東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by H隊員

2009.2.28(土)曇り
高効率を目指す

某日、東京近郊某所よりコルベットC6の解錠依頼。
そぼ降る雨の中、高速に乗り現場に向かう。

思い返すと前回C6を解錠してから1年以上が経っていた。
つい最近の様な気がしていたが、あれから1年かぁ…
時の流れの早さを感じる。
そんな感傷はさておいて早速解錠作業に。

C6の解錠は通常の方法以外に以前から温めていた案がある。
もしそれが有効であるならば通常作業より早く完了出来る可能性がある。
果たしてその案は有効なのか?
それが可能かどうかの情報を得るために錠の部分を確認すると、
残念な事に自分のイメージしていたのとは異なる事が解った。
その仕組みを現場で理解しながら解錠を試みると、
早いどころかかなりの時間を必要とする事になりそう。
折角の機会でしたが″案″は次回に持ち越しです。
picture次の機会までには更に練って完璧にする所存でございます。
と言うことで通常の方法で解錠を行うことに。

C6の鍵穴は物理的に厳しい場所にあるのですが、
以前の経験を活かし前回比三分の一以下の時間で解錠。
そして躊躇なくロック解除位置までシリンダーを回す。
するとセキュリティーが発報し激しくクラクションが鳴り響く。
分かってはいましたがやはりビクっ!っとなってしまった。

さて今回で新たな課題が出来ました。
次の機会までには″案″ではなく解錠方法と言えるよう煮詰めなければ。
それと新たに第二案を思いついてしまったのですが、
今は妄想段階を脱する事が出来なので内緒にしておきます。



by J隊員

2009.2.27(金)雪のち雨
雪の東京

今日の都内は朝から雪景色、道路に積もる程ではないにしろ
大粒の雪が舞うというのはこの冬初めての事だ。

ジャンピングの作業を終えた後
駐車場の軒先でお客さんとしばらく話し込む。
picture積雪を心配といった風に他愛の無い世間話なのだが
ついつい軒先の居心地のよさに長居してしまう。

普段より混雑している道路も雪にかすみ、
月末のあわただしさも一緒に色褪せて行くよう。
そんな白黒の景色をボーっと眺めているのに気が付いて我に返る。

「悪あがきしても無駄」
ちょっとだけそんな気分にしてくれるのが
J隊員にとっての雪の日なのです。



by Y隊員

2009.2.26(木)曇り
記憶の開錠

渋谷区幡ヶ谷にてトヨタ プログレの開錠依頼。
以前にバッテリー上がりにて対応させて頂いていたので
直に駐車場までお伺いさせて頂きました。

「毎度申し訳ないね〜」と御依頼主。挨拶ののち作業開始し即開錠。
書類の準備をしていると「あれ〜開かないな〜」と御依頼主。
pictureどうやら鍵を閉じ込んでいるトランクが開かないようです。

一応、バッテリーを点検すると規定値。オープナーの異常かも・・
との事で再度トランクをピッキングする事に。
下向きの鍵穴に工具をセットしようとした時にふと思い出した。
そういえばこんな時の為の工具がある事を。

現場では初の使用となるこの工具。
広げてみて一瞬頭が真っ白になる「どう使うんだっけ?」
思考を巡らせ無事に思い出す。そして何とか10分かからずに開錠。

しかし無事に思い出せてよかった。また脳のシワが減るところでした。



by A隊員

2009.2.25(水)雨のち曇り
日本車の課題

スマートクーペの開錠後、マジマジと室内を見させて頂いた。
意外に広いというか、大人が足を組めるほどのゆとりがある。

「乗っていてすごく楽しい」とお客さん。
セミオートマのゴーカートと考えただけで、何だかワクワクしてくる。

日本車にとって「楽しさ」は一番苦手な部分かと思う。
外車と比べると「効率性」や「利便性」なんかはダントツに上だけど
picture面白いとかの官能的な部分は外車に一歩譲ってしまう・・
個人的にそんな風に考えています。

小さい車に8人乗りとかは話題になっても、2シーターは贅沢というか、
日本人の中の「モッタイナイ」部分が壁になっているような感じ。

最近のCVTとかハイブリッドとか、室内が広いとか・・
どれもこれも内需拡大には必要だったりするんですが、世界で一皮むけるには、
モッタイナイという枠組みから脱する必要もあるように思う。

