東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by J隊員

2008.9.30(火)雨のち曇り
羽田空港インロック事情

レンジローバー・スポーツのインロック救援に羽田空港へ

最近ではこのクルマも街中で良く見かけるようになり
いつまでも難しいカギとは言ってられない。
以前の苦労した経験も活かせて10分ほどで無事に開錠。

お客さんは沢山の荷物を抱えた家族旅行の帰り、
とくにお子さんはとても眠そうだったので
pictureお待たせする事無く解決できて何よりでした。

羽田空港では良くあるケースなのだが
お客さんがインロックしてしまったのは出発前だそう
確かに大事な荷物さえ車外にあるのなら
旅行のスケジュールに影響の無い帰りに解決した方が良いですもんね。

そんな風に考えていると駐車場に駐まっている他のクルマが
全部インロックしている様な気がしてきた。



by Y隊員

2008.9.29(月)雨時々曇り
幸せなタイプV

杉並区高円寺にてフォルクスワーゲン タイプVの開錠依頼。
到着するとすごくきれいな状態のタイプVがお待ちかね。
車内をのぞくと室内もきれいにレストアされている。

ご本人確認を終え作業を開始しようと工具を手に取ると、
「ちょっと僕にも鍵の中を見せてくれませんか?」と御依頼主のお連れの方。
ちょっとだけ・・とのぞいて頂くと、
picture「なんだかよくわかりませんね・・」とお連れの方。

そんなセリフに練習で初めて鍵穴をのぞいた時を思い出しつつ作業を開始。
かなり汚れた状態の鍵穴。鍵穴の中まではレストアしていないようです。
確かにこれじゃ見てもわからないですよねと思いつつその状態のまま開錠。
そして軽くクリーニング&グリスアップし作業終了。

完了後、足元を見ると新品のバッテリー。
これからタイプVのメンテをされるのでしょう。

なんだかよく手入れされているタイプVが幸せそうに見えてしまいました。



by A隊員

2008.9.28(日)曇り
江東スタンダード?

日本橋人形町にてジャガーXKRがインロックしたとの知らせ。
本日電話番担当のY隊員からメモを受け取った。

現場の日本橋人形町へは10分かからず到着。
満タンの気合電池を開放し、全ての神経を指先へ集中させる。

ピッキングは閃光一線、秒針が一周する間に開錠した。
pictureお客さん・・「いやぁお見事!ほんと助かったよ」
レストランでお食事された後のようで、お店の方からもお見送りされるお客さん。
A隊員も一緒になってお見送りした。

受注してから全ての工程が10分で完了した。
お得意さんへ終了報告すると「急ぎの案件だったので助かりました」との事。
満面の笑みで江東拠点に帰ってくると「相変わらず早いっすね〜」とY隊員。

「これが江東スタンダード。杉並や中野とは違うんだよ」とA隊員。
杉並担当が多いY隊員をヘコませるのが、唯一の楽しみだったりする。

本当はどの拠点も早いんですけどね♪



by H隊員

2008.9.27(土)曇りのち晴れ
固着

「こ、これは…」
鍵穴を覗きディスクを触った瞬間に違和感を覚えたのはベンツC200。
ドアシリンダーのディスクが手前半分以上がピクリともしない。
慎重に探りながらピックで触るも奥が少し反応するくらい。
手前側は完全に固まっている。

…ここまでガッツリと固まっているのは、もしかして接着剤で固められた?…

ゆっくりと振り返り現状をお客さんに伝える。
今までリモコン以外を使った事が無いのでお客さんに心当たりは無いとの事。

…これは困った。取りあえず洗浄と注油で動くようになれば良いのだけど…

次の段取りと最良の方法を考えていると、
「あ〜っと、鍵はトランクなのでそっちなら行けますか?」とお客さんが言われた。
あれ?トランクインロックだったんですか?
と言う事でトランクを解錠する事に。

で、トランクの錠を触ってみるとこちらも動きが通常とは違う感じ。
全ての動きが重くグギ・ヌメっとしている。
そのまま頑張れば回せそうでしたが洗浄と注油を実行。
一度では殆ど改善せず二度三度と試みる。
何度目かで何とか普通の動きになったのでピッキングを開始。
程なく解錠しお客さんがトランク内から鍵を取り出す。
そのカギをお借りしてドアの鍵穴に挿してみようとしたが全く入らない。
picture一番手前のディスクが拒んでいる感じ。
無理に力を入れると破損しそうでした。
お客さんにはメカニカルキーの使用が出来ない状態をご理解頂き、
近日中に修理された方が宜しいかとお伝えした。

