東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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年中無休24時間営業 電話 03-5809-9677
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by A隊員

2009.4.30(木)晴れ
父からのアドバイス

理解するより感じることができたら・・・
きっと息子も、本気で経営する気になるかもね・・

お客さんは会社を経営されていて息子さんへ継がせたい様子。
「言われるまで動かなくて・・」と2代目への悩みを吐露されていた。

この仕事をしていると色々な方々に出会えます。
偶発的に起きることとはいえ、不思議な縁を感じます。
お客さんとA隊員の父親が同学年で、息子さん(2代目)とA隊員が同学年。
A隊員の名前と、お客さんの父親の名前が全く一緒。
合致する部分が多すぎます(笑)

ベンツS500のトランク下向きをいつものように開錠。
その後にとても心地よい時間を過ごし、うっかり長居させて頂きました。
A隊員もちょっとした悩みに突破口が開いたような気がします。

理解している段階では受身だったりするんですよね・・
「自分がどうしたいのか」感じることから率先して動くわけで・・

愛犬を撫でているお客さんの姿が・・
今は亡き父と重なったような気がした。


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by H隊員

2009.4.29(祝水)晴れ
母の思い

埼玉県羽生市よりセルシオの解錠+ジャンプ依頼。
ゴールデンウイークの影響で混んでいる東北道で北上。
車は多いけど流れが良く1時間丁度で現場に着いた。

現場にいらっしゃったのは車の持ち主のお母さん。
息子さんから聞いた情報を詳しく教えてくださった。
今回のインロックの原因は、キーレスが利かなくなったので、
バッテリーの接触が悪いのかな?と端子を外し再度繋いだら、
警報が発報し集中ロックが作動してしまったとのこと。
運悪く鍵は運転席の上。
結局バッテリー上がりの原因はトランクの半ドアによるものと判明。
それ以外にも端子に激しいサルフェーションがあったので、
バッテリー交換の必要があるとお伝えした。

一通りの作業が完了し書類を作成していると、
「なぜ息子がこの車を買ったのか理解できない」
「今のご時世、軽自動車か燃費の良い新車にすれば良いのに」
とお母さんが言われた。
それを聞いてとても懐かしい思いがこみ上げた。
そう言えば実家にいる時、母親に同じような事を言われた記憶がある。
人生の先輩は、効率の良い&その人にあった&無駄の少ない選択を推奨する。
ですが、若い頃は高効率よりも少々無駄と思われても、
どうしても欲しいと掻き立てられるモノへ突き進んでしまう。
なので、息子さんの気持はよく分かる。
ですが、自分も歳をとったのでお母さんの気持もよく分かる。
そんな事を考えながら話を聞いていると、
僕も少し大人になったなぁと感心めいた思いがにょっこり出てきます。
ですが一昨年に購入したバイクの事を思い出すとその思いは一気に引っ込みました。
全く以って僕はまだ子供かもしれない、そう苦笑いせずにはいられません。

もう間もなく母の日です。
皆さん今年は何を贈られますか?


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by J隊員

2009.4.28(火)晴れ
風の贈り物

ガソリンスタンド内でキャデラック エスカレイドのインロック
現着すると給油機の一つを塞ぐカタチで停まっているエスカレイド、
バツの悪そうなお客さんを救うべく急ぎ作業にとりかかる。

ドアの前に走りこんで工具をセット
その瞬間、首筋に冷たい感触が走って工具を落としそうになる。
ビックリして反射的に振り向いた先には稼働中の洗車機が、
その水飛沫が風にあおられて飛んで来ているのでした。

「な〜んだ水か」と気を取り直して開錠に集中、
程なくお客さんを見送る事が出来ました。

スタンド店員さんに挨拶しながら撤収するべくバイクの下へ、
するとJ隊員のバイクに見慣れぬ白い点々が?
先ほどの洗車機は工程が進んで洗剤吹付けモードへと・・・これは・・もしや!?

ワクワクしながら離れた場所へとバイクを走らせタオルで拭き上げてみる
するとひと拭きでビッカビカに生まれ変わったJ隊員のバイク♪
さすが業務用ですね・・・なんとも幸運な飛散物でありました。


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by Y隊員

2009.4.27(月)晴れ
想像が生む空想

夕方、杉並区永福にて軽ワゴンの開錠依頼。

現場は建築作業現場。
バイクは入らないでとの事で外に置き歩いて該当車両まで向かいます。
待っていたのは配送業者さん。

無事にドアを開けると、この場所はだいぶ邪魔になっているので・・
との事で車を移動してからサインを頂く事に。

外に停めてある自分のオートバイの近くに停まる軽ワゴン。
降りてきた御依頼主。荷箱のロゴを凝視しつつ
「助人さんって堀ノ内ですよね?こんな仕事をされていたんですね〜」
と感心されていました。

