東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by Y隊員

2008.10.31(金)晴れのち曇り
いちょう祭り

神宮外苑で施工中のイベント施設敷地内にて
日産キャラバンの開錠依頼。

車両の入り口が少々分りずらい場所にあり案内して頂きながら到着。
中に入ると色々な施工業者さんの活気がすごくあふれている。

そろそろ神宮外苑のいちょう祭りの時期。
picture数年来ていなかったがすごい規模になってるんだな。
久々に家族を連れていちょう祭りに行ってみようかな?
とか考えていると車両の元に到着。

無事に完了しお話をさせて頂くと
この施設はいちょう祭りのモノでない事が判明。
確かに過去のいちょう祭りを想像すると
こんな素敵なテントとかいらないですもんね。

でも久々に明治神宮外苑のいちょう祭りに今年は行こうと思った。



by A隊員

2008.10.30(木)晴れ
未来の助人拠点?

ポルシェボクスターのバッテリー上がり。
指定されたビルの前に到着した旨を、お客さんへ連絡した。

お客さん・・「それではエントランスからお入り下さい」
案内されるまま入っていくと、車専用のエレベーターホールに到着した。

「地下駐車場ではなくて機械式?」と意表を付かれたA隊員。
バイクから降りて機材の準備をしようとすると、「どうぞ。どうぞ」とお客さん。
picture振り向いたらエレベーターの中から手招きされていた。

「え?乗っていくんですか?」「しかもバイクも一緒に??」
という流れになって、バイクでエレベーターに乗るという初めての体験となった。
駐車場は5階にあり、ボクスターをジャンピング後再びエレベーターへ。

「グイーーーン」とか「ガシャーン」とかメカニカルな音に包まれた空間。
ゲートが開く瞬間というのは、まるで基地から出撃していくような感じだ。
助人拠点にあったらカッコイイかも・・
A隊員行きまーす!ってな感じで、勢いよく発進していく・・

思わずオタク顔になっている自分に気付いた。



by H隊員

2008.10.29(水)晴れ
ボンゴフレンディ 子供インロック

ADバンの解錠を終えた昼前。
トイレに行きたいな〜と思いながら拠点に戻る途中、
川口市某所よりマツダ・ボンゴフレンディの子供インロック。
閉じ込み発生から既に1時間以上経過しているとの事で急がなくてはならない。
幸いな事に停車した場所が首都高乗り口前だったので、
降りるインターだけ聞いて地図も見ずに高速に乗った。

高速から降りた後、本部に電話で誘導してもらう。
現場までは県道一本で3km、直ぐに現場近くまで到着する事が出来た。
ところが区画整理中なのか広い3桁番地で1桁の枝番表記がない。
ゆっくり進みながら辺りを確認するがボンゴが見つからない。
そうこうしていると奥の行き止まりに辿りついてしまった。
オンラインマップで検索してもらうが枝番は出ない。
Uターンするべくミラーを見ると女性がこちらに走ってくるのが見えた。
振り返ると「東京から来たロードサービスの方ですか?!」とご依頼主。
直ぐにUターンしお客さんの後に続いた。

駐車場に到着するとボンゴの前には違う車が一台ピタリと止まっていた。
気付かずに通り過ぎた理由を理解。
反省するのは後にして今すべき事をしなければ。
ヘルメットを取るのももどかしくグローブを付けたまま工具を掴む。
そして中で子供が絶叫している車に駆け寄った。

工具をセットしながら深呼吸を一つ。
そして己の役目を果たそうとする鍵と対話する。
ピッキング途中で降参した風を装い深みに引き込もうとするのがマツダさんの鍵。
それは承知済みなのでハマる事無く速やかに解錠した。

涙と鼻水でグチャグチャになっていた女の子の顔も、
スポーツドリンクを飲み乾す頃には笑みが浮かぶ。
picture僕の問いかけにもハニカミながら答えてくれる。
それとは反対に終始冷静だったお母さんが放心してしまった。
無理もありません。
暫く間を置き話を聞かせて頂いた後、書類を作成し現場を後に。

少し離れた場所まで移動し終了報告の連絡をする。
そして缶コーヒーを買って僕も一息。
すると気が緩んだせいか猛烈な尿意が襲ってきた。
そう言えば朝から一度もトイレに行っていない。
一度感じてしまうとどんどん強くなる。
モジモジしながら地図で公園か何かを探すが近くには見当たらない。
だんだん前屈みになってくる。
一口しか飲んでいないコーヒーに後ろ髪を引かれながらも、
実はそんな事考えている場合では無い程やヴぁかったのが正直なところです。



by J隊員

2008.10.28(火)晴れ
東久留米の珍獣

夜もふけた頃に東久留米市へ出動
都心から20キロちょっと離れただけなのに
空気はヒンヤリと澄んでいて気持ちいい。

終電も近い時間なので駅前にもかかわらず人影はまばら、
救援を終えてお客さんを送り出したら辺りは一気に暗闇に包まれる。

寂しくなって帰り支度を急いでいると
そばの歩道の植え込みに現れたネコのような影、
が、よく見るとネコ・・ではない細長い影が
植え込みを出て通りをクネクネ体を振りながら渡っていった。

picture

驚いたのでじっくり観察出来なかったけど
黒褐色の姿はフェレットを二回り程大きくした様な感じ、
イタチというのがしっくり来るのだがイタチに黒色ってあったっけ?

