by J隊員 2008.6.30(月)曇り 違和感の理由
ハーレー ロードキングの始動不能で出動、 セルが回らないという状況からまずはバッテリーの点検を と、外装を外しているとなんとなく違和感が・・・ 測定するとバッテリーの電圧は問題無いくらい、 ウンともスンともいわない事から原因は他にある様だ。 それで配線を辿って行くとまたまた違和感が・・・ ・・・?何かがおかしい・・・不思議そうに点検していると 「やっぱり変ですよね?」お客さん、 聞いてみると「イタズラされたのではないか?」とのお考え、 何となくいつもと違う様な気がしていたそうだ。 そう言われてみると最初からの違和感にすべて説明が付く。 さらに点検を続けていると、盗まれる一歩手前である事が分かり お客さんと二人で青ざめる。 ディスクロック等で盗難対策もしていた様ですが バイクの場合は保管場所が肝心です。 外から見えなくて、他人が入れない所がベストなんですが・・・ そういった場所を用意するとなると バイクの手軽さが薄れてしまうんですよね・・・
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by Y隊員 2008.6.29(日)雨 意地の164
日の暮れた雨の西五反田にてアルファロメオ164のバッテリー救援。 到着すると赤い164とご依頼夫婦がお待ちかね。 エンジンに火が入らず長時間クランキングした為のバッテリー上がり。 「自宅をでる時は普通にかかったんですけどね〜」と話すご主人にせかされる様に すぐにブースターを繋ぎ再度クランキング。しかしやっぱり火が入りそうにない。 排ガスの香りを嗅ぐ為、また車の後ろに回ると奥様が不満げな顔で立っていた。 「いっつもこうなるんですよ。早く国産の車を買えって言ってるのに・・」 プラグを外したりと色々と調べてあげたいのだが、 雨と暗闇の中ではリスクが高いので断念する事に・・ サインを頂くときご主人に奥様が 「もう本当に車を買い替えてもらいますからね!」と一言。 何も言えずにいるご主人とY隊員。 別れ際にご主人から小さな声で 「あいつはああ言ってたけどこの車に乗り続けます。だってこの車が好きだから・・」 奥様には申し訳ないがご主人にかなり共感してしまった。 奥様の言っている事の方が絶対正しいのだが・・
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by A隊員 2008.6.28(土)晴れ 運動日和
若洲公園にてベンツAクラスがインロックしたとの知らせ。 「2時間後に現地待ち合わせ」という運びになった。 若洲公園は埋立地の先端で、周囲は海に囲まれている。 ゴルフ場や釣り場など一見すると「ここは江東区か?」と思えるほど開放感がある。 日頃の運動不足を解消しに来たというお客さん。 運動しやすい格好へと着替え、リヤハッチを閉めたところでインロック。 携帯電話とサイフも車中に閉じ込められた格好となった。 折りたたみ自転車を見ながら「これからサイクリングですか?」と質問すると 「いや・・これは自宅から乗ってきたものです」とお客さん。 なんと、閉じ込んだ後一旦ジョギングで帰宅したというお客さん。 自宅でロードサービスへ連絡した後、2時間かけて自転車で戻ってきたとの事。 もう充分すぎるほど運動している様子であった。 開錠後「もうひとっ走りしてきます」とお客さん。 予定とは違った内容かもしれないけれど、目標以上の成果になったかも・・
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by H隊員 2008.6.27(金)曇り VW GOLFV
T4 ヴァナゴン終了後、最後の車輌GOLFVへ移動。 さて、このGOLFシリーズですが歴史を紐解いてみると、 全世界での販売台数がトヨタ・カローラの次に多いシリーズとの事。 初代1974年から現在まで34年の歴史があり、 大きなモデルチェンジは4回、現行車は5世代目となります。 実は僕、以前からGOLFVに大変興味がありました。 何故かと言うと、バッテリー上がりの依頼で初めて接した時に、 エンジン音に特徴があるなと感じたからです。 普通の並列4気筒エンジンの様に見えるけど音が違う気がする。 何が違うのか? その後、すっかり忘れて調べてなかったのですが、 あるきっかけで疑問が晴れる事となりました。 オートバイのV型エンジンについて調べていた時に見つけた【狭角V型】と言う文字。 狭い角度で思いつくのはハーレーさんの45度。 ホンダさんもNV系で45度がありました。 90度よりバンク角を狭めたものを広義では狭角と言う。 ですが、45度を狭角と言っているのをあまり聞かない。 では、現在言われる狭角とはどのくらいなのかと調べてみると、 VWさんのVR6シリーズが15度(最新V6は10.6度)でした。 かなり狭い気がする。 さて一体どのようなレイアウトになっているのだろうか? 一般的に言われるV型エンジンは、 前後のバンクが独立し二つに分かれている。 VR6はそれを可能な限り近づけたレイアウトにし、 一つのブロックとしてまとめている。 