東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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by J隊員

2010.2.28(日)雨のち晴れ
ランニングコストとの葛藤

ハマー・H2のジャンピングへ
しばらく乗っていなかったそうでバッテリーはカラカラの状態です
大排気量車専用の大型ブースターを繋いでスタート、
エンジンの咆哮が巨大な車体が震わせはじめます。

さて、おおよその走行充電時間と点検をお奨めしたんですが
その充電時間にショックを受けた様なお客さん
なんでもその間に消費するガソリンが気がかりとのことでした。

タンクは満タンに近いのでガス欠の心配は無いんですが
やっぱり勿体無いとの思いが強い様です。
「燃費以外は120%気に入っているんですが・・」
そう言って気を落とされているご様子でした。

そういえばこのハマー、ブランドの売却が検討されていた中国企業との
交渉が流れてしまったとの報道が先日ありましたね
それによってこのままだとブランド自体が消滅してしまうそうな、
とても個性的なクルマなので無くなってしまうのは非常に残念です。
なんとか踏ん張って継続してくれれば良いのですが・・・

逆に考えればハマーに乗れるのは今が最後のチャンスなのかも?
そんな世間話をしていたら、少しだけお客さんの表情が明るくなった気がしました。


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by Y隊員

2010.2.27(土)雨のち曇り
かわいい犯人

目黒区中根よりスズキMRワゴンの開錠依頼です。

「人が来て喜んじゃいましてね・・・」と到着するなりお客様。
車内を見ると運転席の上にちょこんと座っているワンちゃん。
お客様のお話を最後まで聞かなくても全てを察知してしまいました。

「自分で開けてくれないかなと思って色々やったんですがね・・」
以前、閉じ込められたワンちゃんがロック解除ボタンを偶然押して解決、
というのを聞いた事はあります。
しかしMRワゴンはロック解除のボタンがありません。
さすがにワンちゃんでは窓枠のロックスイッチを引っ張り上げるのは厳しいですよね。

その後、無事にドアをあけワンちゃんを救出。
そしてご自宅がかなり遠いというお客様も一安心です。

写真撮影のお願いをすると
「ほーら、犯人を取らせてくれってよ♪」とワンちゃんを抱っこするお客様。
すると凄くシッポを振ってとっても嬉しそうなワンちゃん。
本当、可愛い犯人です♪


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by K隊員

2010.2.26(金)曇りのち雨
KAWASAKI ZZR1100

カワサキ・ZZR1100のバッテリー上がり救援依頼。

原因はなかなかエンジンが始動せずセルを回しているうちに、
バッテリーが上がってしまったという。

寒い時期は特にきっちりチョークを引いたりむやみにアクセルを煽らないなど、
注意をしないとプラグがかぶってしまい始動困難になるケースもある。
ブースターを繋ぎエンジン始動時の注意やコツを説明して作業は完了した。

ZZR1100といえば1990年に発売されたハイスピードツアラー。
147馬力のエンジンと空力ボディでノーマルで最高速290km/h前後。
逆輸入車なので速度リミッターは付いていない。

