東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by A隊員

2008.5.31(土)雨
ハッピージャンピング

大きなホテルの地下駐車場でボルボ940のバッテリーが上がり。
係員さんから「お待ちしておりました」と顔パス状態で案内された。

ボルボの前で真っ赤な顔のお客さんとご対面。
チドリ足・・お酒のにおい・・正真正銘の酔払い状態であった。

予想外のシチュエーションに動揺しつつ「飲酒運転」が頭によぎる。
picture基本的に、発電量が適正ならすぐ走っていただくのが原則。
念のために質問してみると・・ニコッとしながら電話するお客さん。
まもなく運転代行の方が走ってきた。

「まさか結婚式にバッテリーが上がるとはね・・」とお客さん
なんと結婚披露宴を終えたばかりの新郎さんだ。

トラブルに会われたお客さんへ「おめでとうございます」とA隊員。
「ありがとう」と同時に「2時間駐車無料チケット」を出されるお客さん。
明日出発されるハネムーンの話しで大いに盛り上がった。

何だか幸せを分けて頂いたような感じだ。



by H隊員

2008.5.30(金)雨のち曇り
Dual Combined Brake System

僕が仕事で使っているVFR800には、
デュアル・コンバインド・ブレーキ・システムってのが付いています。
僕が書くよりこちらこちらこちらを読んで頂いた方が分かりやすいかと思います。
大雑把に説明させていただくと
フロントブレーキをかけるとリアも効き、リアブレーキをかけるとフロントも効く。
ってな塩梅です。
実際はとても複雑かつ繊細に機能してます。

数年前、初めてこのオートバイに乗った時に感じたブレーキの印象は、
ちょいと変わった感覚でした。
DualCBSがどんなものかとフロントブレーキのみをかけてみると、
地面と平行に車体がす〜っと沈むような感じでした。
一般的なブレーキシステムならば、
フロントフォークが沈み込み尻上がりになる、所謂ノーズダイブ。
これが少なく車体全体が地面に吸いつくような印象を受けた。
だけど直ぐに慣れて特に何も感じなくなり今に至ります。

さて、DualCBSの事を書きましたが、
これが今朝の出来事に関係があるのです。

まだ路面が濡れいている朝一の仕事。
現着後お客さんに連絡すると、
車輌が少し離れた場所にあるらしくUターンするのが早そう。
道幅は広くないが最小取り回し半径に近い小回りをすれば可能。
停止状態で前後左右の確認。
安全を確かめた後にUターンを開始。
ところが、残り半分と言うあたりで塀の隙間からのっそりと猫が出てきた。
そのまま続けるとぶつかりはしないが驚かせてしまう。
picture止む無く停止する姿勢へ戻す為リアブレーキを踏む。
すると、右へ切りハンドルストッパーに当たった状態で
フロントホイールがロック。
一瞬フロントがズルッ!と滑り焦る。
リアブレーキを踏んだのにフロントがロック?
何故フロントが?
あぁそうだった、このオートバイはDualCBSだ。
と前後連動ブレーキなのを暫く振りに思い出したのです。

で、何が言いたいかと申しますと、
自分が忘れていたが為に焦ってしまった小っ恥ずかしい事の告白ですw

因みに隙間から出てきたのはこの方です。



by J隊員

2008.5.29(木)雨のち曇り
思い入れの跡

東品川でトヨタ コロナのバッテリー上がり

到着してアレコレと点検をしていると
「車のことを色々教えて欲しいのですが・・」と話す若いお客さん
何でも最近免許を取ったばかり、
コロナはその際に父親から譲り受けたものだそうな

そんな訳でエンジン始動後、車の周囲を回りながら
基本的な点検方法を説明させて頂く。

お客さんに説明しながら気が付いたのはクルマの状態の良さ
エンジンルーム内にはオイル染みはおろか埃ひとつすら積もっていない。
pictureさらに消耗部品には交換した日付が几帳面に付箋で貼り付けられており、
日常のチェックは一目瞭然で出来るようになっている。

