東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by H隊員

2010.3.31(水)曇り
NSXとNR

 ホンダ・NSXの解錠依頼で某所のディーラーさんまで。

 車検で入庫したNSXは、ディーラさんとお客さんの意思の疎通が上手くいかず今回のインロックになってしまったらしい。原因は扨置き早く解錠しないことにはディーラーさんの仕事が滞ってしまう。早速美しい赤色の車体に取り付けられた鍵穴を覗き込んだ。
 程無く解錠し鍵穴から少し上の窓の部分に取り付けられたドアノブを引くと、軽く、そして静かにNSXのドアは開いたのでした。
 書類にサインも頂き落ち着いたところで少し車輌を観察させて頂いた。なにせ滅多にお目にかかれ無い希少車ですので。

 1990年発売当初、類を見ないオールモノコックアルミボディーと殆どを手作業で生産されていた事から、価格は800万とこれまた国産では類を見ない金額でした。それ故「日本で唯一のスーパーカー」と称されたと。
 1990年と言えばバブル景気。その2年後の1992年にはNRと言う、これまた世界で唯一の楕円ピストンを搭載した市販車をホンダさんは発売。価格も520万とこれまた格別なモノでした。
 当時、NRのエンジンが如何に凄い技術かと、各バイク雑誌はこぞって記事にし、当然それを読んだ僕は激しく興奮し穴が開くほど雑誌を読み倒した。そんなある時、関東ホンダさんに行ったら新車のNRがあるではないですか! 興奮を通り越して恐ろしくなってしまい、NRに近付くことができなかったは良い思い出です。

 ちょっと話しがそれてしまいました。で、NSXなんですが未だにホンダさんでも特別な存在らしく、販売を終了した現在でも「NSXリフレッシュプラン」と言うのを提供しています。これはNSXが生まれた工場にて、新車の状態を取り戻すべくメンテナンスを施して頂けるとの事。これはNSXを愛するオーナーさんにはとても有り難いサービスだと思います。

 2005年に生産中止、2006年に販売中止になったしまったNSX。2010年以降に後継モデルの開発を発表していましたが、件の金融危機の為開発を中止したと聞きます。残念ですが景気が回復すればきっと違う形でも出してくれると期待します。

 余談ですが栃木県警高速機動隊にはホンダさんから寄贈されたNSXのパトカーがあるそうです。


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by J隊員

2010.3.30(火)晴れ
お湯の誘惑

開錠のご依頼で埼玉のとあるスーパー銭湯へと

駐車場が充実しているこの施設ではよく救援要請が入ります
今日も盛況のようで駐車場は満杯、バイクを滑り込ませて客さんと合流です。

問題はお客さんのタイミングですよね
なんせ銭湯ですから出来ればサッパリする前の方が良いんですが・・・
この時期ですとせっかく暖まっても湯冷めが心配ですし、

しかしそうそう上手く行かないようで帰り際のご依頼がほとんど
今回のお客さんも湯上り後のご様子で半乾きの髪がとても寒そう、
なので急いで作業を完了させます
なんとかお客さんの肌がカサカサになる前に解決出来ました。

それにしても辺りに漂う湯の香りは何ともいえない良いものです
なんというか、本能に訴えるというか・・・
作業中も雑念が次々と湧き上がって抑えるのが大変でした。

日本人にとって最後まで飽きることの無い娯楽というのが
この”風呂”というものなのかもしれませんね
そう考えるとこのスーパー銭湯の繁盛っぷりも納得できるというものです。


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by Y隊員

2010.3.29(月)曇り時々雨
サクラバージョン

目黒区青葉台のドンキホーテさんよりミニワンの開錠依頼です。
お店の裏手には桜で名所の目黒川が流れています。

駐車場にお伺いさせていただくと該当のお車以外に4台ものミニワンを発見。
たまたまなのでしょうが、密かなブームなのでは?なんて思ってしまいました。

作業完了後に目黒川沿いの桜の様子を見に行きます。
まだ五分咲き程度ですが今年も楽しませてくれそうです。

桜を眺めつつ先程たくさん見たミニワンで思い出してしまいました。
MINI meets SAKURA.EDITION NIPPON

和的なアイテムを特に使っていないんですが、
英国モチーフのミニワンで独特の和テイストを醸し出しているの事に
はじめて見た時はかなり感動してしまいました。
満開の桜並木の下を走ったらさぞかし様になるのでしょうね。