長い間「世界最速の市販車」の座を維持した人気モデル。
車重を感じさせない軽快なハンドリングや扱いやすさもある名車だ。


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by A隊員

2010.2.25(木)晴れ
デフレとおっさん

銀座の中央通りでボルボV70を開錠しました。
お客さんをお見送りすると反対側にはH&Mが・・

この辺はアバクロやZARAがあって大勢の人であふれるんですが、
平日はどこもガラ空きです。

最近ハヤリの服はみんな安いですね。
A隊員が社会人になりたての頃は、何買うにも高かったというか・・
カッコイイのは値段が高いという分かりやすい時代でした。

今のは安く見えないし種類も豊富ですね。
昔からあったらどんなに良かったか・・なんて思ったりします。

1年間の服代について、20年前の全国平均は12万円だったそうです。
今では半額まで落ちてるみたいですが、A隊員の場合さらに低いですね。

昔は結構こだわっていたはずなんですが・・
今では「温かそう」とか「涼しそう」に少し反応するぐらいでw

これはお金の問題というより・・
間違いなくおっさん化現象でしょうね。


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by H隊員

2010.2.24(水)晴れ
車内生活

 お世話になっている駐車場管理会社様から国産ワゴン車の解錠依頼。

 現着後、駐車場入り口から車輌を確認すると随分と年季の入ったワゴン車だった。取り敢えずご担当者に連絡、そのまま到着を待った。
 暫くしてご担当者が到着、そしていつもの世間話を少々。話しの区切りが付いたところで作業に入ろうと車輌に向かうと、近付くにつれその車が異様な事になっているのに気付いた。
 ドアの前まで来て正直愕然、中がゴミ溜めになっている。ドアが開いていてゴミを大量に入れられたのか?ってくらい大量のゴミが詰まっていた。
 写真では写っていませんがリアのスペースは色んなモノが天井近くまで積まれている。この様な状態になっている車の解錠は何度かありますが、今回のは特別に凄い。もう凄いとしか表現出来ない状態。暫し呆然と車内に見入ってしまった。

 解錠後、改めて車内を伺い見ると、車を使っていたのは女性だと分かった。なんでかと申しますと女性用の靴と服が大量にあったのです。その他は音楽CDと、ファーストフードやコンビニ弁当やスナック菓子のゴミが服の間に混ざっていた。

 遺留品から勝手にプロファイルしてみると、音楽CDのチョイスから若い女性と推測出来ます。恐らく20代前半ではないかと。
 北関東のナンバーを付けていたので、車で田舎から出てきてのは良いものの、行くところがなくそのまま車で生活をしていたのかもしれません。
 果たしてその期間はどのくらいなのだろうか?ちょっと数日では済まないくらいの期間だろうとは想像出来ます。

 持ち主は今どうしているのだろう? 放置して駐車料金を払っていないこの車の事をどう思っているのだろうか? そんな事を考えながら車に背を向けたとき、もしかしてこのリア部に積まれた大量の衣類の中で死… … … な〜んて事が脳裏に浮かんだり浮かばなかったり。

 変な匂いはしてなかったので多分それは無いと思います、怖いので確認はしてませんw


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by J隊員

2010.2.23(火)晴れ
色褪せないデビュー作

初代プリウスの開錠作業でのこと
お客さん宅の駐車場で作業を進めていると
不意に揺れ始める視界、(あれれ?)と思ったら
「・・ブウン!」といきなりエンジンが始動です。

ビックリしながらもなんだか妙に納得してしまいました
そうなんです、これがプリウスですよね。

どうやらキーがONの位置だったようです
通常ならばエンジン始動中のインロックですので
ガソリン残量が心配になったりするのでしょうが、
基本的にアイドルストップしてくれるこのクルマだったら
そんな心配もずいぶんと軽いものになるのでしょうね。

開錠を終えた頃に今度は自動でエンジンがストップしました
もう現行は3代目まで来ているとはいえ
初代でも「賢いな〜」と思わせるあたりは流石です。

「Hybrid」のロゴも現在のものより勢いがあるデザインです
そういえば発売当時のインパクトは相当でしたもんね
ロゴを眺めながら当時の驚きが蘇ってなんだか懐かしくなりました。


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by Y隊員

2010.2.22(月)曇り
愛車の逆襲

大田区より三菱レグナムのバッテリー上がり救援です。

住宅街の袋小路をを塞ぐ様に停まっているレグナムを発見。
不自然な停まり方もさることながら、
レグナム自体かなり使い込まれているのが目につきます。

お客様に事情をお伺いすると
今日は新しい車の納車の日。そしてこのレグナムを下取りに出すので
車庫から出し、お世話になった車なので最後に軽く掃除を・・・と
ドアを明けっ放しにしていたらセルが回らなくなってしまったとの事です。
「今までこんな事はなかったんですが・・」

”今までの愛車を手放そうとすると、とたんに調子が悪くなる”
というオカルトネタを思い出してしまいました。
実はY隊員もバイクではありますが同じ様な経験があります。