こうすることによりV型特有の各バンクの間から吸気し、 その反対側へ排気するレイアウトから並列と同じ吸排気方向にする事が可能。 加えてV型DOHCなら4本必要なカムシャフトを、 ロッカーアームを使う事により2本とし、 コンパクトなシリンダーヘッドとしている。 この事により6気筒エンジンをより小さくする事が出来、 スペースの有効活用及びレイアウトの自由度が上がる。 「おぉ〜何だか凄いぞ」と思わず独り言が出てしまう。 ここまで調べて最初に感じた疑問が解けた気がした。 エンジンサイズから4気筒だと勘違いしていたのが実は6気筒だったと。 ならば、確かにエンジン音が違う訳です。 と言う事を思い出しながら解錠はスパっと終了。 そして予めお願いされていたボンネットを開ける。 知識が付いてから見るのが初めてのVR6。 ところがボンネットをガバっと開けて見えたエンジンは普通の4気筒。 あれ?? 後で分かったのですがGOLFVは2.8リッターのみVR6。 それ以下の排気量は並列4気筒。 V以降のモデルも2リッター以上の排気量がV6のようです。 僕が最初に接したGOLFVはたまたま2.8リッターのVR6だったようです。 楽しみにしていただけに少々残念でしたが、 またいつの日かお目にかかれるのを楽しみに待つ事とします。
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by J隊員 2008.6.26(木)雨時々曇り 誇りあるが故に
とある開錠作業でのこと 作業前に開錠方法を説明したところ、 「あ〜その方法じゃなくてさ、こっちから開けてよ」 と運転席の窓を指差すお客さん。 !?・・・何か問題があるのかも?そう思い伺ってみると 「ピッキングってえらい時間かかるでしょ?他の方法のが早いからそっちでやってよ!」 と、たたみかけるようにお答えが、どうもピッキングに良くない印象があるようだ。 渋るお客さんを「3分だけお試しで!」となだめつつ、すぐにピッキング開錠 すると先程とはすっかり変わって大喜びのお客さん。 やはり過去に長いこと待たされた経験があったそうです なによりピッキングの遅いイメージを払拭できて何よりでした。 それにしても開錠方法としての「ピッキングのダメ出し」は結構ショックなものです。 なんせ助人の主力商品ですから・・・ 対応中は平静を装ってはいたものの、 心中は喪黒福造に「ドーン!!!」とやられたようにグルグルと回っておりました。
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by Y隊員 2008.6.25(水)曇り ハーフタイムの朝焼け
ここ数週間、寝不足気味のY隊員。理由はEURO2008の所為。 4年に一度行われるヨーロッパで一番サッカーが強い国を決める大会。 この大会、毎回のごとく熱い戦いが行われる。 下手したらワールドカップより熾烈かもしれない。 そんな試合の所為で寝不足なのです。 しかし昨日今日と試合は中休み。 夜勤番だけどゆっくり仮眠しようかな。と思っているところに、 ハイエースのバッテリー救援要請。 サクッと終了させ再度仮眠しようと企み、気合を入れて予定より20分早く現着。 お客様もきっと喜ぶだろうとすぐに連絡。しかし、電話が繋がらない・・ 何度も電話するも相変わらず圏外のまま。 その後、現着してから20分程経ち、ちょうど予定時刻に無事連絡。 そして作業完了。 中々こちらの都合どおりには行かない。変に欲をかいてはいけないな。 でも久々にほんの一瞬だけ朝焼けが見れたのでちょと得した気分になった。
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by A隊員 2008.6.24(火)晴れ そんなに悪い人は多くない
お客さん・・「何べん言わせんだよ!!・・コンビニの前だっつーの!!」 A隊員・・「すみません。では次のコンビニに向かいます」 住所が不確定なので、周辺のコンビニを手当たり次第に走り回る。 すでに2件目なので、お客さんのイライラ度もMAXに近い。 電話で激しい口調の人ほど、実は物腰やわらかな方だったりする。 お会いしてみると、なぜか別人に変身しているケースが多いのだ。 もちろん今回も、電話の手厳しいトーンとは全く逆の方であった。 「いやいや・焦らせちゃってゴメンね・・」 「オレもドジでさぁ・・困っちゃうよねホント・・」 とお客さん。 慣れない頃は困惑していたけれど、今ではなんとなく理解できる。 一人で待っている不安・・焦り・・色んな感情が混ざり合っているに違いない。 そう考えたら、電話でどんな事を言われても平常心でいられるようになった。 お会いするまでの辛抱というか・・ 最近では世の中そんなに悪い人は多くないとさえ思ったりする。
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by H隊員 2008.6.23(月)曇り VW T4 Vanagon
ポルシェ968から小さくなったままでヴァナゴンに到着。