自分の稼働バイク、フォーサイトの車体色も黒なので
ミラーだけピンクにしてサクラバージョン風にしようかな?
でも怪しくなりそうなんで止めておきます・・


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by K隊員

2010.3.28(日)曇り
いよいよですね

目黒区青葉台でダイハツ・ミラのインロック救援依頼。

現場は本日開通した中央環状線(C2)大橋ジャンクションのすぐ近く。
大橋JCTは国立競技場程の広さで高低差が約70メートル。

開通により渋滞ピーク時に東名(用賀)から東北道(川口)が18分、
東名(用賀)から常磐道(三郷)が15分短縮されるようだ。

これで都心環状線(C1)に集中する交通が分散されて
渋滞の長さが3割減少する予測らしい。

ロードサービスを利用されるお客様は、やはり
到着までのスピードを重要視する方が多い。

バイクは車ほど渋滞の影響を受けないが少しでも早く到着し、
お客様に安心感を得ていただく為にも今回の開通はありがたい。

2013年完成予定の品川線(大橋JCT→大井JCT)の開通が待ち遠しい。


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by A隊員

2010.3.27(土)晴れ
栄光をつかめ

六本木ミッドタウン地下駐車場でバネットの開錠作業です。
搬入口から入ろうとしたら「10分以内なら無料です」と係員さん。

これはもう挑戦するしかないですね。
早速地下3階の指定された駐輪場にバイクを止めたんですが・・

バネットが中々見つからず・・
そのうち息も上がってきたりして・・
ようやく発見したときは、5分以上経過していて・・
気持ちばかり先走るピッキングは手が震えるばかりで・・

お客さんから「駐車場代は払いますから、ゆっくり・・」と言われたんですが、
頭が真っ白な状態だと言葉が出ないです。
「もうダメだ」「絶対間に合わない」等、内なる声が徐々に大きくなってきて
ようやく回したら逆方向・・・気を失いそうになりました。

何とか開錠後お客さんとともに料金所へ。
諦めつつ駐車カードを挿入すると・・・・0円。

お客さんが手を振りながら見送ってくれてるようなんですが・・
あまりにまぶしすぎて・・ よく見えなかったですね・・


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by H隊員

2010.3.26(金)晴れ
固着

 午前中、ヤマハ・Vmaxのジャンプ依頼で足立区某所まで。

 「セルは元気よく回ってたんですがエンジンがかからず、そのうちバッテリーが上がってしまいました」とお客さん。車輌はVmaxのファイナル・エディション、キャブレター車なので始動に失敗して点火プラグがカブッてしまったのかもしれません。
 ブースターを接続する前にキルスイッチを確認、その後チョークレバーを見ようとしたところで「チョークは引いてますよ」とお客さんが言われた。なんかもう少し引けたような気がする?と思いながらもブースターを接続しセルスイッチを押す。ところが軽く元気に回るセルモーターとは裏腹に、一向にエンジンのかかる気配を感じない。キュルルル ウボッ キュルルルとでも反応があれば「あぁかかりそうだな」と思うのですが、キュルルルルルルルルルルルルルルrrrrと延々回り続けるのみ。
 こういう時は基本に立ち返りもう一度全てを確認してみます。先ずはキルスイッチ、パチっパチっとON&OFFを繰り返し、その後チョークレバーを触ってみると、まだ動きそうな気配があった。現在のレバーの位置を覚えて一旦戻し、それから再度レバーを動かすとさっきの位置より更に動いた。もしかして?と思いながらレバーに強めの力をかけてみると「クンっ」という手応えの後、いままでレバーがあった位置の倍くらい動いた。これでかかるかも?とブースターを繋いでセルを回すと、一瞬の躊躇もなく1200ccV型4気筒は怒涛の雄叫びを上げたのでした。

 今回の始動出来なかった原因は、チョークレバーの固着だったようです。フロートチャンバー(フロート室)に少量の燃料を常に貯めておくシステムのキャブレターは、乗る頻度が少ないとガソリンが気化し澱のようなモノが次第に溜まっていきます。軽症ならばエンジンを掛け、走ってしまえば燃料に流され燃えてしまうのですが、悪化し量が多くなるとキャブレター内のジェット類を詰まらせる原因にもなります。それ以外にも、ガソリンに含まれるオレフィン成分が酸化するとガム質を形成し、それがまた色々と面倒な事を引き起こしたりする事も少なくありません。
 Vmaxの排気からは古くなったガソリンの匂い(個人的には古い納屋の匂いに似ている気がする)がしてましたので、燃料のガム質形成が進み、それがチョークレバーの動きを渋くしたのではないかと予想します。

 これからどんどん温かくなってくる季節。そろそろ冬眠していたバイクの復活を考えている方も多いかと思います。一冬乗られなかったのでしたらガソリンはかなり古くなっています。また、タンク内の結露により水が溜まっている事も少なくありません。特に日の当る所に止めている場合はより顕著になります。追々の不調の芽を摘む意味も含めて、新しいガソリンに入れ替えてみてはいかがでしょうか?


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by J隊員

2010.3.25(木)雨
しぼんでゆくもの

夜にコインパーキングで開錠を済ませた後のこと、
隅にある別のクルマのライトが点いている事に気がつきました。
おそらく数時間点けっ放しであろうヘッドライトは
もうすぐ消えてしまいそうな弱い光を放ってます。

職業柄こういうのを発見しちゃうと気になって仕方ありません
これではエンジンスタート出来ないでしょうから。
ラッキーなことにいま運転手の人が戻ってくれば
お待たせする事も無く、すぐに救援できてしまいます。

作業後の処理をしながら色々と想像してみます
まずは初めに自己紹介、いやその前に車両の状態を説明すべきか?
そしてその後は料金の説明をしてジャンピング作業へと・・・