もちろん何代か前の型なので、ある程度のくたびれ感は仕方が無いものの
それでもこんなに綺麗に維持しているという事は
さぞかし大事に乗られていたクルマなのでしょう。

カーライフがスタートしたばかりのお客さん、
何年か経った後にはこのコロナのコンディションの良さが
普通では無かった事に気が付くのでしょうね。



by Y隊員

2008.5.28(水)曇り
ターゲットじゃなくたって

西東京市にてWiLL サイファの開錠依頼。

WiLLとは異業種の企業が”遊びゴコロと本物感”
というコンセプトに基づいて商品を開発すると云うプロジェクト。
ターゲットは20〜30代。

実はWiLLブランドの車を対応するのは初めて。
pictureどんなオーナーさんなのだろう?と想像しながら現着。

すると意外な事にオーナーさんは78歳の男性。
「早かったね〜オートバイだからか〜」とオーナーさん。
そして軽く雑談をしながら無事に開錠。

物腰柔らかなオーナーさんと話していると、
20〜30代を狙って作られたはずのWiLLが
どんどん似合って見えるようになってきた。

車が人を選ぶのではなく、人が車を選ぶんだなとつくづく思った。
縛られちゃいけないよな。



by A隊員

2008.5.27(火)晴れ
東京レスキュー助犬サービス

本日の最高気温28度・・
クラスラー300Cの中にはフレンチブルドッグが閉じ込められていた。

おそらく車内は50度を超えているだろう。
迷わずチンチンに熱くなったドアに張り付いた。

ピッキングは閃光一線、秒針が一周する間に開錠。
と同時にお客さんはワンちゃんを救出して水を飲ませた。
「ハッ・ハッ・ハッ・・」と息を荒げるワンちゃん。
pictureキョロキョロするだけで、あまり水を飲もうとしなかった。

クリニックの先生に電話するお客さん。
相談した結果、まずは身体を冷ましたほうが良いとのこと・・
さっそく2人と1ぴきは、隣の公園へ走った。

お客さんがワンちゃんを抱きかかえ、A隊員は容赦なく水をかけた。
すると丸く大きな目が徐々に細くなっていく。
なるほど・・クリニックの先生の言うとおりだ。

ようやく表情が落ち着いたワンちゃん。
「イヤ〜まいったヨ・・」と言いたげな表情が何とも可愛かった。



by H隊員

2008.5.26(月)晴れ
FORD Taurus

深夜、千葉県某所のガソリンスタンドよりフォード・トーラスの解錠依頼。

現着すると、エンジンがかかったままのトーラス一台だけが停まっていた。
お客さんを探しに店内へ入ると物凄く不機嫌そうな男性が一人。
恐る恐る声をかけるとトーラスのお客さんで間違いは無かった。
声をかけた時も頷くだけ、事前確認の時も一言も話さない。
不機嫌そうでは無く本当に機嫌が悪いのかもしれない。
深夜のインロック、早く帰りたいのでしょう。
お待たせしないよう直に作業の準備をした。

工具をセットしていると「はぁ〜…」と大きな溜息が聞こえた。
声の方を見るとガックリと肩を落とししゃがみこむお客さんが見えた。
何だか相当落ち込んでいる様子。
その姿を見ると、早く開けなければと必要以上に気が急いる。
猛烈な勢いだけど丁寧に、そしてお待たせする事なく解錠した。
開いた瞬間、ダッシュで車内に入るお客さん。
メーター照明を点けジじっと見つめ何かを考えている。
そして「大丈夫でしょう〜!」と言われた。
何がどうなっているのかさっぱり分からず「?」と言う顔をしていると、
照れ臭そうに笑いながら話してくれた。

要約すると、
仕事で疲れきった帰り道
面倒臭いが明日の事を考えて給油にきた
ところがスタンドに着いてみると財布が無かった
pictureどこに忘れてきたのだろうと思い返すと会社だった
取りに戻ろうかどうしようかと悩んでいるうちにインロック
微かな記憶ではガソリン残量はかなり厳しい筈
では、ドアが開いた後どうするのが最良か?
@会社に戻って財布を取って給油して帰宅=1時間以上のロス
Aそのまま帰って給油を明日の朝にする=通勤時間がかさむので早起き必須
Bこのまま出勤する=究極の選択
どれを選ぶのも激しく嫌
もう考えるのも嫌
終いには自分に腹が立つ←ここでH隊員登場
と言う事でした。

どうりで不機嫌に見えた訳です。
ですが、解錠後は至ってニコやかでした。
「今日は帰って寝ます、ありがとうございました」
そう言われるお客さんが向う東の空は、既に色が薄くなり始めていた。



by J隊員

2008.5.25(日)雨のち曇り
羽田空港駐車事情

BMW ミニのインロック救援へ羽田空港へ

羽田空港には大きな立体駐車場が四つあり
P1、P2が到着ロビー側、P3、P4が出発ロビー側にそれぞれ隣接して建てられている。

救援で対応することが多いのはなぜか到着側の駐車場
picture今回もそんな傾向通り、到着側の駐車場からの要請だ。

旅行先から戻り、荷物を車内に積み込んで車のドアを閉めたところ
荷物と一緒にカギも閉じ込んでしまったお客さん
不意の足止めがそうさせているのか、ひどく疲れているように感じられる。
せめても、と即開錠して安堵するお客さんを見送った。

空港の駐車場にマイカーを停めている人に共通しているのは
何処かアウェイの地に行って帰って来るということ。

出張先や旅先からの帰り道、誰でも少なからず緊張や疲れを抱えているはず
それらがひと段落するのが空港の自分の車の元だったりするのでしょう。
そのホッとしたところにトラブルが忍び寄る・・・

到着側の駐車場に救援要請が多いのも
そんな事情があるからなのかもしれませんね。



by Y隊員

2008.5.24(土)晴れのち雨
失敗のイメージ

虎ノ門のオフィスビルに入っている立体駐車場にてジャガーXKの開錠依頼。

到着するとターンテーブルの上に鎮座しているXK。
「すぐに開きますかね〜?」と御依頼主。
どうやら駐車場の後がお待ちかねの模様。管理の方も困り顔で近くに来る。
一応、多めに10〜20分のお時間を頂き作業開始。

ちょっと厳しい配列。20分で開くかな?
pictureとか思っていると、もう一台入庫の車が。
「すみません。10分以内で開きますから・・」と管理の方。
ひょえ〜!まだ触りだして1分しか経ってないのに〜!