「楽しさ」の追求・・・
スマートを見ながらぼんやり考えた。



by H隊員

2009.2.24(火)曇りのち雨
旧友との再会

田舎にいた時分の友人が小岩で食べ物屋さんを始めたと風の噂で聞いた。
場所等を詳しく聞いた訳では無くヒントがいくつか。
”札幌”、”市場”、”食堂”、”小岩”
漫然としている。
ですが、このヒントをgoogle先生に聞いてみると直ぐにそれらしきお店がヒット。
札幌市場食堂
早速行ってみる事に。

現地に向かう電車の中でどの位会っていないのか思い返してみると、
最後に会った記憶は年号が平成に替わったばかりの頃だった気がする。
かれこれ20年程前の話である。
で、それっきり疎遠になってしまっていた。

店に到着し内心ドキドキしながら戸を開ける。
迎えてくれたのは友人だった。
pictureだけど僕に気がつかない。
そりゃそうだ、20年も会っていないのだから。
何も言わず、しれ〜っと席に案内され、そのまま注文をし呑んだり喰ったり。
店は満員で忙しそうなので声をかけるのを暫し待つ事に。

暫くすると幾席かのお客さんが帰り忙しさも落ち着いた。
頃合いを見計らい友人に注文をするふりをして一言、彼の本名を言う。
はっ!とし、こちらを見た瞬間、「H隊員!」(僕の本名)と友人が言った。

JR小岩駅から徒歩3分、お近くに行かれた際にはぜひ。



by J隊員

2009.2.23(月)雨のち曇り
V−MAXのジャンピング

ヤマハ V−MAXのバッテリー上がり救援

到着してみるとお客さんの手によってタンクカバーなどが外されていた。
「シート下にバッテリーが有るはずなんですがなかなか外れなくて・・」そう話すお客さん
確かにこのバイク、シートを外すのにちょっとした経験が必要なのだ。

このV−MAXというバイク、通常タンクに見える場所は実はダミーとなっていて
本当の燃料タンクはシートの下に設置されているという特殊なレイアウト。
一見してシートが外れそうに見えるのはこのダミータンクカバーの方
J隊員も初めての時は見事にダマされてハマった思い出がある。

picture正解の手順はシートの一部を起こして給油口を見える状態にする
そしてこの給油口のカバーを起こした状態でいくつかのボルトを外して行くのだ。

作業をしげしげと見つめるお客さん、
あれよという間にシートが外れてバッテリーが顔を出すと
お客さんの口から感嘆の言葉が漏れた
一度覚えると意外なほど簡単に外せるんですよね。

ご自身でもある程度の工具をお持ちであったお客さん
自分で出来る整備の幅が広がったと大変喜んで頂けてなによりでした。



by Y隊員

2009.2.22(日)晴れ
久々の旅心

山梨県笛吹市よりアウディTTの開錠依頼。
自身、初の100キロ越えの出張開錠。

正直なところ不謹慎ながらもワクワクしてしまう。
そんな気持ちを抑えて迅速かつ安全に現場まで向かう。

予定より30分ほど早く到着。そしてTTを即開錠する。
picture「これなら会議に充分間に合うよ。早くて助かった」
と、お褒めと温かい缶コーヒーを頂きました。

あまり長居は出来ないのですがせっかく来た初めての土地。
なので少しだけ周りの風景を楽しませて頂きました。

ちょっとだけ頭をのぞかせている裏富士、
遠くに望む雪化粧をした八ヶ岳を頂いた缶コーヒーを飲みながら眺める。
もう少し遅い時期なら桃の花が満開ですごい景色が見れたかも・・

何年かぶりのツーリングを計画しようかな。



by A隊員

2009.2.21(土)晴れ
道幅とバイクの良い関係

「バイクで来てくれて助かります」とお客さん。
A隊員のバイクの後ろで、通過する車を誘導していただいた。

どうやら近所の方が運転する車に挨拶されていた様子。
通行の妨げにならないよう気を配っているように見えた。

23区は道幅の狭いところが多い。
場所によっては大きい車が通れない道もある。
picture幹線道路の渋滞を避けるため、裏道へ入ったらさらに渋滞していた・・
と言う話しも、通れない大型車が立ち往生していたりする。