と、ここまで考えてなんだか悩んじゃいました
色々とパターンを変えてもどうもイヤラシサが漂っている様な
そう、どうもタイミングが良すぎるというか・・・

ゆっくりと書類作成などをしつつ、悶々としながら待ったんですが
結局持ち主らしき人は現れませんでした。

・・・なんだか消え行くヘッドライトの様な心境です


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by Y隊員

2010.3.24(水)雨
ベンツタクシー

中央区銀座よりトヨタ ボクシーの開錠依頼です。
終電も終わってしばらく経っている時間だったので
タクシー渋滞もあまり無くスムーズに現着です。

携帯も閉じ込められているお客様。
車の前で待ち合わせなんですがお客様らしき方が見あたりません。
そして該当のボクシーの前にはベンツの個人タクシーが停まっています。

ベンツの個人タクシーなんて初めて見た、と感動しつつ更に辺りを見回すと
なんとそのベンツタクシーよりお客様が降りて来られました。

「バイクで来るんですねー、気付けませんでした」とお客様。
携帯も閉じ込めてしまい右往左往されていたところを
ベンツタクシーの運転手さんが電話を貸してくれたりと助けてくれたそうです。

その後無事に解決すると、
「良かったねー。じゃあ俺行くね」と颯爽と走り去るベンツタクシー。
なんか、カッコいいです。

しかしベンツのタクシーなんて一度は乗ってみたいものですね。
優雅そうだけどドアは自動で開くのかな??


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by K隊員

2010.3.23(火)曇り
わくわくする場所

品川区大井ふ頭でトヨタ・クラウンのトランクインロック。

近くまで来ると、片側7車線の道にコンテナを積んだトレーラーが並んでいる。
数百メートル続くトレーラーの列はかなりの迫力がある。

先が見えない為走行する車線を間違うと大ハマリしそうな状況。
その点バイクは信号待ちですり抜けして先頭に出られるのでかなり便利だ。

車はコンテナターミナル内に止まっているようで、入り口で受付をする。
敷地内は安全管理上勝手に走行出来ないようで他の車で先導して頂いた。

車まで到着しさほどお待たせすることなく作業完了。
帰りも先導して頂き受付まで戻った。

ガントリークレーンによるコンテナの積み下ろしを
じっくり見られなかったのがちょっと残念だった。


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by A隊員

2010.3.22(祝月)晴れ
水天宮に感謝

日本橋蛎殻町の水天宮でオデッセイの開錠しました。
安産の願掛けで来られたというお客さん。

ここは安産・子授けの祈願で、ものすごく有名なお宮ですね。
戌の日が休日に重なると長蛇の列になります。

A隊員も10年ぶりです。
そうか・・あれから10年もたつのか・・
書いていてふと当時を懐かしく思い出したりします。
まだ20代でしたから若かったというか何というか・・

今考えると、あの頃は不安のほうが大きかったように思いますね。
子供が生まれることを素直に喜べないというか・・
精神的に準備できていないというか・・

まるでジェットコースターのような感じでしょうか。
どんどん突き進んでしまい、必死にしがみ付いて行くようなもんです。
今こうして景色を楽しんでいられるのが不思議なんですけどね。

お願いしておいてお礼がないというのも失礼な話しですね。
今度は家族みんなで来ようと思います。


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by H隊員

2010.3.21(日)晴れ
せ? いえいえ「どぅ」です

 昼前に埼玉県某所まで。

 依頼車輌のナンバーを確認、お客さんに連絡し到着を待っている間、車輌後方にある立体エンブレムを見ると、予め頂いた車名と似ているけどなんか違う。携帯を取り出し依頼内容を今一度確認すると【キャデラック・セビルの解錠】となっている。現場に来る間もずっとトライアウトの事を考えていたので僕の読み間違いではなかった。でも車体にはDEVILLEと書いてある。SEVILLE、DEVILLE、確かに似ている。
 お客さんと合流後、車輌の正確な読み方をお聞きすると「え〜っとですね、ドゥビルって読むんですよ。電話の時ちゃんと伝えたつもりだったんですが?」と教えて下さった。

 拠点に戻って検索してみると【ドゥビル】はアメリカ本国で言う【デビル】と同一車輌で、その読み方は日本特有のものらしいことが分かった。どうやらDeVilleの日本での発音が、悪魔=デビルと同じになってしまうと言う事で【ドゥビル】としたらしい。

 ドゥビル=デビルは1949年から続く息の長い車種。以前、日本へ輸入されていたデビルはフリートウッドやコンコースと言う名称を使っていましたが、2000年の10代目からドゥビルと日本名を変更したようです。現行車は少し名前が変わって【DTS】となりましたがデビルの血筋は続いています。

 ドゥビルについて更に調べると、乗用車では初となるナイトビジョンをメーカーオプションで採用していたとの事。ナイトビジョンと言えば、ついついこう言うのを思い浮かべてしまいますが、基本システムは同じみたいですので強ち間違いではなさそうです。

 まだまだ知らないことが沢山あって日々勉強です。デビルとドゥビル、そして語感はセビルに酷似。そう言えばドゥビルのプラットフォームはセビルと同じらしいので、名前が似ているだけではなくある意味兄弟車と思っても間違いではないようです。


