東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
得意な作業はキーとじ込みによる開錠作業 → 開錠車種一覧へ
都内6拠点からバイクで迅速に現場へ向かいます → 拠点エリアへ
年中無休24時間営業 電話 03-5809-9677
 HOME  概 要  対応エリア  隊員日記 こんなときはどうするの?

過去日記一覧へ



by K隊員

2013.8.31(土)晴れ
究極の安全技術

日産が電気自動車「リーフ」をベースにした、
自動運転車の試作車を公開した。

2020年までに手頃な価格で複数車種を発売する計画。

現在国内では公道でテストできないが、開発を本格化するため
横須賀に専用のテストコースを14年度末までに完成させる。

米検索最大手のグーグルはすでに公道を使った実験を進めていて、
2017年までの実用化を視野に入れている。

事故が起きた場合誰が責任を負うかなどいろいろな法律の整備も
必要となるが、「夢のクルマ」が現実味を帯びてきた。


picture

by A隊員

2013.8.30(金)晴れ
今日から平常運行

創業日記も終わったので今日から平常運行です。
1年ぐらいかかるかと思ってたんですが、ネタも尽きましたね。

ずっと同じテーマだったので終盤は「やっと解放される」という喜びと
「いよいよ終わるんだ」という寂しさが混ざり合ってました。

基本的にこの日記は一方通行なので発信しっぱなしです。
これがSNSなら「いいね」とか「よくないね」とかの反応が楽しめるんですが、
結局のところ自分が納得出来たら全てOKのような気もします。

何より、こうした振り返り日記が書けて本当に良かったというか・・
一番辛かった頃の自分に読み聞かせたいぐらいです。

今年の目標は創業日記と新技術の開発です。
とりあえずひとつクリア出来たので、もうひとつへ本腰入れます。
すでに2年ほど研究してきて芽が出始めた感じなんですが・・
助人にしか出来ないオリジナルピッキングを開発中です。

今年は創業隊員のH隊員とG隊員から大きな刺激を受けたので・・
次は俺も・・と発奮しながら鍵穴に夢中になってます。


picture

by H隊員

2013.8.29(木)晴れ
微妙な雰囲気

 メルセデス・E300の解錠依頼を頂き某車屋さんまで。
 現場では若いメカニックの方々が車を取り囲むようにパイプ椅子に座っていた。その中の一人が「この車なんです、よろしくお願いします」と言われると、他の方達も口を揃えて一斉に「お願いしまーす」と。でもその声はなんとなく沈んだ感じです。
 整備中にインロックをしてしまい、解錠依頼で経費が発生する事に落胆してるのかな?と思ったのですが、どうやら皆さん長い時間探し続けたので疲れていたようです。

 キーは車内にある筈なので取りあえずはドアを開けて欲しいとの指示で右ドアを解錠。ドアを開けると警報が鳴るので僕はロックを解除するに留め、あとはメカニックの方にお任せです。

 ドアを開けてけたたましい警報が鳴る中、その場にいた全員で車内を隈なく探すもキーが見付からない様子。
 暫くすると事務所からメカニックの方々の上司がやってきて「車内に無いなら」とトランク解錠の追加依頼を頂いた。それを聞いていた若いメカニックの一人が「でも…トランクを開けて作業をしてないんですよ…」と呟く。その言葉が聞こえた上司は「君達がさんざん探してもキーが見付からないのでインロックしか考えられ、そう言うから今開けて貰ったんだろ?じゃぁ鍵がある可能性は全部確認しないとね」と優しく言われていた。

 結局トランクの中にも鍵は無く、捜索が降り出しに戻ったかと思った矢先、上司の方が鍵発見。それはメカニックの共用机の引き出し奥、バインダーの下にあったようです。喜ぶ上司とは裏腹に、メカニック全員の無言で微妙な雰囲気がちょっと辛かったです。


picture

by J隊員

2013.8.28(水)晴れ
バッテリーの突然死

繁華街の路上からバッテリー救援の要請です。

自宅を出る時には全く問題なかったそうなんですが
電話をかけようと路肩に寄せてエンジンを切ってから僅か2〜3分、
再始動しようとしたらもう駄目だったんだそうな。

ジャンピングで始動させると問題ない電圧が出るんで
しばらく充電してみたんですがバッテリーの電圧は全く上がらず
いわゆるバッテリーの突然死という症状ですね。

多くは緩やかに性能が低下して行くのがバッテリー劣化の特徴、
そのため交換時期を察知しやすかったりするんですが
この「突然死」というのはその名の通り予測がつかないのが厄介ですね。
そしてバッテリーの壊れ具合によってはジャンピングで始動は出来ても
自走不可なケースもあったりと、とても困った壊れ方をします。