今回のように周辺の方へ気を配るお客さんは多い。
たとえば救急車の場合「サイレンを鳴らさないで来てほしい」という人。
大げさにしたくないと思われているに違いない。

ではちょっと遠くへ停めて歩いていけば・・
となると、そもそも到着時間の遅れにつながるだろう。

これは意外と気付けないバイクの利点かも。
今更ながらに思う今日この頃です。



by H隊員

2009.2.20(金)雨のち晴れ
理解できない

昨夜からの冷たい雨で冷やされた朝。
雪との予報が出ていましたが積もる事がなかったのは幸いです。

そんな、まだ吐く息が白い朝一番の仕事は、
いつもお世話になっている駐車場管理会社様からの解錠依頼。
車種はディアマンテ。
ナンバーが無い上に前後が大破しているので放置車輌のようです。
内溝キーをサっと開けて現場を後に。

少し移動したところで本部からの入電。
ミニカ解錠の問い合わせありとの事。
一旦停まって連絡を待つ事に。

数分経ったあたりで突然、右足に何かがぶつかる感じがした。
足元を見ると何もない。
??
顔を上げようとしたところで股の間から何かが顔を覗かせた。
一瞬、猛烈に焦った。
で、落ち着いてよく見ると猫が足にまとわりついて来ていた。
なんで?さっぱり意味が分かりません。
picture何のアクションも起こしていないし、
まして面識のない人間にまとわりついてくる猫は初めて。
こちらを見て「ナーω」とか言ってる。
と言う事は、これは触っても良いんだなと屈んでみると、
ササッと僕から離れ微妙な距離をとる。
なんで?その行動が意味が更に分かりません。
これは一体何の罠だ?
そう思えて仕方がありません。

猫に詳しい方、この状況の解説プリーズω



by J隊員

2009.2.19(木)晴れ
忘れられた鍵穴

カギが開かないというサニーの救援へ、
なんでも鍵穴へキーは挿さるのだが回らないそうな。

現場へ到着、キーをお借りして問題の運転席の鍵穴を試してみる。
確かにキーは規定の深さまで入るけど全く回る気配がない。

「段々と渋くなって来てたんですがついに回らなくなっちゃって、
 トランクの方は問題ないんですが・・・」
との事でトランクへ移動、試してみるとこちらは問題ナシ
一体何が原因なのだろう?

picture

しかし何とか車内に入れる方法を見つけなければ、
クルマの周りを観察しながら考えていると
あれっ!?助手席ドアにも鍵穴が・・・

・・・そういえばこの位の年式だったら両ドアにあるんだった。
結局、運転席側のロックは車内側のボタンも動かず、
ドア内部で壊れた部品が?噛み込んでしまっている様です。

正常だった助手席の鍵穴は、お客さんも存在を忘れていたようで
普通にドアが開いた時には二人で拍子抜けしたのでした。



by Y隊員

2009.2.18(水)晴れ
子供は風の子

冷え込みが厳しい夜、住宅街にてオデッセイの開錠依頼。
到着するとパジャマ姿のママさんと小学生の息子さんがお出迎え。
寒いので作業中はお部屋に戻られて作業を・・
と、とっさに思ったのですがそうも行かなくなってしまいました。

ピッキングでドアを開けたら必ずセキュリティが鳴ります。
夜ということもあり、住宅街では鳴らし続けられない。
picture作業中となりにいて頂き、すぐにセキュリティ解除する作戦となりました。

ちょっとした上着は羽織られているけどあまりお待たせは出来ない。
変なプレッシャー襲われそうになるものの1分かからずにシアラインが揃う。
ママさんに車内に入って頂く用意をしていただきドアノブを引く。
セキュリティーが鳴ると同時に数秒で無事に解除。