エコカー減税のおかげで車を乗り換えられる方が多いと聞きます。
という事は今回の様な現象が至る所で起こっている可能性が・・
なんて事はあり得ないですよね。


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by K隊員

2010.2.21(日)晴れ
CROWN COMFORT

池上本門寺でトヨタ・クラウンコンフォートのインロック救援依頼。

本門寺は広い敷地に駐車場が複数ある。
お客様は携帯も閉じ込んで連絡が取れない状況。

一つずつ駐車場を回って探すので早く見つけられるかは運しだい。
探す前に一応警備員さんに聞いてみたら連絡を受けている
ということですぐに場所が分かり助かった。

クラウンといえば「いつかはクラウン」のキャッチコピー
で有名な、トヨタを代表する高級車。

クラウンコンフォートは名前にクラウンが付いているが、
ミドルセダンのマークUがベースの日本の中型タクシーの代名詞的な車。

外溝タイプのカギだけどカギ内部の磨耗やピッキングの仕方によっては、
以外に時間が掛かったりする場合もある。

今は全く問題ないけれど、新人の頃にハマッタ事は懐かしい思い出だ。


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by A隊員

2010.2.20(土)晴れ
頑張れニッポン!

ランドローバーのフリーランダーの開錠です。
なぜか突然キーでドアを開けられなくなったとの事。

色んなパターンがあるんですが、現場へ行ってみないと分かりません。
どんなケースでも解決してるんで、意気揚々と向かったんですが・・

カギ穴がつぶれてます・・
シャッター部分が歪んで押し込まれている状態です。
ボクらの技はカギ穴が見えてこそ100%発揮されるんですが・・
これは想定外というか・・ただでさえ難しいカギなんですよね。

長野五輪ラージヒル前の猛吹雪という感じでしょうか。
西方選手を始めとした命がけのテストジャンパーに思いを馳せます。
裏方の迷いや葛藤、乗り越える経過はとても味わい深いです。

バンクーバーでは葛西選手が予選1位&全員が決勝進出ですね。
ジャンプ以外にも内容盛りだくさんで、連日熱くなっているんですが・・

おかげでカギ穴のK点を越えられて開錠です。
何事も挑戦することが大切なんですよね♪


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by H隊員

2010.2.19(金)晴れ
抜けない鍵

 埼玉県某所より、カローラ・バンの鍵が抜けなくなったので抜いて欲しいとの依頼。高速に乗り現場に向かう。

 快適に流れている首都高は、先日の雪の為にまかれた融雪剤で路面は濡れたように黒くなっていた。特に滑る訳ではないので走るのは問題ないのですが一つ難点が。前車のタイヤで巻き上げられた霧状の融雪剤がヘルメットのシールドに付着、それがだんだんと視界を阻害していくのです。これをグローブで拭き取ろうとすると、ツブツブとシールドに付いていたのが一気に伸び広がって、それこそ曇ってしまい更に視界が悪くなる。日中ならまだしも夜間は乱反射も加わりとても怖い。幸いにもまだ明るい時間だったのが救いです。この気温でシールドを上げて高速を走るのは、とてもじゃありませんが目が耐えられません。

 そんなこんなで現場に到着。お客さんと合流し話しを伺うと、ドアのロックを解除した後に鍵が抜けなくなり「おかしいな?」と左右に回していたら再ロックをしてしまい、今度はそこから動かなくなってしまったらしい。
 軽く鍵を触ってみましたが、どうやらシリンダーの後に付属する部品の一部が引っ掛かり、そのために錠が正位置に戻らない。それ故キーが抜けなくなっている模様。
 こうなるとドアの内張りを剥がして中から直さなければならない事が殆ど。まれに車内からロッド(施錠解錠をする)を動かすと直る事もありますが、残念な事に今回は直りませんでした。
 幸いにも予備キーが車内にあったので、お客さんはそのまま修理に向かわれました。

 14年の月日が過ぎ、走行距離は10万キロを越えたカローラ。何百回とキーを回しても今まで壊れなかったのは、裏を返せばそれだけ丈夫と言う事でもあります。そして大切に長く乗られているのは純粋に素晴らしいことだと僕は思うのです。ですが人生で乗れる車&バイクの数は限られています。必要に迫られなくても欲しいのがあれば潔く買えかえるのもまた一つの選択だとも思ったりするのです。
 「乗りたいモノに乗りたい時に乗れ」この言葉は他界されたバイク屋さんの言葉です。とても慕っていたので今でも心に深く残っています。

