by Y隊員 2007.10.31(水)晴れ 償いのRZーR
昨日今日とバイクの救援が続いている。 VTRに夜にはBMWのR65(なんと女性の御依頼主)。 そして今朝は写真のアフリカツイン。 カラーリングがカッコ良かったので1枚取らさせて頂きました。 考えてみればみんな2気筒のオートバイ達。 そしてY隊員、そんなツインエンジンのバイクが大好き。 なので所持したバイクもツインエンジンが多かった。 ヤマハRZRにTZR。ホークにXS、GS400にVRX。 そして今持っているスポーツスター。 考えてみたら主流の4気筒エンジンのバイクを持った事がない。 シングルかツインエンジンばかりだ。なんて偏食的なのだろう・・・ で、こんなネタを書いているとまだ待っているRZRを思い出してしまった。 20年以上前の代物だがご近所のNさんにレストアしてもらい絶好調! の筈なのだが助人に入ってから一度もエンジンをかけていない・・・ かなりヤバい。こんな仕事をしているくせに・・・ 家族達には申し訳ないが、今度の休みをRZRの為だけに使おう。 せめてもの罪滅ぼしだ。
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by A隊員 2007.10.30(火)晴れのち曇り ドアロック事情―2
欧米は日本と比べて制限速度が高く、事故を起こせば大破しやすい。 脱出時や救援時の妨げにならないよう、ドアロックをかけない風習が強い。 日本の場合走行中への配慮が強く、車外へ放り出されないよう ドアロックするのが当然であった。 時代やその国の背景から、勝手な想像をふくらませてみる。 欧米人が車を所有するのはある程度裕福な人だが、日本は少し違う。 貧富の次元が異なるけど、ステイタスというより移動手段で、 「家族が増えた」とかが圧倒的に多かったと思う。 大ざっぱに大人向けの安全か、子供向けかの違いにも見える。 そんな流れも、'90年以降はガラリと変わってきた。 両者の「安全」への配慮が融合し始めたように思う。 チャイルドロックの場合、1台をみんなで相乗りする時代から、 一家に数台〜一人専用に代わり、より使いやすくなったと思う。 衝撃感知解除式(大破するとドアロック自動解除)も良い感じ。 そもそも、走行中ドアロックをしない日本人が増えたように思う。 今や「放り出されそう」から「大破したときの救援」がミックスされた感じ。 もちろん何の根拠もない、勝手気ままなA隊員の独り言として。
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by J隊員 2007.10.29(月)晴れ 適正価格に自信あり
今日はK隊員と二人で宣伝企画の打ち合わせ、 その真っ最中にクラウンのトランクインロックの開錠要請が入る。 聞けば近所の鍵屋さんに開錠料金を聞いたところ、 「八万円!」と言われたそうな。 K隊員と顔を見合わせて不思議がる。いくら何でも高すぎやしないか? 早速二人で現場に急行、 救援車両のクラウンはトランクのオープナースイッチが壊れている。 これは直接トランクの鍵穴から開錠する他ない。 深めの鍵穴と初代トヨタ内溝キーの組み合わせ、 「これはちょっとコツがいるかも?」 そんな杞憂をよそに、K隊員があっさりと開錠して無事に救援完了だ。 K隊員の作業中お客さんに伺ってみると、やはり八万円と言われたそうな・・・ 「助人さんはほんとに安くて助かりましたよ〜 でも大丈夫なんですか?」」 と、大変喜んでいただいた上に心配までされてしまった。 最初の料金とのギャップがかなりある事が原因の様だが・・・ しかし心配はご無用、助人はただのやせ我慢でこの料金になっている訳ではない。 それは設備投資をギリギリに抑えて装備と経費を減らし、 代わりに技術の研究、習得により補うことによって導きだされた とっても適正な料金なのだから。
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by Y隊員 2007.10.28(日)晴れ ミニわん
神宮前にてBMWミニワンの開錠依頼。 地下駐車場に到着すると御依頼主がお待ちかね。 「いや〜、実は閉じ込められちゃってるんですよ〜。」 到着早々に御依頼主に言われた言葉。 ギョッとしつつ続けて話を聞くと閉じ込められているのはワンちゃんとの事。 中をのぞくとラゲッジスペースに置かれたケージの中にフレンチブルドッグ。 クリクリ眼でジッとこちらを見つめてくる。カワイイ…。 何とか数分で開錠。そして動作確認の前にワンちゃんを救出。 聞けばかれこれ一時間も閉じ込められていたんだとか。 その割には全然暴れもせず本当にいい子だ。 以前もワンちゃんインロックを対応した事がある。 その時はゴールデンリトルバーにアメ車。 ワンちゃんと呼ぶのがおこがましい、でかい犬。やけに吠えやがったし…。 で、今回はミニワンからミニわん。 笑点の木久扇さん並みだな……と反省しつつ現場を後にした。
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by A隊員 2007.10.27(土)台風 HPリニューアル中