果たしてあれは接着剤で固められてしまったのか?
それとも何らかの原因で自然に固着してしまったのか?
または錠にまつわる部品のトラブルなのか?
原因が気になる案件でした。



by J隊員

2008.9.26(金)晴れのち曇り
疑いの眼差し

洗車場でポルシェのインロック
到着したところ、お客さんの愛犬が閉じ込められている。

すぐに開錠して救出・・・なのですが
当のミニチュアダックス君、周囲の心配をよそにひたすら眠そう
「何かあったの?」といった風に一瞬顔を上げると
再び丸まって寝てしまいました。

書類作成をしながら事の顛末を伺うとこんな感じ
洗車を始めて水をかけているとナゼか窓が下がり始める
あわてて水を止めて室内から窓を閉め、再び洗車を続ける。
pictureすると今度は集中ロックが作動してすべてのドアがロックしてしまったそうな。

「もう何がなんだか・・・」と不安げなお客さん
確かにとても不可解である。

不思議に思いながらスイッチ類が並ぶコンソールを眺めていると
隣のシートで丸まっているダックス君と目が合った。

(・・・もしや!?)

J隊員の心が読めるのか、気まずそうに視線を逸らすその様は
「ボ、ボクは知らないよ」と訴えているようだった。



by Y隊員

2008.9.25(木)曇りのち晴れ
すやすやインロック

新宿区余丁町にてBMW118iの開錠依頼。
お子さんも閉じ込められているとの事。

現場住所が明確でない為、周辺に到着しすぐに御依頼主のママさんに連絡。
すると道路まで出てきてくれるママさん。

置き去りにされたお子さんは大丈夫なのだろうか?質問すると、
picture「気付かないでそのまま眠っちゃったんですよ〜」と落ち着いて話すママさん。
車の中を覗くとすやすやと眠る1歳ぐらいの男の子。

なので子供インロック特有の焦りもなく無事に開錠。
ドアを開けても全く気付かずにすやすやと眠り続けている。

ママさんが車から降ろしベビーカーに移すとやっとぐずり出す。
眠りを邪魔されたからだろうか?

なんだか大物になる予感がしてしまいました。



by A隊員

2008.9.24(水)晴れ
閃光ネットワーク

葛西臨海公園でヴィッツがインロックしたとの知らせ。
現場へ到着すると、なぜか他の業者さんが開錠作業中であった。

バッティング?と思うのも束の間、「どうぞ。どうぞ」と業者さん。
「隣で見ててもいいですか?」と言われてビックリ仰天であった。

A隊員の「電撃閃光必殺ピッキング」が参考になれば・・
pictureという流れになって、早速天空より光を集めて作業開始。
あまりのまぶしさに吹き飛ばされる業者さん(本当か?)
ピッキングは閃光一線、秒針が一周する間に開錠した。

「あの〜現行レジェンドも開錠できますか?」と業者さん。
最近墨田区で悪戦苦闘の末、轟沈された様子。

「光の精が微笑むかぎり・・」なんて言えるわけもなく
「全く問題ないですよ」と名刺交換してお別れ。

また近隣ネットワークが出来た。
難しい案件は大歓迎です♪



by H隊員

2008.9.23(祝火)曇りのち晴れ
夜勤

千葉県某所よりAM5:30の解錠予約が入る。
時間に余裕をみて4:40位に拠点を出発した。

台風13号が通り過ぎてから急に涼しくなった。
今朝は夏服だと少々肌寒い。
道すがら、温度差で発生したのか江戸川の上には霧が漂っていた。
視界を妨げられる程ではないがシールドには軽く水滴が付く。
霧を抜け千葉県側へ出ると湿った服は更に体温を奪った。

現着すると5:05。
ちょいと早過ぎる到着だったようです。
約束の時間まで随分あるので缶コーヒーでも飲もうかと自動販売機を探す。
買いに向かう途中「ホットがありますように」と念じていると、
偶然にもホットがある販売機に辿り着いた。
こいつはありがたい、おまけに¥100だ、更にありがたい。
百円玉をポケットから出し投入口へ入れる。
早朝の静粛を破り乱暴に出てきた缶は温かかった。

コーヒーを飲みながら空を見上げると今し方より明るくなった気がする。
ぼんやり眺めていると凄い勢いで明るくなっているのが分かった。
濃紺から色を薄める空
朱に染まる雲

pictureこの仕事を始めるまで夜が明けて行く様を目の当たりにした記憶は少ない。
夜勤をするようになって夜を越えた空に何かを感じるようになった。
特に秋と冬の夜明けはグッとくるものがある、理由は分かりませんが。
僅かに感じる感傷と相反するように沸き立つ何か。
過去の記憶を辿りながら今後に馳せる思い。
変な脳内物質がじんわり出ている感じ。
最後は考えがこんがらがって「そう言えばお腹空いたな」に落ち着くんですが。

