by A隊員 2005.2.25(金)雪のち晴 雪の中はやっぱ辛い
雨は夜更けすぎに雪へと変わるだろうと思っていた矢先に 六本木でパンクしたとの知らせが入った。 降りしきる雪の眺めは辛そうだが 路上にはまだ雪はなく、これなら行けると判断しA隊員が出動した。 走行中おもしろい事を思い出す。 そういえば、ここ10年の間、東京に雪が降る時にはきまってバイクを乗っている。 状況もさまざまだが、何でか雪の日に限ってバイクを走らせなばならない・・ もちろん走行可能と不能の境目は知っている。 雪の日は片道キップになることが多いのだ。 必要以上の安全運転でも30分以内に到着できなのは幸い。 現場に着く頃には、路上もみぞれ状態、手はカジかんできたりで作業は難航する。 めげそうになりながらも、昨日お客さんから高評価を頂いているしなぁ ・・ 我ながら頑張った。 およそ20分、無事作業は終了。 案の定、雪は積もりはじめてその場で待機。 1時間後に雨に変わってくれたので、事務所に戻ることが出来た。 雪の日はやっぱ辛いです。
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by A隊員 2005.2.24(木)晴 吉報
お客さんから高い評価を頂いた。 こんなに喜ばしいことはない。 午後いつもご依頼いただいているアシスタントさんから、FAXが届く。 内容は、迅速な対応、現場での作業においてお客さんから高評価を得ているとの事。
どうやらアシスタントさんのほうで、アンケートを実施している様子。 実際ロードサービスを利用して、現場に駆け付けたサービスマンの対応を評価するものだ。 具体的なもので、いつ誰が、どんな作業において評価を得たのか分かりやすい。 評価の対象になったのは、主にH隊員とI隊員。 いつもお客さんへのサービスについてはこだわりの2人だ。 口癖もそろって「お客さんの目では、どう映るかな・・」 A隊員も見習うところが多そうだ。 早いだけでなく、作業が確実なだけでも完全ではない。 印象に残るサービスが備わってこそ評価されると考える。 頂いた評価に甘んじる事なく、いつでも助人のスタンダードにしたい。
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by A隊員 2005.2.21(月)晴 焦って損しましたよ
外車の開錠をしたいと思っていたらアルファロメオの開錠依頼が入った。 久しぶりの内溝キーだ!と張り切って出かける。 場所は新宿1丁目。出勤中杉並の本部に立ち寄っていたので15分で現着した。 インロックした理由はダッシュボードの上にキーを置いたまま、荷物の整理に気を取られたとの事。 慎重にピックを差し込んで、いざスタート。 通常のギザギザキーの開錠は、一つずつ階段を上がっていくイメージに近い。 そろっていく感覚が分かりやすいのに対し、内溝キーはその逆だ。 一気にそろい開錠してしまうときが多い。 およそ3分、今回も「そろそろかな?」と思った瞬間シリンダーが回りだす。 お客さん・・「いや〜焦って損しましたよ」 大幅に予定が狂いそうなところが、軽く済んだ様子。 久しぶりの内溝を堪能したA隊員でした。
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by A隊員 2005.2.20(日)雨 適当にやっても開きません
港区芝にてエルグランドがインロックしたとの知らせ。 港拠点からわずか1kmの距離で、あっという間に現着。 ただし肝心の車は巨大なビルの地下駐車場で、簡単に入れそうに無かった。 走ってくる以上の時間をかけて入館しお客さんと合流。 開錠方法について聞かれるので、ピッキングと答えると お客さん・・「最近鍵を交換したので、開かないと思うよ」 実はディーラーさんから、ピッキング被害が増えているので、鍵を新しくしてもらったとの事。 残念ながら、鍵を交換したぐらいではセキュリティは上がらない。 逆に新しい鍵ほど開きやすいことのが多い。 論より証拠という事で、1分で開錠した。 お客さん・・「ちょっと驚いたな〜適当にやっても開くんですか?」 適当にやって開けられたら、我々は必要ない事をお伝えしお別れ。 そういえば最近外車のインロックが少ない。 やれば四苦八苦なのだが、ないと寂しいA隊員でした。
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by A隊員 2005.2.19(土)雨 大活躍の雨用帽子
やっぱり雨の日はめげる。 寒いとなおさらであるが、今日はちょっと期待できる。 港区麻布台でスカイラインがインロックしたとの知らせ。 現地までおよそ20分。近くで雨宿りしているお客さんと合流した。 新作の帽子をかぶり作業開始。 この帽子には細工がしてあり、つばの部分を半分に縮め、全体をビニールレザーにした雨専用アイテムだ。 雨水の入り具合を確認しつつ、作業を堪能した。 およそ3分で開錠。雨が少ないせいもあってか、帽子の効果は抜群だった。 さあてこのアイテムを大量生産して、仲間に買ってもらおうかと考えるA隊員。 でも作るのが面倒だから、受注生産にしていこう。 雨の日の開錠もこれでバッチリ! スタイルも機能も抜群の革風帽子をいまなら な・なんと1,000円で販売致します!! 詳しくはA隊員までお問い合わせ下さい。
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by A隊員 2005.2.14(月)晴 市場の中は別世界