その後もあまりにもしきりに感心なさっているので、
どんな仕事をしている会社を想像していたのだろう?
と知りたくなってしまいました。
結局、聞けませんでしたが・・


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by A隊員

2009.4.26(日)晴れ
やりがい&ハッピー

羽田空港で「お急ぎ」の案件が入った。
車はアウディS8、1,500万円の超高級車である。

駐輪場からダッシュで5階へ、S8へ滑り込むように到着し
息も切らせぬ電撃ピッキングにて開錠した。

この仕事のやりがいを突き詰めていくと・・・
トラブルに遭遇しても、その被害を最小限に食い止めるというか
そもそもなかった事にすることかもしれない。

「十分フライトに間に合います」とお客さん。
これ以上のやりがいがあるだろうか・・・そんな気持ちに浸っていると
チップ(にしては多め)まで頂いてしまいました。

今回の話しを家族にすると、まるで自分のことのように喜んでくれます。
夜はみんなで近所のお寿司屋さんへ行きました。

S8様・・本当にごちそうさまでした。
家族みんながハッピーな気持ちになれました♪


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by H隊員

2009.4.25(土)雨
クロスオーバー

オペル・ベクトラのドアが鍵で開かないとの連絡。

現着後、お客さんにお伺いすると最近ドア錠を回すとに引っかかりがあり、
その場合は力を入れて回せば何とか回っていたらしい。
ドア以外のイグニッションとかは全く問題が無く回るとの事。
お客さんに鍵をお借りし回してみるとやはりビクともしない。
中を覗きピッキングをしてみるが、こちらも解錠には至らない。
ディスクは動くけどシリンダーが全く動かないのです。
ドアの鍵穴は運転席側だけ、あとはトランクに一つ。

顎先を摘まんで暫し考える、どうやって開けるか。
とここでJ隊員の顔が浮かんだ。
最近オペルの他車種で似た感じの案件を解決していたのを思い出したから。
早速連絡し現状を伝えると、いくつか確認してほしいとの事。
指示通りの確認を行うとJ隊員が解決した車種とほぼ同じ構造と分かった。
「H隊員、三つ目に確認して貰った所が答えです」
素晴らしすぎるゼJ隊員!と叫びそうになったがぐっと堪えて平静を装う。
そして作業内容を詳しく教えてもらい一旦電話を切る。
その後、指示通りに作業を行うとあっという間に完了する事が出来た。

お客さんを見送った後、J隊員に連絡し雄叫びを上げながら感謝すると、
逆に「あそこは気付きにくいですよね〜」と労いの言葉を頂く。
とんでもございません、心より感謝しますと電話越しに頭を下げた。

仲間内で情報を共有すると言うのはとても重要です。
それは至極当然の事かもしれませんが「当然過ぎるから」とか、
「大した事ではないから」と価値が軽くなる事はありません。
皆が寄せる情報は宝です。
調べ、研究し、考え抜いた苦労は時に愛おしく感じます。
ある隊員の考えが他の隊員の発想に刺激を与え、
そこから新たな技や工具が生み出されたり。
それはとてもワクワクする一瞬です。
で、そう言う事があると思い浮かぶのがこのゲーム → electric box
限られた条件の中で性質の違うモノ達を協力させ作業を完遂する。
なんかアイテムの性質とか動きとか音に味があるんですよ。
僕は特にヤカンが好き。

煮詰まった時、気分転換でこのゲームをしながら思うのです。
一人一人違うからこそ味があり、そしてそこが良いんだと。


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by J隊員

2009.4.20(金)曇り
寂・二輪

早朝のバッテリー救援要請、
未だ人気の無い住宅地にて静かに作業を進め
無事にエンジン始動を済ませて出発するお客さんを見送った。

作業後に一息つきながら夜が明けたばかりの辺りを見回す
すると近くになんとも言えない雰囲気を放つバイクが一台、
近寄ってみると暫く乗られて無いと思われるホンダのホークであった。