最近のバッテリーだと少なくなっているトラブルケースではあるんですが
それでも長期間使用したバッテリーには起こりやすい様なので
バッテリーを暫く交換した記憶が無い場合は用心した方が良いでしょう
経験では大体5年の使用を超えた辺りから発生率が一気に上がる感じです。


picture

by Y隊員

2013.8.27(火)晴れ
メロンと小市民な自分

スーパーマーケットの駐輪場よりフォルツァのジャンピング依頼。
お客様は過去に何度か対応させて頂いた方でした。

「何度もごめんね〜」とかなり恐縮されています。
お気になさらずに〜と話しながらバッテリーをあらわにします。
そしてジャンピングしようとすると鍵を持っているお客様がいません。

しばし待っていると、店内から現れるお客様。
「これ食べて」と渡されたのは網目のついた美味しそうなメロン。
逆にこちらが恐縮してしまうことになってしまいました・・

お見送り後、こんな事をしては駄目だなと思いつつも店内へ。
ドキドキしながらメロンを発見。そしてちょっと安心してしまいました。
高額なメロンではなかったので。

でも自分で買うか?と言われれば買えないですね。
その分でお昼を食べたいですから。なので頂き物としては凄く嬉しいです♪

帰宅後、憧れの半分に切ってのゴージャス食べをしようかな、
とも思ったのですが結局、普通に切って家族で頂きました。
なんかもったいなくって・・ やっぱり自分は小市民なようです・・


picture

by K隊員

2013.8.26(月)曇り
圧倒的な存在感

トヨタ・タンドラのインロック救援依頼。

タンドラはUSトヨタが生産・販売する
フルサイズピックアップトラック。

5.7リッターV8エンジン搭載で、全長5.8m超、
全幅2m超、全高1.9m超とかなりでかい。

並行輸入車となるので不便な点があったり、
街中では駐車場など止める場所に気を使うそうだが、
トータル性能が高く意外と運転しやすいし見かける
ことも殆どないのでかなりお気に入りとのこと。

たしかに運転するとかなり気持ちよさそうだ。


picture

by A隊員の創業日記40

2013.8.25(日)曇り
エピローグ

前へ (まとめ

一般的に独立するときというのは・・
ある程度、営業基盤が確保されていたりします。

独立元から容認されてるか、奪い取るかの違いはあるにせよ・・
事業計画が成り立つよう段取りされているもんです。

助人は何の基盤もありませんでした。
正真正銘ゼロからのスタートです。
バイク便時代のお得意先とは1年間取引しなかったというか、
形式的には前の会社への仁義を通した格好になっています。

旗揚げ当初は本当にしんどかったんですが・・
だからこそ、純粋に腕だけで勝負出来たというか・・
今となってはこれしか方法がなかったろうと思います。

何も特別なことはしてませんね。
目の前には細くて薄暗い道が用意されていただけというか・・
どんな誘惑にも横やりにも負けず、ただ歩き続けただけです。

純粋な目で見続ければ絶対見失わない道・・
そういうものが「ある」ことを体感した3年間でした。


picture

by H隊員

2013.8.24(土)曇り
つぶらな瞳に見詰められて

 仕事を終えて拠点へ戻っている時。いつもならそこそこ混んでいる時間帯の某幹線道路がその日はなぜかガラ空きで、信号にも引っかかる事も無く気持ち良く走っていた。
 いくつかの街道を越え、オーバーパスを渡り、順調に拠点へ近付いている筈だったが、とある国道とそれと並行している線路を越える長いオーバーパスを登り切ったところで突然渋滞。それは発生したばかりなのか暫し全く動くことがなかった。

 渋滞にハマって5分も過ぎた頃、あまりの進まなさにエンジンを止めて後ろを振り返ると、後から来た車でどんどん渋滞が伸びている。ここは一つバイクの機動性を生かして裏路地へ…と行きたいところですが陸橋故それも出来ず、ただただ渋滞に紛れ、ただただ辛抱するしかなかった。

 そんな状況で前に止まっていたのが写真の清掃車。某ヌイグルミがリアハッチの取っ手に肩固めを決められたようになっている姿がとても忍びない。そのあんまりな姿なのヌイグルミを見ていると如何ともし難い気持ちになってくるのでした。