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by J隊員

2010.3.20(土)晴れ
気になっていた場所

23区の東のはずれ、妙見島での救援要請です
地図で見ると江戸川に浮かぶ中洲のようなんですが
護岸されていて何件かの工場が建つ小さな島です。

葛西橋通りをひた走り、あっという間に救援作業を完了、
その後は島内を一周りしてから戻ることにします。

実はこの探索が密かに楽しみだったりするんです
何年も前に発見してからというもの、
中の様子が気になっていたんですが、なんせ用がないと入りづらいもので
そのまま頭の片隅に埋れていたのでした。

島内の方はというと工場群の中にマリーナがあったりと
現代の一般的な港湾地域の風景です。
以前に調べてみたんですが、この島は護岸される前には
少しづつ下流に移動していたそうな、
という事はその頃の住人は
定期的に上流側から下流側へと引越ししていたのかも?
なんて考えが浮かんできます。

勤務中なんでじっくりと、という訳には行きませんが
とりあえずの初上陸、胸のつかえを降ろすには充分でありました。


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by Y隊員

2010.3.19(金)晴れ
愛犬も笑顔

動物病院の駐車場よりBMW118iの開錠依頼です。
最近なぜか対応することが多いワンちゃん閉じ込めインロック。
今回もそれでは?と心配しつつ現場へ急行します。

到着するとお待ちかねのお客様とワンちゃん。
心配は心配だけで済んだようで一安心です。
すると「開かない時はやっぱり窓ガラスを割るんですよね?」とお客様。

以前、熱海にてインロックされてしまった事があるそうで
その時は今はそばにいるワンちゃんを閉じ込めてしまったそうです。
そして保険のロードサービスではなく鍵屋さんへ直接救援を要請。
すると遠方なので到着まで3時間かかると言われてしまい、
ワンちゃんの熱中症が心配で窓ガラスを割って解決されたとの事。
なので今回も・・と思われていたそうです。

心配されるお客さまにはピッキングにて壊さずにドアを開けますので、
と説明させていただき、その後無事に開錠です。

「CMどおりにすぐに来てすぐに解決してくれるんですね♪
この保険使い続けるわ♪」とお客さま。
こころなしか一緒にいるワンちゃんも喜んでいるように見えてしまいました。


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by K隊員

2010.3.18(木)晴れ
あと少しで大通りのはずが

AM:5:00過ぎにめずらしい依頼が入った。

内容は、狭い路地に入り込んでしまい走行が困難に
なったので代わりに運転して移動して欲しいという。

到着し路地に入ると20メートル程前方に車が止まっていた。
車のそばまで来て見ると左側にコンクリートの土台があって
道がそこだけ狭くなっている。

すぐ後ろは車が1台ギリギリ通れるぐらいの道幅で
クランク状の直角カーブになっている。

車はレンタカーでお客様はあまり運転に慣れていないらしく、
前にも後ろにも進めなくなってしまったようだ。

運転を代わり数回切り返しをしてクランクを抜け、
そのまま100メートル程バックして大通りに出る事が出来た。


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by A隊員

2010.3.17(水)晴れ
キー閉じ込みと脳の関係

千葉県市原市のゴルフ場でクラウンのトランク開錠です。
「荷物をまとめていたら携帯電話が鳴って・・」とお客さん。

閉じ込みの原因は、何かに気を取られることが多いですね。
今回のように携帯電話のパターンは非常に多いです。

そういえば・・
男性は2つの動作を同時にするのが苦手みたいですね。
脳の構造上、ひとつのことに集中するのが得意らしいです。
女性は全く反対みたいですね。

開錠後お客さんを見送った先には夕日が・・
寒暖の差はあるものの、ゆったりした陽気が気持ちいいというか・・
最近工具開発に没頭しているせいか、脳内リフレッシュには持ってこいです。

開発といっても、子供の頃に熱中していたプラモデルのような感覚です。
そういえばプラモも男の子の遊びだったような・・
これも脳の構造に関係があったりして。

そういえば・・
閉じ込む方のほとんどは男性のような・・


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by H隊員

2010.3.16(火)晴れ
デート

 昨夜の雨も上がり、穏やかな日差しが照り始めた昼前、川口市よりスバル・プレオの解錠依頼。かなり大きなスーパーの駐車場でお待ちのお客さんは年配の女性。合流後、作業に入る前にインロックの経緯を話して下さった。

 「忙しいのにゴメンなさいねぇ、こんな事で呼んだりして。わたくしちょっと浮かれてしまっていて注意力が散漫だったんだわ、本当にゴメンなさいね。今日はね、川原でランチにしようかと思ってこちらのスーパーに寄ったのね、そして買い物が終わって戻ってみたら鍵がなくってねぇ、本当にビックリしたのよ。落としたんじゃないかって。そうしたら車に付いてたのよ鍵が。良かった〜っと思ったんだけど、今度はドアが開かないのよ。ここでや〜っと鍵を閉じ込んだって気付いたのよねぇ。で、保険屋さんに連絡して鍵開けをお願いして、その後、今日ランチを一緒に食べようと思っていた人に連絡したら、今日は無理だねって言われてしまって… 実はね、今日は86歳の彼氏と初デートなの。だから絶対に中止にしたくなかったのよ。」 お客さんはそう言うと僕に背を向けちょっとモジモジと恥ずかしそうにした。