AM3:10に築地市場にてエルフがインロックしたとの知らせ。 江東拠点の夜勤当番A隊員が、もの静かな新大橋通りを南下した。 現地まで10分、お客さんへ連絡すると市場の奥まで入ってきてほしいとの事。 外から眺めたことはあっても、市場へ入るのは初めてだ。 周りの静けさとは別世界の賑わいで、とにかく人が多い。 狭い通路は交差する人とトラックが渋滞していた。 知らない人が踏み入れるには、危険すぎる場所だった。 何とかお客さんと合流。 積み込み?も終わったらしく出発させたいオーラがたくさん出ている。 作業は3分程度で終了し、周りの方から適度な祝福を受けてお別れ。 大声で怒鳴り合わないと雑音に消されてしまうので、いるだけでテンションが上がってくる、 そんな粋な場所を後にした。 外へ出れば一変して眠りついた街並みだ。 帰りの新大橋通りはシ〜ンとしている。 まるで夢でも見ているかのような別世界であった。
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by A隊員 2005.2.11(金)晴 きっかけ
タイヤを外す際、車種によってさまざまな工夫が施されている。 工夫とは防犯用であり、整備性を高める理由が多い。 国産車に比べて外車のほうが、セキュリティの高い印象がある。 専用のボルトが装着されている車種は、一般の工具類では無力だ。 またカバーを外すにもコツがいる。構造を理解していないと破損するおそれがある。 今日はそれらを代表する車種でもある、VWパサートワゴンのスペアタイヤ交換を行った。 お客さんはこれを機に覚えたいとの事なので、一緒に作業をすすめた。 専用工具の使い方、なぜ必要なのかを丁寧に教えていく。 するとお客さんは、今まで知らなかったVWの魅力を高めたようだ。 およそ車を選ぶ基準は、外見や乗り心地が先行しやすい。 セキュリティや整備性を理解している人は少ないのではないだろうか。 お客さんが別れ際に残した言葉が印象的だった。 「改めてこの車を選んで良かったと思いますよ」 トラブルがきっかけで、車の魅力が高まる そんな仕事をしていこうと思うA隊員であった。
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by A隊員 2005.2.9(水)晴 予期せぬ特別講師
今日は新たな取引先へ、助人の開錠レベルを披露する日である。 現地ではアシスタントさんの研修が行われていたが、それとは別に担当の方と打ち合わせする予定である。 研修はサービスマンの実演(トラブル車両への緊急措置)を学ぶもので、マイクを持つ研修官といい本格的なもの。 マイクを持つ司会者はレッカー会社の社長さんだ。 研修も中盤に差しかかろうとしたとき、突然そのマイクがA隊員に振られた。 社長さん・・「続いて開錠の説明に入りましょう!それでは講師の方どうぞ前のほうへ!!」 全くの部外者と思い込んでいたA隊員、もちろん研修カリキュラムにも入っていない。 慌てながら、いくつかの開錠方法を紹介した後、目の前のキャラバンを開錠する運びとなる。 「今どんな作業しているんですか?」「時間計っておこうか」「きっとすぐ開けるよ」色んな声が入ってくる。 結局皆さんの期待通りの結果にはならず10分以上かけて開錠し、そのまま特別講師は終了した。 その後も研修は続いているが、今度は取引先の担当の方に、正式な助人の実力を見ていただかねば。 名誉挽回とばかりにBMWを指名した。 およそ5分で開錠、続いてトランクも3分で開錠、勢いづくA隊員はその後の車両も5分以内で開錠していく。 担当の方は、もう充分と言われたが、まだやり足りない感触が残った。 せめて講習中に即開錠していたら、どんなにカッコ良かったことか。 ちょっと後悔もするけれど、久しぶりにマイクを持てたのは楽しい思い出となる。 本日お世話になった皆さんへ感謝しつつ会場を後にした。
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by A隊員 2005.2.7(月)晴 外溝と内溝の違い
通常のギザギザキーの他に、溝の入ったキーがある。 その溝の入っている箇所が外側であれば外溝、逆が内溝と呼ばれる。 しかし世間一般では、ギザギザキーを総称して外溝と呼ばれているので、鍵業界とは少し違った認識があるようだ。 およそ大衆車は通常ギザギザキー、高級車ほど内溝(もしくは外溝)キーが取り付けられている。 では我々が開錠するにあたって、どちらが難しいか? 単純に答えれば内溝となるが、そうとも限らないようだ。 内溝キーの車は、キーレスエントリーを使用するため鍵穴はいたって綺麗なものが多い。 逆にギザギザキーの車は、鍵穴が汚れていて、各パーツの磨耗、劣化のひどいものもある。 昔ルービックキューブというパズルがはやった。 2面そろえるのは簡単だが、3面・4面となると段違いに難しくなる。 鍵穴に例えるなら、ギザギザキーが2面、内溝が4面であろうか。 ただし簡単なはずの2面が、難しいケースも発生する。 ひとつだけキューブが壊れているので動かすことが出来ないとすると、スムースに動く4面を超える難しさがある。 ルービックキューブを知らない人には、大変失礼しました。 A隊員も中途半端に遊んだレベルなので詳しいことは分かりませんが、 普通に難しいのか、イレギュラーで難しいのかの例えでした。
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by A隊員 2005.2.4(金)晴 ピッキング出来ない車?