サインを頂き、寒いので早々に室内へとお話していると
ふと見ると縄跳びをしているお子さん。こんなに寒いのに。
でも寒いから縄跳びなのかもしれませんね。さすが子供は風の子です。



by A隊員

2009.2.17(火)晴れ
頼れるパートナー

ハマーH3のバッテリー上がり救援作業。
picture現着早々「え??バイクで来たんですか??」とお客さん。

お客さんが驚かれるのも無理はない。
H3と比べると救援バイクが小粒に見えるほどであった。

でも実際につなげるのはバイクではない。
荷箱から取り出したるは、スターティングパックSP3500J。
およそ6000ccまでジャンプ可能で、わずか9kgという優れもの。
H3(3700cc)も「キュルル・・グオォォーン」と楽々始動した。

バッテリー救援に行くと、ほぼ大きい車両のお客さんからは驚かれる。
pictureそして始動後にもまた驚かれるので、ちょっとした快感を味わうことが出来る。
それもこれも、このブースターがあってこそだ。

昔はとても重い他製品を使っていて、バイクで運ぶには無理があった。
それがSP3500Jのおかげで、開錠工具などの装備が積めるようになり
バイクで行うロードサービスが可能となった。

ほんと無くてはならない助人のパートナーです。



by H隊員

2009.2.16(月)晴れ
ベントレーで思い出す人

ベントレー・ターボRの解錠依頼。
こちらは車にあまり付いていないタイプの錠が付いていた。
車以外でしたらそれ程珍しく無い設計の錠ですが、
解錠の殆が車の助人では現場で接する機会が少ない種類になります。
僕自身も随分と暫く振りに触れるので新鮮さを覚え作業に取り掛かった。

そう言えばベントレーで思い出す人がいます。
それは前職で知り合ったY君。
社長の運転手をしていた。
本来運転手ではないのですが車好きだからか社長に気に入られたからなのか?
ベントレーを運転し送迎をするのが仕事の7割を占めていた。

ある時、社長の機嫌が良かったからなのか、
僕の直属の上司と僕を銀座の鮨屋に連れて行ってくれた。
勿論、Y君が運転するベントレーで。
当時、車に全く興味がなかったので何も考えず乗り込んだベントレー。
今となっては勿体ない事をした思う。
折角助手席に座ったのだからもっと観察しておけば良かったと。

それはさて置き、社長行きつけの鮨屋に到着。
皆車を降りると機嫌の良い社長が「Yも車を止めたら店に来い」と言った。
瞬時に状況を把握したY君は満面の笑みで車を駐車場に移動。

果たしていくらするのかさっぱり見当もつかない鮨が出される。
早速口に運ぶと社長以下三人の動きが停止。
picture激しく旨い。
すると社長が一際硬直の激しいY君に「Y、旨いか?」と問う。
Y君、突然の振りに反応できず口を開けたまま更に固まる。
「ん?どうした?口に合わないか?」の問いかけにやっとこ正気に戻り、
「はい! あ! いえとても美味しいです!特にこのマクラが!!」と言った。
大爆笑する社長。
「マクラか!お前眠いんだろ?もう帰って寝て良いぞ」と社長に言われたが、
「決してそんな事はありません…」とY君は俯き真っ赤になって更に鮨を頬張った。

あれから何年になるのだろう?
Y君元気かな?



by J隊員

2009.2.15(日)晴れ時々曇り
夕飯どきの攻防

とあるマンションでインロック救援作業
現場駐車場に着くと丁度夕食タイムらしく、辺りにはおいしそうな匂いが漂っている。

作業を始めたところで駆け寄ってくる子供の姿、
「パパ〜、ママが夕飯出来たって〜」
と、どうやらお客さんのお子さんらしい。
「すぐに戻るから家の中で待ってなさい」
そう返すお客さん、お子さんは素直に帰って行った。

ところがまたすぐに戻ってくるお子さん、
picture「パパ〜、ママが早くしないとパパのおかず食べちゃうって〜」
!!・・・思わず吹き出しそうになって鍵穴がリセットしかける。

「・・そ、それは困るな〜」お客さんの声にも緊張が感じられる様な?
もしかして冗談では無いのかも・・・
心配なのでリセットしかけた鍵穴をあわてて揃える。
作業後のサインを済ませると家の中へと急ぐお客さん、