いよいよHPをリニューアルする。 長年の思いが実現する喜びに浸りながら、毎日徹夜作業の連続だ。 ずっと前からイメージし、具体的な企画もしていた。 足りないのは情報収集で、一人ではどうしようもない壁にぶつかっていた。 この窮地を救ってくれたのはH隊員。 壁にハシゴを架けてくれたので、向こう側を眺めることが出来た。 素材とフォント、今まで温めてきたイメージと合わた風景には絶句。 素人の域を超えた、想像以上の出来栄えになりそうだ。 トップページのデザイン変更に伴い新企画に挑戦中。 過去日記を車両ごとのカテゴリーに分けて、見やすいようにしたい。 最近車両の問い合わせが多く、例えば「BMWは開けられますか?」という方にも 検索しやすい感じに仕上げている。 作成中のHPは極秘にUPされている。 ちょこちょこ修正しては、イメージ通り映し出されるか確認する為だ。 実のところ、今のトップページのある部分にリンクが貼ってある。 まだ公には出来ないけれど、時間のある方は探してみて下さい。 見付けた方は、きっと幸せな気持ちなるはず・・・
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by J隊員 2007.10.26(金)雨 E320CDI トランクインロック
H18年式ベンツEクラス、320CDIのトランクインロック このクラスのベンツになると、リモコンキーでロック解除しないと トランクのオープナースイッチが作動しない。直接トランクを開錠する他ないのだ。 ところがお客さん、ドアを開ければ解決すると思っているご様子。 だがそう思うのも無理はない、 インロックなんて大抵初めてのトラブルのハズだから。 ご要望に応えてまずはドアを開錠、ダメな事を確認してもらう。 納得していただいたところでトランクの開錠に取り掛かる。 こうすることでドアより難しい下向き鍵穴の開錠にかかる時間を 納得してもらえれば、といった狙いもあったりする。 開錠後に暫しクルマについて雑談をする。 このCDIという車種、欧州ではポピュラーなディーゼルエンジンを搭載する。 平地が多いヨーロッパの地では特有の真っ黒いススも出にくく、 おまけにCO2の排出量も低く抑えられる環境配慮のメリットがある。 燃費をうかがうと、なんと市街地でもリッター当たり11kmという! よもやJ隊員のバイクに迫る勢いだ。 走り去るエンジン音や排ガスの匂いも、 ディーゼルのそれと知っていなければ判らないほど、 さすが技術大国のエコロジーモデル、かなりの完成度だ。
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by Y隊員 2007.10.25(木)晴れ リトルだけパニック
東高井戸にて01年式BMW318iのトランクインロック。 この年式はドアを開けてオープナーを押せば開く。 なので大した不安も抱かずに井の頭通りを西に向かった。 「カギはあるんですけど…。」と御依頼主。確かにドアは開いている。 ぬぬ…。もしや知らない機能でも付いているのか? オープナーが利かない理由はバッテリーを外している為と分かったが、 スペアキーでトランクが開かないのは分からない…。 なので取りあえずトランクのカギ穴を直接ピッキングし無事数分で開錠。 メインキーを取り出しスペアキーと照らし合わせてみるとサブキーである事が判明。 サブキーとはホテルの駐車場などで車を預ける時に係員の人に貸すカギ。 そのサブキーではトランクやグローブボックスなどは開かない。 BMWやベンツ、セルシオなどの高級車によく付いている。 その事を御依頼主に話すと、 「そんな高級な機能は7シリーズからにしてくれればいいのに…。」 でもY隊員からすれば3シリーズも充分高級車です。 それよりもとんだ早とちりで軽くパニックになったのが情けない。 冷静に考えればすぐに分かった事なのに…。まだまだ修行が足りないな。
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by A隊員 2007.10.24(水)晴れ ドアロック事情―1
コンビニの駐車場にてシボレーブレイザーの開錠作業。 ちょいと外に出たところ集中ロックが作動した様子。 ちなみに国産と外車では、ドアロックへの認識がだいぶ違うように思う。 インロックと深い関わりがあると考えている。 国産車との大きな違いは、ロックしたのに外へ出られるところ。 安全への捉え方が全く違っていて、外車の場合は大破した時が前提となっている。 脱出しやすくする工夫と、救援される時を踏まえ走行中ドアロックを禁止するところも多い。 ドアロックは、車から離れるときや治安の悪いところを走行するときで、 走行中、子供が不安ならチャイルドロックとなる。 チャイルドロックは以前からあったけど、昔の日本には合わなかったかも。 知らない人もいたろうし、1台をみんなで相乗りしたし、子供もたくさんいた。 その都度切り替える人は、そんなにいなかったんじゃないかと思う。 車に乗ったら「まずドアロック」というのは日本特有。 ロックを解除しない限り、外へ出られないと考えるのは自然の流れだ。 もはや文化の違いというしかなく、インロックする要因もここから発する。 外車(全てではなく)に乗り換え始めた方はご注意を。 今までの常識を持ち込むと、インロックを誘発します。
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by J隊員 2007.10.23(火)晴れ BMW X5
六本木ヒルズにてBMW X5の開錠依頼 お客さんはカギを失くされたとの事でしたが 開錠後、車内にあった予備キーで無事に始動できました。 たくさんの買い物袋をお持ちの上、小型犬まで連れてましたので クルマで帰る事が出来て何よりです。 以前対応した時よりも高年式のX5(H18年位?)、 なんか前よりも作業体勢が楽だ。車高が下がっているのか?
