by A隊員 2007.7.31(火)晴れ D−LUX3復活
デジカメが直ったとの知らせ。 心弾む思いでライカ銀座店に行ってきた。 交換したパーツは、ズーミングブロックというところ。 電源入れても液晶真っ暗状態も、すっかり解消されていた。 ライカ銀座店は、1Fはショールームで2Fはギャラリーになっている。 銀座とあってオシャレな感じだが、2F奥の部屋が変わっていた。 白衣を着た職人がその場で修理しているのだ。 てっきりデジカメ本体は、ドイツ送りになるかと思っていた。 実はパーツだけドイツから取り寄せ、銀座で修理したとの事。 まるでオシャレな町工場だ。 親切丁寧な作業説明&見えなくなるまで見送ってくれる職人さん。 使い捨てされやすい電化製品にあって、この体験は貴重であった。 大切に使っていこう。 その気持ちは、3ヶ月前店頭で購入したときよりも強い。
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by J隊員 2007.7.30(月)雨のち晴れ 梅雨の終わり
午前中は激しい雷雨、 降った雨が道路上を河のように流れている こんなに強い雨は都内では久しぶりだ。 作業に向かう道中はすぐ前も見えないほど、 雷鳴轟く空の下、ジャンピング作業を手早く終わらせる。 モタモタしていてはお客さんもビショ濡れになってしまう。 作業を終えての帰り道、雨が小康状態に変わったと思ったら あっという間に晴れ間が見えてきた。 神田川に架かる橋の上で一服しながら川面を眺める。 木片が引っかかりながら流れて行くのを見ていると、 行き詰まっている時の自分と重なるような気がした。 妙に可笑しくなって来てその場を後にする。 そう、まかせれば良いのだ・・・流れに。
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by Y隊員 2007.7.29(日)時々雨 結果がすべて
また負けた…。サッカーアジア杯3位決定戦。 しかも今日は先日のように無念さを晴らしてくれるような お客さんとの出会いもなかった。 しかし、某高級外車のインロック救援に行った。 御依頼主はどう見ても恐い職業の方。そんな仕事をして、 会わなくなって久しいのだがひょんな事から知り合いになった、 御依頼主と同じ職業の方がよく言っていた事を思い出した。 「この国は結果を残してない奴がデカイ顔をしている。」 昨日のサッカーも過程ばかり意識して結局結果を得られなかった。 個人的にオシムさんは嫌いではないのだが、 ここに来てエレガントさを目指さなくても良かったのでは? と、思ってしまう。 そう、やっぱり大事なのは結果なのだ。 なぜか我々はきれいな過程を行おうと努力してしまう。 結果は駄目でもきれいな過程を行った者を英雄的に扱ったりもする。 はたして自分はどうだろうか? と、思った。そして助人は? ダサく思われても、馬鹿にされてもいい。 けど、最後はいい結果は掴み取りたい。
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by A隊員 2007.7.28(土)晴れ 手配師の憂鬱
とある川原にてハイエースのバッテリーが上がったとの知らせ。 早朝からTVを付けたまま、眠ってしまった様子。 窓をコンコン叩いて合図すると再び起き出すお客さん。 「ふわ〜よう寝たなぁ・・」 「今日も誰もこないか・・」 こんな所で待ち合わせ?と思い聞いてみると 「この辺のモンにな・仕事をな・・」 眠い目をこすりながら、ムニャムニャ話す。 お客さんはホームレスへ仕事を手配する「手配師」のようだ。 川原に滞在する人々へ、言わば人材派遣のような仕事をされている。 驚いたのは、イメージと違っていたところ。 手配したい仕事があるのに、人が足りないと言う。 「なぜホームレスになるか考えた事あるか?」 もちろん「止むに止まれず」といった事情もあるけれど、 束縛されたくない為に、その道に入る人も多いと言う。 「彼らにとっちゃ仕事をするもしないも自由なんだよ・・」 頭をかきながら話すお客さん。 何か言葉をと思っていたけれど、 苦笑いするのが精一杯であった。
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by J隊員 2007.7.27(金)晴れ 1ゲームの攻防
