隊員 2007.5.30(水)曇りのち雨 新インロック防止術
「お〜来てくれたか。悪いね〜。」と、木の上の植木職人さん。 出勤をしてすぐに世田谷区赤堤の住宅街で タウンエースがインロックしたとの救援要請。 現着するとわざわざ木の上から降りてきて下さった。 「ちょっと窓が開いてるから色々試したんだけど駄目だったよ。」 見ると窓が5センチ程おりている。 手を突っ込んで試してくれたが、確かに取れそうで取れない。 ではではと、さっそく作業開始し数分で開錠。 「いや〜ありがとね。よく閉じ込めちゃうんだよね。 これで何回目だろ?」と職人さん。 普段は合鍵を持っているのだが今日はそいつも閉じこんだらしい。 「いっその事、鍵をするのを止めようかな。」と職人さん。 物騒になってきた世の中、何があるか判りませんよと促すと、 そうだよね〜。と考え込む職人さん。 「そうだ!窓を開けておけばいいんだ!」 それでは鍵を閉めても一緒ですって・・・
|
by J隊員 2007.5.29(火)曇り 洞窟探検その2
駒沢でBMWのバッテリー上がり救援。 現着するとちょっとした問題が併発していた。 それはトランクのキーシリンダーが壊れている事、 お客さんも知ってはいたものの、 スイッチなどでは問題無く開けれるので修理するのを忘れてしまっていたそうな。 バッテリーの位置はトランクの中、そのトランク開かないのは致命的だ。 いよいよお手上げかと思い始めたその時、お客さんが何かを思い出した様子。 「ここから行けるのでは?」とお客さんが指差すのはリアシート、 背もたれ部分が倒れてトランク内部の荷物が取り出せるようになっている。 開口部は狭いが試してみる価値はありそう。 まずブースターを中に、続いてマグライトを装備して突入を開始。 トランク内部は狭く、ライトも上手く照らせない、 モゾモゾしながらなんとかバッテリーのあたりまで到達出来た。 でもここからが大変!腹ばいでほとんど手探りでの作業、 外したパーツの置き場も無い上、ブースターのワニ口はショートしそうになる。 しばらくの格闘の後、なんとかブースターが繋げる状態になった。 お客さんに伝えエンジンを始動してもらい、なんとかジャンピング終了。 同時にトランクも開けてもらって外の空気をいっぱいに吸い込んだ。 それにしても先日の洞窟探検よりはるかにキツかった今回の作業、 無事に終わってトランクの中から眺める空には、なんとも言えない感慨があった。
|
by A隊員 2007.5.28(月)晴れ 素の自分
仕事は、どこか猛々しいところがないと前には進めない。 その猛々しさは後から気付くもので、誰しもやさしい部分はあると思う。 生きる為や家族の為と勢い闘ってみても、もう一方感性の部分で葛藤する。 この感性の部分は「素の自分」だが、日常において顔を出す機会は少ない。 先日、友人の出演している舞台「ビルマの竪琴」を見に行った。 今回2つの偶然が重なったので迷わずチケットを予約した。 公演場所が、江東拠点から目と鼻の先のベニサン・ピットである事。 「ビルマの竪琴」は、中学校の文化祭で演じたことがある事。 まず、大人数が入れ替わる事なく、おそろしく長いワンカットを見ているようだった。 客観的に見ていたはずが、気が付けば水島上等兵を探す一員になっていて 竪琴の音色は会場全体に響き、合唱もジーンと来るものがあった。 演出もさることながら、改めて良い作品だと思う。 演劇は、非日常が作り出す「素の自分」に会える場所かと思う。 この素というのはとても大切で、見失うと方向性を誤るから危険だ。 今回体当たりの演技で会場全体を涙でうるおした役者 辻輝猛さん。 7/4(水)〜8(日)紀伊国屋ホールで「黄昏のメルヘン」に出演するとの事。 「素の自分」を忘れかけている方々におすすめかも?