さてこのT4ですが、てっきりタイプ4の略語だとばかり思ってました。 VWのカテゴリだとタイプ4は全く別タイプの車輌のようです。→タイプ4 では、T4とは何ぞや?と調べてみるとトランスポルターの”T”との事。 で、トランスポルターとは何かと言うとタイプ2・T1から続くバンタイプの事らしい。 ワーゲンバスなんて呼ばれたりも。 現在ではT5となり販売は続いていると言う事までは確認。 ですが日本に入ってきているかは不明。 ソースを見つける事ができませんでした。 ワーゲンバスと聞いて僕が真っ先に思い出すのがタイプ2・T1。 日本ではこよなく愛する方が多く結構あちらこちらで見かける。 スバル・サンバーをワーゲンバスタイプにカスタムしてくれるショップもあるので、 このスタイルに魅せられた方の多さが伺えます。 めんこい形をしてますからね〜。 で、ウィキペディアのタイプ2を読んでいて見つけたんですが、 ブラジルのVWでまだ作られているらしいのですよ、タイプ2が。 こちらを参照→VW Kombi これは買うしかない!と思ったとしても販売は遠い遠いブラジル。 日本からだと「ちょっくら行ってくるゼ」というのは難しい現実。 それより何より車の個人輸入は可能なんでしょうか? さっぱり分かりません。 話が大幅にそれましたが今回の依頼は合計三台の解錠。 そそくさと準備をし二桁秒前半でヴァナゴン解錠し、 次の車輌VW GOLFVに向かったのです。
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by J隊員 2008.6.22(日)雨 高速バス停の不思議
とある高速道路上、 都心からほど近い高速バスのバス停でバッテリー上がりの救援 通常、高速道路でのトラブルというと走行中に発生するもの― ―ガス欠やパンクなどがほとんどなのだけれど、 何故かこのバス停ではインロックなんかが発生します。 インロックやバッテリー上がりは主に停車中のトラブル 如何にバス停といえども一応高速本線上なのに一体何故? SAやPA内だったら分かるんだけれど。 最初の頃は特別なケースなんだと思っていたのだが 定期的に飛び込むのがこのバス停での救援要請 それも停車中のトラブルばかり・・・ お客さんも停車してはいけない事は分かっているらしく トラブル解決後は気まずそうに急いで走り去って行く。 それにしても一体何故このバス停に停めてしまうのだろう? なにか理由がある筈だ・・・それも緊急度の極めて高い理由が・・
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by Y隊員 2008.6.21(土)雨時々曇り 幸運のツケ
夕方、東京競馬場の駐車場にてAMG S55のバッテリー上がりの救援依頼。 ご依頼の方はメカニカルのキーを所持しておらず、開錠もお願いしたいとの事。 到着するとテールが生垣にくっついて停まっているAMGがお待ちかね。 嫌な予感がしたが、取り合えずドアを速攻で開錠。 そしてボンネットを開けジャンピング端子にブースターを繋ぎ無事完了。 と、行きたいところだがエンジンルームにジャンプ端子が見当たらない・・ そしてバッテリーも上がっている為、車内からバッテリーのあるトランクも開かない。 トランクピッキングをしようにも生垣が・・嫌な予感が当たってしまった・・ 生垣をかきわけ強引にピッキングしようとするも体中が葉っぱにまみれるのみ。 H隊員に相談すると取り合えずマニュアルを見て別の方法を探ってみては? との事でマニュアルを探してもらうと、なんとマニュアルとともに鍵を発見! そして無事に任務完了。 Y隊員、ココ一番の時に変に運がある。 そうやって人生の運を少しづつ切り崩していくのだろうか? とパンツにまで入り込んだ生垣の葉っぱを取り除きながら思った。
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by A隊員 2008.6.20(金)曇り グランデプントへの想い
フィアット グランデプントがインロックしたとの知らせ。 お客さんは「ピッキング開錠」をご所望であった。 開錠方法を知っているという事は、初めてのインロックではない・・ そんなことをボンヤリ考えながら現着。 ノーズの張りとグリルが印象的なグランデプント。 国産ではあり得ないデザインと、GIUGIAROエンブレムがいい感じ。 1.4リッターと言えど国産コンパクトカーより大きい感じがした。 実は初めてインロックしたというお客さん。 電話されるとき「開錠作業で傷を付けないでほしい」旨を伝えていたとの事。 なるほど〜と関心したところで開錠。 お客さんは「ATモード付5速シーケンシャルMT」にやみつきの様子。 普段はATで、走りを楽しみたいときは5MTにしているとの事。 「ホント楽しいんですよ」とお客さん。 その表情からは愛車への想いがにじみ出ているように見えた。
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by H隊員 2008.6.19(木)曇り Porsche968