黒っぽい大きなフェレット風・・・ってこれはもしや・・・
30年近く国内での目撃例が無いニホンカワウソがここ東京に!!
そう思った頃にはもう姿は見えなくなっていた。

せめて写真だけでも、とハッと気付いて慌ててダッシュ
ロマン溢れる夜は更けてゆくのでした。



by Y隊員

2008.10.27(月)晴れのち曇り
激しい苦笑い

ショッピングセンター駐車場にて某外国車の開錠依頼。

「よくやっちゃうんだよね〜悪いね〜」
と、手馴れた感じで免許書を差し出してくる御依頼主。

無事に即開錠すると、
picture「お宅さんは早いね〜助かったよありがと!」
とサインを済ますと早々に出発される御依頼主。

もの凄く余計なお世話かも知れないが、
インロック対策の話でもしようかと思っていたのだが・・

ちょっと悶々とした気分で道具を片付けていると
通行人の方が鍵の閉じ込みかい?と声を掛けてきた。
「俺なんか一回やって懲りたからちゃんと2個の鍵を持ってるよ」

久々に激しく苦笑いをしてしまいました。



by A隊員

2008.10.26(日)曇り
ガラスコーティングの効果

洗車場にて2000年式アウディTTの開錠作業。
開錠後、気になったのはボディの輝きであった。

およそ経年劣化しているボディは見た目で分かるもの。
お客さんのTTは、8年も経過しているようには見えなかった。

「半信半疑でしたけど、ガラスコーティングの効果ですかね〜」とお客さん。
90年代後半から出現してきたガラスコーティング。
picture車全体をガラス皮膜にすることで、長期間塗装を保護するというもの。
「水洗いのみ」「ノーワックス」「半永久」とか夢のような宣伝文句であった。

そんな事を思い出しながら、ピッカピカのTTにうっとりのA隊員。
TTは新車時に「クォーツガラスコーティング」で施工されたとの事。
「ずっと水洗いのみです。楽チンですよ」とご満悦のお客さんであった。

ちなみにガラスコーティングはたくさんの種類があって、A隊員は市販品を使用。
一応3年間は満足しているけれど、この先どうなんだろう・・

いいなぁー
やっぱり専門業者さんで施工すると長持ちするのかなー



by H隊員

2008.10.25(土)曇り
そんな所にオイルタンク

Buell LightningXB9Sのバッテリー上がり。
現着すると小柄な女性がオーナーさんだった。

使用状況などをお聞きし電圧測定をしようとした時、
道の反対側の真向かいに工事車輌が停車した。
バイクを停めている道は一方通行ですが意外と交通量が多い。
安全に作業をする為マンション駐車場へ移動する事にした。

ハンドルを握り車体を起こすと思いもよらぬ軽さにビックリ。
バイクの重量感は実際の重量だけでは無く、
重心の位置でも随分と印象が違う。
取りまわした印象は250ccクラス。
これで985ccもあるとは全く思えなかった。

激しく気になったので戻ってから検索。
そして目からウロコがボタボタと落ちたのでした。

象徴的なマフラーはマスを集中させる為にエンジン下に配置。
その上にハーレーの空冷エンジンを搭載。
こう考えると重心がかなり上になりそうと思ってしまうのですがここからが凄い。
多くのオートバイでガソリンタンクになっている場所はエアクリーナーボックス。
ここからダウンドラフトフェーエルインジェクションで燃料を送る。
そして燃料はと言うと、あの特徴的な極太メインフレーム左側がガソリンタンク。
更に更にスイングアーム左側内部がオイルタンクになっている。
picture重い部品を極力車体中心底部にし、マスの集中化。
乾燥重量は175kgですが取りまわした印象はもっと軽い。
2mを切る全長が更に貢献しているようにも感じた。

僕個人がビューエルで気になっていたのは、
ホイールのリムにマウントされた超大径ブレーキディスク。
でもこれからは興味を引く部分が増えた。
近々、ディーラーさんに行って穴が開くほど観察してこようと思う。
スイングアームのオイルタンクがどのようにエンジンと繋がっているのか?
どこを通ってどのようになっているのか? 激しく気になります。



by J隊員

2008.10.24(金)雨
サルーンのMG

車種不明、MGのインロック救援へ
MGと聞いて思い浮かぶのはMG−Fのようなタイプ、
オープン&2シーターのライトウェイトスポーツカーだ

ところが現場で待っていたのは4ドアサルーンの「ZT」という車種
肉厚な感じでボリュームのあるボディは
J隊員が持っていたイメージとは全く異なるものだ。

picture

後で調べてみるとこのクルマのベースはローバーと共通のもの、
それをスポーティに仕上げたモデルがこのMG−ZTなのだそう

MGは2シーター専門とばかり勝手に認識していたJ隊員
(随分と尖んがったメーカーだな)
なんて思っていたので新鮮な驚きです。
しっかりこういった車種もラインナップしていたんですね。