|
by Y隊員 2007.5.27(日)晴れ 親父達の価値観
杉並区桃井の商業施設の立体駐車場の屋上にて PTクルーザーがインロックしたとの救援要請。 到着し駐車場の警備員さんにインロックの救援で来た旨を伝える。 「あ〜バイクで来たんだ。入ってもいいけど、 そのバイクはスロープを上れるかね?」と初老の警備員さん。 50年以上前のクラッシックバイクや、ボロい原付じゃあるまいし・・・ そんなの心配無用と思いつつ「大丈夫です」と伝え御依頼主の元へ。 問題なく完了し、10分程で駐車場を降りると、またあの警備員さん。 「早かったね〜。新しい外車って聞いてたから手こずるかと思ったけど、 昔の車と変わらないんだね〜。ガシャッと一発で決まったんだ?」 と、差し金での開錠のジェスチャーをする警備員さん。 違いますよ。と説明したかったが後ろから車が来てしまった為、 なんとか挨拶だけはしてそのまま立ち去った。 そんな警備員さんに出会って自分の父親を思い出してしまった。 Y隊員のバイクのブレーキを指差しつつ自慢げに、 「知ってるか?これはな、ディスクブレーキと言うんだぞ。」 と常識を力説する父親を・・・・
|
by J隊員 2007.5.26(土)晴れ 不可能ではないが・・・
「バイクとケーブル繋いで充電って出来ますかね?」。アイシスのジャンピングを終えたところでお客さんに質問された。 クルマの脇には125ccのバイクが停めてある。ロードサービスを呼ぶ前に思いつき、そのまま気になっていたそうな。 その話を聞いてJ隊員の脳裏にある記憶が蘇る。 あれはもう十数年前になる、当時のJ隊員はあまりクルマに乗る暇が無かった。 その為いざ乗ろうとするとバッテリーが上がっている、最初のうちはその都度家までバッテリーを運んで充電していたのだが、 駐車場から遠いのとバッテリーの重さにいい加減疲れてきた。そんなときに閃いたのがバイクでのバッテリー充電だった。 当時乗っていた200ccのバイクで駐車場に乗り付けて、早速ケーブルを繋いで充電を開始してみる。 するとバイクのエンジン回転は高めをキープしなければならないものの、 クルマのバッテリーは少しずつ充電されている。 あとはバイクの水温に注意しながら時間さえかければイケそうだ・・ 充電開始から5分ほど経過した頃だろうか? ふと誰かの視線を感じてそちらに目をやると・・・ ・・・近所の人であろうオバさんが凄い形相でこちらを睨んでいる。 そのオバさんを見た瞬間、全ての状況を察知したJ隊員。 その時は結局、バイクでの充電は中止する他なくなってしまった。 「時間と騒音、この二つさえクリア出来れば行けると思うんですが・・」 体験談を交えながらお客さんに可能性を伝えてみた。 すると「・・・やっぱり止めておきます」とお客さん。 別にあきらめてもらうために話した訳でも無かったのだが・・いや、むしろ賢明な選択だと思う、しかし・・・ ちょっとした寂しさの様なものを感じずにはいられないJ隊員であった。
|
by Y隊員 2007.5.25(金)雨 シンジラレナーイ
公共の地下駐車場にてフィットがインロックしたとの救援要請。 到着すると4人の男女がお待ちかね。インロックしたと思しき御依頼主は、 可哀想になるぐらいみんなに平謝りをしていた。 そんな御依頼主の為に早々に作業開始。 数分で開錠するが、肝心の鍵がない! 一斉に上がる「信じられなーい」の声。 そんな中、大捜索をみんなで開始。しかしどこを探しても無い。 ふと、御依頼主を見るとハッとした顔をしたかと思うと、 急にどこかへ駆け出してしまった。 トイレか?鍵探しか?どちらにせよサインをまだ頂いてないので、 しかたなくご同行の方達と捜索しつつ待つ事20分。 満面の笑みで御依頼主が戻って来た。 聞けば、急に鍵を取り出した場所を思い出したのだが その事を言うとまた「信じられなーい」コールが起きるかと思い 急に走り出したのだとか・・・ 思わずY隊員も「信じられなーい」と言いそうになったが、 肝心の鍵があって何よりです。
|
by J隊員 2007.5.24(木)晴れ 非番の日に