BMWの開錠に世田谷のテニスクラブへ、現着すると二人連れのお客さんがコートから出て来てくれた。 鍵穴からの開錠を説明すると、「じゃあ今のセットが終わった辺りでまた来るから!」 と、コートに戻り始めるお客さん・・・ ・・・あれっ!?今「セット」って言った? 思わず追いかけてそんなに要らないことを説明する。 「・・・・所要時間は1ゲームほどかと・・・」 お客さんに「じゃあ、どの位?」と聞かれて思わず答えてしまった(汗) 1セットが長すぎる事はすぐに解るが1ゲームの時間って一体・・・? 「ゲーム時間は試合内容で大きく変わる」 そのことを思い出したのは作業を始めた後、 コートから響くボールの音を聞いているとゲームがすぐに終わる様な不安にかられる。 余裕が有るのか無いのか分からない状態で開錠を済ませ 時計を見ると5分程の所要時間。 勝ったと思いホッとして振り返ると、そこにはお客さんが既に立っていた。 「ほんとに1ゲームで開くんだね、凄いよ!」 コートから出てきたばかりのお客さんはそう言ってくれる。 しかし・・デュースから競り負けた感が否めないJ隊員
「ひょっとして一方的な展開になりました?」 そんな事はもちろん聞ける筈もなかった・・・
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by Y隊員 2007.7.26(木)曇り 頑張れ日本
負けた…。 昨夜行われたサッカーアジアカップ準決勝。 三連覇を目指す日本はサウジアラビアと戦った。 中沢のボンバーヘッドに興奮し、阿部のスーパーボレーで確信したが 善戦虚しく敗退してしまった。 そんな無念さを引きずっているところに 杉並は和田堀公園の駐車場にてRX-8のインロック救援。 御依頼主は子供とサッカーの練習をしに来た方。 開錠後、雑談していると自然と昨日の試合の話になった。 Y隊員より熱く日本代表の事を語り始める御依頼主。 「だって私達の代表だもんね。」 御依頼主の言うとおり負けたくて戦った訳ではない。 昨日の負けは必ず明日の糧になるはずだ。 救援に行った御依頼主にこちらが救援された様な気分になった。 がんばれ日本!!
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by A隊員 2007.7.25(水)晴れ 踊る心をロータリーに乗せて
浅草の地下駐車場にてRX−8がインロックしたとの知らせ。 即開錠させた後、興味深い話しを伺った。 RX−8が仕事の足代わりになっていると言うお客さん。 とっさに「仕事用として購入されたんですか?」と聞くと、少し違うと言う。 家族優先で、ずっとファミリーカーを乗り続けたお客さん。 ようやく奥さんが免許を取得したために、スポーツカーデビューとなった様子。 「年齢から考えてもあと10年ぐらいでしょ」 「身体や脳が元気なうちに、この車に乗りたかった・・」 満を持して購入したが、実際は乗る機会が少なかったという。 一人でいられる時間が少ないという問題が残ったのだ。 その答えは身近なところにあった。 仕事の移動である。 最初から決めていた訳ではなく、結果として一人でいる時間の多くが仕事であった。 仕事の移動=イライラ空間から、心躍る空間へと変わったのだ。 きっと、ワクワクする気持ちは年齢に関係ないと思う。 短くクラクション鳴らすお客さんの表情はこの上なく明るかった。
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by J隊員 2007.7.24(火)晴れ Yさんのたたかい
休日の夜、ビール片手にPCのキーボードを叩いていると 窓の隅に現れたのはヤモリの「Yさん」 本当は良く有る名前で呼んでいるのだが、同じ名前の方に配慮してここではYさんとしておく。 毎年この時期になると顔を見せるYさん、かれこれ十年以上の付き合いだ。 世代も代わっているのだろうが区別がつかない為、ずうっとYさんと呼んでいる。 窓に現れるのは光に集まった羽虫が目当て つまり食事の時間だけ家の中から見る事が出来るのだ。 しかしYさんは餌を取るのがとてもヘタクソ、 付き合い始めてから暫らく立つが、餌が取れたのを見たのは数える程だ。 しかしYさんは諦めない、 失敗してもヘコんだりせず淡々と次の目標に向かう、 その次も、またその次も失敗するのがほとんどなのだが・・・ こうして見ると家を守る「家守」などと呼ばれるものの、 そんな余裕はまったく見られない。 ほかのヤモリはどうだか知らないが ウチのYさんは食べて行くだけで精一杯の様だ。
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by Y隊員 2007.7.23(月)曇り 夏休みの一コマ