しかしエンジン始動と共に放たれる野太い排気音、
クイックに車体を震わせながら走り去るその姿からは
「普通のセダンでは無い」雰囲気が漂っている。

家族で乗れるMGも立派に「スポーツカー」している様です。



by Y隊員

2008.10.23(木)曇りのち雨
路地裏の労い

豊島区北大塚にてアルトラパンのバッテリー救援。
自宅付近の駐車場に停めているので近くまで来たら連絡が欲しいとの事。

自宅住所付近に到着し連絡しようかとした時に偶然、該当車両を発見。
しかも車内に御依頼主もいて下さった。

「バイクで来てくれたんですか〜本当に助かります!」
お伝えした時間より10分以上早く着いたからだろうか?
picture必要以上にバイクで来たことをねぎらって頂いた。

無事に作業を終え少しお話しすると
必要以上にねぎらって頂けたのは早く到着したからではない事が判明する。
「この辺は道が狭いし車を停める場所も無いからさ〜」
車の所にいて下さったのも車やサービス員を案内する為だったとの事。

確かにこの辺の路地は軽自動車でも厳しい所がある。
しかも東京はこの様に狭い路地は北大塚だけではない。
普段から普通にバイクで移動しているので忘れてしまっていたが
都内のロードサービスはやはりバイクが一番適していると再認識した。



by A隊員

2008.10.22(水)晴れ
庶民的発想

大きな洗車場にてキャデラックエスカレードの開錠作業。
現着早々「いや〜慣れない車で閉じ込んじゃいました」とお客さん。

「購入したばかりですか?」と質問すると、「カミさんの車です」とお客さん。
なんと・・1千万円クラスの超高級SUVが奥さん専用車とは・・・

恐る恐る旦那様の愛車をお聞きすると「フェラーリとCL」との事。
picture・・・2台合わせると軽〜く5千万円は超えそう。
と考えると、エスカレードが妥当に思えたりもしてきた。

高級外車が3台もあると、普段は何を乗られるのだろう・・
やはりベンツかな・・とボンヤリ考えていると開錠。
書類にサインを頂こうとするところ「あっ大事な車を忘れてました」とお客さん。
「ワゴンRです。小回り利いて便利なんですよ」との事。

フェラーリやキャデラックの隣にワゴンR・・・すんごい格差だ。
いや、格差と決め付けるのが庶民的発想かもしれない。

どの車も高品質であることは間違いない。
ワゴンRだって5年連続軽NO1だし・・・



by H隊員

2008.10.21(火)晴れ
貰い泣き

埼玉県某所よりニッサン・セレナの子供インロック。
普通に下道で行った場合30分かかりそうな距離でしたが、
現場は首都高降り口から数分の場所。
迷う事無く高速に乗った。

幸いにも下りは空いている時間。
混んでいる個所は一切無く一気に目的のインターまで。
高速を降りた時点での経過時間は10分程。
後数分で現場に到着できる筈。
目印のファミリーレストランで曲がりセレナを目指す。

該当住所に到着し一回りしたがセレナが見当たらない。
電話をする為エンジンを止めると何処からともなく号泣が聞こえた。
「はっ!!」となりそちらの方を見るとセレナがあった。
頂いた住所に気を取られ反対側を見落としていた。
危うく行きすぎるところでした。
急ぎバイクを降り車に駆け寄る。
旦那さんが僕に気付き近付いてきた。
「お待たせしました直ぐに開けますので」と僕が言うと、
「早かったですね。夫婦喧嘩の真っ最中だったので助かります」と言われた。
車を見ると奥さんが窓から中を覗きシャクリ上げて泣いていた。

中では火が点いたように子供が泣いている。
ドアに張り付く僕の隣では奥さんが電話をしながら泣いている。
集中しようとすればする程奥さんのシャクリ上げる声が耳に入る。
貰い泣きをしている場合でないのは分かっていますが、
正直貰いそうでやヴぁいのです。
pictureですがここは根性で乗り切り無事にドアを開けた。

その後、書類を作成しているとご夫婦が小声で何かを話されていた。
何となく耳に入る語調から察するに喧嘩は収まったようです。
子供も泣きやみジュースを飲んでいる。
奥さんの顔にもやっと笑顔が戻りました。

そう言えば最近友人に「近頃涙腺が緩んだような気がする」と話したら、
それは歳を取ったからだと断言された。
僕は頑なに否定したが決して譲らない友人。
彼曰く「俺がそうだから間違いない」と言っていた。
遠くに見える飛行機雲を眺めながら彼の言葉を思い出す。
そうしているうちに強ち否定できないような気がして来たのはここだけの秘密です。



by J隊員

2008.10.20(月)晴れ
時代が求めるもの

台湾製スクーター、グランドディンクのバッテリー上がり
pictureこのバイクを作るのはKYMCOというメーカー
台湾最大のバイクメーカーで近年は輸出に積極的、
都内でもここ数年で見かける数が随分と多くなった。

売れている大きな理由はやはり値段なのでしょう
国産バイクの同クラスに比べて2〜3割り程も定価が安い。
ただやっぱり外車で心配なのは信頼性、壊れた際のパーツの供給など
ついつい気になってしまうのは仕事にバイクを使っているから?