それにしても見事な自然との同化ぶり、
下草の絡みつき加減や、油分の洗い流されたシリンダーの質感など
まるで謎の滅亡を遂げた文明の遺跡のような佇まいです。

「自分以外の人間が突然消えてしまう」
そんなSF映画が昔ありましたね。

静まり返った早朝の住宅街はまさにそんな雰囲気
不意に寂しさが込み上げて、日々の喧騒が恋しくなるのでした。


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by Y隊員

2009.4.23(木)晴れ
暖かな四月の午後

渋谷区千駄ヶ谷にて日産アベニールの開錠依頼。

日差しがだいぶ暖かいのでジャケットを脱ぎ軽装で出動です。
気分も軽やかに現場のコインパーキングに到着。
連絡すると建築作業の手を休め御依頼主が来てくれました。

「この車だったらすぐ開くでしょ?周りの車と違ってさ?」
見回すと確かに高級車ばかり。さすがに都心のコインパーキングです。

作業を開始するとちょっと動きが渋い鍵穴。
開錠後にクリーニング&グリスアップ、そして動作確認をお願いすると
「おっ!鍵だけ高級車になったよ!」と御依頼主。思わず笑ってしまいました。

その後、車の撮影のお願いをすると
「こうなると思って昨日洗車しといたんだよね〜さすがだろ?」

楽しい御依頼主に出会えて
更に気分が軽やかになった四月の午後でした♪


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by A隊員

2009.4.22(水)晴れ
変わり身の術

倉庫入口からドーンと突き出たBMW525iを発見。
早速到着した旨を知らせようとお客さんの会社へ電話した。

「あれ?到着したんですか?そちらにいませんか?」
会社の方の話しでは、すでにお客さんは車の前で待っているとのこと。

勝手に動くわけにもいかず、しばし待機することに。
そのうち反対車線から走ってこられた方から声をかけられた。
「もしかして・・カギ屋さんですか?」

お客さんは最初からA隊員のことに気付いていたようですが
ずっとバイク便だと思っていたようです。

ちなみにバイク便に間違われるのは慣れています。
道を聞かれるのはもちろん、荷物を運んでほしいと頼まれることも・・
駐輪風景もバイク便そのものですもんね。

開錠後に「素晴らしい技術ですね!」とお褒めの言葉を頂いた。
何だかバイク便からカギ屋へ、変身できたような気がした。


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by H隊員

2009.4.21(火)曇り時々雨
孫悟空

九十九里町より現行ベンツCクラスのトランク解錠依頼。
片貝海岸が現場だったので高速と有料道路を乗り繋ぐと思いの外早く到着できそう。
ガソリンを満タンにして首都高に乗った。

車は浜場の駐車場、目の前は海。
潮風に運ばれる砂に目をショボショボさせながらトランクを解錠。
無事に終わったところで髪の毛を触るとすっかり砂が塗されていた。
手触りは海で遊んだ時と同じでゴワゴワな指通り。

その後、波乗りに行くお客さんを見送りヘルメットをかぶると
何故だか内装がパンパンに膨れ上がっていた。
柔軟剤を入れ忘れて洗ってしまい、そのまま天日に干した後のような膨れかた。
風が強かったのでそれが乾燥機代わりになったのかもしれません。
ついでにH隊員エキスも飛んだかな?
などと考えながら往路と同じく九十九里有料道路に乗った。

帰りの高速。
何となく頭が痛いような気がしてきた。
肩でもこったかなと軽く肩を動かすがそんな感じはない。
はて?風邪でもひいたかなぁと首筋に手をやると頭痛が軽減。
ん?
上を向くと嫌な感じがし、下を向くと楽になる。
もしかして?この感覚には心当たりがあるぞ。
とりあえず一番近いパーキングに入りヘルメットを取る。
すると頭の違和感がみるみる引いていった。
どうやらパンパンに膨れ上がったヘルメットの内装が頭を締め付けていたようです。
きついヘルメットは孫悟空の緊箍児ですなぁ。


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by J隊員

2009.4.20(月)晴れのち曇り
驚きのワケ

シボレーのピックアップトラック、C1500の開錠要請

トライアウトキーで助手席の開錠を済ませると
後ろで見ていたお客さんから感嘆の声が漏れた。
事前の説明よりもかなり早い16本目での当たりキー、
てっきりその事に対しての驚きかと思ったらどうも違うご様子。

「・・・実は助手席の鍵穴、回った事が無かったんですよ」
そうサラリと語るお客さん・・・って・・・エエッ?