お得意先の駐車場管理会社様から放置回収のポルシェ968の解錠依頼。 現場にいるご担当の方から指示を受け作業に入る。 いつもの癖で車体右側へ行ってしまったが車輌は左ハンドル。 右助手席にもカギ穴があったのでそちらから解錠することに。 なかなか癖のある錠の為、少々苦戦するも問題なく解錠。 その後、ボンネットを開ける必要があったので右ドアから車内に入り、 左側にあるボンネットオープナーを作動させる。 バコンとボンネットが開いた瞬間、突風でドアが閉まった。 「あ〜足を挟まれなく良かった」等と思いながら右のドアオープナーを引く。 スコッ ん? ドアオープナーを引く スコッ ん? スコッ! スコッ! オープナーに手応えが全くない。 「壊れているのかな?」と今度は左ドアのロック解除ロッドを引いてみる。 引いてみる けど 動かないんですけど… オープナーも引いてみるが反応は無い。 「もしかして車内に閉じ込められてしまった?」と独り言が漏れる。 今時期、最高気温は30℃に届かいとは言え、車内は50℃以上になる筈。 そう思ったところでじんわりと汗が滲み出した。 午前中だが遮蔽物のない平地の駐車場、車内は既に結構な高温。 このまま出る事が出来ず暑さに耐えかね終いには全裸になり、 意識を失ったあたりであられもない姿のまま救助されたりするのかもしれない… 等と変な事を考えてみるが、近くにいるご担当の方に気付いて貰えれば解放される。 解錠済み右のドアノブを引いて貰えれば開く。 だけど小っ恥ずかしい事この上ない。 さて、どうしようかと考える。 少し考えた後、ある小技をやってみると左ドアロックを解除出来た。 外に出て「風が心地良いゼ、あははは」と満面の笑み。 すると遠くにいたご担当の方と目が合った。 傍から見ると変な人以外の何者でも無い筈。 もしかしなくても恥ずかしいかもしれない。 何事も無かったように開いた事をお伝えし、 次の車輌VW・ヴァナゴンに小さくなっていそいそと向かった。
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by J隊員 2008.6.18(水)曇り 燃え尽きる開錠
「魔物のようなカギ」というのが率直な感想 ランドローバー ディスカバリー3の開錠での話。 現行ランドローバーの鍵は最高に難しいというのが助人内での評判だ。 噂の鍵との初対峙に心躍らせながらも 最高の難度というのがやはりどこか引っ掛かる 期待と不安の入り混じった何とも言えない心情での開錠というのも 久しく無かった新鮮な感覚だ。 さて、開錠の方はというと評判どおりのスゴイ難度、 20分ちょっとで開錠出来たものの、後はもうフラフラの状態 お客さんが走り去ったと同時に思わずその場にヘタリ込んでしまった。 それにしてもこのクルマ、普通じゃ開く気が全くしない。 例えるならば開錠と引き換えに何か大事なものを失う様な・・・ 真っ白な灰になりながら、確実に少〜し寿命が縮んだ事が分かった。
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by Y隊員 2008.6.17(火)曇り 魅惑の夜のラーメン
深夜に高円寺環七沿いのラーメン屋さんの前からステップワゴンの開錠依頼。 ラーメン好きのY隊員。店名だけで一発現着。 ご家族でお待ちの御依頼主。でもちょっと雰囲気が違う。 インロック特有の焦り感が無く、笑顔でなんとなく穏やかなのだ。 ここのラーメンはそんなにおいしいのか?焦りが吹き飛ぶほどに。 そういえばまだここのラーメンは食べた事がない。 しかし開錠後にお話を伺うとラーメンで穏やかだった訳ではない事が判明。 7歳になるお子さんがラーメンは食べたくないと車に残っていたのだが、 そのお子さんが万が一の為に預けた鍵を握り締めたまま熟睡。 叩けど揺らせど起きず、今回のご依頼になったとの事。 「無理に起こすのもかわいそうだと思って・・」と御依頼主。 なるほど。だから変な焦りが感じられなかったのか。 お見送り後、無性にここのラーメンが食べてみたくなってしまった。 しかしこないだ健康診断で肥満気味と言われたし・・そんな中の深夜のラーメンは・・ ・・・メタボの為に泣く泣く退散する事にした。
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by A隊員 2008.6.16(月)晴れ 助人サービスの一般常識
千葉市若葉区にてベンツE350のトランクインロック。 現地の業者さんがギブアップとの事でヘルプスタートだ。 江東拠点から40kmの距離、キッカリ50分で到着。 お疲れになったお客さんと合流した。 「ご安心下さい。すぐ開けますから」と応対するも、ほとんど諦め状態のお客さん。 前の業者さんが2時間近く作業している以上、当然かもしれない。 しかもディーラーさんや業者さんから「トランクは開かないモノ」と説き伏せられていた様子。 どちらが一般常識になるだろうか・・ ベンツトランクは開錠「不可」となるか・・ ベンツトランクをピッキングで・・しかも5分以内で開錠「可」となるか・・ 「開いたよ!本当だよ!!トランクが開いているよ!!!」 開錠後、自宅の中から奥さんやお子さんの声が一斉にこだまする。 皆さんに喜んで頂けて感無量であった。 ベンツトランクは「ピッキング開錠」が助人サービスの常識です。 どんなに遠くても出動します(最長記録:福島県阿武隈山地300km)。 行くまでに少しの時間はかかりますが「5分開錠」で応対します。 またトランクだからと言って、余計に料金を頂くことはありません。 なのでドシドシご依頼お待ちしております♪