品川のとあるホテル内で、ハイエースがインロックしたとの知らせが入る。 大きなホテルの地下3階なので、現地まで行くのが大変だ。 以前ホテル内を迷走した苦い思い出があるので、事前に連絡して地下を目指す。 ちなみに連絡するときは、バイクで来ている事はもちろん、身なりを伝えていると合流しやすくなる。 車の前で手を振ってくれたので迷走せずに済んだ。何とか23分後に到着。 実はお客さんは3日前もインロックしてしたとの事。 事前説明も簡単に済ませ、いざ作業開始しようとすると・・ お客さん・・「先日の業者さんは、この車ピッキングできないと言ってましたよ。」 確かめる意味でのぞいてみると、ハーフタンブラーであった。 先日の業者さんが、ピッキング出来ないと言うにはなにか理由があるのかも。 様子見から作業を続行して、およそ1分後に開錠。 お客さんの驚きから察するに、先日の業者さんの言葉が杞憂に終わった事のよう。 駆けつけるのが早いのは勿論の事です。 トラブルに遭遇してから解決するまでを、早く出来るよう努力しています。 気持ちよく営業トークを爆撃してくるA隊員。 うまくいった時こそカッコ付けたがるA隊員でした。
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by A隊員 2005.2.2(水)晴 ブルドーザーで思い出す
早朝4時に台東区駒形にてガス欠したとの知らせが入った。 江東拠点から出動し、近くのGSで給油した10リットルの軽油を運ぶ。 現地まで20分、そこにはブルドーザーが止まっていた。 早速運転手さんにご挨拶して、いざ給油口へ向かう。 ブルドーザーの給油口は運転席の脇にあるが、およそ2m以上の高さにある。 そこまでよじ登らなければならない。 運転手さんが心配そうに見つめているので、子供の頃によく遊んだ話しをさせて頂いた。 A隊員の父親は本業が大工であったが、時々長距離ダンプカーを走らせていた。 10tダンプカーを運転する父親は、とても頼もしくかっこいい姿を思い出させる。 まだ3〜5歳の頃に一緒に便乗したものであった。 家の近所には、工事現場がたくさんあり、ブルドーザーはかっこうの遊び相手であった。 また大工の仕事でも、瓦張りなどを手伝っていたので、高いところは好きなほうだ。 なんとか給油を終えて運転手さんとお別れ。 帰り道、早朝ということもあり、すれ違う車はダンプカーも多い。 ひょっとしたら、かっこいいお父さんと、そのお子さんが乗っているかもしれない。 今は亡き父だが、当時働く姿を身近で見れたA隊員は つくづく幸せものだと感じた。
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by A隊員 2005.2.1(火)晴 満は持している
中央区銀座でインロックしたとの知らせが入る。 現地まで17分、肝心のハイエースは地下駐車場の中であった。 お客さんに連絡してみると、今仕事中で出られないが、すぐ乗りたいとの事。 年式から見て、鍵の形状がハーフタンブラーである事は間違いない。 ハマルことを考えると、本来立会いがベストだが、お客さんと合流する前に作業に入ったほうが良さそうだ。 指示されたところに、ハイエースは止まっていた。 周りには「車上荒らしに注意!」とか色々貼ってあるので、どうも作業がしにくい。 一度管理事務所に立ち寄るとともに、車のフロントとサイドの窓にも「開錠作業中」の表示板を貼った。 地下駐車場は温かく、作業は一人なのでプレッシャーはない。 全神経を集中させて、1分もかからずに開錠した。 後片付けをしていると、お客さんとも合流できて無事作業も終了。 思えば開錠技術も上がってきている事をヒシヒシと感じた。 これは他の隊員にも言えることで、苦手な車が減ってきたような気がする。 来週は新たな取引先との商談で、ウチの開錠技術を披露する大きなチャンスを迎える。 満は持している。
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