お客さんが話すには、このクルマを入手した当時から
渡されたキーでは運転席の鍵穴しか回らなかったそうな。
てっきり助手席の鍵穴は故障して回らないものだと思っていたそうで
トライアウトキーでキレイに回ったのでビックリされたそう。

確かに車内から取り出した正規のキーでは助手席の鍵穴は回りません
どうしてこうなったのかは分からないのですが、
左右のドアで鍵山が異なっているのが原因のようです。

「もしかして?と思って見ていたら本当に回ってビックリですよ!」
とてもスッキリしたご様子のお客さん、原因が分かってなによりです。

いや〜しかしその情報、出来れば作業前に・・・


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by Y隊員

2009.4.19(日)晴れ
レンジローバーに夢見る

戸田市にてレンジローバーの開錠依頼。
久々の戸田市への出張です。しかも中山道を走るのは数年ぶり。
ずいぶん町並みが変わったな〜と思いつつ到着です。

待っていたのは10年ほど前のレンジローバー。
ご本人確認後、開錠作業は無事に完了です。しかしエンジンがかかりません。

セキュリティー?と試してみるも解決せずバッテリーを見てみる事に。
ボンネットを開けて現れたのは使い込まれたのが一目で分かるバッテリー。
なので交換を促させていただきました。

「おいくら位なんですか?」「はぁ〜そんなにかかるのか・・」
と、ちょっと高めの金額を伝えると落ち込まれる御依頼主。
「実は・・」と話される御依頼主の話を更にお伺いさせて頂くと
このレンジローバー、知り合いから格安で譲って頂いた物との事。

その値段でレンジが手に入れられるのなら自分も欲しいな・・
などと変に夢を見てしまいました。
でもバッテリーの交換となった時に御依頼主よりも落ち込みそうです。
だから無理ですね・・


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by A隊員

2009.4.18(土)晴れ
オートバイ乗りの宿命

休日高速1000円を利用してツーリングに行ってきました。
目的地は西伊豆で、まずは東名高速の沼津インターを目指します。

というのは冗談で、ちゃんとした仕事です。
恋人岬でBMWのX5を開錠しました。

ちなみにツーリングは大好きです。
最近ご無沙汰してるなぁなんて考えたら、6年間も行ってません。
この仕事を始めてからというか、家族と離れてからでしょうか。

単身赴任者は家族の人気者です。
帰った途端あっちこっちに引っ張られるんですよね。
おそらく子供が独り立ちするか、妻が車の運転を始めるかしないと・・
もはやゴルフと一緒で、老後の楽しみかもしれませんね。

なので、遠方に来るだけで忘れかけた感情がよみがえります。
帰りは、木漏れ日の降りそそぐ山道を堪能してきました。

楽しいなぁツーリング・・いや仕事・・
この際どっちでもいいや。


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by H隊員

2009.4.17(金)曇りのち雨
オロチ

いつもご贔屓にして頂いているディーラーさんからの解錠依頼。
何組かの商談があるらしく辺りは慌ただしい。
邪魔にならない様に速やかに依頼車輌を解錠した。

清算で経理に行かれているお客さんを待つ間駐車場を眺めると
直ぐに記憶と一致する車輌が出てこないフォルムの車があった。
 - 見たことのない車輌? -
 - いえ、実物を見たことがない車輌? -
ゆっくり近づいてみると思わず「おぉ!」と声が出た。
そこにあったのは光岡自動車さんの【オロチ】

エンジン 3311cc V6 DOHC EFI
最高出力 172kw(233ps)/5600rpm
最大トルク 328N・m(33.4kg・m)/4400rpm
トランスミッション 電子制御5速AT
サスペンション 独立懸架式ダブルウィッシュボーン
ブレーキ ABS+ベンチレーテッドディスク
寸法 4560/2035/1180(mm)
ホイールベース 2600(mm)
最低地上高 130(mm)
車両重量 1580(kg)
タイヤ 245/45 ZR18(front) 285/40 ZR18(rear)

ボンネットのデザインとヘッドライトからアイシャドウの様に流れるライン、
そして低く構えたフロントが精悍さを際立たせている。
無機物とは思えない有機的なフォルムがとても素晴らしい。
見惚れながら近づいて行くといつもの悪い病気が始まってしまった。
「さ、触りたい・・・」