 そう言えば僕のバイクもかれこれ12年目に突入しました。最近はアチラコチラと細かい修理が出てきましたが、一頻り悪いところと今後手の掛かりそうな所を直して今は完調です。まだまだ走って貰う為にも大事にしなくては!と思う反面、バイク屋さんの言葉を思い出し薄っすらと買い替えを考えたりもしなくもない。ん〜・・・ どうしよう?
 取り敢えずその妄想は置いといて、腐食の元になる融雪剤を落とすため洗車したばかりですがまた洗車します。


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by J隊員

2010.2.18(木)雪のち晴れ
バイクの主張

ホンダ・VTR1000Fのバッテリー救援へ
寒い時期になると極端に始動性が悪化すると話すお客さん
いくらセルモーターを回してもエンジンがかからないので
冬の間はよくバッテリーが上がってしまうそうな。

ブースターを繋いで始動を試みますがやっぱりダメです
セルモーターは元気に回るんですが・・・
プラグやエアクリーナーも新しいので問題は無さそうだし
(困ったなあ)と何気に触ったチョークレバーに違和感がありました。

確かに目一杯引いた始動用のチョークレバーが戻っているのです
それも見た目ではちょっと判りにくい位、
どおりで寒い時期だけ始動性が悪くなるわけです
それほど気温が低くない時期であれば
チョークの利きが半分ほどでも始動出来ますからね。

そしてこのチョークレバー、動きが良すぎのようで
セルモーターの回る僅かな振動で戻ってしまう様です
このレバーはエンジン左側にあるので通常では気付きにくいですよね。

それにしてもオーナーさんが目を離している隙にこっそり戻っているなんて、
このバイクなりの「寒いからイヤ」とかいった自己主張なんでしょうか?


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by Y隊員

2010.2.17(水)曇り
よけいな一言

銀座よりスズキエブリーの開錠依頼です。

路肩のパーキングメーター前に停まっているエブリーを発見。
お客様に連絡するもお電話に出て頂けません。
なので留守番電話にメッセージを残し車の近くでお待ちします。

数分後、お客さまより先にパーキングメーターの係員の方が来ました。
「この車、あなたの?」と係員の方が聞いてきます。
事情を説明すると「でも料金未収なんだよね」と係員の方。
パーキングメーターを見ると確かに未収のランプが点滅しています。

もうすぐ来ると思うんですけど・・と係員の方と話をしていると
お客様が駆け足で車の所に来てくれました。
係員の方はお客様に「その人に感謝するんだよ」と話し去って行きました。

無事に開錠すると、こちらが恐縮するくらいお詫びするお客様。
さらにお詫びにと、飲み物を買って頂いてしまいました。
でも、自分としてはただ普通に係員の方と話していただけなので・・・
逆にこちらが申し訳なく思ってしまいました。


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by K隊員

2010.2.16(火)曇り
HONDA STEED 400

19:00過ぎにホンダ・スティード400のバッテリー上がり救援依頼。

1988年発売のクルーザー(アメリカン)タイプのバイク。
90年代のアメリカンブームの火付け役でカスタムベースとしても人気が高い。

バイクのバッテリーは車と違い工具が無いとアクセスできない場合が多い。
今回のスティードもサイドカウルを外しさらにもう一つカバーを外さないと
バッテリーが見えないので慣れていないと結構大変だ。

上がった状況や使用年数によってはバッテリーの即交換をお願いしている。
車の場合は夜間や早朝でも24時間営業のガソリンスタンドで交換できるが、
バイクのバッテリーは殆ど在庫してないのが悲しいところだ。

ブースターを繋ぎエンジン始動。バイクショップが閉まる微妙な時間だったが、
お客様が事前にインターネットで23:00まで営業しているショップを
探していたので、迷わずそちらに向かって頂いた。


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by A隊員

2010.2.15(月)雨
限りなく透明に近い雨

大きな寺院でモビリオのバッテリー上がりです。
まさか本堂に止まっているとは思わなかったですね。

駐車場に行ったり、周辺をぐるぐる回ったり・・
降りしきる雨の中たくさん時間をかけてしまいました。

「厄払いしてました」というお客さん。
最初が肝心というか、車を購入したら外せない儀式ですね。
A隊員も納車した直後、きれいさっぱり?厄払いした記憶がよみがえります。
出来る限り災難にはあわないほうがいいし・・
ずっと安全に乗り続けたいですからね・・