それがマイナーチェンジによるメーカー仕様なのか、 お客さんの好みによるものかは分らない。 しかしJ隊員の腰にとっても優しい事は間違いないのでした。 ちなみに鍵穴の中にもマイナーチェンジを見つけた。 まあ材質が代わっている位ですが・・・ それでもピッキング中の感触は結構変わるもの、 開錠しながらマイナーチェンジを堪能させてもらいました。
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by Y隊員 2007.10.22(月)晴れ 活力注入
石神井台にてトヨタレジアスが開かないとのご依頼。 先に向かった鍵屋さんが開けられず助人に出番が回って来たのだ。 お任せあれ!といきり立って出発したはいいが、道中ちょっとした不安が過る。 鍵自体が壊れているんではあるまいか?と… でも以前インロックした時にはピッキングで開けた業者が居るとの事だったし… そんなこんなで30分かからずに到着。 御依頼主に挨拶すると開口一番「お兄さん前に来たよね?」 ん?? お話を聞くと前に三鷹でY隊員が開錠作業をした事が判明。 そして以前ピッキングで開けた業者とはY隊員の事だった。 鍵穴をのぞくと上下のハーフがキツく絡み付いている。リセットしても戻らない。 前の業者さんがギブしたのも判る気がする。けど助人なら大丈夫。 以前よりは時間がかかる旨を伝えたがなんとか10分かからずに開錠。 「さすがだね〜。次に頼む時は指名する事にするよ。」 とお誉めを頂きつつ現場を後に。 お得意様に完了の連絡を入れると 「やっぱり都内の開錠といったら助人さんですよね!早いし確実だし。」 嬉しかった。 そして、そう認識していてくれる事がすごくありがたかった。 明日への活力がまた注入された。
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by A隊員 2007.10.21(日)晴れ S500トランク開錠
千葉県にて'02年式ベンツS500のトランク開錠依頼。 閉じ込んだ当初、ディーラーさんに相談したところ「絶対無理」と言われたお客さん。 他の業者さんからは「構造的に無理」とか「ドアだけなら」といったところがほとんど。 たぶん下向きのシリンダーがネックになっているだと思う。 「でもそんなの関係ねぇ♪」のが助人サービス。 周りが「絶対無理」と脅しても、快速3分のトランク開錠だ。 とある情報では、現行トランクを開錠できる業者は、全国探してもいないらしい。 もしかして・・ウチだけなんだろうか? 助人サービスはそんなに古くないから、イマイチ「信用度」が足りない。 営業し始めた頃は「出来もしない事を言ってはイケマセン」とか 「過剰な宣伝トーク」と一刀両断され続けてきた。 日本人の特性として、伝統やしきたりを重んじるところは知っている。 新しいものを毛嫌いしたり、型にハマってないと不安なところもある。 でも・・それらをひっくり返してきた強靭な先人もたくさんいた。 それを信じて突き進むだけ。 大きな会社だから良いとか、昔から営業しているから良いとか そんなところで勝負しようとは思っていない。 「技術一本」で、本気の勝負をしたいと思っている。
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by J隊員 2007.10.20(土)晴のち曇 スズキ エスクード
H16年式エスクードの開錠依頼 平成16年といえばこのクルマが最後にモデルチェンジした年では? 救援車両はモデルチェンジ前なのか、はたまた後の車両だろうか?