練馬の環八トンネル内でアトレーのガス欠救援。 正確な場所が分からないとの事でまず外回り側のトンネルから捜索開始。 Uターンし内回りに入ると待避所に停まっているアトレーを発見。 「すみません。本当にすみません。」と平謝りのパパさん。 車内を見るとママさんと、はしゃぐ子供達がいた。 夏休みの子供達を実家で田舎暮らしさせるため送って行く途中なのだとか。 「うっかりしていました…」としきりに反省するパパさんの為にも 早々に給油する為コックを開けようとすると、やけに揺れる車。 見ると子供達がこちらを見る為に移動した為だった。 そんな子供達に見つめられながら給油完了。 子供達が手を振りながら走り去るアトレーお見送りし無事完了。 落ち込むパパさんとは対照的に楽しそうだった子供達。 きっとこんなトラブルでも夏休みの楽しい思い出の一コマになるのだろう。
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by A隊員 2007.7.22(日)晴れ 軟禁 in the 九段
九段の地下駐車場にてファンカーゴのバッテリー上がり。 無事ジャンピングも終了して帰ろうとした時、物語りは始まった。 迫力あるお客さんは50代、2人組み。 「地上まで送ってくから、ほら、後に乗りなよ」 お言葉に甘えて便乗し、料金所で駐車場代を支払うところ。 守衛さん・・「4日間で4千円になります」 お客さん・・「あれ〜?お金がないな・・今回つけといてよ」 守衛さん・・「それは困ります。お支払いして頂かないと・・」 何だか気まずいので、料金所から歩いて地上に出ようとするA隊員。 お客さん・・「大丈夫だって。何とかなるから・・」 すごい握力で腕をわしづかみされたA隊員。 軽い軟禁状態となった。 およそ20分間、押したり引いたりの駆け引きの中、やっと料金所を突破した。 電波が届かなったせいか、地上に出た瞬間メールをいくつか受信した。 受注担当のJ隊員からで「いかがですか?」「問題ありですか?」等々・・ 暗闇に消えるお客さんを見送り、すぐに電話する。 A隊員・・「ちょっと軟禁されてまして・・やっと開放されました」 J隊員・・「え?何ですって?カイキン??」 J隊員の声が聞こえた瞬間、ほっとしたせいか目がかすんだ。
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by J隊員 2007.7.21(土)曇り はじめてのミッドタウン
六本木はミッドタウンでのインロック救援要請 東京の新名所となるこの場所、ほかの隊員に次々と先を越される中、 ようやくJ隊員にもミッドタウンデビューの日がやって来た。 デビューとは言っても駐車場なのがマニアックなトコロ。 新鮮なのは駐車場にバイク専用のゲートが有る事、 通常、バイクが入れない場所での作業は路上に停めて中に入る事になる。 それがここでは駐車違反を気にしないで作業に専念できる。これは有り難い限り 専用設計のゲートは使い易い事この上なく、 しかも最初の何分かは無料という親切さだ。 中に入ってみる。「とにかく広い!」が率直な感想。 敷地面積ほぼそのままの広さの駐車場は 一台づつ探していてはとても見つけられそうに無い お客さんに駐車スペースの番号を聞いてようやく現着。 作業を進めていると無料時間の事が心配になってきた、 広い場内で救援車両を探すのに手間取った様な気がして仕方ない すぐに開錠は済ませたものの、残り時間が気になり急いで駐車場を出た。 本当はゆっくり見物したかったのに・・・ まあ「違反キップ」を切られるよりは遥かにマシなのは間違い無いが。
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by Y隊員 2007.7.20(金)曇り 侮るべからず
東品川のJALビル駐輪場にてフリーウェイの開錠依頼。 現着し車両を探すときれいにレストアされたフリーウェイを発見。 連絡するとスーツ姿の御依頼主がすぐに現れた。 「会社が終わって帰ろうとしたら鍵がなくて・・・ きっと上着の中にあると思うんですが・・・」 と御依頼主。さっそく作業開始し無事数分で開錠。 中にある上着を取り出し広げるとなんと上着とは、布製のつなぎ作業服。 あっけに取られつつメットインの中を見ると スナップオン等の高級ツールがぎっしり。 さらにあっけに取られえていると 「無いですわ。会社にあるのかな〜。なかったらどうしよう・・・」 聞けばスペアキーもないとの事。 なかった場合を悩む御依頼主に、 別の業者さんであれば1万〜2万くらいで鍵を作ってくれますよ。 とアドバイスしてみると、 「だったらシリンダーを交換しますわ。13000円で買えるし。」 本当にただのサラリーマンなのだろうか? 恐るべし・・・