文章が支離滅裂ですが何を言いたいかと申しますと、
夜明けを見られるのは夜勤時の秘かな楽しみだったりするのです。



by J隊員

2008.9.22(月)雨のち曇り
行き過ぎに注意

出動先は住宅地のど真ん中
網の目のような狭い路地、そこに一方通行が絡み合ってまるで迷路のような場所。

行く手を阻む進入禁止をスイスイと交わしつつ、路地に置かれた自転車をかき分けながら先を急ぐ
つくづくバイクでよかったと思う瞬間だ。

目的地まであと数十メートルというところで工事中の看板に阻まれる
しかしこの工事中の道路沿いに目指すお客さん宅はあるはず

電話をしようかと考えていると
picture「中に用事?入って良いよ」と交通整理の方がパイロンをどけてくれる。
そうそう、バイクだと工事している横をすり抜けて通れたりもするのだ。

工事中でズブズブのぬかるみを走って目的のお宅に到着、
「おぉ、早いね!」と笑顔で迎えてくれるお客さん。

「じゃぁクルマあっちだから」
そう話すとお客さんは今来た泥道を歩いて行く
なんでも家の前が工事するので離れたところに駐めていたそうです・・・

そりゃあそうですよね・・・少し考えれば解るはずのことだったのに

思わず行けるところまで入ってしまうのが
世のバイク乗り達に仕掛けられたワナなのかもしれない。
戻りのぬかるみでスタックしそうになりながらそんな風に考えた。



by Y隊員

2008.9.21(日)雨
無言のプレッシャー

ジャガーStypeの開錠依頼。
現場住所が曖昧な為、何度か連絡し走り回ってやっと現着。

到着するなりピッキングではない方法で開けてと懇願してくる御依頼主。
「前も2時間ピッキングして開かなかったんだよ。だから違う方法にして!」
頑なにピッキングを拒む御依頼主をなんとか説き伏せる。

ものすごく恐縮しながら作業を開始する。
picture同時に呆れ顔で携帯電話でテレビを見出す御依頼主。

無言のプレッシャー。
開かなかったらどうなるんだろう?とすごく不安になる。

しかし難しい手応えの鍵だったがなんとか10分かからずに開錠。
「あ〜開くんだね〜」とそっけない対応の御依頼主。
絶対開かないと言い切ってしまったからバツが悪かったのだろうか?

けど、助人の名を汚さずに完了できたんで良かった。
なんせプレッシャーが半端じゃなかったんで・・・



by A隊員

2008.9.20(土)台風13号
くわばらくわばら

最初の問い合わせはAM3:30であった。
千葉県富里市でデュエットを開錠してほしいとの事。

窓の外はザンザン降りで、ちょうど台風13号が伊豆に差し掛かったあたり。
このまま東関道に乗ったら直撃すること間違いない。

基本的に「年中無休・24時間・全天候出動」の助人サービス。
pictureでも大雪であったり、台風直撃となると厳しいときもある。
今回はそんな数少ないイレギュラーな案件であった。

おそらく2時間・・いや3時間遅らせれば、充分安全は確保できる。
お客さんと相談した結果、「お昼に待ち合わせ」という運びになった。

お昼の空は台風一過。
あちこちに小枝やパイロンが転がっていて、「くわばらくわばら」という感じ。
作業も速攻で開錠するも、台風真っ只中ではこうはならない。

数時間でこんなにも環境が変わるとは・・
ほんと自然の力には逆らえませんね。



by H隊員

2008.9.19(金)曇りのち雨
Mercedes E-Class

他の業者さんがドアを開けたがトランクが開かない。
と言う下向き鍵穴のEクラスを解錠する為に埼玉県某所まで。

帰宅ラッシュも一段落した時間で道は空いていた。
快適な車の流れの中、望んではいないモノが空から落ちてくる。
ベンツの下向きトランクでは、極力雨は避けたいところ。
と言ったとしても自然現象には逆らえません。
ですが、可能なら降られる前に作業を終えたいと言うのは正直な気持ち。

指定されたゴルフ場まであと少しと言う辺りで路面は完全に色を変えた。
前を走る車のタイヤからは水飛沫が上がっている。
見たところで変わる筈が無いのに信号待ちの度空を見上げてしまう。
「作業の一時、雨が止んで欲しい」
切なる思いを胸に現場へ向う。