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by H隊員 2008.6.15(日)晴れ AlfaRomeo147
柏市より08年式アルファロメオ147の解錠依頼。 現場は某小学校近くのグラウンドとのこと。 地図上で探すと小学校は見つかったが、近辺にグランドらしきものは見当たらない。 有料のオンラインマップもダメ。 GoogleMapで住所検索のあとキーワード検索をしてみたがそれもダメ。 お客さんに誘導して頂いた方が良いと判断し高速に乗った。 常磐道を柏で降りて某小学校を目指す。 小学校近くにあるR16の交差点でお客さんに連絡。 ハンズフリーで繋いだまま誘導して頂き現場に到着する事が出来た。 解錠はスパっと終わらせお客さんをお見送り。 その後、改めてグランドを地図上で確認すると、 大きな公園の一部と言うのが分かった。 と言っても公園とグラウンドはほぼ同じ大きさで、 その二つを分けるよう真ん中に道がある。 一見すると別の施設に感じる。 そして、グラウンドに名称が無い。 多分、正規の名称があるのでしょうが探しても簡単に見つからない。 お客さんが正確な場所を伝えるられなかったのも至極頷けた。 理解したところで帰ろうかと思ったら、 野球をやっていた小学生が家路に着く為駐車場に溢れていた。 子供の間を縫うように走るのは避けたい。 暫し野球少年達がいなくなるのを待つことに。 陽の暮れかかったグラウンドを眺めていると、 新しい芝の香りが風で運ばれてきた。 そして湿度の低い空気が汗ばんだ首筋に心地よい。 貴重な梅雨の中休み。 紫陽花には申し訳ないが、もう暫くこの心地よさが続いて欲しいと願った。
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by J隊員 2008.6.14(土)晴れ 一度限りの手応え
朝に東京競馬場近くでBMW 525iのバッテリー上がり 併せてドアも開錠出来ないとの事。 ちょっと前の型のBMWの場合、 開錠出来ないのは機械式ダブルロックの固さが原因であることがほとんど 今回のケースも例に漏れずにダブルロックのせいであった。 通常の施錠、開錠はリモコンかキーシリンダー裏のスイッチによって モーターを駆動させる電気的なロックシステムとなっており 機械的に開錠する機構(ダブルロック)はあくまでも緊急用、 その為に使い方を知らないユーザーさんも多い。 機械的な作動の重さの上、滅多に使わない事から可動部分の油脂などが固着しており それによるありえない程の固さが「開錠出来ない」といった声を生むのだ。 現着後、キーをお借りして「バキンッ!!」とロックを解除、 お客さんにも手応えを知ってもらおうと実践してもらう。 しかしウソの様に軽く回る様になっているキーシリンダー・・・ その動作の軽さにお客さんも不思議そう そう、一度回して固着が取れると後は簡単に動くようになってしまうのだ。 なんとかあの「鍵が折れるのでは?」という固さを体感して欲しいものなのだが・・・ ・・・ナカナカ難しいものです。
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by Y隊員 2008.6.13(金)晴れ ツワモノ業者
足立区加賀にて日産プレジデントの開錠依頼。 実はプレジデントの鍵は実車では一度も開けたことが無い。 練習用のプレジデントの鍵を変な汗をかきながら必死に練習したのみ。 かなりの不安を抱きながら現場まで向かう。 話をお伺いすると二度目のインロックとの事。 「前は10分かからずに開いたから大丈夫!」と御依頼主。 ひょえ〜!10分以内!すごいな前の業者さん! 練習ではどうやっても15分ぐらい。コンディションによってはもっとかかる恐れも。 しかし、何とか20分かからずにすべて完了。一安心。 拠点に戻りプレジデントを10分かからずに開けてしまう業者がいる話をする。 余程の差し金使いが開けたのでは?となった時にH隊員から電話。 「あーそれ、前に開けたの俺だよ」 ・・・・つわもの業者が身内だったとは。恐ろしや助人サービス。
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by A隊員 2008.6.12(木)曇りのち晴れ 代々乗り継ぐもの
スカイライン2000GTーEXの開錠作業。 およそ30年前の車だ。 A隊員よりだいぶお若いお客さん。 おそらく熱烈な旧車ファンの方だろう・・そんな風に思っていた。 「うおっ・・山ナンバーじゃないですか!」 ナンバーを確認しようとした瞬間とっさに垂れた一言・・ これは山口ナンバーの以前使われていた略称だ。 そう昔は一文字ナンバーが多かった。 陸運支局の増加とともに、20年前に廃止された一文字ナンバー。 山口の「山」の他に、山形や山梨はそのまま表記されていた。 同じ頭文字の場合、最も登録台数の多いところに略称が使われていた様子。 「おじいさんの代から、ずーと乗り継いでるんです」とお客さん 半数以上が5年で買い換える世の中にあって、度肝を抜かれた感じ。 展示用でもレストアでもない。 ごく普通の足になっているあたり、正直参りました。