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by A隊員 2007.7.19(木)曇り 笑顔りんりん
ラジオに出演してきた。 FMえどがわの「あしたへ・・笑顔・りんりん」パーソナリティは川瀬なな子さん。 川瀬さんの透き通った声は、本来スピーカーから聞こえるもの。 目の前で聞いているのが何とも不思議な感覚であった。 内容は助人サービスの生い立ちから、印象に残った作業等。 この日記をお世辞にも面白いと言われた時は、単純にうれしかった。 緊張もほどほどに、楽しみながらお話しが出来た感じ。 そもそも一般の方には馴染みの薄い仕事。 「へ〜こんな仕事もあるのか」と思って頂くだけでも幸いだ。 助人を始める前、勝手に妄想をふくらませた時もあった。 この「小さな挑戦」を成功させればメディアに取り上げられるかも・・ そんな恥ずかしい期待も、不思議な縁で実現したような感じ。 全く収入もなかった頃の自分に、こっそり伝えたい気分だ。 加藤さん、川瀬さんや笠原さんに感謝感激の一日であった。 この調子で明日も、笑顔りんりんと行きたい。
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by J隊員 2007.7.18(水)曇り 気にならぬが仏
AM6:30、予定外の朝食 久々のファーストフードの朝食セットは妙に塩辛く感じる。 一晩かかって放電した車両のジャンピングを済ませたのは20分ほど前、 出勤前のトラブルに、エンジン始動と同時にあわただしく駐車場を出て行ったお客さん、 なんとか遅刻せずに済みそうだとは話していたのだが、 拠点への帰り道、信号待ちの列に先ほど救援した車両を発見、 どうやらお客さんの出勤ルートと重なっているようだ。 とても急いでいたのが印象的だったので追い抜いてしまうのはどうも気まずい 間に何台か入れて追いつかないように走る事に・・・ しかし、やってみるとこれが案外難しい、 駐車車両や右折待ちの車をかわそうと車線を変えるごとに どんどん近づいてくるお客さんの車、 暫らく頑張った後、あきらめて朝食がてらやり過ごす事にしたのだ。 日常には気にしないほうが良いことが多々あると思う、 だが一度気になってしまった以上、もうそれ以前には戻れない。 「無意味かも?」と思いながらも足掻き続けるのは人間の悲しい性か? この朝食の塩分量に対する懸念もまた同様のものであろう
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by Y隊員 2007.7.17(火)雨時々曇り グッタリ度
杉並は中杉通りにてサニーのインロック救援。 現着すると内装工事の営業さん。かなりグッタリした顔でお待ちかね。 「待ってました〜。まぁ・・宜しくお願いします。」 となんだか疲れきった話し方。 そうゆう訳で早々に作業に着手。 1分かからずシリンダーが回り集中ロックが解除される音が聞こえた。 会心の快速開錠。これで御依頼主も元気が出るかな? と思いつつドアノブを引く。 が、開いていない! なぜ??? よく見ると運転席のドアだけ施錠が外れていない。 しかたなく他のドアから鍵を取り出し、 鍵にてシリンダーを回すもやはり運転席だけ動作しない。 御依頼主にこの事を確認すると、 「実は針金で窓枠から・・・」との返答。 しかも、かなり長い時間格闘した模様。 来た時より更にグッタリ度が増してしまった御依頼主・・・ インロックした際はご自分で試さずにすぐロードサービスを呼んで下さい。 グッタリ度を増やさない為にも・・・
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by A隊員 2007.7.16(月)晴れのち曇り ライカ D−LUX3
デジカメが欲しくて探し始めたのは3月頃。 ようやく購入したのはライカD−LUX3というコンパクトデジカメ。 限定販売数1500台との事で購入するまでは大変であった。 デザインに惚れ、機能も満載で言う事なしの1台だ。 以前のデジカメから、「こんな機能が欲しい」というリストを作っていた。 「明るいレンズ」「所々で広角にしたい」「ピントが自由に調整できる」の3つだ。 仕事に持ち歩く以上、コンパクトである事は必須であった。 ほぼ同等の性能では、LUMIX LX−2が販売されていた。 全て条件が叶っていたので購入寸前まで行ったけど、デザインが・・・ もう一つ、こうシンプルで・・何というか・・というところ ライカを見た瞬間、カミナリが落ちた。 言い表せない形が、まさにこれであった。 使い始めてもう3ヶ月になるけれど、まさに虜になってしまったようだ。 1日の大半をこのカメラと共に過ごしている。 だが・・先日、足取り重くライカ銀座店に行ってきた。 診断の結果、1ヶ月間の入院との事・・・ ・・まいったなぁ・ 声どころか顔までもが掛布になった。