出動から30分弱でお客さんと合流。
聞くところによるとインロックしてから既に4時間以上が経過しているとの事。
許される時間が少ない事を把握する。
直ぐに開けたい気持ちとは裏腹に視界を阻む雨。
…これでは時間がかかってしまう…
…でも、この状況では仕方がないかもしれない…
弱気な思いが頭をもたげ始めた時、
pictureチャールズ・J・サイクスの言葉が頭に浮かんだ。

『世界は君の自尊心を気にかけてはくれない
      君の気分に関係なく世界は君が仕事を終わらせることを期待している』

冷静に状況を把握し臨機応変に対応する柔軟さは必要。
だが、その裏で言い訳を用意して仕事をしてはならない。
それは後ろ向きな考えだからである。
第一、言い訳を用意したところで良い結果が生まれる筈も無い。
今自分は言い訳を用意しようとしていたのではないか?
目が覚めると同時に猛省した。
心配そうに「雨だけど大丈夫?」と気にかけて下さるお客さんに、
「お心遣いありがとうございます。問題ありません」と笑顔で答える。
そして「観えないのではなく視るのだ」と心の中で呟き最初のディスクを弾いた。



by J隊員

2008.9.18(木)雨
浮世を離れる一瞬

とあるパンク救援での事
現場にてパンクしたタイヤを外していると
「私の運転が良くないせいでパンクしちゃって・・・スイマセン」とお客さん
どうやらパンクの原因は自分にあると思ってしまっているようです。

外したタイヤを点検すると接地面に金属片が、これがパンクの原因だ
そもそもタイヤのパンクは仕方ないものだと思うJ隊員(何せゴム製ですし)

picture

タイヤ側面の損傷は運転の仕方である程度は防げるのだろうが接地面の方は無理
路上に落ちている異物を全て避けて走るのはまず不可能だし
仮に避けて走っているとしたら、かなり危険な運転になってしまうはず。

「あえて言うなら運が悪かったという事でしょうね」
タイヤの損傷箇所をお客さんに説明しながら出た言葉、
なぐさめようと思った訳ではなく、これはすごく正直な感想。
・・・ところが、

「それでも・・私の運が悪いせいで・・・スイマセン」
と、どこまでも申し訳なさそうなお客さん・・・

日頃忘れがちな「何か」を感じて思わず背中がシャキッとした



by Y隊員

2008.9.17(水)晴れ
プロの焦りどころ

練馬区にてスズキ エブリーの開錠依頼。

住宅街の中にあるマンション玄関前に止まっている該当車を発見。
運送会社のユニホームを着た御依頼主も近くでお待ち頂いていた。

「早く来てくれて助かったよ〜すぐ開くかな?」とちょっと焦り気味。
picture配送に差支えが出ているのだろうか?ならばお任せあれと即開錠。
すると・・

「あ〜駄目だよここに止めちゃ〜」
と目の前のマンション管理人らしき方が登場。
「今すぐどかしますんで〜すみませ〜ん」
と、なんだか手馴れた感じで対応する御依頼主。

どうやら配送に差し支えが出て焦っていたのではなく
こうなる事が分かってて焦っていた模様・・

なんだか焦りどころがプロっぽく感じてしまいました。



by A隊員

2008.9.16(火)曇り時々雨
一矢報いたいとき

事前にハイゼットの開錠予約「AM8:30」が入る。
「予約」には神経を研ぎ澄ませる助人。創業以来誰も遅刻したことはない。

いつもどおり予定の10分前から待機に入る。
しかしながら、あっという間に8:30は過ぎていった。

「周辺が忙しいので早くしてほしい」
突然助人本部から、悲鳴にも近い電話が入った。
picture予約を受けた以上、他の案件に行ける訳もなくどうすることも出来ない。
お客さんへの電話もつながらない中、モンモンとしながら待ち続けるしかなかった。

9時を回ろうとするところ、ようやくご登場のお客さん。
開口一番「チャチャっと開けチャって下さい♪」とのこと。
ここはサービス業。グッとこらえて元気にご挨拶すると・・
「へ〜バイクで来たんだ。めずらしいね〜」とお客さん

すかさず「時間を・・大切にしたいんです・」とA隊員。
一矢報いる思いで精一杯の気持ちを込めた。

すると「おや?これはヤマハなんだね〜」とお客さん。
放った矢はヘナヘナと落下していくようであった。



by H隊員

2008.9.15(祝月)曇り
怖いもの知らず

ホンダ・ステップワゴンのバッテリー上がり。
始動は問題無く作業を完了し現場を後に。

細い一方通行が交錯する住宅街を抜け幹線道路に出るつもりが、
何時しか更に細く入り組んだ地域に迷い込んでしまった。
気が付くと道幅が1mも無いような所の袋小路に入ってしまう。
転回が出来ないほど狭かったので泣きながら10m程バック。
袋小路はもう勘弁なので地図で確認、的確なルートを見つける。