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by H隊員 2008.6.11(水)晴れ CADILLAC SEVILLE
夕方、三郷市よりキャデラック・セビルの解錠依頼。 今まで僕が担当したセビルにはピッキング出来る錠が付いていた事が無い。 果たしてピッキング出来る錠が付いた車輌はあるのだろうか? 等と考えながら現着後鍵穴を確認すると、 今回の車輌もピッキングが出来ない錠が付いていた。 現場はお客さんの自宅兼仕事場。 まだ仕事があるのでゆっくりやって下さいと事前に言われたのですが、 流石にのんびりとは出来ない。 いつもの様にトライアウトと言われる手段で解錠を試みる。 200数十本全てのトライアウトを運転席ドアで試すが開かなかった。 今度は助手席にて試すも一向に反応らしいモノが無い。 残りが少なくなると何となくソワソワしてしまう。 あと6本となった時に手応えのようなモノを感じる。 だが無情にもシリンダーは回ってくれない。 もしやと思いそのトライアウトキーを運転席側で試してみたが、 そちらは全く反応らしきモノを感じられなかった。 再度、助手席側で試すとやはり回りそうな感触はある。 暫し頑張ってみたが解錠と言う程は回らない。 どうしたものかと考えて何気にトランクを試してみると、 以外にもスルっと回って開いてしまった。 あれ?って感じで。 トランクが開くと言う事は、色々な大人の事情があったとしても、 かなり大雑把に言って鍵山は間違っていないと考えられる。 と言う事で、またまた助手席の鍵穴にザクっと挿して回してみると、 さっきまでが嘘のようにクルっと回ってしまった。 あっけなく。 本来ならば開いた事でホっとするところなのに、 トライアウトキーを見つめながら考え込んでしまいました。 多分あれがこうなって、ああなったから 誤差で引っ掛かっていた部分が…ゴニョゴニョ… それにしても何度やってもトライアウトは奥が深い。
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by J隊員 2008.6.10(火)晴れ 全塗装っていいかも
32型GT−Rのインロック 白でオールペイントされたボディが美しい。 クルマを再塗装する際には分解などせずに塗る事がほとんど。 色が乗って困る所を目張りした後に一気に塗り上げて 塗料が乾いたら目張りのシールを剥がして出来上がり、といった具合。 こうする事で作業工程やスペースなどを抑えられる上、 早く仕上がって塗装料金も低く設定する事が出来るのだ。 ただ、再塗装されたクルマの場合、鍵穴の回りがシブい事が多い 目張りしたとしても塗装面と鍵穴の回転する隙間に 僅かに塗料が入り込んでしまうのだ。 キーを使って回す分には問題ない程度のシブさでも 微妙な手応えを要するピッキングでは結構気になってしまう。 と、まあ開錠屋にキビシイのがオールペイント処理、 しかしピッキングはし辛いけれど、新しい塗装は印象がかなりUPします。 愛車が「ちょっとくたびれたかなぁ」という方に是非おススメしたいですね、 乗り換えるよりも断然安く済むことですし。
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by Y隊員 2008.6.9(月)曇りのち雨 闇のユーコン
世田谷区にてGMCユーコンの開錠依頼。 到着すると暗闇の中、ボンネットが開いたユーコンがお待ちかね。 ご依頼は自動車修理工場の方。 お客様の車ではなくご自分の車を整備中に閉じこんでしまった模様。 「すぐ開きます?見てないほうがいいですよね」と御依頼主。 すぐ開くので近くにいて欲しい旨を伝え作業開始し無事開錠。 「やっぱ南京錠より難しいですよね〜?南京錠なら開くのにな〜」 と御依頼主。 どちらかといえばユーコンの鍵は南京錠より簡単。 モノによっては南京錠の方がすごく難しかったりする。 そんな南京錠を簡単に開けるとは・・ 「テンションが・・」と話す御依頼主に一応、名刺をお渡しする。 お客様をご紹介して頂けたらと思って。 けど、今後は自分で解決してしまいそうな気がした。
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by A隊員 2008.6.8(日)曇り 大河ドラマのオープニング
午前中に「19時予約」を頂く。 19時になったら木場でスカイラインを開錠してほしいとの事。 それを聞いてからソワソワしっぱなしであった。 不謹慎だけれど、なんとしても20時までに自宅へ帰りたかったのだ。 大河ドラマ「篤姫」が見たい。 毎週その思いを片時も忘れず過ごしている。 自宅までゆっくり帰って1時間、速攻で開錠すれば間に合う。 スカイラインの前には予定の時間の30分前から待機。 刻々と時間の過ぎていく中、焦りと不安がMAXに達したときお客さんと合流。 早速開錠して時計を見れば19:10であった。 今こうしてオープニングから見ることができて感無量でいる。 過去のオープニングと比べても「篤姫」の出来はかなり良い。 CGも見応えがあるし音楽も良い。 「独眼竜政宗」から数えてベスト3に入ると思っている。