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by J隊員 2007.7.15(日)雨のち曇り 缶コーヒーの隠し味
台風4号の生ぬるい風の中、軽1BOXのインロック救援 荷物が一杯の荷台から、配送中のキー閉じ込みであることが分かる。 が、ドライバーさんの姿が見当たらない。 電話も通じないので暫らくその場で待つ事にする。 待っている間、あらためて眺める満載の荷物、 今日中に配達するのだろうか?もう夕方だというのに・・・ そんな事を考えているとドライバーさんがかけ寄って来た。 お中元ラッシュ、休日配達リクエスト、そして雨、 ただでさえ忙しいところにトドメのインロックだそうな、 「予想より早く来てくれたんで助かります」お客さんの顔に安堵の色が浮かんだ。 速攻で開錠して降り返ると、あれ?お客さんの姿が無い、 近所の配達にしても荷物は車の中だし・・・? しばらく待っていると、またまた走って来るお客さん、 「なかなか自販機が見つからなくて・・・」 そう言って差し出した手の中には一本の缶コーヒーが、
「もう今日はダメかと思ってたんですが何とかなりそうです、 もちろん夜まで休みなしですが。」 苦笑いしながら次の配送に向かうお客さんを見送る。 手に残された冷たい缶コーヒーにほのかな温もりを感じるのは 台風特有の生ぬるい風の所為では無い様だ。
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by Y隊員 2007.7.14(土)雨 雨の西川口
早朝5時。 予約で西川口のコインパーキングにてホンダロゴの開錠依頼。 Y隊員、久々の埼玉遠征。重く垂れ込める雲の下、 回送タクシーにまみれながら向かった。 10分前に到着し車を見るとどこかで見た記憶が・・・ 御依頼主が現れてすべてを思い出した。 以前、深夜に練馬で対応した方。その時もインロック。 「いや〜度々スミマセン。」御依頼主も覚えていたようだ。 前回は瞬殺開錠した車、楽勝だな。と思いつつ作業開始。 御依頼主もそれを察したのか、料金を払う準備をし始めた。 が、以前の様にサクッと開かない。 財布を握りしめて待つ御依頼主の無言の圧力。 雨ではない物が背中を濡らし始めた時、 やっと開錠。前回の倍以上かかってしまった・・・ 舐めてかかると必ずこうしっぺ返しが来る。 雨に打たれながら猛省した。
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by A隊員 2007.7.13(金)曇り オンリーワン
「バイクで来るとは思わなかったよ・・」 「今どきのロードサービスはみんなバイクで来るの?」 到着してから、何千回と言われてきた言葉。 最近あまり意識する事なく、漠然と答えている自分に気付いた。 そうだ。ずいぶん特殊なことをやっているのを忘れてた。 新風を吹かせたくて始めた助人サービスも、すでに4年目。 本格的な開錠から軽作業まで、全てバイクだけでやっている所はまずない。 日本で唯一(他にあったらごめんなさい・・)だと思っている。 難解な高級車でも、ビッグバイクで駆け付け、迅速丁寧なピッキング開錠・・・ そんなカッチョイイ姿を夢見て、いつの間にか形になっていた。 同じ試みで失敗した事例が多い中、今の助人サービスは奇跡に近い。 もちろん現状の改善点は山積みだ。 だからと言って、この奇跡のような成果を忘れるようでは、過去の自分に申し訳ない。 これまでの自分に感謝しつつ、未来の自分へエールを送りたい。 周りから見れば、小さい事に全身全霊を傾けてきた。 それで良いと思っている。事の大小は己が決めれば良いのだ。 他にマネの出来ない、孤高の助人を貫きたいと思う。
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by J隊員 2007.7.12(木)雨 雨の中に立つ理由