・・・果たしてお客さんのおかずの行方は?
とても気になるトコロです。



by Y隊員

2009.2.14(土)雨のち晴れ
悪い連鎖

都税事務所駐車場にてジャガーSタイプの開錠依頼。

落ち着いた表情で現れる御依頼主。
作業前にインロックした状況をお伺いさせて頂きました。

悪い偶然が重なりインロック。
pictureしかし以前にも同じ悪い偶然が起きた事があり、
その対策もしていたのだが運悪く今回は機能せず。
そしてロードサービスへご依頼となったとの事です。

鍵はジャガー特有の特殊キー。珍しい配列でしたが無事に開錠。
その後少しお話させて頂いたのちに帰路につく。

そういえば今年のY隊員はどんな占いを見ても悪いと言われた。
自分も悪い偶然が重なる恐れが・・・
でも慎重になりつつも前向きにがんばっていきます。



by A隊員

2009.2.13(金)曇り
平日休みの特権

この仕事は土日が忙しいので、平日休みが慣習となっている。
慣れるまで時間はかかったけれど、今では平日の特権をフル活用している。

先日その特権の一つでもあるユーザー車検に行ってきた。
費用は20,125円、時間は30分ほどで終わった。

たぶんお店は5万円以上かかるだろうし、一旦預けるので2回行くことになる。
すでに3度目だけど、毎回このありがたみを感じている。
picture他にも役所や病院へ行き放題?だし、空いているのがいい。
平日休みの利点を生かせば、快適このうえない生活だったりする。

でもこうしたメリット?を得るために、失うものもある。
一般的な土日休みの人と会えなくなる事だ。

でもこれも考え次第というか、会う時間が減っても関係は薄くならない。
いや・・薄くなった人もいるけど、寂しくないというのが本音か・・・

たぶんこちらが会いたいと思う人だけが
残っているような気がする。



by H隊員

2009.2.12(木)
スーパーLED

千葉県某所よりベンツCLKの解錠依頼。

現着し車輌を確認すると左ハンドルで右に鍵穴は無し。
そして左ドアは壁にピッタリと横付。
なんとか隙間に入れそうかな?と思ったけど窓に付いている柵が丁度ドアの処。
これは覗くのが無理かもしれない。
と言う事で覗かない専用工具での解錠を行う事に。
覗きとはちょいと感覚が違うので少々時間がかかりましたが無事にシリンダーを回す。
僅かにドアを開けられるようになったので、そこから孫の手を使い反対側のドアを開ける。
これで中に入れるようになった。

お客さんが車内に入りカギを探す。
ところがいくら探してもカギが見当たらない。
もしかしたら勘違いしていてトランクの中かも?
と言う事で続いてトランクを解錠。
僕も手伝ってトランク内を探すがカギがない。
中にある荷物を全て取り出したが見当たらない。
途方に暮れてしまう。
もう一度車内を探してみるべく高光度LEDライトを持ってきて車内を照らす。
足元を重点的に探してみると運転席下の付け根部分にカギを発見。
車庫内は薄暗くフロアマットの色も黒だったので、
お客さんが見落としてしまうのも仕方がありません。
picture取りあえずカギがみつかりほっと一安心。

それにしても高光度LEDライトは素晴らしい。
もう頗る明るい。
自宅には普通のLEDが12灯搭載されたのがありますが、
電池の持ちは悪いし暗くて堪りません。
ランニングコストは抑えたいので高光度LEDは単三乾電池2本のタイプを選んだ。
以前使っていたライトより電池の持ちが良いのもありがたいが、
何よりあの明るさには替え難いものがある。

で、最近気になるLEDライトがあるのです。 →これ
赤とか緑とか何に使うの?と聞かれても困りますが、
このボトムズチックな形状が堪らないのです。



by J隊員

2009.2.11(祝水)曇り
人気スタンドの熱気

ガソリンスタンド内でのインロック救援

洗車中にキーを閉じこんでしまったお客さん
その後に待ち合わせを控えているとの事でお時間が心配なご様子、
お任せあれ!とばかりに急ぎ開錠、笑顔が戻ったお客さんを無事お見送りです。

それにしてもこのスタンド内の混雑のすごい事
picture作業を終えてみると給油待ちのクルマで前の道路に渋滞が出来ている。
そういえば今日は祭日、そしてこのスタンドは安くて人気のお店、
そこにやって来る人々の熱気はまるで朝の市場のようだ。