疑問の理由は鍵の種類にある。 このクルマが採用しているモノは 現行タイプかそれ以前のモデルかで開錠方法が大きく変わってくるからだ。 問題なのは現行タイプの方、 通常のクルマの鍵とは内部の構造が違う為いつもとは異なった作業方法が必要となる。 そこに来て通好みするクルマなものだから、なかなか対応する機会が無い。 そんな訳でいざ開錠となると手順を忘れてしまっているのだ。 果たして前回対応したのはどの位前だったか・・・ それすらも思い出せない位記憶の中に埋没してしまっている。 ・・・しかしそうも言っていられないので向かう道中思い出す事に ああだこうだと手順を思いだしながら、走ること30分弱、 現場に到着する頃にはすぐに取り掛かれるくらいまでは思い出す事が出来た。 準備万全で現車を確認すると・・・ 目の前にあったのはモデルチェンジ前の通常キータイプの車両、 ちょっと肩透かしだが速攻で開錠して救援完了。 後で知り合いの中古車屋に聞いてみたところ 「モデルチェンジはH17年」との答えが、 ・・・まあ良しとしようか、 これでまた暫らく開錠手順を忘れないで済みそうだし・・・
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by A隊員 2007.10.19(金) やる気があれば
横浜市南区にてセルシオのトランク開錠。 本来なら横浜レスキューだけど、深夜なので東京からの出撃だ。 横浜が24時間体制になるまでは、少し時間がかかりそうだ。 隊員育成には膨大な時間がかかるので、それまでは東京がフォローする。 AM2:30、お客さんは憔悴しきっていた。 それもそのはずで、トランクに閉じ込んでから4時間は経過したらしい。 その間、駐禁で切られたり、最初に来た業者さんがギブアップしたり。 お客さん・・「もう二度と自宅へ戻れないと思っていました・・」 なので、4時間分のウップンを晴らす10分開錠だ。 感激されたお客さんは「オレ達もカギ屋になりたい」との事。 「きっとすごい感謝されますよね?」とか「難しいですか?」と質問の嵐。 「やる気があれば何でも出来る」と励ましてお別れした。 お得意先へ完了報告している最中、この「隊員日記」の話題になった。 Sさん・・「毎日見るのが楽しみで」「みんな期待しています」 ・・思わず涙が出そうになった。 期待にお応えできるよう頑張ろう。 「やる気があれば何でも出来る」
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by Y隊員 2007.10.18(木)曇り ソアラの誠実
新宿の大きなコインパーキングにてソアラの開錠依頼。 だいぶ薄ら寒くなった青梅街道で新宿を目指す。 到着し連絡すると自転車に乗った御依頼主がコインパーキングの前でお待ちかね。 自転車?近所の方かな?と思いつつ一緒に車の元まで向かう。 聞けばキーが車の中にあるかどうか分からないのだとか。 「落としたと思しきところは回って交番にも行ってみたんですが…。」 どうしてもなくて最後の望みにかけてご依頼されたとの事。 ではではとばかりに早速開始し程なく開錠。 で、トランクを開けると「ありました〜!」と御依頼主。 本当に良かった…。 一通り完了すると再び自転車に股がる御依頼主。 「ご迷惑をかけたお巡りさんの所にありましたと言ってきます。」 今時めずらしい礼儀正しい方。自転車もよく見ると折り畳み自転車。 きっと駐禁対策としてトランクに自転車を入れて移動ツールとしているのだろう。 御依頼主にとっては普通にしている事なのだろうが、 なんだか襟を正された様な気がした。
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by A隊員 2007.10.17(水)晴れ ローバーMGF
'97年式ローバーMGFのトランク開錠依頼。 このカギはちょっと難解なタイプだ。 お客さんは販売店から「たぶん開錠は無理です」と言われた様子。 今まで他の業者さんが開錠できず、助人へ回ってきた台数も多い。 そんな「マジヤバイ」カギでも、助人サービスならへっちゃら。 決して簡単ではないけれど、他が無理という案件ほど燃えに萌える。 開錠後は、改めて自分たちの存在意義を噛み締めた。 しかしながら、肝心のカギが見当たらない。 トランクから荷物を出し、部屋に戻ってから紛失に気付いたお客さん。 容疑者トランクは取調べの結果「シロ」となり、残念な結果でお別れ。 消化不良のまま拠点に戻ると、A隊員の携帯がなった。 お客さん・・「カバンの中にありました!ご迷惑をおかけして・・」 この声を求めて、燃えに萌えたのだ。 何はともあれ解決出来て本当に良かった。
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by J隊員 2007.10.16(火)曇時々雨 公園間違い