手応えが感じられず闇雲なピッキングをして結局ギブアップ。
そんな自分を想像しつつ、手応えが感じられるまでじっくりピッキング。
そして無事5分程で開錠。

先日、友人から失敗のイメージを抱くと失敗してしまうという話を聞いた。
でも今までのY隊員の作業、すべて最悪な事を想像しつつおこなっていたかも・・
実は悪い事だったのかもしれない。直すようにしていかなければ・・



by A隊員

2008.5.23(金)晴れ
ニコライ堂の前で

神田駿河台付近にてノアのバッテリー上がり。
現場はお客さんの会社から離れた駐車場とのこと。

一旦お客さんの会社の前で合流。
駐車場は分かりづらい場所らしく、「まずはニコライ堂の前で・・」という流れに。

こちらはバイクなので、ものの2〜3分で到着した。
picture「歩けば5分」というところ、あっという間に7・8分が過ぎていく。
携帯もつながらずハラハラしていると、隣のビルから汗だくのお客さんが・・

あれからニコライ堂へダッシュしたお客さん。
A隊員よりも先に到着し、隣のビルの地下駐車場までダッシュ。
さらに地上までダッシュで戻ってこられた様子。

A隊員・・「すみません隣のビルとは思いませんでした・・」
お客さん・・「すみませんうまく伝わらなくて・・」

汗だくのお客さんに申し訳ない思いでジャンピングしてお別れ。
ニコライ堂の前で、ノアが見えなくなるまで手を振った。



by H隊員

2008.5.22(木)晴れ
VOLVO 980

ボルボ980のスペア交換依頼。
お客さんによるとタイヤの空気が一気に抜けたとの事。
一気に抜ける場合はタイヤが破れている可能性がある。
作業前にサイドウォールを確認したが特に破れは無かった。

スペアタイヤとの交換作業を完了してからパンクしたタイヤをチェック。
ところが、トレッド面に異物は刺さっってないし破れも無い。
「あれ?」っと思い2回目の確認をしようとしたところで内面に引っかかる感触が。

パンクの原因は内面サイドウォールの破れでした。
お客さんにパンク前後の様子を伺ってみると、
低いタイル張りの花壇がある駐車場で何度か切り返しをしたとの事。
その時に花壇の角に引っかけた可能性が高い。
pictureサイドウォールは修理不可能なのでタイヤ交換をして頂くようお願いした。

全ての作業を終え拠点に戻る。
そして駐車場でバイクを取りまわしているといつもより重く感じた。
嫌な予感。
チラリとリアタイヤを見るとドゥカティさんのマーク、ダイナミックDみたいのが見えた。
「この前タイヤを変えたばかりなんです」
「まだ3.000kmも走ってないんです」
と、誰に懇願しているのか分からない様な事を呟きながら、よ〜くタイヤを見てみると…
やっぱり刺さってましたw

タイヤ交換直後のパンクはこれで3回連続。
全くもって泣けてきます(涙)



by J隊員

2008.5.21(水)晴れ
トラブルは風と共に

朝のラッシュタイムにホンダ フォーサイトの開錠要請
メットインにキーを閉じこんでしまったとの事、

現着して作業に入るとどこかに電話をかけ始めるお客さん
聞こえて来る話し声からすると勤務先への連絡のよう、
どうやら出勤前のトラブルでかなり急いでいるようです。

気合を入れてお客さんの電話が終わる前に高速開錠、
バイクに背を向けて電話をしているお客さんの元へ解決を知らせに向かう
と、その時一陣の風と共にバイクの方から「バシャッ」という音が・・・!?

・・・振り返ると開けたはずのシートが見事に閉まってました。
まだキーを取り出してないのに・・・

picture想定外の再閉じ込みに慌てつつも再び高速開錠、
シートを開けた時にはお客さんが電話を終えて戻って来ていました。

再開錠後に確認してみるとこのフォーサイトという車種には
シート開放時に開いた状態を保持する為の機構は無いようで
風の強い日やバイクの傾きによっては不意に閉まる事がありそうです。