そのような事をペラペラと話していてハッとしましたね。
バッテリー上がりを災難と呼んでいいのかどうかは別として・・

慌てて場違いな会話を修正しようとすると・・
「大丈夫です。そういうのあんまり信じないんで・・」とお客さん。

何というか・・
降りしきる雨はどこまでも冷たいわけで・・


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by H隊員

2010.2.14(日)晴れ
2輪を除く

 川口市某所でダイハツ・ムーブの解錠を終えた戻りの最中、目の前に進入禁止の標識が出てきた。辺りは複雑な一方通行が交錯する状態で、一歩間違うとかなりの遠回りを余儀なくされる。イメージしていたように通れないので仕方無しにナビに頼ろうかと思いながら、今一度進入禁止の標識を見ると、【2輪を除く】の補助標識があった。なぁ〜んだバイクは通っていいんだ ラッキー、と商店街の路に入っていった。

 歩行者も疎らな時間帯らしく歩いている人は殆どいない。キレイに整備された道でしたが、シャッターの降りている所が多くちょいと寂しい感じが漂っていた。
 そのまま暫く走り、幾台かの車とすれ違い、そして何台目かに来たダイハツ・ミラがすれ違いの気配を見せず道の真中を走っていた。このまま先に進むと危ないなぁと思い、左に寄って早目に止まり通りすぎるのを待っていたら、ミラが突然加速して僕の目の前に突っ込んできた。やヴぁいと思ったが逃げ道はなし、最悪正面衝突を覚悟した。
 キキッ!! ミラはタイヤをロックさせ僕の寸前で停車、中には中年の男女が乗っていた。そして運転していた男の人が車から降り「なに逆走してるんだオラァァ!!」と怒鳴った。
 突然怒鳴られたのには些か腹も立が、勘違いしているだけで悪い人ではないと考えグッと飲み込む。そして僕の真横にあった標識を指差し「この道の一方通行はオートバイを解除してるんですよ」と【2輪を除く】のある標識を指さしたが、「だらかそれは一通の標識だろうが!!」と更に怒鳴られた。
 これじゃ埒があかないとバイクを降りて「この補助標識が見えますか?二輪を除くと書いてあります」と直接指さした。すると眉間にシワを寄せ、首を突き出し、中腰で食い入るように標識を見ていた男性が「これってなに?どういうこと??」と少し怯えた顔になって聞いてきた。

 都心近郊には2輪だけ一通を解除している所がたまにあります。もっと狭い範囲で原付だけを解除しているところもあったりします。
 通行禁止の時間指定を示す補助標識はよくあるので注視されると思いますが、一方通行の補助標識と言えば【自転車を除く】が圧倒的に多く、今回の【2輪を除く】は殆ど見かけないので見落としをしてしまいがち。
 僕も千葉の市川で、一方通行を走っていると思っていたら前からバイクがやってきてビックリしたことがあります。

 大きな道以外あまり見かけませんが【自転車を除く】の補助標識がない所は自転車も進入禁止です、ご注意下さい。


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by J隊員

2010.2.13(土)曇時々雪
冬が似合うバイク

トライアンフ・ボンネビルT100のバッテリー救援へ

トライアンフは半世紀ほど前にオートバイで
世界中を席巻した英国のメーカー
そしてその当時の主力だった車種の名がボンネビルです。

もちろん名前は同じでも今回のは現代のバイク
メッキされたエンジン他各部のパーツやフォークブーツなど
クラシックテイストを上手く再現しながらも
メカのほうは最新のインジェクション仕様です。

始動性もすこぶる良くて、ブースターを繋ぐと一発始動
850ccの空冷ツインが静かに鼓動を刻み始めます。

暖気が終わったところで寒空のもと走り出すお客さん
防寒装備の厚手の革ジャンがバッチリとキマっていました。

やっぱり英国製クラシックスタイルには寒い日が似合います
それも雪がチラつく様な真冬の道が、
そんな風に感じるのはJ隊員だけでしょうか?