降ったり止んだりといよいよ梅雨らしい天気 雨の降り始めにインロック救援要請が入る、 現着後に作業を進めるJ隊員を、傍らでお客さんが見つめている ピッキングが珍しいのか、よくある光景だ。 しかし雨の中、傘も差さずに眺めているお客さんが意外と多いのには驚く。 作業は基本的に雨ざらし、雨衣で固めたJ隊員とは違いお客さんは濡れるに任せる状態だ。 軒下などへの避難を薦めても、ナゼかそののまま見ているお客さん、 あまりしつこくも言えないので速攻で開錠するほか無くなる。 ・・・意外とこれがプレッシャーだったりもするのだ。 「こんな雨の中で作業させてしまって本当にスイマセン」 プレッシャー開錠を済ませたところに頂いた一言、 申し訳なさそうに話すお客さんに、ハッとさせられるJ隊員 お客さんが雨に濡れながら立っている理由が少し判ったような気がした。 それは、 「ズブ濡れで作業しているJ隊員に対する礼儀or罪ほろぼしの表現ではないのか?」 という事。 そう考えると雨の中立っていたお客さんは皆申し訳無そうな表情だった様な・・・ しかしそんな気遣いをさせるようではプロとして失格なのは間違い無い、 もっと快適そうに見える作業方法を考えてみよう。
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by Y隊員 2007.7.11(水)雨 曲がり角の先にあるもの
サンバーのレンタカーがインロックしたとの救援要請。 場所は高円寺の商店街。時間によって歩行者専用道路になる所でちょうどその時間。 細め裏路地を通り抜けてやっと現場に到着。 御依頼主はハタチそこそこの方。 開鍵完了しサインを頂くと、早々に出発される御依頼主。 そのままお見送りといきたかったが・・・ 怪しげな発進をするサンバー。 商店街が通行止めの為、しかたなく裏路地に入る。 あっ、あっ、塀にサイドボデーがぶっ、ぶつかる〜! と思った瞬間、寸での所で止まった。 その後、何事もなかった様に切り返し開始。 再度、ぶつかりそうになりまた切り返し。 やっとこすっとこ曲り角を抜けた。沢山の歩行者渋滞を作って・・・ 技術は差し置いても冷静な判断力。きっとすぐ上手になるんだろうな。 などと歩行者よりも遅い速度で裏路地を抜けるサンバーを見つめながら思った。
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by A隊員 2007.7.10(火)曇りのち雨 開錠時間のトラウマ
亀戸でボルボ940がインロックしたとの知らせ。 ホテルの駐車場との事で、一旦電話にて到着した旨の連絡を入れる。 お客さん・・「後で行くので、そのまま作業してもらえますか?」 ご本人確認&立会いでないと作業は進められない旨をお伝えした。 待つ事10分、ようやく部屋から出てこられたお客さん。 ご本人確認を終えると、「じゃあ後はよろしく・・」 部屋に戻ろうとするお客さんを引きとめようとすると「1時間ぐらいかかるでしょ?」 以前インロックした際、当時の業者さんが1時間以上作業したらしい。 なるほど。そういう事かと、すぐ終る事を説明すると 「以前の業者もそう言っていた・・」と部屋に戻ってしまう。 引き止める間もなかった。 こうなりゃ速攻でと2分で開錠。 返す刀で電話すると「ただいま電波の届かない場所に・・」 待つ事20分、心も渇いてきた頃に戻ってこられたお客さん。 「以外に早かったね。最初に言ってくれれば・・」 こうなる事は分かっていた・・ 「早さ」が空振りする時ほど悔しい。
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by J隊員 2007.7.9(月)晴れ 見上げたホイール
パンクの救援でお客さん宅へ伺うと、なんと救援車両のタイヤが無い! 正確にはホイールは着いているのにタイヤ部分だけ無いのだ。 高速走行中のバーストなんかで良く見られる状態だ。 「なんとか自宅まで帰れて助かったよ」と話すお客さん、 早朝のパンクに修理するお店が何処も開いてなかったそうな。 状況から察するにこのホイールはもうダメだろう、 主人を送り届けるために自らを犠牲にするとは・・・ 見上げたホイールに合掌しながら作業を進める。 外して点検してみると、小キズが沢山ついている しかし変形やゆがみは目視では分からない位、 タイヤさえ交換すればこのまま使えそうだ。 それにしても感心するほど頑丈なホイールだ、 軽く火花くらい散らしていたろうに。 この安心感は純正パーツならではのものだろう。
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by Y隊員 2007.7.8(日)晴れ もしやでもしや?