「動かせなくなってドキドキしちゃいました」
そういえばお客さんが話されていたっけ・・・
給油機の前や通路でのインロックでなく
比較的空いている洗車スペースで本当に良かったです。

全てが終わってスタンド内を眺めていると、今更ながらドキドキして来るのでした。



by Y隊員

2009.2.10(火)晴れ
ワンちゃん救出作戦

コンビニエンスストアーの駐車場にてオデッセイの開錠依頼。

到着すると車の近くでお待ちの御依頼主。
「こいつが施錠してしまいまして・・」
車内を見ると小さいワンちゃん。Y隊員を見て威嚇してくる。

picture早々にワンちゃん救出作戦を開始する。
しかしY隊員がドアに近づくと更に威嚇が激しくなる。

「また施錠される・・」と反対側にワンちゃんの気を引く御依頼主。
そんなご協力もあり無事に即開錠。ドアを開けると飛び出そうとするワンちゃん。
すごく元気がいいです。

日記の素材に写真を撮らせて下さいとお願いすると
「このバカ犬が閉めたと書いちゃって下さい」と御依頼主。
しかしそんな風に呼ばれても御依頼主に会えて嬉しそうなワンちゃんなのでした。



by A隊員

2009.2.9(月)曇り
Change or charge

発電は適正だけど、日付シールが5年前のバッテリー。
バッテリー交換のアドバイスがしたいけど、お客さんは日本語が話せなかった。

一旦お得意さんへ事情を話し、オペレーターさんに通訳していただいた。
電話で話すエレンさん(仮名)の表情から、100%伝わったように思えた。

書類にサインを頂いてお別れしようとすると、エレンさんに呼び止められる。
「Driving」・・・「one hour」・・・「charge」
picture流ちょうな英語の中にそんな単語が散りばめられていた。

「ダメだよエレン。たった今、バッテリー交換する約束したばかりじゃないか」
ディランならそう答えたかもしれないけど、もちろんフリーズ状態のA隊員。
そのうち通訳できるマンションの管理人さんが来られた。

「これから予定が・・」
「以前は走行充電で何とかなった・・」
エレンさんの気持ちは理解できても「はい。そうですね」とは言えない。

「走行充電ではなくバッテリー交換して下さい」
管理人さんがそう伝えると、空を見上げるエレンさん。

麻布の空はいつになく厚い雲に覆われていた。



by H隊員

2009.2.8(日)晴れ
XKR

埼玉県某所のゴルフ場より、ジャガーXKRのトランクインロック。
プレーに出てしまうので急いで来て欲しいとの事。
早まる気持ちとは裏腹に距離的問題で1時間少々はかかってしまう。
急ぎ準備をしバイクにまたがったところで本部からの入電。
お客さんから連絡があり2時間後の待ち合わせとなった。

時間指定の待ち合わせとなりましたが、
現地での余裕を持たせる為そのまま出発する事に。

待ち合わせ30分前に駐車場に到着。
車輌を確認すると車の横にお客さんらしき人がいた。
指定時間には早かったのですがお声をかけさせて頂くと、
「丁度良かった!プレーが早まって今から出るところでした。
直ぐに開けられます?」とお客さん。
思わぬ展開に少々あたふたとしながらも現着連絡+本人確認。
先に書類へのサインを頂いている間にトランクを解錠。
お客さんは鍵を取り出しゲストハウスに向かった。

pictureあれよあれよの展開で一気に終わり一人駐車場でボーっとしてしまう。
辺りは冬枯れた落葉樹と緑を失わない針葉樹に囲まれている。
松の匂いと温かな枯葉の匂い。
深呼吸をすると冬の澄みきった空気が胸に沁みわたる。
近くにある秩父の山並みはクッキリとした輪郭で迫り来るよう。
帰りにちょっと山に寄って行きたいな〜と思ったのですが
全く反対方向なので自主規制しました。
仕事中なのですから当たり前ですよね。
失礼しましたw



by J隊員

2009.2.7(土)晴れ
主張するクルマ

暫く乗られていないポルシェ ボクスターのバッテリー救援、
ブースターを繋いでスターターを回す、少しグズッた後に不規則なリズムでアイドリングを始める
やがて落ち着いてくる排気音、頃合をみながらケーブルを外して救援完了・・・のはずなのだが