と言っても勿論触りませんでしたよ、理性が勝ちましたw


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by J隊員

2009.4.16(木)晴れ
散財注意報

東八道路沿い、三鷹にあるホームセンター
充実した駐車場を備えている郊外型の店舗です。
クルマが集まるという事はトラブルの方も・・・

そんな訳でで今日もこちらのホームセンターへと出動です。
実はこのホームセンターでの救援作業、
終わった後の買い物がコッソリと定例となっている。

都心部のお店よりも広い店内は品揃えがずいぶんと豊富、
せっかく来たのだからと仕事用の備品なんかを買いまくる。

もちろん仕事中なんでのんびりと品選びは出来ない
「これは!」と思う物をガンガン買い物カゴに入れて行く、
なので買いすぎてしまう事が玉にキズなのです。

今月は多くてすでに何度目かのホームセンター訪問、
いい加減、足りないものも無くなったな〜
と、満足しながらレジで財布を開いて凍りつく・・・

今月分の小遣いが・・・まだ月半ばだというのに・・・


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by Y隊員

2009.4.15(水)雨のち晴れ
いまどきの防犯事情

新宿区高田馬場にてハイエースのバッテリー上がり救援。
路地裏の住宅街である現場に到着しました。

月極め駐車場の片隅にある縦長のスペース。
そこに他の車両の後ろに停まっているハイエースを発見。
でもハイエースを使うときちょっと出しづらそうです。

「警報が鳴るかも・・」と話す御依頼主。
ブースターを繋ぐとやはりものすごい勢いで鳴り出す警報音。
高級車のレクサスやランドクルザーと同じ音です。

ハイエースも防犯上は高級車と一緒の扱いなんですね〜
とか思いつつセキュリティーを解除し、そして無事始動です。

2年連続で盗難車種1位になってしまったハイエース。
これぐらいのセキュリティーは当然かもしれません。

そして一番のセキュリティーは今回の御依頼主のように
物理的に車を動かせないようにする事かもしれませんね。


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by A隊員

2009.4.14(火)晴れのち雨
モンテカルロの珍事

シボレーモンテカルロのトランクインロック。
トライアウトキーでドアは開くんですが、トランクは開きません。

初めてですがトランクは電子的なスイッチだけなんですね。
全く通電してない感じです。

さてカギ屋としての作業はここまでです。
ここからはお客さんとともに解体作業に入っていきます。
普段は踏み込まない領域まで行くと、ようやくトランクの隙間に到達・・

ライトを照らしつつ探索しますが、肝心のキーが見つかりません。
実はトランクの室内ではなく、ヘリ部分に引っ掛かっているとの事。
もうどうしようもないところまで来てしまいました。

そんな時です・・
ピューーーっと春風が吹いたのは・・
どうやってキーを取り出したか・・恥ずかしくて言えませんw
ただ次も同じ展開なら5秒で解決できるんですが♪

この仕事は時として・・・
あまり難しく考えないほうが良い結果を生んだりします。


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by H隊員

2009.4.13(月)晴れ
春眠

朝から仕事が立て続いた昼頃、数本目の仕事を終えての帰り道。
他拠点の受注も炸裂しているらしくヘルプとして練馬区旭丘に向かった。
現着後、ロードスターを速やかに解錠し本部へ状況を確認。
まだ他の隊員が作業中との事で暫し近辺待機となる。

中野・練馬・豊島・新宿の隣接するこの付近は、
東京に来て以来数年前まで暮らしていた地域。
その頃を思い出し良く行った公園へ行ってみる事に。

中野区に接する練馬区の某公園へ到着。
ベンチに腰掛け足元を見ると桜の花びらがいっぱい。
見上げるとまだ花が木に沢山残っていた。
目を細めぼんやり眺めていると、
ここ数年ゆっくりと桜を眺めた記憶がないことに気付いた。
最後に花見をしたのはそれこそこの付近で暮らしていた時分、
今座っているベンチで眺めたのが最後だと思い出した。

既に葉っぱが出始めた桜の木。
少し遅いけどこれも花見になるかな?
そんな風に考え桜を眺めていると脳がスリープモードに。
暫くしシャットダウンしかかったところで携帯が鳴る。
おぉ!いけない!仕事中だった。
それにしても春は眠くて堪りません。


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by J隊員

2009.4.12(日)晴れ
色とりどりのミニクーパー

ミニクーパーのバッテリー救援
過去に何度も救援対応しているミニですが、
その度に思うのが実にカラフルなクルマであるという事

前回は落ち着いた雰囲気のメタリックなスカイブルー
さらにその前は夕日の様に情熱的なオレンジ、
似たような車体色でも微妙に色合いが異なっていたりして
カラーバリエーションの豊富さがうかがえます。

フェラーリの赤や、ベンツのシルバーみたいに
ブランドの持つイメージカラーが強くないのは
ユーザースタイルごとに自由に選択して欲しいというミニのコンセプトなのでしょう。

今回救援するのは鮮やかなレッドの車体、
イメージとしてはちょっとヤンチャな印象でしょうか?
お客さんがこの色を選択したのにもちゃんと理由があるのでしょうね。

「自分だったら何色のミニが良いんだろうか?」
どの色も魅力的で混乱してきていると、
今度はパールホワイトのミニが目の前を通り過ぎた。
・・・本当にカラフルなクルマです