夕暮れに葛西臨海公園駐車場での救援依頼、車種はホンダのモビリオスパイク、内溝キーの開錠だ。 この公園は大きな観覧車が遠くからも見え日没後は電飾された大きなそれがとても綺麗なのだ。 江東拠点から程なくして到着、まずは駐車場を一回り。 が、見つからない。平日で駐車車両も少ないというのに、 ここでお客さんにTEL すると「大きな風車が遠くに見える場所」との情報が 風車?・・・観覧車の間違いでは? そこで観覧車から最も離れた駐車場内を探索。 が、やっぱり見つからない。そこでもう一度TEL 今度は「キャンプ場の近くの・・・」と話すお客さん キャンプ場?・・・バーベキュー場ならあるのだが・・・ いい加減おかしいと感じ、お客さんに駐車場の看板を見てもらう。 すると・・・ 「・・・公園間違えた様で、若洲公園と書いてあります・・・」 若洲公園はここからだと海を挟んですぐとなり まるで海上を走るかのような速さで到着し、無事に開錠。 そして確かにありました・・・遠くに風車が。 それにしても隣の公園で本当に良かった、 これがお台場とかだったらどうなっていた事か・・・
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by Y隊員 2007.10.15(月)曇り ハイセンス
千駄ヶ谷にあるサザビー裏のコインパーキングにて日産パオの開錠依頼。 サザビーは生活雑貨やインテリアや衣料等をプロデュースし販売しているショップ。 ひとつ先のライフスタイルを提案している。 そんなサザビーにパオ。 なんだかウチのカミさんが好きそうな取り合わせ。 しかしパオは15年以上前の車。どんな状態なんだろうと思案しつつ現着。 現れた御依頼主は品のある方。 Y隊員には無いセンスが漂っている。 パオは塗装はげや樹脂類の劣化も少なくすごくいい状態。 開錠後に色々と車の事をお伺いしようかな。と思っていると、 御依頼主から開錠に関する質問。 ではではと見学して頂きながら作業開始し1分ちょっとで開錠。 「すごいですね〜」と、そこから開錠ネタの話で盛り上がった。 お見送り後、パオの事を聞くのを忘れた事に気が付いた。 もっとセンスのいい話がしたかった。 けどセンスのないY隊員にはそんな話はできなかったろうが…。
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by A隊員 2007.10.14(日)曇り 996と万全の体制
羽田空港にてポルシェ996がインロックしたとの知らせ。 高額車両になると少々気合が入る。 カギの形状は内溝キーだけれど、そんな事は問題ない。 作業時の注意点に全ての意識を集中した。 助人では作業前の傷確認を徹底している。 後から「作業時に付いた傷」なんて言われたら大問題だ。 作業後に変わりのない状態をお客さんとともに確認する。 またピッキングしたドアシリンダーの動作確認も必須。 直接お客さんに試して頂き、問題のない事を確認して頂いている。 どんなに注意していても作業するのは人間。 万が一のケースが発生した場合、最大2,000万円の保険がカバーする。 もちろん一生使わないほうが理想だ。 ここまで手を打って万全となる。 996はいつものように、無事3分で開錠した。
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by J隊員 2007.10.13(土)晴のち曇 爽やか対決
夜明け前、ダッジ ラムの開錠へ 街道沿いのコンビニ駐車場に到着すると、爽やかな笑顔で迎えてくれるお客さん。 「早起きしたら気持ちが良くて・・・ 朝飯を買いに寄ったら閉じ込んじゃいました!」 それにしても爽やかに話すお客さんだ。 早起きの威力はこれほどのものなのか? 負けじとJ隊員も爽やかに挨拶&速攻で開錠を済ませる。 出勤途中だというお客さんはやっぱり爽やかに去って行った。 お客さんを見送った後、慌ててバイクの元に駆け寄る。 気になっていたのは自分の笑顔、ミラーを覗いてチェックする。 果たしてあの爽やかなお客さんに負けていなかったかどうか・・・ サービスライダーとしてこれだけはヒケを取る訳にはゆかない。 そう・・・それが通しの夜勤明け間近であってもだ! それにしても・・・意識すればするほど爽やかさとは程遠くなって行く ・・・なんとも難しいモノです・・・
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by Y隊員 2007.10.12(金)曇り 東扇島のおじさん
川崎は東扇島にてトヨタハイエースの開錠依頼。 時間は早朝5時。首都高で現場まで向かう。 始めて来た東向島。インターを降りると埋立地特有の風景が広がる。 目印地点まで到着すると荒涼とした景色の中にぽつんと停まってるハイエース。 御依頼主はおじさん二人。昨夜から夜釣りに来てたんだとか。 早朝1時にインロックしてなんとか差し金で開けようとがんばってたのだが 4時間程、格闘した後ロードサービスの事を思い出しご依頼されたとの事。 「いや〜釣りどころじゃなかったよ。なあ?」と、もう一人の方。 ここまでY隊員に経緯を話してくれたのだが、 なんかこう状況の割には危機感がない。焦りもなく和やかなのだ。 なんだか田舎のおじいさんと話している感じ。 久々のトヨタのハーフだったのだが、 リラックスした空気の中だったので即開錠。 「さすがだね〜。でも、もう行かなきゃな。」と御依頼主。 聞けば八時からなんと仕事なんだとか。 「向こうの海を見てから帰ろう。」と走り出すハイエースを見送った。 もし御依頼主のような状況にY隊員が陥ったらどうなっていただろうか? 真夜中に4時間も鍵と格闘…。きっと疲労感と焦りが漂っていただろう。 御依頼主のような年のとり方しなきゃな。と思った。