もう間もなく表通りに出られるって所で道に横たわる猫発見。
狭い道に尻尾まで伸ばしきり通りを塞いでいる。
そろりそろりと近付くが一向に動く気配がない。
目の前まで来たが動かない。
「もしかして跳ねられた?」
エンジンを止めサイドスタンドを出す。
pictureバイクから降りて近付いてみると開いた口から舌が出ている。
そしてその舌先から何かが垂れて地面にシミを作っていた。
「死んでる!?」
なんだか焦ってしまい猫のお腹を触った。
そうしたら急にくるっと丸まって両手両足で僕の手を掴みハムハムと甘噛みを始めた。
「ってアナタ寝てたんですかw」

死んでいませんでした、ただの爆睡です。
先へ行く為、ジャレて甘噛みを続けている猫を持ち上げ道の端っこに移動させる。
それにしても道の真ん中で舌出して涎垂らして寝ているって、
安心しきるのにも限度があると思うのですよ。
その後、「うニャω」とか言っている猫を、
ニヤニヤしながら「コノヤロウω」と怒ってみたりしたのでした。



by J隊員

2008.9.14(日)曇りのち晴れ
秋の気配

早朝にアルファ147の開錠へ

久しぶりの早朝出動は真っ暗な中、
日の出が遅いなと思ったらもうすぐ秋分の日だ
小雨もパラついて肌寒い、夏服で飛び出したのが悔やまれる。

ゴルフバッグを抱えたお客さんは空模様が心配なご様子
空を見上げるその装いはすっかり秋物となっている。

picture

開錠を終えると共に白んでくる空の色、
午前6時を過ぎ、やっと太陽が昇り始める
雨も弱まってお客さんもホッとしたご様子だ
冷たくて澄んだ空気の中、走り行くアルファを見送る。

季節の移り変わりをヒシヒシと感じ、
拠点に戻って厚手の制服を引っ張り出す
バイク乗りは肌で季節を感じるものなのだ。

・・・なんて思っていたら日中は30度近くて汗だくに・・・

確実に近づく秋の足音、でも衣替えにはまだまだ早いようですね



by Y隊員

2008.9.13(土)晴れ
沼津のモトグッチ

車種不明のオートバイがガス欠したとのお知らせ。
ハイオク10Lを持って現場に到着すると、
待っていたバイクはモトグッヂのカリフォルニアストーン。

「ちょっとここ見て」と到着するなり御依頼主。
見るとエンジンとキャブの間の樹脂製のマニホールドが少しずれている。

聞けば異常に燃費が悪くなり見回したところここを発見したとの事。
pictureでも樹脂が硬化していたりひび割れていたりしていない。クリップも異常ない。
マニホールドがずれてしまった根本的な原因を探るにはここでは無理。
なので取り合えず給油だけする事に。

しかし今度は給油コックの鍵穴がちゃんと回らない。
見ていると鍵がねじ切れてしまいそう・・なのでここは応急処置をする事に。
その後、無事に鍵穴も回るようになりそして給油も完了。

聞けばこれから沼津まで帰られるとの事。
普通ならこんな状況だとすごく心配になってしまうのですが、
トラブルも楽しんでしまうようなオートバイ好きさが感じられたので
変に安心して見送ってしまいました。



by A隊員

2008.9.12(金)晴れ
豊洲事情2

BMW318iのバッテリー上がり。
またもや豊洲の高層マンションからのご依頼。

個人的に開錠が待ち遠しいところ、ほとんどはバッテリー上がり。
最近この周辺に集中している。

「車に乗る機会がなくて・・」とお客さん。
picture見晴らしの良い駐車場からは、ほぼ真下に「ららぽーと」が見える。
この周辺の高層マンションはららぽーとを囲むように並んでいる。
なるほど、徒歩が一番便利で早そうだ。

大型ショッピングセンターと言えば、郊外にあるのが常識であったはず。
それが銀座まで3km、台場まで4kmという場所にあるわけで
車がなくても全く問題ないようにも見える。

このまま車離れは増え続けるのだろうか・・
まだまだガソリン代も高いし・・

辛気くさいことを考えている場合ではない。
豊洲の方々に「早くて助かったよ」の言葉を頂けるよう頑張ろう。



by H隊員

2008.9.11(木)晴れのち雨
眼力

埼玉県某所より最新エスティマの解錠依頼、中にはお子さんが閉じ込められている。
場所は国道沿いのガソリンスタンドで、幸いにも給油したことのあるスタンドだった。
一度でも行った事がある場所は迷いがなくて良い、特に超緊急事態だと。