目白通り沿いのTOYOTAのショールームにて タウンエースが携帯とともにインロックしたとの救援要請。 何故か今月初のインロック対応。 久々の開錠にウキウキしながら向かった。 が、無い。TOYOTAのショールーム。 指示された辺りの目白通りを2往復したが見つからない。 もしや?と思いTOTOのショールーム駐車場をのぞいてみると やっとありました該当車。 御依頼主は水回りの工事業者さん。 程なく開鍵し雑談させて頂いている途中、 「お!そうだ、お礼、お礼・・・」 と言いつつショールームに入って行かれた。 もしやお礼に便器?蛇口? などと不安になっていると缶コーヒー片手に戻って来た。 まぁ、常識的に考えても便器や蛇口なんてある訳がない。 赤面しつつ缶コーヒーを頂いた…。
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by A隊員 2007.7.7(土)曇り 希少車の現実
目黒区でトヨタ車がインロックしたとの知らせ。 実は車名が分からないままであった。 ハイラックスをクラシック調にカスタムしたような・・ 電話だけでは訳が分からなかった。 現着してみてびっくり。 トヨタ初の乗用車、トヨダAA型乗用車である。 といっても本物なら昭和11年なので、70年以上も前の車。 こちらは96年に限定100台しか作られていないレプリカ。
手掛けたのはトヨタテクノクラフト。 ほとんどが手作業になった為に800万円という販売価格になったのだとか。 当時は黒と赤のツートンだったけど、お客さんがグレーに塗り替えた様子。 お客さん・・「何かと辛いことも多くて・・」 サイドミラーを壊しただけで1ヶ月待ち。 リヤ周りを少し傷付けただけで、100万円以上の修理代。 とにかくパーツの在庫がないので、その都度手作りになるのだとか。 希少車に乗るのも、それなりの覚悟が必要そうだ。
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by J隊員 2007.7.6(金)晴れ 玄人に至るまでの高い壁
今日は陸上自衛隊朝霞駐屯地でのインロック開錠へ 最近なぜか駐屯地内の救援が続く。 場所を確認しようと地図を開いてビックリ! 朝霞市、和光市、練馬区、三つの市区に敷地が跨っている。 これが民間企業だったら納税など諸々がとてもややこしそうだ、 さすがは自衛隊、そういった事は問題では無いのだろう。 厳重な受付を済ませて敷地の中へ、見慣れない建物や車両が一杯だ。 救援車に向かう途中、辺りに目を奪われるが我慢して先を急ぐ、 見学するのは作業を終えてからだ。 トヨタの内溝キーをサクッと開錠し、いよいよ見学タイム 来た時とは違う通路を使ってゆっくり受付の門まで戻る。 戦車こそ見えないものの、普段見る事の無い車両がズラリと並んでいる。 滅多に無い光景を写真に、とカメラを構えた時、ある疑問が浮かぶ 「機密事項を写してしまったらマズイんじゃないか?」 一度気になるとなかなかシャッターを押せなくなる この辺がプロと素人の精神的な差であろう、 技術云々以前の問題だ。 やっとの思いで写した一枚がこんな感じ、 J隊員、カメラマンとしてはまだまだの様だ・・・
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by Y隊員 2007.7.5(水)晴れ ねずみの気分
下高井戸にてキューブのバッテリー上がりの救援要請。 程なく到着し作業をしていると、遠くの方から聞こえてくる けたたましく鳴らされる警笛。 そう、ここは知る人は知る有名なネズミ捕りのポイント近くなのだ。 大通りから一本中に入った所なのだがここまで聞こえてくるとは・・・ 作業を終了させそのネズミ捕り現場を見に行ってみると、 ありゃりゃ。結構捕まっている。 思えばY隊員、10年以上捕まっていない。 事故を起こしたくないと云う思いから、 必然的に交通違反をしない運転になったのかも知れないが・・・ しかし、こうバンバン捕まっているところを見ていると、 何も悪いことをしていないのにやけに不安になってくる。 必然的に帰りは超安全運転になった。 皆さんも気をつけてください。 特にスピードは控えめに。
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by A隊員 2007.7.4(水)雨 カヤの外