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by Y隊員

2010.2.12(金)雨のち曇り
トヨタ信者

杉並区荻窪よりトヨタ プログレのバッテリー上がり救援です。

状況をお伺いすると2週間放置でセルが回らなくなってしまったとの事です。
4年間バッテリーを交換しておらず、更に初期電圧は8V。
バッテリーの寿命が考えられ交換を推奨します。

しかし「もう下取りに出すだけだから動けばいいよ」とお客様。
そしてプログレの替わりに来るお車はなんと噂のプリウス。

数ヶ月待ってやっと納車の日を迎えたという事で、
「リコール問題とか言われてるけどさトヨタだから大丈夫でしょ」
お客様はトヨタのお車をずーっと乗り継いでいるそうです。

そういえば自分の父親もトヨタ信者。
先日帰省した時も「消耗品の交換だけで20万キロも走っているよ」
と今乗っているカローラバンを自慢していました。

色々と大変な状況に立たされているトヨタ。
物づくり大国、日本の象徴的企業でもありますから
景気回復、日本の威信の為にもなんとか今を踏ん張って欲しいです。


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by K隊員

2010.2.11(祝木)曇りのち雨
Lotus Exige S

ロータス・エキシージSのバッテリー上がり救援依頼。
イギリスのスポーツカーメーカー ロータスの、
ロード向けレースカーと謳われる車。

シャーシはアルミモノコックでボディはグラスファイバー(FRP素材)。
トヨタ製の1.8リッタースーパーチャージャー付きエンジン(221馬力)を
ミッドシップに搭載し、車両重量は935kgと超軽量。

空力パーツはパッケージで考えられていてその気にさせる。
しかもタイヤは純正でSタイヤ(セミレーシングタイヤ)装着だ。

じっくり車を観察したいのを我慢して作業開始。
イモビライザーの調子が悪かったがリセットし無事エンジン始動。

エンジン音を聞いてますます軽量ボディがもたらす、
強力な加速とハンドリング性能を味わいたくなった。


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by A隊員

2010.2.10(水)曇り
路上パーキング

有楽町ビッグカメラ前の路上でクラウンを開錠しました。
「これでようやく食事に行ける」とお客さん。

そのまま車から立ち去ろうとするので慌てて一声かけましが・・
「駐禁なら心配ご無用!!」と行ってしまいました。

ここは路上パーキングです。
日中ならお金を払えば止められるんですが、夜間は駐車禁止です。
今までキップを切られなかったのは単純にラッキーだったからですね。
普通は否応無しに切られます。

パーキングメーターを管理してるのは警察です。
駐車スペースが確保されているのに、なんで禁止なの?
という問題は昔から尽きないわけですが・・
そんなの関係なしに切られます。

駐車違反の反則金は15,000円。
近辺の駐車場は30分300円だから、およそ20〜30回の食事分ですね。

一か八かにかけるには割りの合わない計算です。
くれぐれもご注意を。


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by H隊員

2010.2.9(火)晴れ
死ぬほど大切な人

 早朝、メルセデス・CLKの解錠依頼。お客さんはCLKの所有者ではないので車輌ナンバーは分からない、車の止めてある場所も不明、そして現金での支払い。取り敢えず指定した場所での待ち合わせ。その後、お客さんと一緒に車輌まで向かうと言う案件。
 なんだか不明ばかりで釈然としない部分が多いが、指定場所で最初に支払いを済ませたいので兎に角来て欲しいとの事。
 お客さんにも色々と事情があるのだろうと考えながら待ち合わせ場所に向かった。

 指定された住所に到着すると、そこはガソリンスタンドだった。「ガソリンスタンドとは聞いてないなぁ?」と思いながらもお客さんに連絡すると、スタンドの制服を着た人が携帯片手に中から出てきた。
 「スミマセンねぇ朝早くから、直ぐにお支払いしますのでこちらへどうぞ」とスタンドの詰所に通された。そこで現金を頂く前に一通り聞けることは聞いておこうと「インロックをした車はお近くにあるのですか?」とお聞きすると、「えぇ〜っとですね、多分3キロ位離れた場所なんですが、僕も正確には分からないんですよ。ウチのお客さんの自宅なんですけどね。後で連絡して確認取りますので」と聞こうと思っていた事が全て聞けた。そして「僕個人にとって死ぬほど大切な人なんですよ、恩人なんです。なので何とかしたくてお願いしました」そう言ってお客さんは少し恥ずかしそうな顔をされた。