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by A隊員 2007.10.11(木)晴れ 目標の坂道
大田区東雪谷で開錠作業を終え、延々と続く坂道を登ってきた。 きれいな坂道を背景に休憩、これからの意気込みを再確認した。 バイクで回る開錠屋。 そんな変わり者を目指してここまで来た助人サービス。 せっかく変わり者として来たのだから、とことん徹したい。 この坂道のように、自分たちの得意分野を活かして一直線に登りたい。 いよいよ長期計画の根幹がスタートした。 総称すると「開錠技術向上プロジェクト」で、リーダーH隊員とサブY隊員が引っ張る。 今までにない試みで、全隊員の知恵と技術を結集させて成功へと導く。 同時にHPの大幅な更新計画も進行中。 まず壊れていたカウンターをH隊員が自作し改善、さらに検索窓も入った。 全体のイメチェンを図りたいけど、全てがHP製作に素人だったりする。 プロにお願いしようという声もあるけど、「ここまで来たからには」という気持ちが上。 どんな坂道でも、上を見て歩き出せば何とかなる。 最近そんな風に考える癖が付いてきた。
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by J隊員 2007.10.10(水)曇りのち晴れ 幸運の源
仕事をしているとラッキーとしか言いようの無い場面と言うのがある。 例えば番地も無いような山中の現場、 道中、なんとなく気になった獣道の様な脇道に 入ってみたらビンゴ!・・とか。 あるときは何百本もの合鍵を試す開錠方法を使う場面、 一体、何回目で当るのだろう? そう思いながら始めてみたら一回目でビンゴ! そんなラッキーな隊員が二人もいたりする。 幸せと不幸は交互に訪れると聞いた事がある。 もしそうならばラッキーな隊員にはその後に不幸が訪れるはず? しかし数々の幸運が味方した隊員達はその後もピンピンしている。 ということは現場でのラッキーはお客さんのモノなのかも? トラブル(不幸)による困り度の大きさに比例して 救援時に訪れる幸運が決まるのでは? 今回のシェビーは40回ほどのトライで開錠、 時間にして5分の解決時間は お客さんの困り度が結構高かった事を表しているのかも?
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by Y隊員 2007.10.9(火)雨のち晴れ 朝の情景
早朝、渋谷はセンター街のコインパーキングにてムーブの開錠依頼。 この時間のセンター街は昼間や夜の喧騒からはほど遠く、 色んな意味でリセットされた感じ。朝独特の蒼い空気を吸いつつ現着する。 該当車両を発見し車に近づくと息をのんだ。 ムーブの停まっている傍らの地面に若い男性が倒れている。 しかも3人も…。 大事件か? ”早朝のセンター街で男性3人死亡!発見者はロードサービス作業員!?” と云うニュースの見出しが脳裏に過る。 御依頼主とは違う人かも…。と思い一応携帯に連絡してみる。 すると倒れている男性の一人がピクッとし、おもむろに電話に出た。 3人で朝まで遊び倒し疲れて寝てしまったんだとか。 3人はまだ十代。酒は飲んでいないようだ。息で分かった。 速攻で開錠するとそそくさと車に乗り込む3人。 しかし連れの一人がトイレに行くと出てきて、 ビルの谷間で用を足し出した…。そこはトイレか? 朝靄に消えるムーブを見つめていると、またさっきの朝にすぐに戻った。 きっとリセットされたのだろう。
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by A隊員 2007.10.8(月)雨のち晴れ 雨上がりのモラル
台場でタクシーがインロックしたとの知らせ。 雨上がりだというのに、ピカピカのクラウンを開錠した。 そもそも泥んこタクシーなど見たことがない。 質問すると「鉄の掟」で鍛えられ「客商売だから当然」となっている様子。 ちなみに助人には「洗車しましょう」というルールはない。 だからといって汚い車両は存在しない。 雨があがれば、必然と車両磨きに精を出すけれど それはルールというよりモラルに近い。 新米隊員でも車両管理を注意されることは、まずない。 開錠技術の鍛錬に圧倒的な時間を占めるので、そんな暇はないし そんな所を注意されるようでは助人隊員になれない。 ルールにあるかないかを問うより、必要かそうでないかが大事。 少数精鋭を目指す助人ならではの、最大の恩恵かと思う。 ピカピカクラウンの隣にはピカピカバイクが止まっている。 振り返れば台場の夜景もピカピカであった。
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by J隊員 2007.10.7(日)曇り 掴めない!