 そんな事情があるのならばと、超〜即効で解錠しドアを開けた。インロック発生からは時間が経っていましたがまだ昼前、充分ランチには間に合うはず。気温もグングンと上がっているのできっと気持ちの良いランチになるでしょう。
 「あら、もう開いたの? お兄さんありがとね。今から向かえに行ってもランチは出来そうよ、本当にありがとう。 甘いのしかなくて申し訳ないんだけど、これ飲んでね」とジュースを頂いた。

 拠点に戻る前、僕も少しだけ荒川の堤防に登ってみた。川面を照らす光は暖かで一枚脱ぎたくなる程。少しずつ寒さの和らいで行くこの時期は、冬の寒さを駆け抜けた僕らバイク乗りには至福の時。軽く頬を撫でる風は甘く優しい。
 大きな伸びをした後、お客さんの事が脳裏を過ぎった。「彼氏と楽しい一時を過ごされているのだろうか?」そう思うと他人事ながら、僕もちょっとドキドキしてしまったのでした。


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by J隊員

2010.3.15(月)曇り
空気が抜ける時

朝の通勤ラッシュもひど段落した頃、中央区で開錠要請です
現場はお客さんの会社のタワーパーキング、
ちょうど外回りに出発する時間のようで
社用車を出庫待ちする営業マンで大混雑となってます

お客さんもやっぱり外回りに出かける営業の方、
一緒に順番待ちの列に並んでクルマが降りてくるのを待ちます。
周囲では時計を気にしながら今日の予定を確認しあったりと
なんだか慌ただしい様子、これも年度末という時節柄なのでしょうね。

この状況で開錠に手間取ったりしたら目も当てられません
後方に連なる行列から漂う殺気にも似たような雰囲気になんだか緊張してきます。

そして次はいよいよお客さんのクルマの番、
ギンギンに集中して鮮明な開錠イメージを頭の中に思い描きます
そして30秒で作業完了のビジョンが見えたその時、

「スイマセン、ちょっと事務所の方へ戻らなければ・・・」
不意にかかってきた携帯電話を切りながらそう話すお客さん
なんでも急ぎの確認事項が入ってしまったそうでして・・

ホッとしたと同時に全身からシューと何かが抜けてくような感じでした。


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by Y隊員

2010.3.14(日)晴れ
飲み代節約術

お昼前に都心の立体式のコインパーキングより開錠の御依頼です。
休日の都心はさすがに空いていて予定より早く到着です。

自走式の立体駐車場の前にバイクを停めお客様にご連絡。
するとこの時期にしては少々寒そうな服装のお客様が現れました。

上着ごと閉じ込められてしまったのでは・・とお車のところに急いでいると
「昨夜、飲み会だったんですよ」とお客様。
お酒を断りきれずに車中泊?と思いつつ更にお話をお伺いしていると
どうやら意図的に車中泊されたようです。

気のしれた仲間との飲み会。どうせ終電過ぎまで飲む事になるし、
一人だけ遠いし別方向でもあるのでわざと車で来たそうです。

そしてここの一泊の駐車料は1800円。
タクシー代やカプセルホテルに比べたら断然安いです。
「鍵を閉じ込まなければ計画通りだったんですが・・」と最後にお客様。

しかし遠方へ飲みに行く時にはこれはありだなと勉強になりました。
ただ、ちょっと寝心地は悪そうですけどね。


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by K隊員

2010.3.13(土)晴れ
国産車では希少なカギ

羽田空港でスズキ・エスクードのインロック&バッテリー上がり。

エスクードは年式によってピッキングが出来ないカギが付いている。
過去に対応したのは1回だけでしかも2年程前。
あまり間が空くと感覚が鈍るのでなるべく定期的に
やりたいところだがこればっかりは仕方が無い。

到着するとドアとボンネットが開いている状態だった。
話を伺うと、旅行から帰ってきてカードキーでドアを開けようとしたら反応なし。
ロードサービスを依頼した後にカードキーにメカニカルキーが
内蔵している事に気付きドアを開ける事が出来たようだ。

原因は室内灯の点けっぱなしでバッテリーは完全放電状態だった。

お客様の事を思うとインロックの作業時間分だけお待ち頂く時間が
短くなって良かったが、2年振りの作業が出来なかったのでちょっと残念だった。


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by A隊員

2010.3.12(金)晴れ
脱鼻づまり

「今日もすごい飛んでますねぇ・・」
ふらふらのY隊員から言われるまで、気づきませんでした。

そういえば花粉症の時期なんですよね。
去年あれだけ辛い思いをしたのに、すっかり忘れていました。

たぶんトリクロール酢酸手術のおかげですね。
毎年処方してもらっていた花粉症の薬も必要なくなったので、
頭がボーーとすることもなく快適です。
効果があるのは鼻とクシャミだけなんで、目はかゆいですけど。

花粉症とは別に年中鼻づまりのA隊員。
毎日ナザールが手放せませんでした。
何のアレルギーかは分かりませんが、酒を飲むとさらに辛かったですね。
それもほぼ完治してます。