急いでいたので聞けなかったけど
お客さんの閉じこんだ原因も同じだったのかも?
出勤ラッシュの幹線道路へ消えて行くお客さんを見送りながら
そんな風に考えた。



by Y隊員

2008.5.20(火)雨のち晴れ
機動力を生かすために

百貨店駐車場に停めてあるPTクルザーの開錠依頼。
お伝えされた連絡先は駐車場管理室。
スムーズに20数分で百貨店前に到着し管理室に連絡したのだが・・

「ちょっと相談しますので・・」と待たされる事数分。
こちらに停めてくださいと案内されビルの警備室へ。
ビルの警備会社は駐車場の管理業者とは違う模様・・

pictureするとバイクの停めてある場所にNG出しが・・
その後、入館方法も二転三転・・
結局、御依頼主に合流出来たのは到着してから20分後。

最近出来た施設の駐車場はすんなり御依頼主に合流できるケースが多い。
しかし古い施設はたまにこの様な場面に遭遇する。
新しい施設の方がトラブルシューティングが多く成されているのであろう。

けど、待っている御依頼主の困り方はどの施設の一緒。
施設の対応の差が無くなって欲しいのはもちろんあるのだが、
こちらもすぐに合流する努力を惜しまないようにして行かねば。
助人の売りは機動力なのだから。



by A隊員

2008.5.19(月)曇りのち雨
リアルデジャヴ

VWカルマンギアがインロックしたとの知らせ。
半世紀も前にギア社がデザインし、カルマン社が作ったカルマンギア。

VWの旧車の中でも見かけることの少ない車種だ。
それもそのはず、開錠記録はずいぶん前に1度だけしかない。

作業を始めようとすると、突然違和感を覚えた。
それはちょうど左ドアへ歩き出そうとした瞬間。
pictureどこかで見たことのある雰囲気を、その場所に感じた。
・・デジャヴだ・・・とっさに思った。

開錠までの全ての工程がリアルなデジャヴの連続。
さすがに不思議だな〜なんて思っていたら突然正気に返る。

A隊員・・「あの・・以前お会いしたことありませんか?」
お客さん・・「やはりそうですよね。あの時にも開錠してくれた方・・」

もう2年ほど前になるだろうか・・
ようやく夢から覚めた気がした。



by H隊員

2008.5.18(日)晴れ
車輪が並列?

アメリカのオートバイと言えばハーレーに代表されるVツインエンジン。
pictureここ日本には、Vツインではないアメリカンスタイルのオートバイが結構ある。
最近は少なくなりましたが昔のアメリカンブームの頃には、
国内メーカーが単気筒・並列二気筒・並列四気筒でアメリカンを作り、
ジャメリカンなんて言われていたような?記憶が。
スズキのマメタンなんかめんこかったですね〜。

それはさておき、
アメリカにはVツイン以外のオートバイはあるのだろうか?と突然疑問に思ったのです。
ボスホスカノン、はたまたY2K等のエンジンが車やヘリコプターのは別格として。
で、調べてみるとMotorcycleMojoさんというサイトで昔のを見つけたました。
確かに並列四気筒。
でもエンジンを縦に積んでるんですね〜。
冷却効率等を含めて今は横置きが主流なので新鮮に感じます。

pictureそして、その後もMotorcycleMojoさんを見ていると…
アメリカンとは全然関係ないのですが見つけてしまったんです
変わったのをw

The UNO
右の写真がそうなんですが、最初なんだかさっぱり分かりませんでした。
英語力はほぼ皆無なのでWeb翻訳をしてみると、
高校生の男の子が作ったセグウェイに似た乗り物らしい。
動力は電気で、跨って前に重心をかけると進み、後ろに重心を持ってくると後退。
運転はまんまセグウェイと同じらしい。
Dodge Tomahawkを見た時も驚きましたが今回のはそれ以上の衝撃。
ちょいとマンボウちっくなのがキュートですが。

そう言えば過去にネットで見た写真では、本当に一輪のバイクがありました。
果たして【これ】は走れるんでしょうか?



by J隊員

2008.4.17(土)晴れ
鍵間違いは意外と大ごとだったりします

新型インプレッサの救援要請
何でもイグニッションに違うキーを挿してしまい、抜けなくなってしまったとの事。

picture

状況を色々と想像しながら現場に到着、早速イグニッションを確認してみる。
ささっていたのはTOYOTAと刻印されたキー、
もう一台所有しているクルマのキーだそうな。

朝の忙しさについつい間違えてしまい、先端が少し入ったくらいで違う事に気付くも
その時にはもう抜けなくなっていたそうです。

確かに抜けないのだけれど、ガッチリ噛み込んではおらず
ちょっとした引っ掛かりが原因の様でキーはカタカタと動く
隙間から覗いて見るとすぐに原因が分かって無事に解決。

なんにせよ無傷で現場復旧出来たのはなによりです。
たいてい誤挿入で抜けないとなると、鍵穴内部の修理が必要だったりする場合が多いので。

到着前の心配が見事に吹き飛んだ気持ちの良い瞬間でした。



by Y隊員

2008.5.16(金)晴れ
エディックスと電車と男の子

世田谷の国立育成医療センターにてホンダエディックスの開錠依頼。

30分かからずに到着すると
Y隊員におびえ気味のかわいい男の子を連れたママさんがお待ちかね。

聞くところによると、鍵を誤ってトイレに流してしまい、もう取り戻す事が出来ないとの事。
「それを知ったこの子も泣き出しちゃって・・しかもずーっと泣き続けてるし・・」
きっとママさんの方が泣きたかったろうに・・