お客さんも購入にあたって相当トラブルを覚悟したそうです
ところが約3万キロ走って今回が初めてのトラブル、
しかも原因はライトの消し忘れなのでバイクの故障ではない。

―低価格で品質も良い―これは多くの日本車に対する評価と同じ
日本のクルマが海外に輸出され始めた時の印象は上で書いた様なものであったはず、
それが高い信頼性を武器に一気に巨大な貿易摩擦を生み出すまでに市場を拡大した

景気の芳しくないこのご時勢、
どうもこのスクーターが当時の日本車とダブるような気がして
ちょっとした脅威を感じずにはいられませんでした。



by Y隊員

2008.10.19(日)曇り時々晴れ
いたずらへの恐怖と鍵のクオリティー

某施設の駐車場にて軽のワゴンのインロック救援。
到着すると業者さんの名前入り軽自動車と社員の方がお待ちかね。

早速作業を開始しようとすると、ん?なんだこれ?
よく見てみると異物が鍵穴の中に入っているではないか。

その事をご依頼の方に話すと
picture「そういえばたまに開かない時がありました・・」
実際に取り出した針金を見せると
「壊れてたんではなくていたずらだったんですね・・」

「他の車もいたずらされているかもしれない・・」
聞けば他の社有車も同じ症状の車ばかりなのだとか。
御依頼主とちょっとした恐怖を感じながら
万が一の場合は相談する事をお話してお見送り。

しかし、あんな異物が入っていても開いてしまう鍵って・・
ある意味すごいクオリティーかもしれない。



by A隊員

2008.10.18(土)晴れ
ナニコレ珍百景

大きな量販店の一角に到着、駐車場は少し離れた場所にあった。
待ち合わせの「宝くじ売り場」には人の姿が見えないので電話した。

A隊員・・「・・一応ですね・・売店の前に到着しました・・」
本当は売店前ではなくて、反対車線の路上にいるA隊員。
待ち合わせする時間を省くため、直接駐車場へ向かう相談に切り替える。

お客さん・・「いや駐車場じゃなくて・・あれ?・本当に売店前にいますか?」
現場には人の姿が見えないのに、お客さんは手に取るように分かる感じであった。picture

どこか高い所から見ているのか・・とキョロキョロしてみるA隊員。
いよいよ観念して状況をお話しすると「そこから見えますかね?」とお客さん。
「こっち!こっち!」と手を振るお客さん。
風景の中の一部がどんどんアップしていくようであった。

そうだ・・・開錠案件はハイゼット・・
まさか・・宝くじ売り場の隣に止まっている「やきとり屋さん」だったとは・・・

あまりに唖然としてしまい、携帯を落としそうになりました。
MYナニコレ珍百景に登録しておきます。



by H隊員

2008.10.17(金)晴れ
寝違い=筋違い?

千葉県某所よりホンダ・エリシオンのバッテリー上がりによる解錠依頼。
エリシオンのカードキーにはメカニカルキーが内蔵されていない。
お客さんは紛失が心配なのでメカニカルは車内に入れていたとの事。
そして今回室内灯の消し忘れによりバッテリーが上がってしまった。

車庫の都合上、右ドア側は壁にピッタリ。
ですが僅かに人が入れる程の隙間があったのでドアの解錠に挑んだ。
必要最低限の工具を持って隙間に潜り込む。
体勢はキツそうだけど何とか覗けそうかな?
と思ったのもつかの間スコープが眼と鍵穴のスペースに入らない事が判明。
覗きでの解錠を断念しハンドピックに変更。

とは言うもののエリシオンに付いているのは内溝キー。
容易ではない。
頼るのは指先に伝わる感触と音のみ。
眼を瞑り神経を集中させ、一つ一つ確実にクリアして行く。
半分終わったところでこの鍵特有の動きを感じた。
手応えあり。
残りを順次ピックし電気的な解錠位置まで持って行く。
ですがバッテリーは完全放電なのでまだ開かない。
最後の詰めとしてもう一手間を加え問題無く解錠が出来た。

後は奥の手でバッテリーにアクセス。
ブースター接続後セキュリティーを解除しエンジン始動。
無事に全てを解決する事ができた。

その帰り道。
体制が厳しかったらしく段々と首が痛くなってきた。
右の後方確認をしようとすると寝違いのような痛みがピキっと走る。
pictureこれはイカンと停車し”寝違い直し”をやってみる。
すると痛みがピタリと治まった。
これで後方確認ができると胸を撫で下ろす。