費用は5〜8千円ぐらいで、手術は30分ぐらいで終わります。
鼻に色々突っ込まれるので、少しツーーンとしますね。
効果は短くて半年、長くて2年ぐらいだそうです。

人によって効果に差があるらしいですが・・
鼻づまりの人にはぜひおすすめしたいですね♪


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by H隊員

2010.3.11(木)晴れ
レジェンド

 新宿区某所より05年ホンダ・レジェンドの解錠依頼。

 4代目となるレジェンドには他車ではみられない独特の鍵が付いています。それはホンダさんの薄いカードキーに内蔵出来るくらい薄い鍵なんです。どのくらい薄いかと申しますと、カードキーに内蔵されているCR2012というボタン電池と変わらないくらいの厚みです。このCR2012の最初の数字20はmmの単位で直径を表していて、後の12は0.1mm単位で厚みを表しているらしく、直径20mmの厚みは1.2mmの電池という事になります。電池がそのくらいの厚みなので、恐らくレジェンド・キーはそれよりちょっと厚みがあるいくらいではないかと思われます。余談ですがCRのCは二酸化マンガンリチウム電池、Rは円形の意味だそうです。

 この薄い鍵を差し込む鍵穴は見た目通り狭く、視界が良好とは言い難い。解錠自体に問題はありませんが、作業条件は良いに越したことがないのは正直なところです。そんな僕の初レジェンドは、スチームミストのような雨が振り続く夜でした。
 作業中顔全体に小さな水滴が付き、それが大きくなると他を巻き込んで流れて行く。顎を伝い、首を伝い、胸元に流れ込む雨水は冷えた身体を更に冷やし、スコープの先に見える空間も同様に水滴が流れていた。そして初秋の雨は容易に湯気を立たせ更に追い打ちをかけるかのように視界を遮る。
 思うように視界を確保出来ず悪戦苦闘の予感が駆け巡る。焦って苛立っているのかなんとももどかしい思いで覗き続けた。そして鼻水なのか雨なのか自分でも分からない液体が鼻下を流れ、それを何度目かに啜った時、ゆっくりとレジェンドの錠は回り始めたのでした。

 気が付けば現行レジェンドも6年目。過去のパターンから推測すると、今年か来年にはモデルチェンジがあっても良い頃合。さて、今度はどんなロックシステムになるのでしょうか? メーカーのフラッグシップモデルは特に気になるところです。


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by J隊員

2010.3.10(水)雨のち晴れ
雪中行軍のはて

昨日の事なんですが、さいたま市へ開錠要請で行ってきました。

荒川を渡ったところで大粒の雪へと変わった雨、
視界に積もる雪を払う為に左手ワイパーがフル稼働です
対向車線のクルマがとんでもなく雪を被っているのを見ると
(帰れるのかな?)なんて不安が募ってきます。
幸い路面の積雪はまだなくて無事に到着出来ました。

場所はとある駅前のパーキング
お客さんと合流して一緒にクルマへと向かいます。
近づいて行くとウッスラと雪の中に見えてくるお客さんのクルマ、
さらに接近した時にある事に気付きました
それは助手席のドア、その鍵穴に何かが刺さって・・?

これは・・・クルマのキーですね・・・
お客さんと一緒にしばらく絶句してしまいました
まあ無事に解決という事でなによりです。

余韻に浸る間もなく慌てて撤収します
早くしないと積雪で帰れなくなりますからね
さいたま市まで行ってのキャンセルはとても残念でしたが
一瞬で帰れたのはラッキーだったのかも?
帰った後、まるで樹氷の様になったバイクを見ながらそう思うのでした。


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by Y隊員

2010.3.9(火)曇り後雨
デンジャラスゾーン 築地

早朝5時、築地市場よりホンダ フォルツァのバッテリー上がり救援です。

今まで市場が終わった午後や、始まる前の深夜などに出動した事はあるのですが
なぜかやっている時間に来た事が無かった築地市場。
ちょっとワクワクしながらまだ暗い空の下を出動します。

到着すると活気さで更に目が覚まされた様に感じます。
来るまでの町並みが寝静まっているのに対しての差が激しすぎるので・・

お客様は市場の店舗の方。初めて営業中の市場に来た事を話すと、
面白いので見学して行けば、と簡単な案内をして頂きました。

その後、無事に作業を完了させちょっとだけ散策します。
さすが色々なメディアに取り上げられるだけあって
面白いお店も多いし、美味しそうなお店が目につきます。

そして誘惑に負けてちょっと早めの朝食をすませます。
しかし、食べ終わった後にもかかわらず入ってみたくなるお店が次から次へと・・

う〜ん。メタボを気にしている自分にとってはかなり危険な町です。
でもまた来てしまうんだろうな・・


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by K隊員

2010.3.8(月)曇りのち晴れ
A5ランクを目指して

品川区西五反田でマツダ・ボンゴのインロック救援依頼。

現場は目黒川沿いの路上パーキング。
到着すると向かいの店にかなりの行列が出来ている。

ここは精肉卸売り会社が経営する最高級黒毛和牛専門店。
A5ランクの肉をリーズナブルな価格で提供しているということで
メディアにも多数登場しているハンバーグで有名な「ミート矢澤」だ。