ジャストポイントにいた為、15分で現場に着いた。
該当車両の後ろにバイクを止めお母さんと合流する。
直ぐドアに貼り付くと「どの位で開きますか?」とお母さんに聞かれた。
「1〜2分で開けます」と答えると何処かに走って行ってしまわれた。
行った先を確認するよりも何も早く開けなければと鍵穴を覗く。
直ぐに、戻られたお母さんは家庭用電話機の子機で話しをしている。
携帯も閉じ込んでいたのでスタンドで借りてきたに違いない。
何となく耳に入ってくる内容は旦那さんと話しているようだった。

今回の内溝は少々手強く行きつ戻りつを繰り返しえしそうになったが、
ここ一番の集中力でスパッと解錠。
ドアを開け中から出る事ができた子供の髪の毛からは汗が滴っている。
眼には今にも零れそうな涙がなみなみと。
pictureそして、お母さんに抱かれながら僕をじーっと見つめている。
あまりにも見つめるので「ごめんね時間かかってしまって」と言うと、
大きな両目から大粒の涙がぽろぽろっと零れた。
「う、泣かれるかも?」
と思ったのですが泣かれる事はありませんでした。
でも見つめるてるんですよ僕の事。
も〜瞬きもしないでずーっと。
書類にサインを頂いている間も一時も目を離してくれない。
終いには子供相手なのに気まずくなる位。
こちらもじーっと見つめ返そうかと思ったけど泣かれそうなので止めておきました。

それにしても、純粋無垢な濁りのない瞳で見つめられると、
全てを見透かされ悟られてしまう気がするのは、僕が汚れた大人だからでしょうか?



by J隊員

2008.9.10(水)晴れ
NewジャガーXK

08年式ジャガーXKの開錠へ

従来までのロータリーシリンダーから
新しい鍵のタイプへと変更したニューXK、

隊員間での対応情報は耳にしていたのだけれど
なかなか対応する機会が無い。
ヤキモキしていたところでついに今回初対応となった。

picture

鍵の方は事前情報通りの手強い感触、
ようやく回ったと思ったら施錠方向だったりと
数々の不測の事態が混乱を呼ぶ。
そのため開錠した頃にはすっかり萎びていたJ隊員。

実のところ、ジャガーのロータリーシリンダーは解明が済んでいるので
しばらくは安泰だと密かに思っていたふしがある。

だがそんな油断も一気に吹き飛んだニューXKの難しさ
クルマの開錠研究に終わりなんかない事をつくづく思い知らされた。



by Y隊員

2008.9.9(火)晴れ
猫の住宅事情

六本木にてエスティマのバッテリー上がり救援。
しばらく乗ってなかった為に上がってしまったとの事。
早速ボンネットを開けてバッテリーチェックをしようとすると、
!!!!? ね、ねこ?なぜに?

エンジンルームに居座っている子猫と見つめ合いながら一瞬思考する。
野良猫?でも何処から入ったの?
でも野良ならバッテリー上がりに気付いた時に逃げるはず。
pictureならば御依頼主の飼い猫?でもなぜここで飼ってる?

恐る恐る御依頼主に確認すると驚く御依頼主。野良のようだ。
再び見るとエンジンルームの奥へと消えて行く子猫の後姿。
あんな所に入り口があったのか・・

エンジンルーム内をチェックすると子猫のウンチらしき物体と抜け毛。
しばらくいついていた模様。しかし配線等にいたずらした様子はない。
他に異常も無いようなのでブースターにて無事に始動。