休日を利用して地底探検へ行ってきた。 場所は奥多摩の日原(にっぱら)鍾乳洞 都心から気軽に行ける距離は探検初心者にはもってこいのロケーションだ。 青梅街道から細い山道を20分程登って鍾乳洞入り口へ、 平日でガラガラの駐車場に車を止めて探検開始。 洞内に入るとヒンヤリとした空気、気温計は8℃を指している。 長袖の上着を着てもまだ寒い位だ。 内部の見所となる場所にはそれぞれ仏教由来の名が付けられている、 奥に行くにつれて不気味な名前もあり、いっそう涼しさを加速させる。 洞内で一番気に入ったのは水琴窟 ただでさえ静かな洞窟内で、さらに息をひそめて耳を澄ます・・ 聞こえてくるのは高音域のかすかな水音、 キン・・・キン・・と、とても神秘的な心地よい響き・・ ・・あぁ・・癒される・・・ 計一時間ほどで探検を終える。薄手の服装ではこの位が限界、 すっかり冷え切った体に外に出た後の地上の暑さが心地よかった。 そんな訳でこれからの季節、本当にオススメのスポットです。 どこに出かけても暑いですからね! ・・ただ車のトラブルだけにはご用心を・・・ ロードサービスが到着するには、かなりの時間が予想される場所ですので・・
|
by A隊員 2007.5.23(水)晴れ A隊員の悪い癖
夜の銀座でマジェスティのバッテリーが上がったとの知らせ。 片側3車線の大通りは、全てをふさぐほど駐停車する有り様。 こんな状況じゃ車両も探しにくいと不安になるけれど大丈夫。 なんてたって誰もが知っているマジェスティ。どんなに遠くからでも発見できるだろう。 とりあえず該当地区を一周してみた。 マジェスティらしき車両を発見することが出来ない。 仕事がらパッと見ただけで、どんな車種かは判別できる。 そんな中、見たこともない不思議な乗り物を発見した。 写真のバイクを誰がマジェスティだと判るだろうか・・ 外装はなくステップは木の板、リザーブタンクはイソジンのボトル・・ やられた・・こんなカスタムがあったのか・・ 作業完了後、自慢のカスタムポイントで盛り上がる。 するとお得意さんから「現着してますか?」電話が入った。 楽しいひとときに時間を忘れてしまうのが悪い癖。 慌てて完了報告をするA隊員であった。
|
by Y隊員 2007.5.22(火)晴れ ガスけちゅ
南麻布にてビートルがガス欠したとの救援要請。 御依頼主は女性との事だったのだが、 現着してみると運転席には外国人の男性が座っていた。 「もお〜最低なんですよ、この人!」 と、苦笑いながら男性を小突く御依頼主。 Y隊員をすがる様な視線で見つめる外国男性。 早速、給油しエンジンを始動してもらう。 すると、はじける様に笑顔に戻る外国男性。 good job!と親指を立てて走り去るビートルを見送った。 きっとY隊員が到着するまでの間に色々なドラマがあったんだろうな。 車はちゃんと路肩に寄っていたし、 通って来たとおぼしき道の1キロ後方にはスタンドがあるし・・・ ま、何にせよ二人で車に乗り込んだ時に チューをしていたから大丈夫だろう。
|
by A隊員 2007.5.22(火)晴れ 激闘レンジスポーツ
'07年式レンジスポーツがインロックしたとの知らせ。 見た目も重さも1,000万円クラスの高級車だ。 実はニューモデルは初めてのA隊員。 昨年までのランドローバーは全く不安のない感じだが・・ 現着して驚いたのはドアのカギ穴がない事。 あるところに隠されているので、一見なにもないように見えるのだ。 さてカギ穴をのぞいてみると、ハマリの予感が・・
さすがはレンジ、難しそうなカギが付いている。 という事で激闘30分、ようやく現行レンジを突破した。 もうろうとする意識の中、ふと考えた。 この車は、他のカギ屋さんからのヘルプ要請が増えるかもしれない。 でも大丈夫、今後は5分で行けそうだし、乗っている人も少ないし。 お客さんを見送ると、渋谷センター街で尻餅つくA隊員。 おっと、その辺の若者と一緒にされては困ります。
|
by A隊員 2007.5.21(月)晴れ 最近の新米隊員
夕べK隊員がジャガーを開錠した話しを聞いた。 ピッキング4分というから、自己最高タイムだろう。 そんな事で盛り上がっていると、モンデオの開錠依頼が入った。 カギの形状はジャガーと同じ、ロータリーシリンダーだ。 実はモンデオ、新人泣かせのカギである。 ジャガーを開錠したからと言っても同じようには行かず 勢いに乗っている新米隊員の出鼻を挫いてきた。 K隊員に気付かれないよう、影武者のように追尾していくA隊員。 時間がかかるようなら、即座にヘルプに入る算段だ。 K隊員より5分遅れて現着。 さぞテンパっているだろうと、電柱の影からのぞくとドアが開いている。 近寄ってみると「結構大変でした・・3・いや4分かかってしまい・・」 こりゃ驚いた。 心のどこかで、「さすがはA隊員」というシチュエーションを 期待していたのだろうか。 何か複雑な気分になった。