今日のところは電車で帰宅するので荷物を取り出す為に開けて欲しいとの事。
picture「電車に乗りたいって言ってたくせに泣きやまないんだもの」とママさん。

開錠後ママさんが荷物を取り出している間、男の子におはなしする。
「ぼくいくつ?いいな〜電車。おじさんも乗りたいな〜」
すると質問には答えずに楽しそうにママの影に隠れる男の子。
かわいい。さっきまでの怯えはなくなったみたい。

せっかく慣れてきて遊び出してきたのだが、手を振ってお見送り。
かわいいな〜あのくらいの歳の子って。

もう一人こしらへようかな?



by A隊員

2008.5.15(木)晴れ
バッテリー上がりの遠因?

立体駐車場にてローバーミニのバッテリー上がり。
pictureミニの足元には木の板が数枚置かれていた。

「?」と思いつつ、ジャンピングで一発始動。
するとミニの前に木の板を敷き始めるお客さん。

なるほど〜
駐車場の底に擦らないよう車高を補っていたのだ。
実のところ、数日前にもジャンピングしたというお客さん。
充電しても復活しなかったバッテリー。
このままお店へ新品交換する運びとなった。

乗る機会がメッキリ少ないというお客さん。
さすがに出発するときと帰ってきたとき、板を敷くのは大変かもしれない。

あ・・・
これがバッテリー上がりの遠因かも・・



by H隊員

2008.5.14(水)雨のち曇り
熱いお茶

野田市からBMW 320iの解錠依頼。
冷たい雨の中、高速に乗る。

それにしてもETCは快適すぎる。
雨の時、ゲートでチケットを取ったりお金を払ったりしなくて済むのは助かりまくり。
今までを考えると「ありがたや〜」と独り言の一つも出てしまう。
至福の一時とばかりにゲートを潜り高速を降りた。

随分と敷地面積がありそうなお客さん宅へ到着。
電話をしようとしたところで奥から中型犬がやってきた。
遊んで欲しそうに「フンッ! フンッ!」って言っているが全く吠えない。
躾がされているんだな〜と感心していると、おばあちゃんがこちらに来て、
「カギ屋さんかね?奥に車あるんで中さ入って」と門を開けてくれた。

案内をされ奥へ行くと、5台以上は入るであろうガレージにBMWは停まっていた。
雨が降っていたので屋根の下で作業出来るのはありがたい。
「雨ん中、御苦労さんでしたね。今、お茶入れっから」とおばあちゃんは母屋の方へ行かれた。
「あ〜っ!ちょっと待って下さい!」と言ったけど、
「寒かったでしょう、お茶もってくるから待ってて」とそのまま母屋へ向かう。
行ったり来たりして頂くのが申し訳ないので、
picture猛烈な勢いで解錠し助手席の上のにあったカギを持っておばあちゃんを追いかけた。
母屋に到着する前になんとか追いつき鍵を渡すと、
「もう開いたんかい?」と少々ビックリされていた。

書類にサインを頂き帰ろうとしたところで、
「カギ屋さん、寒いんだからばあちゃんの茶を飲んでけ」と言われた。
「いえいえ、雨で濡れているし申し訳ないので…」と断ろうしたら急に雨脚が強くなった。
「ほら、空もばあちゃんの茶を飲んでけって言ってるから中さ入って」
と笑いながら勝手口を開けた。

大き目の湯呑に入れられた熱いお茶。
両手で包むと冷えた手に心地よい。
鼻の頭を真っ赤にしながら、ありがたく頂いた。



by J隊員

2008.5.13(火)曇り
迷惑な格付け

トヨタ ハリアーのバッテリー上がり
カギ開け、ジャンピング共によく対応することから
とても人気の高い車種であることが分かる。

一月ほど乗っていない状態で残電圧は9Vちょっと
早速ケーブルを繋いでエンジンを始動
暖機する間にお客さんにお話を伺う。

聞くと放電原因には目星が付いているそう
pictureそれは「後付けの社外セキュリティ」ではないか?との事

何でも昨年の車種別盗難ランキングで2位に格付けされてしまったそうで
かなり強力な防犯装置を導入された模様。

「センサーが敏感なんで安心なんですがね・・その分電気のほうも・・・」
そう語るお客さん。この辺の兼ね合いでは多くの方がお悩みのようです。

それにしてもこのランキング2位という事実、
高評価には違いないのだが・・・
なんとも有難くないものであります。



by Y隊員

2008.5.12(月)曇り
アルファ雑学

杉並区永福にてアルファロメオ156の開錠依頼。

勝手な思い込みなのだが
アルファ乗りの方は車に対する造詣が深いような気がする。

約一年前にアルファを対応した時の御依頼主が筋金入りのアルファ乗りで
picture車に関してお話して頂いた内容が面白く、そしてすごく勉強になった。

ひと月前に久々にアルファを対応したのだが、その時は状況的に全く話せなかった。
なので今回はお話しできるかな?とか期待しつつ10分程で現着する。

ひと月前と同じ黒の156。そして無事即開錠。
許可を頂き車の撮影をしていると、お急ぎ気味で出発の準備をされる御依頼主。
なので撮影後にすぐにお見送り。

前回に引き続きアルファ雑学を吸収できませんでした・・
黒の156は相性が悪いのかな〜??