 結局渋滞を抜けるまで15分を要し、30℃超えの外気温とエンジンの熱に晒されながらヌイグルミと見詰め合った結果、その晩の夢に悪意に満ちたヌイグルミが出てきてあまりの恐怖に扇風機を蹴倒した事をここでゲロっときます。


picture

by J隊員

2013.8.3(金)曇り時々雨
フロント2輪の魅力

フロント2輪、リア1輪の一風変わったイタリアンスクーター、
ジレラ・FUOCO(フォコ)のバッテリー救援です。

日本にもホンダ・ジャイロ等、3輪タイプはあるんですが
一般的に後ろが2輪の3輪タイプとなっていますね
この違いはその用途によるものなんでしょう。

特に配送用途の積載なんかを考えない場合、
フロント2輪の走行安定性向上の恩恵は絶大なもの。
路面のわだちだろうが砂が浮いていようが
神経質にならずにブレーキを強く握れるんだとか、
運転の疲労度が大分少なくて済みそうで気になる特徴ですね。

そういえばこのFUOCOなんですが
500ccという日本では売れづらい排気量、
にもかかわらず救援対応の回数がそこそこあるんで
やっぱり人気のある一台なんでしょうね。


picture

by Y隊員

2013.8.22(木)晴れ
ピックアップトラックと麦茶

シボレーコロラドの開錠に行ってきました。

ミドルサイズのピックアップトラックであるコロラド。
アメリカでは色々な種類のピックアップトラックがラインナップされており
更にそのトラックを普通に乗用車として使うお国柄。
なのでピックアップトラックと聞くだけで妙にアメリカを感じてしまいます。

現場はアメリカナイズなおしゃれなお宅。
待ったいたコロラドはミドルサイズって言われていますが結構な迫力で
すごくアメ車って感じです。
そして荷台にはサーフボードが搭載されており、まさにアメリカ。
ここは日本か?って勘違いしてしまいそうです。

照りつける太陽の下、汗みどろで開錠。
するとこんがりと日焼けしたお客様より
「日本の夏は麦茶が一番美味しいよね〜」
とよく冷えた麦茶の差し入れ。

確かにすごくおいしいです。
でも麦茶でやけに日本を感じてしまったコロラドの開錠でした。


picture

by K隊員

2013.8.21(水)曇り一時雨
最近の車は注意が必要

深夜2時過ぎVW・ゴルフのバッテリー交換依頼。

点検時にバッテリーが弱っているので交換したほうがいい
と言われていたので、ちょうど新品を買って車に積んでいたという。

昔はバッテリー交換しても時計やラジオのメモリーが
リセットされるぐらいでとくに問題なかったが、
最近の車は電子制御満載で非常に気を使う。

今回はバックアップ電源を使ったので不具合や再セットはなかったが、
バックアップをとらないとECU、セキュリティ、リモコンドアロック、
パワーウィンドウ、車両制御システムなどいろいろと不具合が出る可能性がある。

一部車種では市販のバックアップ電源を使うと不具合が
でる場合もあるので、個人で交換する場合は注意が必要だ。


picture

by A隊員の創業日記39

2013.8.20(火)晴れ
新たな目標へ向けて

前へ (まとめ

助人はたった2つのグチから生まれたようなもんです。
「都内渋滞」と「開錠技術」ですね。

助人はこれらのアンサーになれたんだろうか・・
この問いは永遠に続きそうな気がします。

2006年、子供の小学校入学式の際・・
父親であるA隊員も特別な感情があふれていました。
ようやく軌道に乗ったというか、新たな出発点といった気持ちで、
校長先生の挨拶を聞いていました。

翌日久しぶりに妻を誘って外食しました。
下北沢にあるお好み焼き屋ヒロキです。
何でお好み焼き屋だったのか思い出せませんが・・
たぶんどこでも良かったんだろうと思います。

カウンターの目の前で焼かれたちょっと豪華なお好み焼きを、
2人で拝んでから食べたのを覚えています。

お腹いっぱいお好み焼きを食べたこのあたりで・・
激動の創業期を終わりたいと思います。


picture

by H隊員

2013.8.19(月)晴れ
ハンドルロック

 深夜、某複合施設の駐車場からトヨタ・ヴィッツのバッテリージャンプのご依頼。ガランとした巨大で真っ暗な空間の柱の陰にポツネンと停まるヴィッツ。中には母娘のお二方が不安そうに待っていた。