|
by J隊員 2007.5.20(日)晴れ 両替ですか、そうですか・・・
コインパーキングでのバッテリー上がり 現場に到着するとあたりは閑静な住宅街だった。 お客さんに連絡を取ろうと電話を取り出す、すると駆け寄ってくる人影が、 現場近くをキョロキョロしながら歩いていた人がお客さんだった。 エンジンはすぐに始動してお客さんとお別れ、 バイクに戻り作業後の処理をしていると、また付近をウロウロしているお客さん。 エンジンのかかったままのクルマを置いていったい何を? 手に何かヒラヒラさせながら結構な範囲を行ったり来たりしている、 落し物でも無さそうだし・・・ペットでも逃げてしまったのだろうか? 声をかけようか?と思っているとお客さんと目が合った。 と、こちらに一直線に向かってくる。 接近するにつれてお札をヒラヒラさせている事が判明! 「悪いんだけど、これ両替出来ない?」 五千円札を差し出しながらすまなそうなお客さん。 コインパーキングの清算機が対応しておらず、ずっと両替場所を探していたそうな・・・ 幸運なお客さんは両替も出来て無事出発、閑静な住宅地に静けさが戻る。 同時にJ隊員の心にも落ち着きが戻った・・・
|
by Y隊員 2007.5.19(土)曇り時々雨 危うく天狗
大田区京浜島にてムーブのインロック救援要請。 電話で案内され到着すると広大な砂利の駐車場。 暗闇にトレーラーやクレーン車が佇む一角に御依頼主がお待ちかね。 「窓枠から試してみたんだけどね。素人じゃ無理だ。」と御依頼主。 「こっからやるんでしょ?」窓枠を指差す御依頼主に、 いや、ピッキングで開けさせて頂きます。と伝え即開錠。 「んま〜すげぇね。こんなちっけぇ穴で開けちまうんだ!」 初めてピッキングの作業を見たとの事で必要以上な驚き様だ。 その後、少々雑談させて頂いたのだが、その間に 何度も「しかし凄いよね。」と言う御依頼主。 余程カルチャーショックだったのかもしれないが、 あんまり「凄い」と連呼されると天狗になりそうで恐かった。 まだまだ天狗になれる程ではないのだから。
|
by A隊員 2007.5.18(金)晴れ 大田周辺開拓中
目黒区内の製麺屋でノアのバッテリーが上がったとの知らせ。 無事ジャンピング始動して帰ろうとしたところ、缶コーヒーを頂いた。 実はお客さん、製麺屋の社長さんとの事。 近隣のラーメンチェーン「まんぷく」も経営していて、その卸しを 手掛けている様子で、いくつかのこだわりをお聞きした。 ん〜お腹が減ってきた。 社長さんの話しを聞いていると「まんぷく」へ行きたくなったのだ。 帰り道に近い洗足池店に寄ることにしたA隊員。 おすすめは「まんぷくラーメン」 醤油ベースに野菜のあんかけ、大きなチャーシューも入った ボリュームある一品だ。 自家製麺はちぢれ麺で、細いのにコシがある。 油ギッシュが多い中、やさしい味で勝負の「まんぷく」 色んな食感が楽しめるので箸が止まらなかった。 大田拠点の周りは、まだまだ未開拓のA隊員。 まずはラーメン屋さんから開拓していこうか。
|
by J隊員 2007.5.17(木)雨のち晴れ 幸運なトラブル
73年型のビュイックのバッテリー上がり、 現着してボンネットを開けると結構なレストアが施されている。 簡単な部分はお客さん自身が手を入れている様で、トランクにはツールケースが積まれている。 マイナス端子を外して1ヶ月の駐車、普通では上がる筈は無い、 「バッテリー替えてまだ半年なのに・・・」 憤るお客さんをなだめつつ、ケーブルを繋いでエンジンを始動。 その瞬間恐ろしい光景が・・・ フューエルラインの途中の予備フィルター部分から、ガソリンが噴水の様に噴き出している。 慌ててエンジンを停止して点検を開始する。 原因はフィルターケースのOリングの劣化、完全に直すには部品交換が必要となってしまう。 なんとか購入したクルマ屋さんまで行きたいと話すお客さん、 応急処置を施してエンジンを始動し、漏れがないか確認する。 少しでも漏れている様ならば、自走で向かうことは諦めてもらうしかない。 それにしてもバッテリーが上がっていて良かった、 もし普通にエンジンがかかっていたら燃料漏れには気付かなかったかも、 そのまま走っていたら・・・と考えただけで恐ろしい。 そんな話しをお客さんとしながら確認作業を終える、燃料漏れは無い。 上がってしまったバッテリーへに対するお客さんの印象も、大分好転した模様だ。 それにしてもどうもタイミングが良すぎる、 こんなに都合が良くバッテリーが上がるだろうか? ただ単にお客さんが強運なのか?それは永遠のナゾである。