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by Y隊員

2009.4.11(土)晴れ
悟られずに

三鷹市にてサーブ9−3の開錠依頼。
現場の芸術文化センターの地下駐車場に到着しました。

ちょっと焦り気味の御依頼主。
どうやらセンターの閉館時間がとうに過ぎているようです。
「大丈夫だよ〜」と話す警備員さんに平謝りの御依頼主。

そんな御依頼主を見てプレッシャーが増します。
なぜなら実はサーブの開錠は初めての対応だからです。

けどそんな事は悟られないように作業開始です。
かなりドキドキしつつ工具をセット。
そして何とか数分で無事にシリンダーが回りました。

そして悟られないように安堵の一息を大きくしつつドアノブを引く。
するともの凄い勢いで鳴り出す警報音。車格に似合わない大きさです。

びっくりする御依頼主と警備員さん。
でも一番びっくりしたのは安堵の一息が詰まり目が飛び出しそうになった自分です。
悟られなくて本当に良かったです。すごい顔をしていたと思うので・・


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by A隊員

2009.4.10(金)晴れ
未来のキミへ

葛飾区でマーチにお子さんが閉じ込められているとの知らせ。
出動中だった足立拠点のピンチヒッターとして急遽出動した。

箱崎インターから加速一番20分で現場へ到着。
泣き叫ぶお子さんに応えるべく速攻でドアを開けた。

いつもながら思うことだけど・・・
この場所には、日常では出会う事の少ない温かい情景が存在します。
不安から解放されるお子さんを、晴れわたる表情で包み込むお母さん・・
どんな映画の名シーンより心動かされます。

窓に貼ってある「BABY IN CAR」がとても印象的で写真を頂こうとすると
「記念にこの子もお願いします」とお母さん。
泣いた直後なのにこのキリリとした表情・・・大物になる予感がします♪

きっと物心ついた時に見たらびっくりするでしょうね。
へ〜ボクにもこんなときがあったんだ・・
なんて思ってくれたら嬉しいですね。というか恥ずかしいかな・・

それまで何としてもこの「隊員日記」を続けなくては♪


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by H隊員

2009.4.9(木)晴れ
幼い頃の犬との思い出

某ペット霊園でマツダMPVの解錠依頼。
悲しみにくれるお客様をお待たせしないよう速やかに解錠を完了した。
現場を後にし、近くにあった川の堤防へ上る。
辺りは散り始めた桜の花が舞、その景色は遠い記憶を呼び起こした。

子供の頃、何頭か犬を飼っていた。
その中に父親の知り合いから預かったまま、
家で天寿を全うした老犬のコリーがいた。
名前は当時流行っていたのもあって「ラッシー」

ある時、保育園に通う兄の帰りが待ち切れず迎えに行こうと考えた。
それを母親に告げるとラッシーを連れて行けと言う。
賢く従順で優しい遊び友達、大好きだったので連れて行く事に。
後に知ったのですが母親曰く「一人で行かせるのは心配だから」らしい。
それだけ信頼の出来る犬だったようです。
田舎でのんびりとした時代、リードも付けず並んで歩いた。

保育園に到着したが下校にはまだ随分と時間がある様子。
仕方がないので隣にあった公園(と名の付く野っ原)で、
ラッシーと本気で遊びながら待つ事に。
元来遊び好きな犬、老犬とは言えまだまだ体力は十分。
兄が保育園から出てくる頃には僕は遊び疲れてクタクタになっていた。

その帰り道。
僕は疲れきってとうとう歩けなくなってしまった。
そしてもう歩けないと駄々をこねる。
困った兄は「ラッシーに乗せてもらおう」と言いだした。
大丈夫かな?と思いながらラッシーにまたがると、
意味を悟ったのかしっかりとした足取りで歩きだす。
僕は嬉しくなって首に抱きつくと毛並みは日向の良い匂いがした。
それは北海道の遅い桜が散り始めた頃だった。

それから数年後の桜の散る頃。
ラッシーは天寿を全うした。
動物が死んで初めて本気で泣いた時でした。

状況が許すなら何時かまた犬を飼いたい。
散り行く桜を見ながらそう思った。


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by J隊員

2009.4.8(水)晴れ
浅草の過密事情

下町の名残を残す浅草にてインロック開錠のご依頼

人口密度がとても高そうな現場近辺、
隙間無く立てられた住宅は三階以上の高層建築が良く見られ
平地の駐車場もカーリフトの設置で台数を稼いでいるところが多い
今回の対象車両もそんなカーリフトの上段に停まっていた。

「ちょっと離れてたほうがイイですよ」
意味ありげにそう話しながらリフトを操作するお客さん。
その言葉に何かを感じて後ずさりした途端、
下がりかけたリフトの上段からいくつかの影が飛び出した!