by A隊員

2008.5.11(日)雨のち曇り
ヤキュージョーでプジョー

野球場でプジョー307がインロックしたとの知らせ。
曇り空の中、「たぶん大丈夫だろう」とカッパを持たず現地へ到着。

すると突然雨は降り出した。
ザーザー降りに慌ててお客さんと木陰に非難した。

プジョーまで50m・・
止むのを待つわけにもいかないので、覚悟を決めてプジョーへ駆け出す。
どしゃ降りのピッキングは閃光一線、秒針が1周する間に開錠した。
picture再び木陰へ駆け戻ってくると「あれ?忘れ物ですか?」とお客さん。

何というか・・・
「え?もう開いたんですか?」と驚かれるギャップが激しいほど・・
正直うれしかったりします・・

試合中だった少年野球はいつの間にか雨天中止。
ずぶ濡れのお子さんも戻ってきて、お客さん親子とお別れした。

一人取り残されるA隊員。
木陰で雨宿りなんて何年ぶりだろうか・・



by H隊員

2008.5.10(土)雨
YAMAHA Vmax

先週ご依頼を頂いたVmaxのお客さんから再度のご依頼。
合流後、今回のバッテリー上がりの原因を聞いて少々驚いた。

先週お伺いさせていただいた際の初期電圧は6v以下。
3ヶ月以上乗る事が出来なかったらしいので仕方がありません。
放電状態から考えると交換しなければ再度バッテリー上がりをする可能性が高い。
理由を説明して交換を推奨させて頂いた。
お客さんも納得してバッテリー交換に向かわれた。
ところが、どこに行ってもVmaxに適合するバッテリーの在庫が無かったと事。
散々探したが終いには疲れ果ててしままい、
最後に立ち寄ったバイク用品店さんで注文して帰ったらしい。
Vmaxのバッテリー型式はYB16AL−A2。
他に使っている車種が極端に少ないので店頭在庫は薄く、
売れると在庫切れになってしまうと用品店さんで言われたらしい。
時期も時期だったのでどこもかしこも売れてしまったのかも?
そしてお客さんの次の休みが今日。
エンジン始動に一縷の望みをかけていたけれどやはり無理だった。

バイクが止めてあるのは契約駐輪場。
シェルター型で安全に停められそうですが、
外部電源は無いのでちょっと充電と言うのは難しい。
では、バッテリーを外してとなってくるとこれまた大変そう。
Vmaxはバッテリーを見るだけなら然程時間を必要としないのですが、
いざ交換となると話は変わってくる。
狭い位置にあるのは仕方ないにしても、
バッテリーの上にイグニッションコイルがあるので手間は増えてしまう。
実際バッテリーを抜き出すとなると知恵の輪状態。

picture「長い間乗れない時は外して充電します」と言われるので、
バッテリーを外す手順と外し方を説明した。
眉間に皺をよせて「ん〜…」と暫く考えていましたが、
「今日交換して貰うので手順を見て覚えてやってみますね!」とお客さん。
手間とは思いますが一度やってしまえは以降は問題ないでしょう。
大切に乗り続けて頂きたいと思います。

あと、YAMAHAさんのページで見つけたのですが、
Vmax】の精密ペーパークラフト。
他にも色々あるみたいです→ペーパークラフト
日本の希少動物、【シマフクロウ】あたりを作ってみようかと思いますw



by J隊員

2008.5.9(金)曇り
もしもの時は

青山の商業施設駐車場でステップワゴンのインロック
車内にはお子さんが閉じ込められているとの事、

心拍数MAXで現着&急開錠で
到着1分後には無事にご対面させてあげることが出来ました。

場所が地下ということもあり
車内温度の上昇も抑えられていて一安心です。
picture今回は駐車場所に救われたところが大きいですね。

ですがもし炎天下でお子さんを閉じ込めてしまったら・・・

そんな時は何でも良いので車体に当たる日光を遮りましょう
ダンボールや毛布なんかがあればよいのですが
無ければ上着などを用いても良いでしょう。
若干ではありますが車内の温度上昇を遅らせられます。