|
by Y隊員 2007.5.16(水)曇り 塀の向こうから
三鷹にて、引っ越しの最中にインロックしたとの救援要請。 程なく到着すると汗だくの御依頼主。 「急な引っ越しになっちゃって・・・」 聞けば仕事上、今日中に引っ越しをしなければいけないんだとか。 ご本人確認を済ますと、後はよろしくと戻られる御依頼主。 作業に没頭出来る環境が整い鍵穴をのぞいていると、 なんだか背中にアツーい視線が・・・ 気になって後ろを振り向くと近所のおじいさんが 塀越しに興味津々でこちらを見ている。 視線が合うと、そのおじいさんは会釈してきた。 こちらも軽く会釈し、作業再開。そして即開錠すると、 塀の向こうから「すごいねー。」とおじいさん。 「何でも開けるの?」との質問に取りあえず車でしたら・・・と答えると、 「じゃあ何かあったらお願いするよ。」との事。 ではではと、名刺を渡そうとゴソゴソとポケットをまさぐってると、 「だけど車の免許ないんだけどね…。」 ・・・・・・ 名刺を出した瞬間にそれを言われても・・ねぇ。
|
by A隊員 2007.5.15(火)晴れ時々雨 大人のマナー
すでに、1時間以上待っている。 アウディA6の開錠依頼、携帯電話も閉じ込んでいる。 待ち合わせ場所はコンビニ前、A6は付近の駐車場とまでしか分からない。 これ以上待つには限界と判断し、駐車場を探しに向かった。 「遅いよ!何時間待たせるんだ!!」 ようやくA6とお客さんを発見した瞬間に言われた言葉。 こんな時に「いや、こちらもコンビニ前で待ってたんですよ」 なんて野暮な事は言えない。 まずは、お詫びから入るのが大人のマナーだ。 A6を開錠すると、お客さんはコンビニ前の事を全く聞いてないと言う。 今回お得意さんとお客さんの間には仲介業者さんが入った。 どうやら、その業者さんが伝えられなかった様子。 完了報告時、お得意さん「ほんとご迷惑をお掛けして・・・」 全く悪くないお得意さんから、たくさん詫びられるA隊員。 大人のマナー。 それは、してもされても気持ちいい。
|
by J隊員 2007.5.14(月)晴れ 救援に至るまでの迷宮
中野ゼロホールの横でバッテリー上がりの救援依頼 しかし続けて読込まれた住所がちょっと違う様な? 最初に目印のゼロホールに向かう 救援を待つのは大抵あまり地図を使わない方、その人々にとっては 住所番地がそれほど重要では無い事を経験によって知っているからだ。 ゼロホールに着いて周辺を一回り、救援対象のクルマは見当たらない。 ・・・読込まれた住所の方だろうか? 所要3分ほどの住所なのだが、向かう前にお客さんにTEL。 目印の建物の確認をしてみても、 「ゼロホールの横なんだけどなぁ」と頑ななお客さん。 念の為、建物のカタチを聞いてみた、 すると覚えがある特徴的な返答が・・・ J隊員の記憶によるとそこはゼロホールではなかったような・・・ ともあれもう一つのゼロホールに急ぎ向かう。 大きな多目的ホールまでも乱立する過密都市東京 ここでの救援は目印をアテにしてはいけない様だ・・・
|
by Y隊員 2007.5.13(日)晴れ こんな時にカギって…
品川区にてコルベットの開錠依頼。 本日は大田拠点待機のため久々の品川への出動だ。 ビルへの入館手続きの際、あまりの厳しさに大はまりになってしまった。 やっとの思いで入館して、ドギマギしながら駐車場に向かった。 しかし中々御依頼主が来てくれない。 驚いたことに駐車場ではコルベットの他に、キャデラック(写真)など GM最新モデルがずらりと並んでいる。 思わずカッコいいな〜 などと、車を舐め回すように見ていると御依頼主が登場。 ものすごく急いでいる様子なので即開錠。そしてサインを頂いてお見送り。 本来なら最新式モデルがずらりと並ぶ壮観な景色の写真を撮りたかった・・ なんでこんな時にカメラを忘れてしまったのか・・ 何はともあれ、御依頼主の意向に添えたかたちで作業ができた。 これでいいのだ。
|
by A隊員 2007.5.12(土)晴れ 大きな木の下で