手前のクルマの屋根に飛び乗ったその影の正体は野良猫、
「リフトを下げるといつも飛び出すんですよ」
そう言って笑うお客さん、先程の注意はこの事を指していたようです。

それにしてもリフトの上には四匹ほども居た様な・・・
この辺りは野良猫も過密状態な様ですね。

作業を始めると傍らでJ隊員を凝視するボス風の一匹、
安眠妨害とでも言いたげなボス猫の
抗議の視線を浴びながら開錠を急ぐのでした。


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by Y隊員

2009.4.7(火)晴れ
エスクードに応える

練馬区石神井にてスズキ エスクードの開錠依頼。
待っていたのは初期型のエスクード。

作業は即完了。お伺いすると「20年前の代物です」と話す御依頼主。
よく見ると20年物とは思えないほど細部がきれいでかなりいい状態。
その事を伝えると、実は数年前に新古車状態で手に入れたとの事。
なるほど!でも数年の経過を見てもそれでもきれいです。

その後サインを頂き車の元を離れる。すると・・
キュル・・キュッ・カッカッカッカッカ・・

どうやらバッテリー上がりも併発されていたようです。
お車の元に戻ると「どうしよう・・」と困り顔の御依頼主。
お任せアレ!とバッテリーブースターを取り出す。
そしてエンジンルームを見るとそこもきれいな状態でした。

そんなお車を大事にされている御依頼主に
応えれるような仕事が出来て本当に良かったです。


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by A隊員

2009.4.6(月)晴れ
外苑ゴルフ場の思い出

神宮外苑でベンツCL500のトランクインロック。
トランクの下向きシリンダーをいつものように開錠しお見送り。

CLのテールランプが遠ざかっていくと、また静けさの暗闇に包まれる。
もうとっくにゴルフ練習場は閉まっている時間帯であった。

ここはA隊員にとって思い入れのある場所。
以前勤めていた会社が南青山だったので、ゴルフ練習場へはよく通った。
仕事を終えて打ちっぱなしやって、信濃町で飲むのが定番の流れ。
コースに出る前は、今夜のように閉店までいたもんだ。

ゴルフを始めたのもここのレッスンスクールから入った。
全く見ず知らずの人と一緒になって、ゴルフしたり食事したりホント楽しかった。

残念ながらもう何年もゴルフから遠ざかっている・・
復活させるにはアレとコレを片付けて・・と思いつつ、あと何十年後になるか・・

なので老後の楽しみにとっておこうと思います。
型から入っているのでスイングだけは自信あるんですけどね♪


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by H隊員

2009.4.5(日)晴れ
二度ある事は三度あった

深夜、埼玉県某所よりシボレー・サバーバンの解錠依頼。
空いている首都高で現場に向かう。

お客さんと合流後、鍵穴を確認するとピッキング出来ないタイプと判明。
トライアウトの作業説明後、了承を頂く。
荷箱からトライアウトを取り出し最初の一本を選定。
慎重に差し込んだ所で
  「平均するとどの位の時間で開くのですか?」
とお客さんから問い合わせ。
平均時間は咄嗟に思いつかなかったので、
かかる場合は30〜60分位になってしまう事もあります、お急ぎですか?
とお聞きしながら鍵を回すと引っかかりも無くクルリと回った。
回った手応えを感じお客さんを見つめたまま暫し固まる。
  「いえ、急いではないんですが… あれ?鍵回ってませんか?」
は、はい 回ってしまいました… いえ、開きました!
喜ぶべき事なのに一人動揺してました。

ドアを開けた後、他のトライアウト数本を試してみましたが、
全く回る気配はなく紛れもない一発解錠と自己認定。
と言う事で、人生三度目のトライアウト1本開けでした。
で以前と同じように何が起こっているのか理解しきれぬままお客さんをお見送り。
その後魂が抜けたようになり、暫くして徐々に興奮していったのでした。

興奮も冷めた辺りで拠点に到着。
その後、何となくサバーバンについて検索をしてみた。
すると現在もラインナップにある長寿モデルだと知る事に。
初登場は1935年。
2006年にモデルチェンジをし現在第6世代。
70年以上の歴史をもつのは凄いの一言です。

現行車に関してはこちらからどうぞ。


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by J隊員

2009.4.4(土)晴れ
渋滞

中央道、調布ICを降りた付近で子供インロックの一報、
急ぎ飛び出し首都高へ上がる・・・
と、高速道路上は一面大渋滞であった。

一瞬「ドキッ」とした後、
つくづくバイクで良かった〜と思う瞬間だ。

空いてる道を走るよりは確かに神経は使うけれど
通常の一〜二割増の所要時間で無事にお子さんを助け出せたのは
バイクの機動力によるものがやはり大きいのでしょうね。
帰り道はあえて渋滞にハマってみながら改めてそう感じます

そういえば近ごろ週末の道路渋滞がひどくなっています。
国の景気対策の効果が早くも出ているのでしょうか?
はたまた節約という名のブームが過ぎ去ったのか?