 ボンネットを開けて状況をお聞きすると、「ここへレイトショーを観に来たんだけど、上映時間ギリギリになって慌ただしく車を離れたので何かを消し忘れたのかもしれない」との事。室内灯かスモールを消し忘れたのかなぁ?と思いながらもバッテリー電圧を測ると12.5v。一見問題ない感じだけどバッテリー端子に青い粉状のサルフェーションと思われる付着物が僅かにある。バッテリーの使用年数をお聞きしてみたが、車は旦那さんが管理しているので分からないとの事でした。

 残電圧が異常じゃなくてもバッテリーの劣化が進んでいたりすると、容量(時間率)低下を起こしエンジンを始動出来ない事があります。見せかけの正常値とでも言いましょうか、一見問題なさそげだけど、エンジンをかけようとセルモーターを回した瞬間に極度の電圧低下を起こしたりする場合があります。なので確認の為お客さんにエンジンをかけようとした時の挙動を伺うと、以外にも全くの無反応との事。カチっとかビーーーーとか鳴りませんでしたか?とお聞きしても「一切の反応が無いんです…」と更に不安そうな顔をされた。

 残電圧からすると室内灯位は付いても良い筈だとイグニッションを回してみるが何故だか回らない。変だな??と懐中電灯で車内を照らしてみると、ハンドルが90°横を向いていた。むむっ!どうやら原因はこれのようです。

 レイトショーに遅れそうなので慌てて車を降りる時、誤ってハンドルを回してしまいハンドルロックがかかってしまう。お客さんはそんな機能があるとは知らないし、ましてやそのハンドルロックがかかっている際のテンションがキーシリンダーの回転を阻害する場合がある事も知りません。なので今回の状態だとバッテリー上がりと勘違いされても仕方がないかと思われます。
 と言う訳でハンドルロックを解除してイグニッションを回すと問題なく自力始動が出来たのでした。

 稀にあるハンドルロックに起因するトラブル。イグニッションが回らない時はハンドルを軽く左右に切りながらキー操作をしてみて下さい。ハンドルロックが原因なら解除される場合がありますので。


picture

by J隊員

2013.8.18(日)晴れ
嵐の前兆

高層ビル搬入口でエブリィのインロック救援です。
仕事中のトラブルという事で急いで開錠、
そしてお客さんがドアを開けたと同時にハザードが点滅を開始して…

正直「しまった!」と思いました。
というのもこのハザード点滅、防犯アラーム発報の前兆なのです。

アラームが鳴り始めてしまうと会話もままならなくなってしまうんで
慌ててお客さんに知らせようとしたんですが、
意外な程あっさりと警報解除をしてしまうお客さんなのでした。

伺うとインロックは今回で3回目なんだとか、
どおりでセキュリティ解除の手順が手慣れていたんですね。

かなり強力な防犯アラームが搭載されているのが最近の軽自動車、
なのでいつもはお客さんと作動時の段取りを打ち合わせて開錠するんですが
まさか業務使用のエブリィにまで装着されているとは…不覚でした。


picture

by Y隊員

2013.8.17(土)晴れ
星に願いを

お盆休み期間中の夜、
杉並拠点で23時のニュースを見ているとペルセウス座流星群の話題。
流星群が近年にない好条件で見られるとのこと。

Y隊員、40年以上生きてきて流れ星を見たことがあるのは一度きり。
久々に直に見たいな、と思うものの
都心は街灯の明りが強く星空がイマイチ見えません。

遠くの出動が入れば見れるかな・・と思っていると
なんと山梨県上野原市よりVWビートルの開錠依頼。
星空が望める絶好の場所へ行けることになりました!