A隊員は先月からずっと大田拠点で稼動してきた。 うんと受注量を増やしたいけれど、まだ他の拠点のようには行かない。 そんな中、大田区内のガソリンスタンドでティーダがインロックしたとの知らせ。 大田区や品川区なんて言われると、いつも以上に気合いが入る。 お客さん「あれ?30分と言われたけど・・」 およそ10分で現着、2分で開錠したので、予定の半分で完結した。 そう、安全に、鮮やかに、そして圧倒的な早さで決めたいのだ。 ルンルン気分で完了報告すると お得意さん「助人さんって大田にもあったんですか・・」 ガクッと宣伝不足を感じながら現場を後にする。 帰り道に大きな木を発見した。 あんまり見かけないほどの巨木だ。 まだ根を下ろしたばかりの大田拠点。 いつしかこの木のように、大きく茂りたいものだ。
|
by J隊員 2007.5.11(金)晴れ 白バイ高密度
朝から白バイを沢山見かけると思ったら、 今日は交通安全週間の初日だった。 いつもは四月の上旬にある筈なのだが、 今年は統一地方選挙の影響で、ひと月遅れの春の交通安全週間になったそう。 運転をしない人には馴染みが薄いのだろうが、 毎年、春と秋の年2回行われている。 救援作業で道路を走っていると、どうしても時間優先になりがちで、 運転の方は漫然としたものになってくる。 そんな自分の運転を見直す機会として、この年2回の間隔が丁度良い。 バイクのスピードだけに頼らずに、 時間短縮法を考えさせられる良いタイミングになっている。
|
by A隊員 2007.5.10(木)晴れのち雨 自らのスタイル
深夜にベンツV230がインロックしたとの知らせ。 開錠すると荷台からヘルメットや皮つなぎが・・ お客さん・・「これからレースに行くんです♪」 V230はバイクを運ぶトランポとなっていた。 ドゥカティをこよなく愛するお客さん。 ガレージにあるレース使用749が一際輝いて見えた。 うらやましいことに、来月には最新鋭1098も並ぶという。 A隊員なんかより、はるかに年配のお客さん。 レースはもちろん、ツーリングや街乗りも堪能されてる様子。 ドカを熱っぽく語る姿には、年齢を感じさせないから不思議だ。 A隊員の周りには「レース好き=バイク嫌い」が多い。 レース以外にバイクを乗るのが苦痛で、「バイクは不便」的な話しになりやすい。 一貫して好きにこだわるお客さん。 何だか、すごく心地良い時間を過ごした。
|
by Y隊員 2007.5.9(水)晴れ 五月の風
世田谷のテレビスタジオにてトヨタキャバリエの開錠依頼。 このテレビスタジオ、よく番組の公開収録が行われている所で、 今日も沢山の人たちが路上にあふれていた。 「こないだは直接トヨタのディラーさんに開けてもらったんだけど、 開いたと同時に工場送りになっちゃったんだよね。」と、合流した御依頼主。 どうやらその時は差し金で開錠し、中のロッドが折れてしまった模様。 このキャバリエ、GMとのOEM車で名ばかりのトヨタ車。 きっとディラーさんも手を焼いたんだろうなと想像しつつ作業開始。 が、開かない!もしやGM特有のピッキングでは開かない鍵なのか? 変な汗が吹き出て来るのを感じつつ色々と試していると、 上から1枚ニョキッと落ちて来た。そして無事開錠。 「苦労させちゃったね。実は鍵でも開きづらい時があるんだよね。」 との事だったので軽く鍵穴をケアし、自分の流れる汗をふきふきお見送り。 スタジオの敷地の外に出て汗がひくのを待った。 番組観覧で着飾った人たちの中で・・・ 視線がちょっと痛かったが、五月の風はやさしかった。
|
by A隊員 2007.5.8(火)晴れ 取捨選択の道
大田花き市場にて、カギを閉じ込んだとの知らせ。 築地を含め、早朝市場への出動は多い。 こちらの警備員さんの誘導も慣れてきた感じ。 おおよその場所を案内されれば、迷うことなく現着できる。 お客さんは毎日AM4:30起床との事。 花屋さんというのは、これだけ見ても大変な仕事だと思う。 市場の中は活気にあふれ、お客さんも買い付けた花を忙しそうに並べている。 開錠後、缶コーヒーを頂いて一息つけた。 早朝の仕事で一番注意しなければならないのは、安全運転との事。 眠気と闘いながら市場まで来て、ほっとした瞬間カギを閉じ込んでいたと話す。 お客さん・・「絶対に交通事故は起こしたくないけど、こればっかりは・・」 それでいいと思う。 交通事故に比べれば、カギの閉じ込みなんか軽い軽い。
|
by J隊員 2007.5.7(月)晴れ 職業病?