ё豆知識ё 〜寝違い直し〜
顔を動かし一番痛い方向を探します(右左だけではなく斜めの動きも加える)
見つけた痛い方向にゆっくりと顔を向けていきます。
首が回る限界まで行ったらその位置で1〜2分固定。
その後、顔をゆっくりと戻し痛みの確認をするとあ〜ら不思議治っています。
一度で軽減しない時は少し角度を変え再度やってみます。
寝違えた時にはお試しあれ。
※起きてから時間が経つと治りが悪い気がします。
 気付いたら直ぐ布団の中でやってみて下さい。



by J隊員

2008.10.16(木)晴れ
黒いシミ

ハーレーのジャンピング始動後、むせて咳き込む
始動直後はオートチョークが利いて排ガスがとても濃いのだ。

「ここ、空気が悪いんで早く出たほうが良いですよ」
暖気もそこそこに地下駐車場を走り去るお客さん、
確かに早く出た方が良さそう、ゲホゲホと咳き込みながら道具を片付ける。

そんな時、ふと目にとまったのは壁に貼ってある一枚の注意書き、
「豪雨時、冠水に注意!」
picture辺りを見回すと駐車場の隅のほうに水溜りがある
おそらく数日前の雨で出来たのだろう。

(この水捌けの悪さが冠水の原因なのかも)
そんな風に考えていると水溜りの周囲の壁がおかしい様な?
こっ、この壁一面黒っぽいのってもしかして・・・

―その瞬間、お客さんの言葉の意味がはっきり分かった―

後はパニック状態
息を止め、道具を慌ただしく積み込んで地上へと飛び出すと
肺の空気を入れ替えるように深呼吸を繰り返す
それにしても怖かった〜。でも・・・大丈夫かな?かなり吸っちゃった様な・・・



by Y隊員

2008.10.15(水)雨のち晴れ
昼の残像

マツダ サバンナRX7の開錠依頼。
先に別の隊員が向かっているとの事。

到着すると待っていたのは助人のユニホームを着たタモ○さん。
ちゃんとサングラスもしてくれている。

「久しぶり〜10年振りの登場かな?お待ちしてました〜」
と会った事も無いのにそう話すタ○リさん。
picture「では、さっそく・・」とサバンナの前まで促される。
鍵を見るとなぜかロータリーキー。不思議に思いながらも即開錠。
「おぉ〜開くもんだね〜」と鍵穴をまじまじ見ながら○モリさん。

「で、わ・・報告書、ある?」とタモ○さん。
すると手渡した報告書の真ん中に変な絵(昔よく書いてた例の絵)を書き出す。
それは・・と突っ込みを入れると急にイグアナのマネをしだすタ○リさん。

という夢を見た。
最近、お昼に拠点に居る時は8チャンネルばかり見ていたからだろうか?
明日からはみの○んたさんにしようかな。



by A隊員

2008.10.14(火)曇りのち雨
お客さんの心、隊員知らず

お台場でBMW745iのお子様インロック。
緊張と焦りを抑えつつ現場へ到着すると、お客さんは至って冷静であった。

お子さんも静かに寝ていて、終始和やかな雰囲気で開錠した。
いつもの「戦場」を想定していたので、少々肩すかしな感じであった。

「楽勝♪」なんて思いながら後片付けしていると・・
picture「どうなることかと思いました」とお客さん。
どうやら、閉じ込められた当初、お子さんはずっと泣き叫んでいて
A隊員が到着する頃に寝始めたとの事。
お客さんの表情を拝見すると、かなりお疲れな感じがした。

おそらく泣き叫ぶ我が子に、何もしてやれない悔しさ・・
今の今まで、焦りや葛藤の極限で苦しんでいたに違いない。

なってこった。
楽勝とか思っている場合ではない・・

身の引き締まる思いで現場を後にした。



by H隊員

2008.10.13(祝月)晴れ
足跡

朝、某配送業者さんからの解錠依頼。
連休最終日ですが道は空いていて流れが良い。
指定された住所までは20分かからず到着。
配達先かと思いきや集配センターでのインロックでした。

皆さん配送に出た後らしくセンターの中では数名の方が仕分けをしているのみ。
お客さんの携帯に連絡すると遠くに見えた方の携帯が鳴った。
バイクを離れお客さんの所に向かおうとした時、駐車場の隅から猫がのっそりと出てきた。
欠伸をしながら臆することなく横切って行く。
僕の進む方角とクロスしそうになると、こちらを一瞥し向きを変えた。

使い込まれた鍵は癖がありましたがサクッと解錠。
直ぐに他の方が車に乗り込み忙しそうに荷物を積み始めた。
書類の作成を終え、来た道を戻る。
バイクは日当たりの良い平地駐車場の隅に止めさせて頂いていた。
そこに向かい歩いていると何かがバイクから勢い良く離れる。
見るとさっきの猫。
picture相変わらず欠伸をしてる。
そして先程と同じように僕を一瞥しダルそうに歩き始め、
駐車場の金網を潜ってどこかに行ってしまった。
暢気だな〜と思いながらバイクを見るとシートに足跡がクッキリ。
陽に照らされ温かくなっている柔らかなシート。
人慣れした猫は兎角登りたがる。
乗っかるだけならトヤカク言う事も無いのですが、
往々にして爪を研ぐ事があるので洒落になりません。
シートを爪で引っ掻かれると雨の後や洗車の後、水が滲みて尻が濡れるのです。
その状態でバイクから降りると猛烈に悲しい気分が襲ってきます、お漏らししたみたいで。
「勘弁して〜」とシートを見回しましたが引っ掻いた形跡は無さそう。
正直ホッとする。
そんな一日の始まりでした。



by J隊員

2008.10.12(日)晴れ
消えた仕事

現場でする事が無くなっているというのは切ないもの
きれいな夕焼け雲がそんな気持ちに追い討ちをかける

マークUのインロック救援で清瀬市へ、
急いで駆けつけるとなぜか申し訳なさそうなお客さん?
「スイマセン・・今キャンセルの連絡をしていたところなんですよ」
携帯を折りたたみながらそう語る・・・