無事に開錠を終え、街灯のない真っ暗なところを探します。
そして夜空を見上げると・・曇ってました。全然見えません。

戻りの道中、未練がましく何度か止まって空を見上げていたのですが・・
八王子の料金所まできて諦めました。

夜空がよく見える所まで行ける、という願いは叶ったのですが
肝心の流れ星を見るという願いは叶いませんでした・・

もし流れ星を見たら、流れ星を見れますようにってお願いしてしまいそうです。


picture

by K隊員

2013.8.16(金)晴れ
早朝から満車

早朝5時過ぎホンダ・S−MXのインロック。
場所はアクアラインの海ほたる駐車場。

お盆休み期間中ということもあり首都高やアクアラインは、
渋滞とまではいかないがかなり車が走っている。

海ほたるに到着すると川崎方面から入る駐車場は
すでに満車状態で何台か並んでいる。
いつもながらバイクでよかったと思う瞬間だ。

週末までは早朝から夕方まで満車状態が続きそうな感じだ。


picture

by A隊員の創業日記38

2013.8.15(木)晴れ
誤解から理解へ

前へ (まとめ

「A隊員さんはベンツをご存じない!」
「全国の優秀なカギ屋さんが開錠不可なんですよ?」

素直に喜ばれるかと思っていたら予想外の展開でしたね。
何を話しても信用されず、帰される寸前でした。

ベンツトランクをピッキングしている業者が存在しないということを、
ロードサービスのコールセンターで初めて知ることになりました。
こうなれば、現実にあった話しをするしかありません。
「筑波ベンツトランク事件」を話題に出すと、状況がガラリと変わりました。
最初Yさんは唖然としてましたが、それからは早かったですね。

Yさんは頭の回転が速く理解の深い人でした。
別れ際には「失礼な態度で何とお詫びしてよいやら・・」という流れになり
逆にこちらも恐縮するような感じでしたね。

拠点へ戻って「営業は好感触だったよ」と伝えると、
みんな自分のことのように喜んでくれました。

助人と取引して本当に良かったと思わせたい・・
営業先で誤解されたときほど、強く思ったもんです。


picture

by H隊員

2013.8.14(水)猛晴れ
冷→人←冷

 初代V70の解錠依頼を頂いて現場へ到着すると、車輌はエンジン始動中でボンネットからモウモウと陽炎が登っている状態だった。これは早く開けなければと思いながらも車を見回すと、鍵穴のある右側が塀に近くかなり狭い。何とか人一人が入っていけない事もないけど作業はやり辛そうだ。
 この年式の助手席側に鍵穴は無いが、確かハッチバックにはあったのでそちらはどうだろう?と回り込んでみたが、後ろもお客さんの自宅が迫り狭い。ドアよりは作業スペース的に広い気はするが、車内に入れる程ハッチが開きそうには無かった。

 と言う事でドア解錠を選択し、車のフロント部分からカニ歩きで隙間へ入って行こうとしたが、これがまたトンでもなく熱い。車内ではエアコンが効いているのでエンジンの回転は高くなってるし、昼過ぎの外気温は34°位だし、辺りは太陽を遮るモノが無く日影がないし、塀の裏ではお隣さんの室外機2機が全力で回ってるしで、ドア前の隙間は尋常じゃない熱さになっていた。
 これは長引くとやヴぁいので短期決戦しかないゾと鍵穴を覗いてみたが、熱風で呼吸が苦しいし何より目を開けていられない。車体と塀にピッタリと挟まった状態で前後左右上下から襲いかかられる熱気は精神力で抗えるレベルを超えていた。

 情けないけどお客さんに現状を報告し相談。結果、車の後ろにある居間の窓を全て外して頂き、ハッチを全開出来る状態で解錠をスタートです。
 室内から漂う冷気が本当にありがたく速攻で解錠。ハッチを開けると車内からもチンチンに冷えた冷気が勢いよく流れ出して来て、かき氷を食べた時みたいな頭痛が起きそうでした。

 記録を更新し続ける今年の猛暑。助人を始めた2004年もとても暑かったなぁと思い返し、陽炎の向こうの記憶に黄昏る10年目の夏なのでした。


picture

by J隊員

2013.8.13(火)晴れ
キック始動でも重要です

始動出来ないヤマハ・SR400の救援です。
SRといえばクラシカルなスタイルのロングセラーモデル、
始動方法もキックのみのシンプルなバイクですね。

現場ではバイクの傍らに座り込んでいるお客さんには濃い疲労の色が、
少し休んでもらってる間にバイクを点検してみると
2.5Ahの超小型バッテリーが見事に上がってました。

キックスタート式なんで一見するとバッテリーは無関係に思うんですが
ある程度以上まで放電してしまうとキック始動の際に
プラグに火花を飛ばせなくなってしまうんですね。

ジャンピングして始動を試すと一発でエンジンがかかりました。
救援を呼ぶまで猛暑の中でキックスタートを繰り返したというお客さん
アイドリングを始めたSRを見て少し元気が戻ったようです。