大型連休も終わり、出動のほうは一段落、 そんな中、面白いものを発見、まずは写真を見て欲しい。 なんとコインパーキングのストッパーにジャッキアップ機能がついている! これは近頃激増している料金踏み倒しの手口、 ストッパーの踏み越えに対策されたものに違いない! ・・・・・・・と言うのは冗談で、 この駐車場、このスペースだけ結構な傾斜がついているのだ。 しかし最初に見た時はとても驚いた、 並んでいる他の駐車車両と明らかに傾きが違う。 クルマの持ち主が戻ってきたらどうなるんだ? ビックリしながら近寄ってみてところでやっと傾斜が原因と分かった。 でも本当にジャッキアップする駐車場があったら良いのに。 なにしろ絶対に料金の踏み倒しなんか出来ないし・・・ ・・・・それにスペアタイヤの交換作業にとても便利そうだ・・・・
|
by Y隊員 2007.5.6(日)雨 神頼み
築地の中央市場内にてBMWがインロックしたとの救援要請。 市場内の場所の特定が難しいとの事で、 取りあえず市場の隣にある波除神社にて待ち合わせ。 現着し御依頼主に連絡するも中々現れない。 待っている間、その波除神社を見学する。 鳥居付近に神社の由来が書き記されている。 鳥居をくぐると左右に大きな獅子の頭が鎮座。 獅子達の威厳さに気を退きつつ本堂へ。 何度か開けた事があるが、 いざ対応するとなると一抹の不安が出るBMWの開錠。 その不安が少しでも減れば、とお参りさせて頂いた。 そんなこんなしているうちに御依頼主が登場。 そして何事も起こらず無事に数分で開錠。 波除神社の効果か全く不安を持たずに作業に取り組めた。 毎回、このように作業前に神頼みが出来れば・・・ ・・・でも、そう何でもかんでも神頼みというのもな・・ もっと技術と経験を積んでいこう。
|
by A隊員 2007.5.5(土)晴れ 深く深く闇の中へ
横浜市内で開錠依頼、横浜レスキューが手一杯とのことでヘルプ出撃だ。 ベンツの所有は社長さんだが、現場は部下の方が立ち会うとの事。 ベンツはセキュリティ上、ドア・トランクを個々に開錠しなければならない。 まずドアを開錠するも室内にカギがなく、続いてトランクを開錠した。 そこに目を疑うような光景が入る。 お客さんが電話をしながら、開いたばかりのトランクを閉じてしまったのだ。 事前に「トランクを再び閉めるとロックする事」は説明したはず。 お客さん・・「社長が室内から開けられるって言うから試してみたけど・・」 もろくもA隊員の事前説明は、社長命令でぶっ飛んだ。 この遠隔操作に怯えつつ、再びトランクを開錠したが、カギは見付からなかった。 後片付けも終わり撤収寸前、「ゴルフバッグを持って来い」との社長命令が入る。 結果トランクを3回、ドアを1回で、合計4回の開錠作業。 言葉で話すと簡単でも、トランク開錠は結構大変なのだ。 最後に社長さんがA隊員と話したいとの事。 社長さん・・「合カギ作ってよ。先月サンバーのカギを作ってくれたようにさ♪」 セキュリティがベンツ=サンバーの社長さん。 闇は深く深くA隊員を取り囲んでいった。
|
by J隊員 2007.5.4(金)晴れ エンストの法則
バッテリー上がりのシルビアの救援に向かう。 ジャンピングでエンジンは始動したものの、バッテリーはすぐに交換が必要な状態。 お客さんにはエンジンを止めないで交換に向かう様アドバイス。 すると、急に不安そうなお客さん、 「エンストしたら自力での再始動は無理ですよね?」との問いに車内を覗いて納得。 お客さんのクルマは最近では珍しくなりつつあるマニュアル車、 確かにクラッチ操作を失敗するとエンストの危険がつきまとう。 お客さん曰く、普段は気にしない事でも、 「絶対ダメ!」となるとヘンなプレッシャーが出てくるのだそうな。 う〜んその気持ちは凄く良く分かる・・・ バッテリー交換に向かうまでの最大の難所は自宅駐車スペースから道路に出るまで、 都内の住宅事情では珍しくない余裕の少ない駐車スペースから 道路に出るには何度も切り返さないとならない。 そこに「エンスト厳禁」の条件が付くと最大の難所に変貌するのだろう。 そこでクルマが道路に出るまで傍で待機することに、 十数回の切り返しの後「後は大丈夫」と走り去るお客さんを見送る。 備えある時エンスト無し・・・クルマが見えなくなった頃にとても心配になって来た。