お客様に到着の連絡をすると「ミート矢澤」から出て来た。
食事中だったようで「すぐ戻りますから作業していて下さい」
ということで御本人確認をして作業開始。

行列の視線を感じながら速攻で作業完了。
お客様が戻る前に作業を終えてお客様にも喜んで頂けた。


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by A隊員

2010.3.7(日)雨
深夜の出会い

深夜に高速道路のPA内でキャンターの開錠です。
作業中、お客さんはずっと会話されているようなんですが・・

お客さん「ようやくこれで助かりそうです」
おじさん「よかったね。じゃあ俺は行くね」

長距離トラック運転手のお客さん。
一人待っているところで、見ず知らずの方が付き添ってくれてたようです。
そんな様子が会話の中から伝わってきました。

お客さん「また会えるといいっすね・・」
おじさん「うん・・ここはしょっちゅう寄るから・・」

お客さん「あの・・俺頑張ります・・」
おじさん「その勢い。俺も頑張らんと・・今が踏ん張りどころだな・・」

お客さん「娘さん就職先見つかるといいっすね・・」
おじさん「そっちもこれからが金かかるんだから・・」

出発するおじさんに、お客さんは手を振り続けるんですが・・
しばし手を止めて、その情景に見入ってしまいました。


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by H隊員

2010.3.6(土)雨
無言の抵抗

 板橋区某所のガソリンスタンドより、マツダ・ユーノスコスモの解錠依頼。

 現場のガソリンスタンドは給油レーンだけに屋根があるセルフ、お客さんは店内でお待ちだった。屋根下に入っているのに跳ね返りで濡れてしまうくらい雨が激しかったので、店内をお借りしてご本人確認。その際、お客さんは首を傾げながら「原因が分からないんですよ鍵を閉じ込んだ」と言われた。そして「構造上、自分でやらない限りありえないんですよ、この車のインロックって。でも自分でやった覚えはないんですよね」と続けた。
 意外と無意識でロックをかけてしまうことはあるかもしれません。ですがそれも確証がない以上推論でしかありません。何等かの不具合が出てロックしてしまう場合もあるので、その旨を伝えて作業を始めた。

 経年劣化が元と思われる引っ掛かりが少しありましたが無事に解錠。そして車内のロック部分を見てみると完全に解除されていなかった。指で僅かに触ると解除の正位置まで戻ったので、今回の原因はここにあるのかもしれません。店内から雨を避けて走ってきたお客さんにその事を伝えると、「売られるのを嫌がってんのかなぁ…」、そうシミジミと呟いた。

 聞くところよによると、お客さんは新しい車を購入予定で、これからコスモの下取り査定に行くとの事。「車は10年乗ると魂が宿るって冗談で言いますよね?あながち冗談とは思えなくなってきましたよ」。お客さんはそう言いながら雨で少し汚れたコスモを慈しみの目で見ていた。

 「新車で買って今日まで大きなトラブルも無く走ってくれたんだよなぁ。思い出は山のように詰まってるんですよ。売るのやめようかな… いやいや2台も車は必要ないし、まして維持が大変だ。でも愛着があるんですよねぇ… 」
 査定に行く決心をした筈のお客さんの心に迷いが生じてしまったようです。そんなコスモの思い出話しを聞かせて頂きながら、お客さんと二人、凛と佇む黄色い車体を暫し眺めた。


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by J隊員

2010.3.5(金)雨のち晴れ
幻の15分

「吉祥寺まで10分少々で!」
杉並に緊急すぎる開錠要請が入ったのは夜8時過ぎのこと
そしてこの無茶な所要時間には訳がありました。

なんでも最初に手配されていた別の業者さん
現場へと向かっている途中でエンジントラブルで到着不能に、
普通ならそこでお客さんに連絡を取れば良いのでしょうが
携帯も車内に閉じこんでしまっており、
場所を決めて外での待ち合わせ案件でそれも出来ないのでした。

日も沈んで冷え込みも厳しくなってきています
外で待つお客さんのお怒りを想像すると頭の中は真っ白、
とにかくありえないくらい急ぎました
そしてなんとか少し遅れの15分で待ち合わせ場所まで滑り込みます。
息を切らしながら到着の遅れを謝るJ隊員を見て
不思議そうな表情のお客さんが印象に残ってます。

そんな何年か前の今時期の出来事、
バイクの運転で息が切れるなんていま思うと慌て過ぎですよね
そしてこの後はどんなに急いでもこの時の15分には届かなかったりします
吉祥寺に来る度にふっと蘇る思い出でした。


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by Y隊員

2010.3.4(木)曇りのち雨
知らなかった日常

川崎大師へトヨタガイアの開錠に行ってきました。

毎年、初詣に来させて頂いている川崎大師。
勝手知ったる場所だったのでろくに地図を見ずに出発します。

考えてみたら初詣シーズン以外でお伺いするのは始めて。
露店もほとんどなく雰囲気がまったく違います。
もちろん道路も空いていて裏道を駆使する必要もありません。

おかげで予定よりだいぶ早く到着。
しかし、ご連絡させて頂くと車のある場所が違うようです。
誘導していただきつつ到着すると境内の駐車場でした。

何十年もこちらへ来させて頂いているのですが
ここに駐車場があるというのは始めて知りました。
初詣シーズン中の川崎大師しか知らない自分が盲点でした。

作業は無事に完了。お客様をお見送り後、
せっかく境内まで来たので今年二度目の参拝をさせて頂きます。
もちろんですが初詣シーズン中とは違う風景。
でもこっちの風景の方が本当は普通なんですよね。