車格に全く合わないほど小さいSRのバッテリーなんですが
快適始動の為にはとても重要なパーツなんですね。


picture

by Y隊員

2013.8.12(月)晴れ
流れる嫌な汗

東名高速上り、東京料金所を出たすぐの路上より開錠のご依頼。
車内にはお子さんが閉じ込められているとのこと。

杉並拠点から幡ヶ谷で首都高4号線にのり環状2号線から3号線を下って
東名川崎を出てすぐにまた東名にのれば30分から40分で着けるはず。
すぐに杉並拠点を飛び出しました。

しかし環状2号線が大渋滞。
山手通りの地下深くをはしる環状2号線。もう気温がすごいんです。
過去には夏場の高すぎる気温のせいで看板が脱落することもあったほど。
しかも渋滞。猛烈な暑さです。

慎重にすり抜けしながらふと気が付いてしまいました。
今日の日差しだとエアコンがかかっていない車内だとこれ以上の気温かも・・
お子さんは大丈夫だろうか?暑さのせいだけではない汗が出てきます。
3号線に合流し現場まで急行します。

到着するとエンジンがかかりっぱなしの該当車。
エアコンも効いていてそしてお子さんはぐっすり眠っていました。
もうその状況を見ただけでなんか仕事を終えたような気分・・
でも気を取り直して即開錠です。

しかしお子さんが閉じ込められている開錠はいつ対応しても緊張します。


picture

by K隊員

2013.8.11(日)晴れのち曇り
夏全開

千葉県富津市でVW・パサート ヴァリアントのインロック。

お盆休みに入る週末ということもありかなり渋滞
してるかなと思ったがそれ程ひどくなく順調に到着。

家族で泳ぎに来ていたお客様。
解錠後は小さいお子さんにもお礼を言われ癒された。

海水浴場はなかなかの人出でみんな楽しそう。
ひと泳ぎしたくなったが我慢して帰路につく。

遠出の帰りはいつもツーリング気分で楽しいが、
信号待ちなどで止まると気温とエンジンの熱でさすがに熱い。

とくに渋滞しているアクアラインのトンネル内は、
走行していても息苦しくなってくる。


picture

by A隊員の創業日記37

2013.8.10(土)晴れ
Yさんからの指摘

前へ (まとめ

大手某アシスタントさんのお墨付きがもらえたというか、
昔の無名時代の助人サービスとはお別れです。

次に営業へ行くのも大手なんですが、
箔の付いた助人をアピールしようと考えました。

信長戦法ですね。
彼のイメージは桶狭間なんですが、あんな奇襲攻撃は最初だけです。
その後は一か八かなんかせず戦略を駆使して攻略していきます。

助人の桶狭間も紙一重の勝利でした。
この勲章を胸に次はプレゼンだけで挑みます。
元々少量ながらも依頼件数のあったお得意さんです。
これまでの営業提案で評価された点をふんだんに資料に取り入れて、
簡素だった提案書をよりパワーUPさせました。

意気揚々営業しに行ったんですが・・
担当者のYさんは手厳しい印象でしたね。
開口一番「ウソは良くないよ」とYさん。

資料を指さしながら「ほら。ここ見て」
「ベンツトランクがピッキング出来るって書いてあるよ」


picture

by H隊員

2013.8.9(金)晴れ
静かなる復調の兆し

 とある駐車場で解錠をしていると、どこからともなく「ブロロロー」と低く耳触りの良い排気音が聞こえてきた。直ぐに二気筒だと想像がついたけど車種までは分かりません。ツイン好きとしてはとても気になりますが解錠中なので鍵穴に集中です。

 作業を終えてお客さんをお見送り。その後、気になる音がする方を見てみるとそこは自動車教習所でした。なるほど、どうりで優しい走り方で行ったり来たりしている訳です。
 あれ?でも教習車ってCB750やCB400等の4気筒じゃなかったっけ?二気筒だと思ったのは勘違いかな?そう思いながら教習所のコースに近付いて行くと、そこを走っていたのは何とホンダ・NC700Sでした。(後で調べて知ったのですが教習所で使われているのは排気量を78ccアップしたNC750Lらしいです)

 昔、府中試験場で乗ったCB750は随分と乗りやすい印象の教習車でしたが、それよりも軽く更に低重心で扱いやすいNCなら教習車としてはもってこいですね。みんな軽快に乗ってましたよ。

 バイク離れと言われて久しいのですが、最近は軽二輪を中心に販売台数が伸びているとの事です。そう聞くと純粋に嬉しく思うのは僕だけではない筈です。


picture

by J隊員

2013.8.8(木)晴れ
探す高さを変えると?