事の顛末はこんな感じだそう
高齢の母親を送迎した先でインロックしてしまったお客さん、
電話でロードサービスの手配を終えたところ母親の姿が見えない。

picture

「買い物にでも行ったのだろう」さほど気にせず待っていると
しばらくして見知らぬ人を連れて戻ってきた。
と、おもむろに開錠作業を始める見知らぬ人!
ビックリしたお客さんが母親に聞いてみると
近くの整備工場で訳を話して来てもらったとの事だそうな、

そんな経緯から断る事も出来ず、しかし「開くかどうか分からないよ」
との事で最初の手配をキャンセル出来ずにいたお客さん、
開錠成功後、急いでキャンセルの電話をしていたところにJ隊員が到着したようです。

開放された車内にちょこんと座る年配のご婦人、
静かに微笑むその姿はとても誇らしげであった。



by Y隊員

2008.10.11(土)雨のち晴れ
人気店の駐車事情

調布市深大寺のお蕎麦屋さんの駐車場にて
赤い色のマツダ アクセラがインロックしたとのお知らせ。

指定された住所付近に到着したのだが肝心のアクセラが見当たらない。
御依頼主に連絡しようかとした時に変な感じの駐車場を発見。
奥に赤いアクセラが見えるではないか。

picture先が行き止まりの敷地に車が4台すし詰め状態で停まっている。
中古車販売店や修理工場などの駐車スペースなら分るが蕎麦屋でこれは・・
もしかして従業員専用の駐車場で従業員の方かな?とか考えながら連絡する。

合流した御依頼主にお伺いするとなんと蕎麦屋さんのお客様。
しかもここに停めてある車はすべてお蕎麦屋さんのお客様との事。

車の出し入れが面倒でも食べたくなるほどおいしい蕎麦を出しているのだろうか?
しかも、よく見ると御依頼主のナンバーや他の車は他県ナンバー。
遠方からも足を運ぶのも苦じゃないほどおいしいのか?

今度、このお蕎麦屋さんにお伺いしてみよう。車じゃない交通手段で・・



by A隊員

2008.10.10(金)晴れ
喜べない理由

「きっと、たくさんの人に喜ばれるでしょう・・」とお客さん。
開錠後に頂いた言葉・・・というか、結構言われることが多い。

およそ無料のロードサービスの場合、大変喜ばれるケースが多い。
正直にお話しすると、「オレなんて会社の歯車だからなぁ・・」とお客さん。

お客さんから「ありがとう」と言われると、無限のモチベーションになるけれど
picture「うらやましい」と言われると、素直に喜べない。
いや・・ずっと以前は有頂天になったりもした。
最近はどんな仕事も一緒というか・・良い悪いもないというか・・

もちろんどんな仕事も人の役に立っていることは間違いない。
それが分かりやすいか、分かりづらいかなんだと思う。

そう考えると、この仕事は分かりやすいほうかもしれない。
でも人様から、うらやましがられるほどの事でもない。

本当にすごいのは「陰ながら人の役に立つ」ことではなかろうか・・
そんな葛藤があってから、素直に喜べなくなっていたりする。



by H隊員

2008.10.9(木)曇り時々晴れ
LEXUS LX470

さいたま市某区よりレクサスLX470の解錠依頼。
他の業者さんが見た事のない鍵なので開けられないと言うことでのヘルプ。
年式はおそらく平成17年か18年との事。
件の最新シリンダーなのかな?と考えながら現場に向かう。

現着しお客さんと合流。
街灯のない真っ暗な駐車場に左ハンドルのLX470は停まっていた。
足もとに注意しながらドアの前まで行きしゃがみ込む。
そして中を覗くと…
あれ?最新のシリンダーとは風景が違う。
多くのトヨタ車に採用されている内溝のようだけど…
でもちょっと違うような?と思った瞬間、ピキーンと脳裏を直撃するものが。
呼び起されたのは注意を喚起する英数字。
鍵穴の奥に見えるちょっと違う風景は記憶の特徴と一致した。
通常のピッキングを行うと壊れてしまう錠。
確認の為、専用冶具を鍵穴に合わせるとピタリと一致。
教えて頂いた年式から考えると付いている筈がないのですが?
もしかして一部仕様地によってはまだ使われているのかな?
考え込んでいる場合ではないので冶具を用いて即座にピッキング解錠した。