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by K隊員

2010.3.3(水)晴れのち曇り
シートから警告音

渋谷区広尾でトヨタ・エスティマのバッテリー上がり救援依頼。

上がった原因を伺うと心当たりが無いという。
始動前電圧や使用状況からいってバッテリーの寿命のようだ。
エンジンを始動しバッテリーの交換をお願いして作業完了。

と思ったら、車内からピーピーと警告音が鳴っている。
警告音は左のスライドドア付近で鳴っていた。
ドアは閉まっている状態だったので全開にすると音は鳴り止んだ。

ドアセンサーの異常かなと思ったがいろいろチェックしてみると、
左のセカンドシート(電動タイプ)が原因だった。

シートの調整スイッチを押しても全く反応が無い。
リセットすると警告音も消えシートも調整できるようになった。

無事解決しお客様も安心した様子だった。


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by A隊員

2010.3.2(火)曇り
未来の歴史へ

押上でダッジバンのバッテリージャンプです。
5200ccのエンジンがうなりを上げて無事完了です。

お客さんを見送った先には東京スカイツリーが・・
かなり上の方まで建設しているように見えました。

まるで「ALWAYS 三丁目の夕日」ですね。
昭和30年代の高度経済成長期を彷彿させる風景です。
もちろん生まれてなかったんで、映画だけの記憶なんですが・・
昔の東京は何もかもが別世界ですね。

映画や教科書の中だけの世界というか・・
まるで切り取られた絵のようです。

A隊員の場合、小さい頃の写真でも別世界風になりますね。
そこには確かに自分が存在してるのに、記憶の断片と結びつかないというか
周りがどんな風景で、どんな空気だったのかよく思い出せません。

こんなに先進的な建物が出来上がろうとしてるのに・・
いつかは歴史を感じさせる絵になるんでしょうね。

遠い遠い未来では・・・
今のこの雰囲気がどのように映ってるんでしょうか。


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by H隊員

2010.3.1(月)晴れ
トランクインロックが…

 昨日の事。
 早朝より雨脚が強くなり更に気温が下がった昼前、葛飾区某所よりカローラ・アクシオのトランクインロックの依頼。
 現場はかなり大きな団地、ですが頂いた住所は枝番迄しか無くどの棟かは分からない。要連絡と言うことで現場に向かった。

 団地の端っこへ到着した頃、雨はいつしか雪混じりになっていた。グリップヒーターで温まり湯気の出る手で携帯を取り出すと、遠くから女性が走って来るのが見えた。もしかしてお客さんかなぁ? でも走って来るには随分と遠いから違うだろうなぁ? と思い携帯にお客さんの番号を入力する。
 女性はどんどん近付いてくる、心持ち僕を見ている様な気がしないでもない。それは自意識過剰だな、とか思っているとその女性から携帯の鳴る音がした。その音はこちらの携帯から聞こえたコール音より一拍遅れていた。偶然にも程があるゾ、いやもしかしてお客さん?と思った所で女性が目の前に到着、息を切らせながら「ロードサービスの方ですか?」と言われた。

 指示に従い車へ向かうが、お客さんは結構な勢いで走って行く。歩いて来て頂いて結構ですよ、先に車の所でお待ちしてますと申し出ても「大丈夫です」と走ることを厭わなかった。やかて車輌が見えて来るとその横には旦那さんらしき人が立っていた。

  「トランクに荷物を入れたら鍵も一緒に置いて閉めてしまいました」
 この天気では仕方ありません
  「子供が (ダンプの音で聞き取れない) 閉じ込んじゃって」
 お子さんがドアのロックをされたのですか?
  「え! いえ! 子供が (またダンプが通って聞き取れない) ですよ」
 え〜っと、お子さんが鍵を閉じ込んだんですか?
  「いえ、中に子供がいるんです」
 え!!
 急ぎ車に近付くと外気との気温差で窓が曇ってハッキリとは見えませんが、中に子供らしき人影が見て取れた。そして中を覗き込もうとすると「だーしーてー!! あ"ーーー!!」と悲痛な声が聞こえてきた。トランクインロックと思っていたら、子供インロックも発生していたとは。
 その後、猛烈な勢いで解錠し、お母さんが車内に入ると子供も一安心、僕もホッとしました。

 小雪降る中カローラを見送ってふと気付く、真っ赤になった指先の感覚が無くなっている。んん〜痛いぞと思いながら濡れたグローブをつけると背筋までゾクっときた。ここ数日暖かかっただけに身体が対応しきれていないようです。
 バイクに跨ると直ぐ横に桜の木があったので何気に見やると、雪混じりの雨に濡れた小枝に蕾らしき膨らみはまだ無かった。
 まだ春遠しかと呟いて、鼻水をすすった2月の雨の中でした。


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