現場状況にもよりますがもし水を使う事が出来るのならば
クルマに水を掛けるのが効果大です
洗車する時のようにホースが使えれば最高なんですがね。

急いで開錠した後に周囲を見てみると
意外に水道設備が近くにあったりするものです。
事情を話せば使わせて貰えるものと思われますので
何よりトラブル発生時は落ち着いて周囲を見回してみて下さい。



by Y隊員

2008.5.8(木)晴れ
見えない閃光 2

朝の渋谷区神山町でマツダスクラムの開錠依頼。
場所は工事現場の隣のコインパーキング。
御依頼主はその工事現場に来た業者の方。

「いや〜ご指名させて頂いたよ。前の人は1分で開いたからさ〜」
と御依頼主。前の者はどんなバイクで来ましたか?と聞くと
「仮面ライダーみたいなオフロードのカッコいいバイク」との事。

A隊員だ。助人一の手足れ。
相手にとって不足無し!と、行きたい所だが・・
pictureキラキラした視線を投げかけてくる御依頼主を背に作業開始。

閃光一線、あまりの速さに言葉も出せない御依頼主。
とは行かず無情に進む秒針。あ、開かない・・

「あせらなくてもいいですよ・・」
と慰めの言葉を頂いた時にやっと開錠・・

なんというか・・
幻覚でもいいから閃光がみたかった・・



by A隊員

2008.5.7(水)晴れ
隅田川に流す

江東区佐賀にてADバンがインロックしたとの知らせ。
現着10分、いつものようにパッと開錠するところ・・

「あ!ありましたよ!!カギ見つかりました!」とお客さん。
どうやら「閉じ込み」は思い込みで、カバンの中に入っていたらしい。

「キャンセル」は付き物のこの仕事。
picture作業料金が頂けないので、出張距離が長いほど手痛い。
夕べは千葉県市川市にて「キャンセル」になったっけ・・
いや市川市ならまだいい、銚子はきつかった・・

今回のADバンは、もう1分早く到着していれば・・
せめて開錠後なら・・とありもしない事が次から次へと思い浮かぶ。

イカンイカン・・これでいいのだ。
何よりお客さんの安堵の笑顔が見れたではないか・・

そうやって時々・・
嫌な気持ちを隅田川に流している。



by H隊員

2008.5.6(祝火)晴れ
空気を含んだ粘土質

先日行った三郷市のクラウンド。
同じ川沿いのグラウンドからニッサン・ADバンの解錠依頼。

前回は水気を含んだ土でヌルっと滑りヒヤリとした。
昨日の雨は大した事なかったし、今日は朝から晴れているので地面は乾いているだろう。
そう考えながら現場に向かった。

前回と同じく堤防の上に登りお客さんへ連絡する。
車輌の場所を聞くと前回と全く同じ場所だった。
電話を切ってグラウンドを見てみると、地面は完全に乾いているように見えた。
それを確認しホっとしてからグラウンドに入る。
「今日は随分と乾いているな〜」と思った瞬間、
pictureまさに前回ヌルっとなった所と同じ場所でズルリと滑った。
前みたいに急激な横移動はなかったものの、油断していただけに結構ドキドキ。
足元を見てみると小麦粉のような微細な土が2cm程積もっている。
改めて道を見てみると、先の方も同じように小麦粉っている。
気を抜くとやヴぁいぞと慎重にバイクを発進させた。

お客さんと合流し該当車輌を見ると、
パウダーシュガーを塗したケーキのように粉土に覆われている。
ドアの前にしゃがんでから粉土を間近に見ると、空気を含んでフワフワ状態だった。
帰りも気を付けなければと肝に銘じて解錠を完了させた。

書類の作成も終わり、お客さんは野球の試合に戻る。
一段落したところで改めて粉土を観察して分かったのは、
僕にSJAAK・LUCASSENのマネ事は無理だと言う事でしたw



by J隊員

2008.5.5(祝月)曇りのち雨
走る喜び

バイク二台の同時ジャンピング依頼

ビックスクーターとオフロードバイクを所有するお客さん
半年以上乗れないためにどちらもバッテリーが上がってしまった
それをこの連休で復活させたいというのがお客さんの要望。

オフロードバイクの方はキックスターター付きなのだが
長期間エンジンをかけてない為に始動しにくくなっているようで
しばらくキックを試みてみるもダメだったそうな。

picture

早速二台共ジャンピングでエンジン始動
あとはガンガン乗ってもらって充電してもらえば何とかなりそう

とはいっても同時には無理なので最初はスクーターから
オフロードバイクの方はキックで始動が出来る位まで暖機した後、
一旦エンジンを止めて出番を待つという具合。

充電のための走行も、二台分となると結構な労力のはず
それでも半年振りに走り出すお客さんの表情からは
嬉しさ以外の想いを見つける事は出来なかった。



by Y隊員

2008.5.4(日)曇り
プチGW

早朝、多摩市にてアトレーの開錠依頼。
中央道を使って現場まで向かう。

さすがゴールデンウィーク。
三鷹の料金所をすぎると微妙な渋滞が始まる。

そしてやけに多い首都圏脱出を図るバイク達。
picture昨日の午前中の雨のせいで今日に予定を変更したのだろうか?