「なんか猫に申し訳ないな・・」と話す御依頼主。でもしょうがないですよね。
けどこんな所を発見する猫だから新しい住処をすぐに見つけるはず。たぶん。



by A隊員

2008.9.8(月)晴れ
最速ルート

BMW Z4がインロックしたとの知らせ。
現場は千葉県八千代市にあるゴルフ練習場であった。

早速高速に乗り、花輪ICから296号成田街道を突き進む。
この国道296号線がヤッカイで、延々とした渋滞路であった。

慣れない道は地図に従うしかない。
picture長年そうしてきたけど、さすがにスリ抜けも出来ない状況には参った。
出発しておよそ1時間、ヘトヘト状態で到着した。

Z4を開錠後、ここまでの道順について相談してみた。
すると「最速ルートを教えましょう」とお客さん。
帰りがてらお客さんを追走する運びとなった。

早速Z4のお尻を追いかけるも、来た道とは逆の方向へ。
3kmほど走ると、本線から外れつつ窓から手を振るお客さん。
感謝感激のお別れとなった。

帰還してみればゴルフ場から40分。
文字通り「最速ルート」であった。



by H隊員

2008.9.7(日)晴れ時々曇り
BMW 535i

BMW535iの解錠依頼。
現場はドックランのある某公園駐車場。

現着しディーラーの方とレッカー業者の方と合流した。
今回の案件は、お客さんが公園内でカギを紛失した為ディーラーさんへ相談。
結果搬送する事になり、ローダー車へ積み込む為解錠してほしいとの事。

さて、全ての準備が整ったがお客さんがいない。
携帯も閉じ込んでいる為、時間を決めて待ち合わせた筈なんですが?
恐らくかなり広い公園なので公衆電話が見つからず、
思いの外遠くまで行っていたのかも知れません。

3人で待つ事10分。
大型犬を連れたお客さんが到着。
速やかに解錠を完了させる。
その後、ディーラーさんとお客さんは打ち合わせ。
書類にサインを頂くタイミングを逃してしまった為、
打ち合わせが一段落するまで待つ事に。
その間、レッカーの方が車輌を積み込むのを眺めていた。
すると、お客さんが連れていたレトリバーの首輪が突然解ける。
犬は勢い良く走って行く。
picture直ぐにお客さんがバックからボールを取り出し犬の名を呼ぶ。
大好きなボールを見た犬は一目散に飼い主の元へ。
これで問題なく捕まるだろうと思った矢先に、
犬がお客さんの手からボールをむしり取って逃げてしまった。

ここからは、お客さんとディーラーさんと僕で犬捕獲作戦。
三方から攻めるも巧みに追ってを交わすレトリバー。
大人3人がかりで捕獲まで20分を費やす。
皆ヘトヘト。
捕まった犬もヘトヘト。

随分と暫く振りに犬と戯れ?た一件でした。



by J隊員

2008.9.6(土)晴れ
暫らくぶりのエスクード

08年式、エスクードの開錠へ

確かこの車種は最近マイナーチェンジをしたはず
主な変更点はエンジンの排気量アップ、
足回りの改善による乗り心地の向上だったような記憶がある。
SUVでもオンロードでの使い勝手が重要視されるという事なのでしょう。

picture

さて、鍵のほうはというと
国産車では珍しいピッキング出来ないタイプのシリンダー、
なのでエスクード専用の開錠方法を用いる。

思えば前回エスクードを開錠したのは一年以上前のこと
マニアックな車種であるがゆえ、救援対応も少ないのだ。

マイナーチェンジもした事だしもっと売れてくれないかな、
カタログを見ているととっても良さげなクルマなんですが・・・

すっかり忘れていた開錠方法を思い出すのに苦労して
クタクタになった開錠後、そんな願望が頭に浮かんだ。



by Y隊員

2008.9.5(金)曇り
パンパンのタンドラ

トヨタ タンドラのバッテリージャンプの依頼。

あまり聞かない車名のタンドラ。
北米で製造、販売されているピックアップトラック。
日本では正規販売されていない。対応するのも初めて。
トヨタ車だけれどもちょっとワクワクして向かった。

picture到着してびっくり。お、大きい・・
足回りを改造されているので更にそう感じさせるのかもしれない。
トヨタのエンブレムが無ければアメ車とかと勘違いしそう。

車高が高いのでブースターを持ち上げながらジャンプ。
その際に天井を見上げると隙間が数センチ程。
前後と幅の他に高さもギリギリだったとは・・・

離れて見るとすばらしき駐車スペースの活用。
でも隣の車と比べると反則の様な気も少ししてしまうが、
ここにきれいに収めれる運転技術はすごいと素直に感心してしまいました。



by A隊員

2008.9.4(木)曇り
豊洲事情1

西新宿の高層ビル群を望む。
というのはウソで、本当は豊洲周辺の写真。

3年前・・いや1年前でもこんなにビルはなかった。
つい最近まで見上げるような建物がなかったのに、今や西新宿の風景に見える。

そんな中ミニキャブの開錠作業。
高層マンションの駐車場で、通信関連の業者さんと合流した。
何でもネット等の配線工事に来ているとの事。picture

開錠後「この周辺は忙しそうですね」と聞いてみると
「正直、パイの取り合いで・・」とお客さん。

忙しい場所だからこそ、業者さんも多いとの事。
おそらくシノギを削りながら引き受けるんだろうと思う。
夜だというのに「これからが勝負」と言葉を残してお別れ。

もちろん車のトラブルも増加している豊洲周辺。

ちなみに助人(江東)なら10分〜20分で現着OK。
と、ちゃっかり宣伝してみたりして・・



by H隊員

2008.9.3(水)晴れ
トヨタ・ブルー

トヨタ・ランドクルーザーの解錠依頼。
現着すると眼にも鮮やかなブルーの車輌がお待ちかね。
直ぐにお客さんの携帯に連絡するが電話に出て頂けない。
折り返し連絡があるかもしれないので暫し待つ事に。