陸運局でセルシオがインロックしたとの知らせ。 現着すると、セルシオには整備士の方々が3名ほど取り囲んでいた。 針金やら工具を片手に汗だくの整備士さん。 残念ながらそんな物では開かないのがセルシオだ。 A隊員はいつもの通り光速ピッキングで開錠。 ワッと取り囲まれ「あんたすごいねっ!」というシチュエーションだ。 普通なら・・ お客さんは真っ先に整備士さんを労う。 整備士さん・・「いやはや・大変お待たせしちゃって〜」 あれ?開けたのはA隊員なんだけど・・ 書類にサインを頂こうかというところ お客さん・・「あ・ハイ・これね・・」 サッと書いてプイっと背中を見せ、相変わらず整備士さんと談笑だ。 あれれ?開けたのはA隊員なんだけど・・ いや、分かる。 A隊員の30秒開錠より、整備士さんの30分間激闘に軍配が上がったのだ。 結果より、経過が評価されただけの話し。 でも、ほんのり寂しかった。
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by J隊員 2007.7.3(火)曇り 奇跡の開錠法
ジャガーXJの開錠に向かう、 内心ワクワクしているのは珍しいカギに対するものだけでは無い、 それは「奇跡の開錠」を試すチャンスだから。 Y隊員がこの奇跡を発動させたのはつい先日のこと、 開錠所要時間が僅か2秒というとてつもないタイムだ。 この方法が通用するには幾つかの条件が重ならなければならない様だが その条件がまったく分からない。それ故「奇跡の・・」なのだ。 現場に着いて、早速例の方法を試して見る。 !!・・・??・・・!?・・・???・ 計5回ほど試しただろうか?やはり奇跡は発動しない・・・ あきらめて正攻法に切り替えて開錠。 帰りの道のりで思い返す、結局奇跡については何も解明出来なかった・・・ ただ、ひとつだけ気になる事がある、それは心構えだ。 「楽をしよう」などと思ってはいけない、 無心の境地でなければ発動はしないような気がする。 先日のY隊員の状況からもうかがえる事だ。 「楽をしたい訳では無いが、手っ取り早い開錠方を試す!」 この心構えで挑むのが最低限の条件かも? さすがは「奇跡の・・」とでも言うべきか・・・
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by Y隊員 2007.7.2(月)雨 迷彩・迷惑・名案内
練馬の自衛隊駐屯地内にてアコードのガス欠救援。 自衛隊に出入りしている業者さんらしくちょーお急ぎとの事。 降りしきる雨の中を激走し何とか30分程で到着。 早速、御依頼主と門の受付で合流。車両のある場所まで向かう。 初めて入る練馬駐屯地。物珍しくてキョロキョロしていると、 それを察したのか道中で色々と案内してくれる御依頼主。 「あっち見てみ、○○式戦車。すげーだろ?」 「ここのグラウンドはな石原知事も来るところなんだよ。」 普通に駐車してある戦車や装甲車などに驚嘆していると車両まで到着。 結構、長い距離だったのだが短く感じた。 到着後すぐに給油を完了させサインを頂こうかとすると、 「おーい兄ちゃん、こっち来てみ」と御依頼主。 建物に入るとそこは色々な店やら食堂やらが入っている施設。 面白い。何もかも迷彩カラー。店員さんのエプロンまで。 その中を楽しそうに案内してくれる御依頼主。 Y隊員的には嬉しいのだが、ちょーお急ぎの案件だったのでは…。 合流してからお見送りまで30分ちょっと。 迷惑をかけてしまったかもしれない…。
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by A隊員 2007.7.1(日)晴れ 甘味処助人亭
たまたまTVを見たら糖尿病の話し。 新聞でも血糖値がどうのこうのと・・ 糖尿とは無縁の身体かと思っていたのに、ハッとする事満載であった。
そんな中、江東区大島でセドリックがインロックしたとの知らせ。 閉店間際のお店の前で立ち往生のセドリック。 シャッターを下ろそうにもジャマになっていた様子。 作業を始めた瞬間、お客さんはお店に飛び込んだ。 カギはすぐに開いたのでしばらく待っていると、お客さんが戻ってきた。 買い物したばかりの袋をそのままA隊員へ渡すお客さん。 「甘いモノ好きっしょ?」 「いいから・・いいんだって・遠慮しなくて」 「持って行けって。もう買っちゃったんだから」 おしるこ1本で勘弁してもらおうと必死に防戦するも、あっけなく落城した。 しかも全品タイムセール半額、賞味期限は今日までとなっている。 こんな日にダンゴとは・・ せっかく頂いたものは、勇気を持って完食しよう。 有り余ったエネルギーはビリーズ・ブートキャンプか?
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