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by H隊員 2008.6.7(土)曇り 革の中を泳ぐ
夕方過ぎ、文京区よりメルセデスE350の解錠依頼。 三方をマンションに囲まれた袋小路の駐車場が現場。 閑静な住宅地なので辺りは郊外の様に静かだった。 現着連絡をするとお風呂上りの奥さんがいらっしゃった。 鍵の所在をお聞きするとラゲッジスペース左角にぽつねんとあるのが見える。 ハッチバックに錠があればアクセスは一番近いがこの車輌には無い。 と言う事で左運転席を解錠する事に。 作業を始めようとしたところで、 「間もなく旦那が来ますので後はお願いします」と奥さんは自宅へ戻られた。 準備をしていると旦那さんがいらっしゃったので作業開始。 サクサクとピッキングしシリンダーを回す。 後は解錠位置まで回しドアを開けるだけ。 ただ、間違いなくセキュリティーが発報する。 その旨を伝えるとお客さんは僕の後ろでスタンバイ。 そしてドアを開けた。
パァーッ! パァーッ! 静粛を突き破りけたたましく緊急事態を伝えるクラクション。 早くキーを取りだしてセキュリティーを解除しなくてはいけない。 振り返りお客さんを見ると車体後方で「ここにあるから早く取ってー!」とキーを指さす。 てっきりお客さん自身が車内に入るものと思い込んでいたので焦るH隊員。 急いで靴を脱ぎ車内に入る。 運転席と助手席の間、上の方にある狭い隙間を通ろうとするが、 シートに使われている上質な革が服を引っ張り行く手を阻む。 強引に動くと革を痛めてしまいかねない。 頭を天井にぶつけながらシートを越えようとするが思うようには進めない。 暫くジタバタとしていると警報が鳴りやんだ。 思いっきりホッとする。 落ち着いたところで自分がどうなっているのか確認すると、 脱力したので運転席と助手席の間に横を向いて挟まっていた。 その様はまるで鯉のぼり。 お客さんに笑われてしまった(涙) 今後このような状況の場合「僕が入ってお取りしますか?」と確認し、 必要ならどの様に移動するか予めイメージしてから突入する事にします。
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by J隊員 2008.6.6(金)晴れ 湿度120%の帰り道
梅雨の晴れ間に日産 マーチの開錠へ ちょいと遠方なので30分少々かかって現場に到着、 救援車両のマーチは狭い市道を塞いで停まっていた。 速攻で開錠してクルマを邪魔にならないところまで移動、 無事に解決したのだがお客さんの表情はどうも晴れない。 待っている間、塞いだ道の入り口でずっと誘導を続けていたお客さん その疲れがどっと出た様で、しきりに閉じ込んだ事を悔やんでいるご様子。 なぐさめようと思ったのだけれど、いまひとつ上手いフォローも浮かばず なんともスッキリしないままその場を後にする。 ボーッとしながらの帰り道、前の車の下から何かが・・!? そう思った瞬間「ガツン」と何かを乗り越えた。 そしてすぐにハンドルに違和感が、、 路肩に停めて確認すると、フロントフォークのシールが抜けて ジンワリとオイルが漏れている・・・ ・・・外の晴天とは裏腹に、気分はすっかり梅雨空な帰りの道のり・・・
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by Y隊員 2008.6.5(木)曇りのち雨 プリティ助人
深夜の練馬区にてトヨタ アリストの開錠依頼。 車を発見し後ろにバイクを付けると遠巻きに眺めてくる若者の男女5人。 もしやと思い、歩いて近づいてみるとやはりご依頼主。 「やっぱ、そうじゃーん」「早いっすね〜」 「バイクで来るんっすね。なんかカワイイ」 ん?かわいい?と突っ込みを入れそうになったのだが、 間髪いれずに更に話しかけてくる若者たち。 そんなパワーに押されつつもご本人確認をし作業開始。 その間も後ろで楽しそうに話をしてくる。 なんか懐かしい感じがした。自分もこんな時があったよな〜と。 完了後、楽しそうに車に乗り込む5人。これからどこ行くんだろ? しかし、かわいいって・・ かっこいいとはよく言われる(本当か?)が、かわいいって初めて言われたかも。 ・・・ちょっと嬉しかったりして。
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by A隊員 2008.6.4(水)晴れ 休日のアルバイト