待っている間に車輌を観察。
車の形から推測するに結構前のタイプ。
以前のデータを記憶の奥底から引っ張り出して錠をイメージしておく。
そうこうしているうちに5分程経過したので再度携帯に連絡。
ところが今度は呼び出し音がない。
聞こえてきたのは「お客様のおかけになった…(ry」
携帯の電源を切っている?
アシスタントさんに連絡しようか、
それとももう少し待ってみようか。
と悩んでいるときにお客さんが颯爽と到着。
どうやら携帯のバッテリーが切れたので、
コンビニに簡易充電器を買いに行っていたらしい。

解錠は予習の成果か?スマートに完了。
一段落したところでキレイで曇りがなく、
鮮やかな塗装について質問してみた。
H隊員「最近、塗装されたのですか?」
お客さん「いいえ、80年代に生産された時のオリジナルです」
って、それは驚きです。
で、お客さん曰くこの色は【トヨタ・ブルー】と言うらしい。
少しパステルっぽい感じがしないでもない。
強いて言えばターコイズブルーかダックブルーに近いような?
それにしても手入れが行き届いていて塗装の痛みが少ない。
pictureとても20年も前の車輌には見えない。
大切にされてるのだな〜と言うのが伝わります。

そう言えば僕の父親は、腐食で床に穴が開いて車検が通らなくなるまで、
ハコスカのバンタイプ(VC10型?)3速コラムに乗っていた。
よくワックスをかけていたので塗装の痛みは少なく、
ピカピカ光るシルバーの車体を子供ながらにもキレイだと思った。
修理の費用対効果を考え泣く泣く廃車した後も、
「エンジンには問題が無かった、まだまだ走れた」と嘆いていたのを思い出します。
そんな懐かしい事を思い出すトヨタ・ブルーでした。



by J隊員

2008.9.2(火)晴れ
非常階段マスター

サンシャイン60近くのマンションでミニカのインロック
路肩に止まった救援車両を見つけてお客さんにTEL

すると「あ〜、見える見える、今降りて行くから」とお客さん
電話が切れると同時に「カカカン、カン、カン・・・・」と鳴る非常階段
見上げるとすごいスピードでお客さんらしき人影が降りてくる。
マンションの高さは10階以上、そこを1分位で降りてくる
まったくすごい速さである。

作業しながらお話を伺うと
非常階段をダッシュするのはいつもの事なのだそうな

ビルの設備関係の仕事をしているお客さん
picture思う様に駐車場が見つからない事もしばしば、
そんな時は駐車禁止の心配をしながらの作業となるそう。

作業場所から見える所に車を止め
危険が近付くとダッシュで駆けつける。
そんな普段の習慣でついつい急いで下りて来てしまったそうです。

開錠が終わるとまた非常階段を駆け上っていったお客さん、
登りの方も物凄い速さであった。



by Y隊員

2008.9.1(月)晴れ
モヤモヤ仕事

某県の運送会社駐車場にてトラックの開錠依頼。
最初に伝えられた住所に50分程で到着。しかしあるのはゴルフ練習場。

伝えられていた運送会社の電話に連絡すると
「あ〜住所はね〜○−○○だね〜水道道路の所にあるよ〜」
住所が全然違うではないか。取り急ぎ向かってみる。

pictureしかしその住所にもトラック会社がない。水道道路らしき道も見当たらない。
もう一度連絡してみるも「たぶん○−○○だよ〜」 たぶんって・・

泣きそうになりながら周辺を走っていると奇跡的に会社を発見。全然住所が違う・・
外に出てきてもらおうと連絡すると、
「あ〜今ね飲み屋に居るんだよね。この電話?転送だよ〜」
そして会社には誰もいないとの事。

相談の結果、御依頼主のいる飲み屋さんに向かうことに。
正直なところもう勘弁して状態。そしてやっと落ち合えた御依頼主。
「面倒掛けて申し訳ない。すまない」とほろ酔いながらもすぐに詫びる御依頼主。
でもその言葉でモヤモヤが消えていくような気がした。



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