H18年型エスティマの鍵が開かないといった御依頼 最後に乗ってから二週間、リモコンのボタンを押しても反応ナシ、 メカニカルキーでも開錠出来ないそうな。 到着後、キーをお借りして早速試して見る。 ・・・「あれ?」・・・やっぱり何故か開かない? 他の鍵穴を探して車の周りを一回り・・・ が、やっぱり鍵穴は運転席に一つだけ。 どうしたものか?と手元のキーをまじまじと眺める。 !!・・・突然閃いた、というか気付いた。 急いで試して見るとあっさりと開錠。 点検するとバッテリーが上がっており ブースターを繋いでエンジン始動&お客さんをお見送り。 ・・・結局のところ、原因はキーの頭、 スマートキーに収納できるようにずいぶんと小さくなっている。 最初に試したときよりも、掴む指がイタイ程の力をこめて回すと、 「バキッ」といいいながらようやく動いた。 それにしても小さ過ぎではあるまいか? 女性であるお客さんは最後まで回せなかったし、指先はジンジンするし・・・
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by Y隊員 2007.10.6(土)晴れ 蚊と天文台
三鷹市の国立天文台にてマツダキャロルの開錠依頼。 三連休初日の三鷹までの道のりは案の定渋滞。 しかし裏道を駆使しなんとか30分で現着。 初めて入る国立天文台。 秘密基地の様な望遠鏡の格納されている建物や でっかいパラボラアンテナなどを間近で見れると期待したのだが、 案内された駐車場から見える風景は大学のキャンパスの様な感じ。 ちょっとがっかり。 御依頼主に連絡すると遠くの建物に居るとの事で、 しばらくその駐車場で待つ事になったのだがそれが大変だった…。 理由は蚊の大群。猛烈な勢いでY隊員に群がって来る。もう10月だってのに。 そんな蚊と格闘していると御依頼主が登場。 御依頼主まで蚊の犠牲にさせまいと瞬殺開錠。 しかしその短い間でも被害を受けてしまった模様…。 拠点に戻り被害を調べると7個の赤い点。 そしてネットで国立天文台を調べると実は自由に見学出来た様だ。 せっかく行ったんだからでっかい望遠鏡ぐらい見たかった…。 ネットを見てるとなんだか面白そうだ。ちゃんと家族を連れて行ってみようかな? 入場無料だし。でも蚊がいなくなった頃にしようっと。
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by A隊員 2007.10.5(金)晴れ後曇り&雨 ニッサンBe−1
ニッサンBe−1がインロックしたとの知らせ。 すごいのは20年前の新車購入から、現役ピカピカなところ。 当時は角張った車が主流なのに、丸っこい車は衝撃的であった。 初代マーチから派生したもので、マニア向けの「パイクカー」として限定販売。 販売開始後すぐに予約いっぱいになり、プレミアも付いた車。 とにかく人気があった。 不思議なのは今見ても古さを感じないところ。 20年前は、あれほど変わりモンだったのに。 パイクカーは第二段パオ、第三段フィガロと続き、どれも人気がある。 きっと製作スタッフは楽しかったに違いない。 自分たちの好きな車を作ったら予想外の人気を得た感じ。 開錠後、お客さんから感慨深い話しを頂戴した。 「手に入れるのに苦労したのが未だに忘れなくてね・・」 「気が付いたら20年、他に乗りたいのも無いしね・・」 乗り続ける理由がそこにある。 きっとBe−1も幸せに違いない。
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by J隊員 2007.10.4(木)曇り ビミョーな・・・!?