現場を離れながら考える。
年式から判断するのとは離れ過ぎた鍵がついているのは何故?
もしかしてお客さんは登録した年を言われたのかな?
製造年に関係なく登録した年が初年度と車検証に記載される。
pictureデッドストックでも無い限り年式と初年度登録がかけ離れたのは多くない。
ただ輸入車だとこれが当てはまらない事も。
昔の車でも日本の陸運局にて初めて登録された年が初年度登録となる筈。
今考えられるのはこれが限界。
拠点に戻って車体の特徴から正確な年式を探ろう。
そうしよう  これで謎が解けるかもしれないな〜
と思ったのは束の間。
真っ暗だったので車の形をはっきりと記憶していない。
し、しまった
そう気付いたのは拠点に戻りPCの前に座った直後でした。



by J隊員

2008.10.8(水)晴れ
不滅のカギ

「クルマの鍵ってどの位もつんだろう?」
ふと気になったのは66年型のカルマンギアの開錠中

軽く洗浄した後に覗いた鍵穴の中は
このクルマの歴史を感じさせるものであった。

リモコンキーなどもちろん無い時代の車なので
数え切れないほどキーを抜き差しされた磨耗の跡、

picture

しかしそれでも確実な部品の動きは
ガタも少なく動作不良なんて起こりそうも無い。

この品質の高さは大衆車の世の中への出初め、
自動車大量生産の黎明期ならではのものの様に思う
開発過程で幾度も見直しをした結果なのでしょうね。
構造なんかは現代のものに比べると随分シンプルなのだけど
機械としての確実性がピッキングしていると良く分かるのだ。

開錠後に内部をキレイに潤滑して完了
半世紀ほども前のキーシリンダーとは思えない滑らかな動きは
この先もずうっとカルマンギアのドアを守り続けて行くのでしょう。



by Y隊員

2008.10.7(火)曇り
3に関わる使命

練馬区富士見台でホンダ アコードの開錠依頼。
本日、珍しい事に3台目のアコードの救援。
何かあるのだろうか?と変な予感がしつつ現場に到着する。

車を囲むようにお待ちの御依頼の方々。
「最後にもう帰るだけって時に閉じこんでしまいまして・・」
聞けばこれから新潟まで帰られるとの事。
picture「閉じこんだ瞬間、時間が止まりました・・」と御依頼主。

ではではと即開錠。すると一気に安堵感に包まれるご依頼の方々。
「実は3人掛かりで閉じ込んだんですよ〜」
鍵を車内に置いた人、ドアをロックした人、ドアを閉めた人。
すべて別々の方が行ったとの事。

3台目のアコードが3人掛かりでインロック。
なんだか世界のナベアツが喜びそうなシチュエーション。変な予感はこれか?

御依頼主にこの話をしつつ3の所でアホにならなければいけないのか?
と思ったのですが止めておきました。自分を捨てきれなかったもので・・



by A隊員

2008.10.6(月)曇りのち晴れ
大きな箱を付けたバイク

現着前、お客さんへ電話するときがある。
基本的に大きな場所、合流に時間のかかりそうなときは確実にする。

今回はディズニーランドのリゾートホテル搬入口周辺。
「大きい&場所がアバウト」という事で、迷わず「電話モード」に入った。

電話の内容で気を付けているのは、「大きな箱を付けたバイク」である事。
車を想定しているお客さんが多いので、予め発見されやすいようにしている。
A隊員・・「あと5分ほどで到着します」
pictureお客さん・・「それでは駐車場入口の前で待っています」
という流れになって、意気揚々と現場へ向かった。

ホテル手前で信号待ちしていると、後方からバイク便がやってきた。
そのまま青に変わったので、停止しているA隊員の横を追い抜いていく。
別にどうってことない風景だけれど、すぐに「ハッ」とした。

前方のホテル搬入口には、手を振るお客さんの姿が見える。
バイク便が近づくと「こっち!こっち!!」と誘導するお客さん。

事すでに遅しというか・・・
何だか申し訳ない気持ちで一杯になった。



by H隊員

2008.10.5(日)曇り
核施設?

文京区よりジャガーX-TYPEの解錠依頼。
都心とは思えぬ静寂に包まれたマンション駐車場に車輌は止まっていた。
合流後いつものように専用工具をカギ穴にセットすると、
  「あれ?そこから開けるんですか?」とお客さんが言われた。
もしや以前も閉じ込んだ事があり、他の業者さんは違う方法での解錠でしたか?
  「前に閉じ込んだ時は違う方法で開けてましたよ」
やはりそうでしたか。
当社は鍵穴からのピッキングで解錠させていただいております。
  「開かないって聞きましたけど?」
この方法で何台も開けていますので大丈夫です。
  「核施設にも使われている鍵なのでピッキングは無理って話でした」
そうなんですか?… いえいえそうではなくて直ぐ開けますので。
  「開くんですか?」
はい。
  「そうですか…」
はい。