繁華街のコインパーキングで開錠要請です。

お客さんはパーキング周辺でキーを落としてしまったそうで
しばらく探したそうなんですが見付からず、諦めようとしているところでした。
スペアキーが車内にあるんでクルマは動かせるんですが
やっぱり無くしたまま、というのが心残りみたいです。

経験から言うと人通りの多いところにキーを落とした場合
そのまま地面に落ち続けている事は少ないように思います
見つけた人が拾ってしまうんですよね。

大抵は何気無く拾うんだと思うんですが
最寄りの交番の場所が分からなかったりとかすると、
拾ってはみたけれど、どうしよう?となってしまうんでしょう。
かといって元の地面に戻すのも踏まれたり蹴飛ばされたりと…
そうなった場合に手ごろな高さの場所に置いたりするわけです。

お店の立て看板の上だったり路肩のブロックの上だったりの
落とした場所と違うところでキーが見つかって
現場キャンセルとなる事がたまにあるのはそういった理由からでしょう。

悪意は無い落し物の移動なんですが
地面にばかり集中している分にはものすごく見つけにくかったります。


picture

by Y隊員

2013.8.7(水)晴れ
夜の羽田のモヤモヤ

夜の羽田空港へトヨタノアのバッテリー救援に行ってきました。

駐車場内でノアを探している途中、また発見してしまいました。
ルームランプが点きっぱなしの車を・・

空港の駐車場だからすぐに戻ってくることはないよな・・
きっとこのままバッテリーが上がるんだろうな・・

ロードサービスが無償で受けられる方なのだろうか?
そうじゃなかったら可哀相だな、
ピッキングで開けて消してあげようかな?

と、おせっかいな事まで思うも結局はいつも何もせず。
夜はとくに消し忘れが目立つし、職業柄すごく気になっちゃうんでうよね。
モヤモヤした気分で事務所に帰ってくるんです。

そしてそのモヤモヤを晴らすのは・・実際の出動依頼。
これから夏休み本番。しっかりモヤモヤを晴らせるよう頑張って稼働します!


picture

by K隊員

2013.8.6(火)曇り時々雨
20年経つがまだまだ現役

ニッサン・スカイラインGT−Rのバッテリー上がり。
車は3代目のBNR32型GT−Rだった。

1989年にケンメリGT−R以来16年ぶりに発売されたGT−R。
441万〜529万という価格だったが5年間で4万3千台以上が売れた名車。

お客様の車は走行距離4万km台でかなり程度がよさそうだったが、
エンジンを始動すると4WDとABSの警告灯が点灯していた。

32GT−Rではよくあるトラブルで普通に走れるが、
Gセンサーが故障していて32GT−Rの特徴である
アテーサE−TS(四輪駆動システム)が機能しなくなっているようだ。

純正のGセンサーは15万円以上するし納期も未定。

32GT−Rはまだまだ人気がありパーツが開発されている。
性能が向上した最新のセンサーを使ったデジタルGセンサーが4万円程で
発売されていて評判もいいので検討してみてはいかがですかと話してみた。

完調な状態でできるだけ長く乗ってもらいたいものだ。


picture

by A隊員の創業日記36

2013.8.5(月)晴れ
死闘の成果

前へ (まとめ

「筑波山ベンツトランク事件」は大きな収穫をもたらしました。
依頼件数が一気に増えて、急きょ人員増強が必要になります。

数か月後にY隊員が、その後K隊員が入ってきました。
創業隊員の一人G隊員は横浜で独立する流れになりました。

個人的には工具の重要性を初めて認識したときでもありました。
たとえ悪天候でも素早く攻略出来る工具があれば・・
と真剣に考えるようになりましたね。
実を結ぶまで3年かかりましたが、この死闘がなかったら生まれてないです。

もしも晴れていたら、死闘にはならなかったですね。
そもそも助人へは手配されなかったかもしれません。
2番手のカギ屋さんが解決出来ていた可能性が高いし・・
レッカー車が入れたかもしれないですね。

こんな大事件の直前にTさんに出会ってるのも不思議というか、
営業したタイミングも神がかってますね。

すぐ実家へ帰って父の墓参りというか・・
戦勝報告したのは言うまでもありません。


picture

by H隊員

2013.8.4(日)晴れ
ダダ漏れ?