休日にちょっとしたアルバイト。 カミさんの車にナビ+スピーカー+ETCの取り付けを引き受けた。 ナビは楽ナビ、スピーカーは同メーカーの16センチ2Wayセパレート。 ETC車載器は無料キャンペーン中のDENSO品だ。 まずはナビから取付開始。 車速パルス、バッテリー、ACCと狭い箇所から引き出して接続。 省スペース化されていく昨今、今どきのナビは配線多すぎです。 大変なのは地デジチューナーで、設置場所に苦労するも助手席下に吊り下げた。 ・・・地デジの映りが鮮明でビックリです。 次に前ドアに付いていた純正スピーカーを後ドアへ移植。 カロのスピーカーを前ドアへ付けて、ツイーターはダッシュボードへ。 ・・・音質が立体的というか、ちょっと感動しました。 最後にETCを取付けて全ての工程を完了。 ここまでやって破格の1万円。 早速3倍に増やすため、スキップしながらパチンコ屋さんへ。 ・・・・・・・・・・・ まさか一瞬で消えるとは。
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by H隊員 2008.6.3(火)雨 KLX250
初期型カワサキKLX250のエンジンがかからないとの連絡。 まだ夜も明けきらぬ中現場に向かう。 お客さんと合流し現状をお聞きすると、 一年程乗ってなかったので簡単なキャブ掃除とガソリンの入れ替え、 プラグ・エアフィルター・オイルの交換をしたとの事。 その後、キックするも始動しない。 セルフスターターが付いていないのでひたすらキック。 30分程頑張ってみたが体力が尽きてしまった。 ん〜、確かにキックを30分はキツイ。 それではまずバッテリーの電圧を測ろうかと、 バッテリー搭載位置を聞くとバッテリーレスだった。 最初から無いのかバッテリーレスにしたのかは、 中古購入のお客さんには分からない。 「戦う4スト」と言われたレーサーベースの市販車。 もともと無いのかもしれない。 取りあえずやってみる事と言えばキック。 おそらくプラグはかぶっているのだろうけどまずキック。 背の高い車輌にまたがりメインキーをon。 バッテリーレスの為ニュートラルランプが点かないので、 軽くキックアームを下げてニュートラルを確認。 そして始動困難な車輌にはいつもやるキルスイッチのon・off っとここで違和感が。 キルスイッチをoffにし、再度onにする時グギっと嫌な入り方をする。 もう一度やってみても同じ感じがする。 なんか変だな?と思いながらもキックをしてみる。 すると、ウボボボとエンジンがかかりそうな音。 続けてキックをすると6回目位に始動する事ができた。 「かかった〜」と喜ぶお客さんとは裏腹に、 さっきのキルスイッチが気になって仕方がないH隊員。 もしかしてと思いonになっているスイッチをさらにonの方に押してみると、 プスンとエンジンが止まってしまった。 始動困難な原因はここかもしれない。 スイッチボックスのネジを外し中を見てみると、 想像した通りスイッチの接点が腐食していた。 その後、潤滑剤を噴き可能な範囲をワイヤーブラシで磨く。 腐食が酷いのでスイッチ自体の交換が必要かも? その旨を伝え組み付ける。 組み上がった後、キックしてもらうと一発で始動した。 これでお客さんの苦労も報われます。 それにしても電装系の不具合は見つけるのに苦労します。 今回はたまたま気付いたのが幸いでした。
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by J隊員 2008.6.2(月)曇り 待っている不安
インロックしたフォード フェスティバの前でお客さん待ち お客さんを待っている間はいろんな想いが頭をよぎる。 もしかして自分が住所間違えてないか?とか・・・ 遠くから向かってくる人影をお客さんだと思っていたら 全然関係ない人だったりとか・・・ もう一度電話しようと思っても 急かすようで嫌だなぁとか思ったりとか・・・ いよいよもう一度電話しようと思った時に またこちらに向かってくる人影を見つけてしまったりとか・・・ 待ち時間の経過と共にどうしようもなく不安になってくるもの。 しかしこの不安な気持ち、いつもは与える方になっているのではないだろうか? もちろん緊急の救援を待っている人のそれとは比べ様も無いのですが、 改めて正確な連絡&迅速解決の重要性が思い知らされるひと時です。
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by Y隊員 2008.6.1(日)晴れ シトロエンで学んだ事
ここ数ヶ月、昼ご飯はタラフク食べるようになっている。 理由は色々あるのだが、悪い習慣だなと思う今日この頃。 そんな昼ご飯を終えた時、シトロエンC4の開錠依頼。 到着すると車の右側が壁にビッシリのシトロエンがお待ちかね。 恐る恐る車内を覗くとご丁寧に右ハンドル車。 グズグズ言っていても始まらない。 昼飯で出っ張ったお腹を強引に引っ込めて作業開始。 そして、息が上がりそうになった頃に無事開錠。ところが・・ 畳んであったドアミラーがシリンダーを回すとともに元に戻る。 そして入ってきた細い隙間を塞ぐ。出られなくなってしまった・・ 御依頼主は事務所。携帯電話はバイクの所。 数時間このままか?と危機的状況を思案していると、 車の後方の建物を使って塀を乗り越えられそうなポイントを発見。 そして無事に生還。 しかしお腹が本当にきつかった。塀を乗り越える時も何か出そうだったし・・ 仕事中は腹八分目を心がけよう。
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