そんなバイク達と一緒にちょっとしたツーリング気分で多摩市まで向かう。
天気はすこぶる良いとは言いがたいが、気温的には丁度良く気持ちがいい。

無事に到着し作業は即開錠。
戻りの道中、多摩川の遊歩道で少しだけ休憩。

散歩やジョギング、サイクリングをする人たちの中で背伸びをして深呼吸する。
うっかりすると勤務中である事を忘れてしまいそうだ。

ほんの少しだけゴールデンウィークを味わった気がした。



by A隊員

2008.5.3(土)雨のち曇り
おすすめコース

港区にてMR−2の開錠作業。
「慣れないところで慌ててしまいました」とお客さん。

上京して1週間目、仕事を終えると一人都内ドライブに出掛ける様子。
お客さん・・「どこかおすすめスポットはありませんか?」

A隊員・・「そうですね〜・・」
ピッキングしながらしばらく考える。
pictureお客さん・・「羽田空港や台場などの海沿いは行くんですよね」
言おうとしたら、言われてしまった・・

喧騒から離れ、しかも東京らしいところ・・
そうだ・これがあった!と思い出した瞬間に開錠。
A隊員・・「早朝のオフィス街は一見の価値ありです」

喧騒真っ只中のオフィス街も、時間を変えるだけで別世界と化す。
まるで絵の中のような、全てが止まったように見える不思議な空間・・
「なるほど〜今度行ってみます」とお客さん。

仕事を終えてからというより出勤前ですね・・
丸の内や西新宿なんかがオススメです。



by H隊員

2008.5.2(金)曇りのち雨
VRSCDX NIGHT ROD SPECIAL

ハーレーダビッドソン・ナイトロッドのバッテリー上がり。
仕事の都合で乗る時間が作れず4ケ月程動かせなかったらしい。

マンションの駐輪場に車輛があったので作業スペース確保の為に広い場所まで移動する。
移動後、バイクの止めてあった場所を見ると大きなシミが出来ていた。
車体を見てみるとマットブラックに塗装されているエンジンの一部と、
ラジエターの下あたりに白いシミが出来ている。

ちょいと嫌な予感を感じたのでクーラントの残量を確認。
するとラジエターのリザーバータンクが空になっている。
僅かに残った冷却液のオレンジ色から察するにDEX-COOL
そして残電圧は7v。
DEX-COOLは他の銘柄及び補水には注意が必要と記憶していたので、
お客さんが購入したディーラーさんへ電話をし幾つか確認した。

ディーラーさん曰く水道水を足してエンジン始動を試みて欲しい。
そして自走可能ならそのまま店に来て頂きクーラントとバッテリーの交換。
自走が無理なら搬送車を調整して向かわせるとの事。

早速、水道水を補充しブースターを繋ぐ。
セルスイッチを押すと1246ccエンジンは静かに始動した。
ですがここで問題が。
最近のハーレーは7〜8vまで電圧低下を起こすと、
自力でアイドリング出来ない事がままある。
今回のナイトロッドもブースターを外すとエンジンが止まる。
picture暫しブースターを繋いだままにしバッテリー電圧の回復を待つことに。

待っている間ナイトロッドを観察していると、
車体の下に新しい水ジミを見つけた。
じーっとそのシミを見ていると車体からポタっとオレンジ色の水が垂れた。
今し方エンジンをかけた事により熱と圧が加わり漏れが大きくなったようです。
この状態で走行は危険、無理やり走ると一気にクーラントが噴き出しそう。
お客さんは残念そうでしたがディーラーさんへ搬送となりました。
僕も役に立ち切れず残念です。

それにしてもクーラントが焼ける匂いは、
カブトムシを飼っている時の匂いに似ているような気がするのは僕だけ?



by J隊員

2008.5.1(木)晴れ
奥義・・・なのかも

拠点間の移動中にSOSのTEL、
picture腰痛持ちの隊員が現場到着したところ
作業体勢が苦しいので念の為に来て欲しいとの内容だ。
そんな訳で針路を変更、現場へと急行する。

作業内容はハマーH2の開錠要請
確かにドア横スペースが少ない、その上に鍵穴の高さも微妙
体を横に「く」の字に傾けたままのピッキングを強いられる。

早速交代して作業開始、確かに苦しい体勢だ
腰痛持ちではないJ隊員でもそう長くは体を保持できない
プルプル震えながらの辛いピッキングを強いられる。

腹側筋が痙攣し始めた頃に鍵穴のほうもリーチ
心が折れそうな体勢の辛さを乗り越えるため、息を止めて最後の一撃を加える。

ドアが開放したハマーの後ろで深呼吸を繰り返し、ようやく落ち着いて来た呼吸と動悸。
そういえばここ一番の集中が必要な時は必ず息を止めているような・・・
・・・もしかして無呼吸こそがピッキングの奥義なのかも!!

開錠後の具合の悪さも奥義であれば当然なのかもしれない・・・



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