何度か確認しているはずなのに覚えられない事がある。 あまり重要ではない事態がそうさせるのか? 再びその場面になったときに覚えてない事を思い出すのだ。 オペル アストラの鍵の種類が何だったか? 何度か対応しているものの、全く覚えていない。 ハマッた記憶はないので不安はないのだが、 どうもスッキリしないまま現場へと急ぐ。 そもそも前回対応したのはどの位前だったか・・・ たまにしか対応しない車種というのも原因の一つだろう かといって「おぉ、珍しい!」といったほどでも無く、 言うなれば「ビミョー」な位置に存在している様に思う。 そう考えると他にも結構な車種があるのかもしれない。 そんな事をボンヤリと考えながら現場に到着、 早々に開錠を済ませてお客さんをお見送り。 それで・・・肝心の鍵のほうはというと・・・ ・・・一般的なキーでした。 まったくもって全てがビミョーである・・・
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by Y隊員 2007.10.3(水)曇り 新盗難防止術
昼過ぎに三鷹市上連雀にてトヨタのワゴン車の開錠依頼。 現着すると御依頼主の大工さん二人がお待ちかね。 「いや〜参っちゃったよ。盗まれちゃって…。」 出勤前にキーの入ったリュックをミラーに掛け ちょっと用事を済ませていた隙にリュックを盗まれたとの事。 そして取り合えず同僚の車で現場まで行き、早終いして今に至る。 数分で開錠するも、「開いたはいいけど、この車まで盗まれちゃったらな〜」 そう。鍵は泥棒が持っているのである。考え込む御依頼主。 「そうだ!お兄さんガムテープある?」 何に使うんだろう?と思いつつ緊急用で常備しているガムテープをお貸しする。 せっせとガムテープでドアに加工しだす御依頼主。 それを見つめるもう一人の大工さんとY隊員。 どうやらロックスイッチをガムテープで動かないように固定しているようだ。 それを見ていたもう一人の大工さん、 「ムリムリムリ」と言いつつ運転席の開錠ボタンを押す。 すると渾身の力作は無残に剥がれ落ちた。 ………。 一応、違う方法での盗難防止をお伝えさせて頂いたが、 ガムテープはやめておいた方が良いようです。
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by A隊員 2007.10.2(火)曇り VWタイプV
日本橋茅場町にてフォルクスワーゲン タイプVがインロックしたとの知らせ。 インロックしたといっても「したかもしれない」といった感じ。 気付いたときにカギはなく、車内にあることを信じてのご依頼。 自宅に合カギを取りに行くと往復2時間以上のロスになる様子。 到着早々自信満々のお客さん・・「車内にありますよ。絶対に・・」 自信から確信へ変わるのに要した時間は5分間。 助手席の上着の下から出てきたカギとご対面した。 「ほ・本当にあったとは・・」 絶対と言うには予想外の驚きっぷりのお客さん。 実のところ、半信半疑のご依頼だったことをポロリ。 当初「絶対ある」と言わないと、作業も中途半端になると思われた様子。 談笑後、モクモクと煙を吐きながら走るタイプVを見送った。 気を使って頂いてありがたいけれど、助人はそんなにヘボではない。 どんな状況であれ全力ピッキングは揺るぎない。 タイプVの煙が茅場町に吸い込まれるまでの間 ボンヤリとそんな事を考えた。
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by J隊員 2007.10.1(月)曇り 便利ツールとJ隊員
久々の冷たい雨が続いた昨日まで、 今日は雨に濡れた道具を干しがてら ついでにメンテナンスも、と装備の整理を始める。 まずは昨夜も活躍した大型ブースターから、 最大出力1800Aを誇り 大排気量車の完全放電でも難なく始動させる頼れる道具だ。 表面の汚れを綺麗に拭き取り追加充電をしておく。 次に取り出したのはインパクトレンチ、 固く締まったホイールナットを緩めるのに重宝する。 しかし・・・調子が悪くなって暫らく使っていない事を思い出す。 そんな感じで整理を続けて行くと、 「そろそろかな・・・」と感じていた道具が結構出てくる。 ほとんどが便利ツールなので無ければナイで済む物だけど・・・ あらかたバイクから降ろしては見たものの 一度覚えた便利さはなかなか手放せない、 時期的にも区切りが良いし、ここらで買い換えるとしようか。 道具の便利さにからきし弱いJ隊員 軽くなって調子良いバイクの走行フィールすら、便利さの魔力にはかなわない。 数日後にはまたもとの重さに戻っている事だろう。
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