 とあるホームセンター内にあるセルフのガソリンスタンドから、ジャガーX−TYPEの解錠依頼。

 いつも通りにアブロイキーを解錠し、現場を後にしようとヘルメットをかぶっていると、X−TYPEのお客さんご夫婦がボンネットを開けてエンジンルームを覗きこんでいた。どうしたんだろう?と思いっていると奥さんが近付いてきて「水ってどこから入れるか分かります?」との質問。水ってウォッシャー液かなと思っているとどうやら冷却水(LLC)のようでした。

 エンジンルームを見てみると、右側に樹脂製のリザーバータンクがあったのでこれですよと指差してビックリ、どう見ても中身が空だったのです。
 「なんかねー息子が言うには水が漏れてるらしいのよ」と奥さん。そう言いながら助手席の足元から取り出したのは焼酎4リットルのペットボトル2本。中身はだたの水道水らしい。
 「水温が異常に上がったらこれ満タン入れろって渡されたんだけど面倒臭いわよねー」と笑いながらリザーバータンクへ大量注入。
 その後「この車は息子のモノで、当人はいつもこうやって乗ってるらしいので大丈夫ですよ」と走る事を止める僕の申し出を丁寧に断られたのでした。

 バッテリー上がりでボンネットを開け、水漏れを発見する事が多い今日この頃。簡単なホース交換で直りそうな場合が多いのですが、非常にやっかいな箇所の水漏れも少なくありません。
 そろそろお盆のシーズンが近付きました。水回りのトラブルでオーバーヒートにならないよう帰省前の点検をお忘れなく。


picture

by J隊員

2013.8.3(土)晴れ
証拠はないけど

ホンダ・N−BOXのインロック開錠要請です。

クルマを停めて知人と話をしていたら
いつの間にかロックされていたとお客さん、
運転席の窓には小型犬の姿、お客さんを見つめながら
窓の内側をガシガシ引っ掻いて一生懸命アピール中…

普通だったらこのワンコの行動がインロック原因として怪しいんですが
N−BOXは窓枠付近にはロックボタンが無いタイプ、
トラブルには繋がらないはずなんですがね?

それにしても活発な子のようで鍵開け中もずっと頭上でガシガシと、
そして外に見えるお客さんの動きを追って車内を動き回るんで
たまに足を踏み外すのかドスンといった衝撃もドア越しに伝わって来ます。

もしかしてやっぱり犯人は…?
鍵穴を通して伝わるアクロバティックな揺れにそう思い始めたころ、
急に静かになったと同時に感じる車内からの熱い視線、

ジッと目を合わすとスッと視線を外すのがまた…
本能的な行動なんでしょうが、それがまたとても怪しく映るのでした。


picture

by Y隊員

2013.8.2(金)曇り
NC700Sと二輪講習会

日曜日、世田谷区喜多見にある交通安全教育センターコースより
ホンダNC700Sのメットインボックスの開錠依頼です。

こちらの施設、二輪交通安全教室が行われる場所。
日曜日だし、もしかして・・
と到着するとやはり二輪交通安全教室の真っ最中でした。

警視庁が開催するこちらの教室、
Y隊員も何度か参加させて頂いたことがあります。
安全運転の仕方とともにテクニックも磨けてすごく為になるんですよね。

到着の連絡をするとやはり教室に参加されている方。
汗を拭うためタオルを取ろうとしたところ閉じ込めてしまったそうです。
「便利さがアダになりました・・」とお客様。
確かにタンクの所に収納ボックスがあるとそういう使い方しますよね。

完了後に見学させていただくと意外と多く走っているNC700S。
こちらの施設、今まで出動ではあまり縁がなかったんですが
これからは出動依頼を受けることが多くなるかな?


picture

by K隊員

2013.8.1(木)曇り
新型ロータス・エキシージS

サーブのインロックを終え営業所に戻る途中、
なんと個人的に今ほしい車トップ3に入る、
新型のロータス・エキシージSが止まっていた。

7月25日に日本初公開されデリバリーは12月予定の車。

エンジンは3.5リッターV6スーパーチャージャー付
(350馬力、トルク40.79kgm)で車重は1180kg。
0−100km/h加速4秒、最高速271km/h、価格850万円。

先代までエキシージはエリーゼをベースとしたサーキットを
走る為のような車だったが、新型はユーザービリティを高め
サーキットと公道の両方で楽しめる車に仕上がっているという。

乗るとアドレナリンが出まくりそうだし、
いかにも速そうでかなりカッコよかった。


picture

一番上へ