しかし、あれ?・・・これは・・・
点検していると充電系のトラブルもあることが判明、
これでは自走は不可能なのでお客さんにご説明、色々と話している内にある事が分かる。

それはこのボクスターをもうすぐ手放してしまうという事、
乗り換え時の売却査定のためにバッテリーを充電しておいて
picture自力始動が可能な状態にしておきたかったそうなんですが、
ちょっと手のかかるトラブルが発生しちゃってました。

乗換えを決めた途端にクルマがスネだすというのは良く聞く話
「調子が良くないから乗り換えるんじゃないの?」
なんてこの仕事を始める前は思ってましたが
あながちそうでもないと思い始めているこの頃、
意外に多いんですよ、こういうケースが。

ただ、決まってスネるのは個性的なクルマの様な感じがします。



by Y隊員

2009.2.6(金)晴れ
電話越しの芸能人

テレビ局の隣のコンビニにて某外国車の開錠依頼。
コンビニの住所が分からないとの事で事前にこちらで検索し出発。
しかし到着するも該当車が見当たらない。

御依頼主に連絡するともう少し離れた別店のコンビニである事が判明。
そのコンビニまではだいぶ回り道をしなければ向かえない。picture

少々お時間を頂く旨を伝えると
「局に入らなければいけないので・・」と、
事務所の方を代理で残すので作業はお願いしますとのお願い。

もしかして芸能人の方?名前も聞いたことがあるような・・
とか考えつつも、無事に到着し作業も無事に完了。

自宅に帰りカミさんにその御依頼主の名前を聞いてみる。
「知ってるよ〜。イケメン芸能人。仕事で会ったの?いいな〜」
会えなかった旨を伝えると「良かった〜」とカミさん。

・・・どういう意味で良かったのだろうか?



by A隊員

2009.2.5(木)曇り時々晴れ
チョー銀座

昔友人と電話で話しているとき、「今どこにいるの?」と聞いたら
ハイテンションな口調で「チョーー銀座!」と返答してきた。

酔っ払っていた友人は「銀座」ではなく「チョー銀座」であった。
後で確認したら「銀座のど真ん中」「銀座の中の銀座」という意味だったらしい。picture

あれ以来銀座にいると、この不思議な言葉を思い出す。
そういえばどこにいたのか、詳しく「銀座のど真ん中」を確認していなかった。
おそらく銀座4丁目の交差点だろうと思うけれど、はたして・・・

そんな「チョー銀座?」あたりでセドリックのスペア交換。
無事作業を終えると、お客さんは反対車線の工事現場にある重機を指差した。
「あれキリンに似てませんか?」

なるほどキリンであった。
そういえば昔、「チョー銀座君」からキリンに似ていると言われていたっけ・・
不思議な巡り会わせのようにも感じた。

ちなみに「チョー銀座君」は今、埼玉県深谷市でそば屋を経営しています。
ちょっと変わったお店ですがお近くの方はぜひ。



by H隊員

2009.2.4(水)曇り
記憶を蘇らせる一言

某ドイツ車の解錠依頼。
現場はディーラーさんの工場。

鍵穴に工具セットしピックで中を探っていると、
今まで聞こえていた整備をする音が消えている事に気付く。
しーんとしている工場内。
も、もしや…
徐に振り向くと微妙な距離で整備の方たちに取り囲まれていた。
思わずビクっ!となる。
すると一番近くに居た方から「気にしないで」と言われた。
「は、はい…」と言ったものの、ザクっ!ザクっ!と背中に刺さる視線を感じる。
いつになく激しい緊張に囚われてしまった。

もっと差し迫った状況は過去にいくらでもあった筈なのに、
今日に限ってどうした事かこの動揺。
脈は速くなり動悸がしてくる。
そんな中、脳が記憶領域で激しく何かを探しいる事に気付いた。
その意味は全く分からない、いったい何を探しているのか?
こんな状況では開くモノも開かなくなってしまう。