あまり信用していただけていないようです。
ところがこの時点で既に全てを揃え終わっており、後は回すだけ。

お客さま。
  「やっぱり無理ですか?」
picture開きました。   ガチャ
  「マジっすか!」

拠点に戻り検索してみると、アブロイ社の日本代理店さんのHPに
原子力発電所に採用されていると書いてあった。
お客さんが言われた核施設とは原発の事かもしれない。

仕事とは関係ないのですが、核・放射能で記憶を遡ってみると、
以前所用で訪れた某大学構内の一区画に、
放射能マークがいっぱい貼ってあってビビったのを思い出します。



by J隊員

2008.10.4(土)晴れ
パニック連鎖

世田谷でH19年式 VW トゥアレグのインロック
車内には赤ちゃんと子犬が閉じ込められているものの
どちらもグッスリ眠っているので一安心。
早速、車内に置かれたキーの位置をお客さんと確認して作業を開始

ピッキング開錠すれば必ず警報が鳴り響く。
事前に、「最速で警報解除できるよう」段取りを確認した。

準備万端で鍵穴を回す・・・
picture気合を入れてドアを開けた瞬間、鳴り響き始める警報の嵐。
と同時に子犬が目を覚まして鳴き始めた。

「パァーッ、パァーッ」「キャン、キャン」
と想像を超える凄い音の嵐の中、警報解除にとまどってしまう・・
焦りがピークに達したところで、赤ちゃんが目を開いた。
・・うぅ、まずい、と思ったところで何とか警報を解除
再び辺りに静けさが戻りました。

なかなか予定通りとは行かないものです。
それにしても赤ちゃんまで泣き出さなくてホント何よりでした。



by Y隊員

2008.10.3(金)晴れ
おいしい開錠

練馬区のJA駐車場にてベンツC240のトランクインロック。

「野菜と一緒に閉じこんじゃいまして・・」と落ち合うなり御依頼主。
聞けば野菜を買いに来て閉じこんでしまったとの事。

数分後に無事に開錠し写真撮影の許可を頂くと
picture「おいしい野菜に気を取られて閉じこんだと書いちゃって下さい」との事。

そんなに言い切るほどおいしいの??と、
作業終了後にJA内の特設直販所をのぞいてみた。

朝取れで新鮮、モノによっては低農薬。しかも安い!
棚はスペースが目立ち、売り切れてしまったモノも多いみたい。
試しにまだ残っていた小松菜とネギを買って帰ってみたがおいしかった。
また近くで仕事が出たら寄ろうかと思います。

こういった発見がやけにうれしい今日この頃です。



by A隊員

2008.10.2(木)晴れ
初恋の車

ホンダCR−Xの開錠作業。
開始早々「運転席はやめたほうが良いです」とお客さん。

以前カギ屋さんが長時間かかっても開けられず、助手席から開けたとの事。
その時にカギ屋さんから「壊れかけている」と言われた様子。picture

「かけ・・・・完全に売れかけている」
思わずナベアツの言葉が浮かんで吹き出しそうになる。
とは言うもの原因は何となく分かるわけで、迷わず運転席をピッキング。
即開錠して「壊れかけていない」ことを実証して終了した。

遠ざかるCR−Xを眺めつつ、ふと高校生の頃を思い出す。
忘れもしない2代目CR−X。初めてディーラーへ見積もりしに行った車。
形もインパクトあったし、当時NA1.6Lで160馬力というのは衝撃であった。

特集の組まれた雑誌を買いあさって、妄想をふくらませた楽しい日々・・
結局上京と同時に諦め、プラモデルで我慢した車・・

それぐらい好きだったから、今見てもグラっと来るんですよね。



by H隊員

2008.10.1(水)曇り
ALFAROMEO 156

早朝アルファロメオ・156の解錠依頼。
車輌は植物に囲まれたガレージに停まっていた。
手の行きとどいた庭に絶妙のバランスで配置される鉢植えには、
お客さんの素晴らしいセンスが伺えます。
そしてその植物たちは頗る目に優しい感じがする。
緑色が眼の奥にジーンと来て気持が良い。
植物には人を癒す働きがあるのだなと改めて思った。

前置きはさて置き、早速真紅の車体に張り付いて鍵穴を覗く。
すると視界の隅に浮遊物を確認した。
緑の多い所には付き物の例の方たち。
そう「蚊」です。
夏場の作業では散々苦しめられた彼らですが今朝の気温では動きが緩慢。
何とものんびりと飛んでいる。
実は全力で飛んでいると思うのですが、
夏場のクロノメトリックのような動きと比べると遅すぎる。
当然追い払うのも捕獲するのも容易。
気にするまでもないなと思いササッと追い払いサクッと解錠した。

picture解錠後現場から移動。
その直後、左手小指と右耳に痒みを覚える。
気のせいだという事にし無視していると猛烈に痒くなってきた。
堪らずバイクを止めて小指を見ると見事に爪の根元を喰われていた。
ミラーで耳を確認するとこちらは縁をやられている。
共に痒みが微妙に強く出るところ。
「ぷぷっ、動きが遅いから喰われる訳がない」と侮ったのがいけなかった。
複数で大挙してやってくる彼らの特性を忘れていた。
腹を立てたところで仕方がないのですが、してやられて感は否めない。
痒み止めを塗りながら「ちょいと悔しいゼ」と呟いて僕の10月が始まったのでした。



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