理由は判りませんが、週末ごとに渋滞を見せる都内の主要道路
そんな混み合った首都圏の救援はどうぞ助人にお任せあれ!
バイクの機動力を活かして迅速に駆けつけます♪


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by Y隊員

2009.4.3(金)晴れ
春のオーラ

午前5時、スーパー搬入口にてハイゼットのスペア交換の依頼。
もう4月とはいえまだまだ夜は寒い。特に明け方なんかは・・
なので防寒をしっかりして出動しました。

御依頼主は商品を納入する業者さん。次もあるとの事ですぐに作業に取り掛かる。
しかし後部の車体下にスペアタイヤが吊り下げられているのですが
それを止めている高ナットが何をしても外れないのです。

潤滑スプレーが浸透したのを見計らってもだめ。柄の長いスパナで回すもだめ。
他にも色々試すもだめ。汗だくになりつつ30分程経過。
御依頼主があきらめて配送できない連絡を入れた時に・・ん?
!!!、ナットを触ると普通に回りだすではありませんか!

連絡を止めて頂きすぐに作業再開。一心不乱に猛烈な速さで作業を完了させた。
お見送りしようとすると、Y隊員の頭の上を見つつ「何か飲む?」と御依頼主。
遠慮するも無理やりに冷たいジュースを渡されてしまいました。

バイクに戻る時にふとガラスに映る自分を見ると頭からすごい湯気。
まるでオーラを発しているようです。
これでは御依頼主も気を使ってしまいますよね。すみませんでした・・


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by A隊員

2009.4.2(木)晴れ
新生活とDio

ここは江東区有明にあるフェリー乗り場。
ミラージュを開錠後、隣に停めてある原付バイクが気になった。

原付と車と一緒に山口県から来られたというお客さん。
これから東京での新生活がスタートされるようです。

このDioをどうしても乗り続けたいというお客さん。
2ストエンジンは製造中止になっているので今では貴重品です。
なるほど・・新生活と一緒にこだわりを運んできたんですね・・

A隊員も昔、チャンバー付けたりプーリー削ったりとよくやりました。
50ccという限られた排気量は、上を伸ばすと下が犠牲になったりで
ものすごくシビアな反面それが楽しかったりします。

さんざんイジり倒して「純正ってすごい」という悟りを開いたりするわけですが
やっぱり純正は、加速・最高速・燃費とすばらしいバランスなんですよね。
ご理解の深いお客さんと「あるあるネタ」で爆笑してしまいました。

お客さんの新生活が順調にカスタムできるよう祈っています♪


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by H隊員

2009.4.1(水)曇り時々雨
答え

待ち合わせ場所でお会いしたお客さんは60代半ばのご婦人。
合流後の開口一番「VFRで来たんだ」と言われた。
バイクで来たんだと言われる事はあっても車種を言われたのは初めて。
その上、年配で女性ともなれば更に驚いてしまうのが正直なところ。
凄い、良くご存じだな〜と考えながら指示された駐車場に向かった。

解錠を完了し現場を離れようとした時、
「私も以前バイクに乗ってました」とお客さんが嬉しそうに教えてくれた。

  10年程前の55歳で大型二輪免許を取り愛車はCB750
  そのCBでソロツーリングに行くのが好きだった
  ある時、ふらっと立ち寄った館山に魅せられその地に家を建て後に移り住む
  今は病気を患い車輌は手放してしまったが
  館山へツーリングに来るオートバイ達を見るのが楽しみ
  でもまた乗りたいと思う気持ちは薄れない

そう言うと少し寂しそうに遠い眼をされた。

つい数日前の休日、市原から房総半島の真ん中を縦に黒潮ラインまで抜け、
その後フラワーラインを走ったばかりの僕はその事をお伝えした。
    「410号を通ったの?」
  いえ410号と並行している舗装林道で県道24号に抜けました
    「大福山近くの砂利道は舗装になってた?」
  いえまだ一部未舗装でした
    「SSで砂利道は止めときなさい」
怒られてしまいました。

「こんど館山に来る時はぜひ家に寄って。眺めは最高に良い所だから」
そう言い残し高速のインターへ向かうお客さんを見送った。

僕はいつまでオートバイに乗るのだろう?
いや、いくつまで乗る事が出来るのだろう?
数日前に見た菜の花を思い出しながら暫し見えない答えを探した。


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