|
by Y隊員 2007.5.3(木)晴れ 田無タワー
西東京市前原にてアウディーTTのインロック救援要請。 お急ぎとの事でなんとか40分かからずに到着し即開錠。 御依頼主をお見送りし、ふと見ると田無タワー。 田無タワーとは言っているが正式名称はスカイタワー西東京。 夜になると綺麗にライトアップされる。(18時〜24時) しかもライトの色によって明日の天気をお知らせするというスグレもの。 20代の頃、当時付き合っていた彼女がこの辺りに住んでいた。 夜にバイクで彼女を家まで送る時に必ずこの田無タワーを眺めたものだ。 しかし何年振りだろう、田無タワーをまじまじと眺めるのは? 当時のその彼女とか、その頃につるんでいた仲間達は今でも元気だろうか? 今は、当時とは取り巻く環境ががらりと変ってしまった。 当時では想像もつかない環境になっているが、その頃から比べると 今の方が全然いいと思える今現在の自分が幸せだと思う。 ・・・などとかの色々な思いに馳せてしまった。 今や、そう頻繁に眺める事のなくなった田無タワー。 ライトアップされている時に眺めるチャンスがあったら 写真におさめようかと思う。
|
by A隊員 2007.5.2(水)晴れ 庶民の質問
ハーレーVロッドをジャンピングするも、ブースターを外すとストール。 充電すること30分、結局復旧出来ず残念な結果になった。 充電している最中は驚きの連続であった。 実はお客さんハーレーを2台所有されているとの事。 もう一台のローライダー(写真)はなんと700万円! 後から気付いて愕然とした車は、フェラーリF40!! たぶん今まで現場で見た最強豪華ラインナップかもしれない・・ F40を撮ろうと思ったら、電池切れになったのが悔やまれる。 他にもいくつも紹介されるけど、お客さんはあっけらかんとされている。 庶民らしい質問をさせていただいたら、突然笑い出された。 「何をしてるかって?度合いの問題だよ」 「他人より働けば多くの収入が入る。ちょっと辛いけどそれだけだよ」 「働く量」は単純だけど奥が深い。 何があっても投げ出さず、他人より多く・・ 忙しさを理由に日記から逃げ回るA隊員。 まず、一生F40が買えない事は確かだし、バイクに1,000万円は・・
|
by J隊員 2007.5.1(火)雨時々曇り 洞察力不足気味?
大型連休の為か他県ナンバーの救援が続く。 休みを利用して東京に遊びに来る人も多いのだろう、 逆に地方のロードサービスでは、首都圏ナンバーの救援が増えたりしているのだろうか? そんな事を考えていると、新宿で救援依頼、 関西ナンバーのバッテリー上がりだ。 慣れない土地でのトラブルに、さぞ不安が募っている事だろう、 そんな思いから渋滞をかき分けて先を急ぐ。 20分程で現着して作業に取りかかる、しかしエンジンはかかったものの、 バッテリーは直ぐに交換しなければ次回の始動は怪しい状態。 カーショップやスタンドも、慣れない土地では探し辛いもの、 バッテリーの状態をお客さんに伝え、さらにお店の案内もしなければ、 と、この後の行き先を聞いてみた。 お客さん「バッテリーがこれじゃぁね、仕方ないから中野の自宅に帰るよ。 途中のスタンドでバッテリー変えてさ。」 ・・・意外な答えが返ってきた、てっきりナンバー通りの関西の方かと・・・ まだまだJ隊員の目は節穴の様だ、それとも邪魔をするのは思い込みか?
|