はぁ はぁ ドキ ドキ
混乱する頭の中で「気にしないで」と言う言葉のカギが記憶の錠を回した。
「はっ!」と振り返りその言葉を言われた整備の方を見るとニコっと微笑む。
その瞬間、以前お会いした時の記憶が鮮明に蘇った。

それは数年前。
とあるデパートのタワーパーキング。
出入庫のターンテーブルを塞いでのインロック。
休日の夕方とあり入庫の車は渋滞を作り、
出庫出来ない他のお客さん達はイライラしていた。
pictureそこで車のオーナーさんと他のお客さんから責められていたのが
不意のインロックで呼ばれたディーラーの方。
戦々恐々としている場合では無いので人込みを割って入り作業を始めると、
他のお客さんから罵声を浴びせられる。
その時、「気にしないで」とディーラーさんが言ってくれた。

もう随分前の事なのですっかり奥底に行ってしまっていた記憶。
それがあるキーワードで切迫した緊張感までも蘇らせた。
人間の記憶って不思議ですね。



by J隊員

2009.2.3(火)晴れ
どうせなら無傷で

「こんなにすぐ開いちゃうんだ!?」
フォード エクスプローラーの開錠を終えたところでお客さんがそう呟く。

クルマのセキュリティ不安から出たものだと思ったので
「ご心配であれば・・・」と、追加の対策などをアドバイス・・・
ですが、どうやらそういった不安からの一言では無かったようです。

以前に車上荒らしの被害にあったというお客さん、
picture幸い車内に貴重品は置いておらず盗難の被害は無かったそうな。

しかし最悪なのはその手口、
ドアのガラスを派手に割っての犯行だったそうで
何も盗まれなかったものの、修理代その他で散々な目にあったそうな。
―どうせだったら今回の様に壊さないで開けてくれていれば、
そういった想いから思わず出た言葉だったようです。

「その時は何も盗られないだけでもツイてたんですが」
そう言って笑うお客さん、確かに被害は軽い方だったのでしょう・・・

それでもやっぱり悔しいんですよね、
思わずバイクの鍵穴を破壊された昔の記憶が蘇るのでした。



by Y隊員

2009.2.2(月)晴れ
好きな音

誰しも好きな音ってあると思います。

Y隊員的には川のせせらぎの音、浜辺の波の音。
2気筒のバイクの排気音、ギターをチューニングする時の音。
他にも沢山あるのですがこの仕事をするようになって増えたのが
運転席の鍵穴を回した時に鳴る集中ロックの動作音。

picture動作音=無事任務完了、の単純な理由から好きになったんですが
何台もの開錠を担当させて頂いた今でも無性に好きです。
この音を聞くとニヤついてしまいそうになります。
お客様には気付かれない様に我慢しているのですが・・

工事現場にてエスティマの開錠依頼。無事にシアラインが揃いシリンダーを回す。
集中ロックの動作音を聞きつつ心の中で「いい音♪」と思っていると、
「いや〜いい音だよね〜」と隣にいた御依頼主。

一瞬ぎょっとしてしまいました。
心の中をのぞかれたのかと思いまして。そんな事はなかったんですが。



by A隊員

2009.2.1(日)晴れ
カロゴン救出の果て

壁ピッタリに駐車されていた97年式カローラワゴン。
久しぶりに激闘を予感しつつ、ウェストバッグを外した。

しかしながら予想以上に狭く、隙間に入ることすら出来ない。
思い切って上着を脱いだけれど、作業スペースを確保出来なかった。

「あの〜助手席にもカギ穴がありますが・・」とお客さん
出来ることなら助手席をピッキングしたいけれど、こればっかりは無理であった。
picture丁寧にお断りした後、インナーを脱いで再び作業スペースと格闘した。

最近、体脂肪15%と全盛期の頃に戻したA隊員。
それでもお腹が圧迫されるというか、カギ穴に目を近づけられない。
見えないところは想像でピッキングしつつ、何とか数分で開錠した。

さて起き上がろうとするところ、身動きが取れない。
というか、車と壁の間にスッポリ入りすぎて、力を入れる事が出来なかった。
足に力を入れるとボディがへこみそうだし、手だけではバランスが・・

いよいよアタフタしていると、お客さんが手を差し伸べてくれた。
あれ?ひょっとして・・救出されたのは・・?


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