 支払いは解錠後で結構ですよと申し出ても、どうしてもこの場で前払じゃないと困ると言われたので、お言葉に甘えて先に精算させて頂いた。その後、お客さんの車の後に続き現場に向かった。

 現場は大きな一軒家。そして車の持ち主は玄関先でお待ちだった。お客さんが車から降りるとCLKの所有者さんは「朝っぱらからすまないねぇ」と言われた。するとお客さんが「社長、大丈夫ですよ!朝っぱらといってもウチはもう営業するところでしたから!!」ととても嬉しそうに言う。そして「直ぐにプロが開けますから大丈夫ですよ!!」と僕の方を振り返った。

 作業中、お客さんと所有者さんの話しが耳に入ってきた。
 社長「ゴルフに行こうと思ったら鍵がないんだよね、さんざん探してもないからトランク意外に考えられないのだよ」 お客さん「ゴルフクラブをトランクに入れた時、一緒に置いちゃったんですかね? 多分、中にあるから大丈夫ですよ!」 社長「それよりお幾らくらいかかるんだい鍵開けは?ベンツは高いんじゃない??」 お客さん「そんな!!お金なんて大丈夫ですよぅ、僕が入っているロードサービスで無料のサービスだから心配はいりませんって!! だから社長も僕も懐は痛みませんよwwww」

 僕は嘘を聞いた。でもそれは健気で良い嘘なのかもしれない。僕は数分前に精算した事を一旦記憶の奥底にしまい込み、少し滲んで見えるスコープ越しの内溝を凝視した。
 泣いてないっすよ、ちょっとウルっときただけですよ。


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by J隊員

2010.2.8(月)晴れ
ポルシェ・パナメーラ

ポルシェ・パナメーラの開錠へ
2009年に発表されたポルシェの新型という事で興味深々です。

営業中のショールーム内での作業でしたので
目立たないようにひっそりと作業を進めて行きます。
そして3分ほどでガチャリと開錠、
心配しながら成り行きを伺っていたスタッフの方々から
やっぱりひっそりと感嘆の声が上がるのでした。

仕事で伺っている立場上、じっくり観察出来ないのが残念ですね
今回はドア周りだけ堪能させて頂いて名残り惜しくも引き上げです。

このパナメーラ、4ドア4シーターというポルシェ初のレイアウト
その為に古くからのポルシェ好きの人には賛否両論あるようです。
ですが妻子ある人にとっては実際助かるコンセプトではないでしょうか?

休日に家族連れで行楽地まで超特急、といったところですかね
想像しただけでなんだかゴージャスな気分になってきました。


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by Y隊員

2010.2.7(日)晴れ
CB−SSとSR

ホンダCB400SSのバッテリー上がり救援に行ってきました。

初めて対応するCB400SS。
そういえばこのバイクとヤマハSRは未対応。考えてみたらこの二車種、
キックペダルが付いているのでジャンピング救援の必要がないし
チューブタイヤなので助人ではパンク修理の対応が出来ません。
なので未対応なのも納得です。

だからなんでジャンピング作業?と思いながら出動すると
待っていたのは女性のお客様でした。
「キック始動が出来なくて・・・」と話すお客様。
確かに女性では原付ならまだしも400シングルは厳しいですよね。

初期電圧測定後ジャンピング始動。その後にキックでの始動確認。
そしてキック始動の方法をレクチャーさせて頂きます。
そして数分後、お客様の手(足?)により無事始動。
力ではなくコツなんですけどそれを体得するまで時間がかかるんですよね。

そういえばオートデコンクが付いておらずもっと始動が大変なヤマハSR。
しかもキック始動のみ。SRをバリバリに乗っている女性をあまり見かけないのは
こういった理由からかもしれないですね。


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by K隊員

2010.2.6(土)晴れ
気持ちの持ちよう

AM5:00頃いすゞ・エルフのインロック救援依頼。

早朝のインロックは配送トラックの割合が多い。
今日はいすゞ・エルフが2台続いた。

強い寒気の影響で都内でも気温は0℃近い。
防寒対策をきっちりしている為バイクでも走行中は
それほど寒くないが、問題は現場到着後の方だ。

バッテリー上がりなどの作業はメカニックグローブをしているが、
インロックの場合は微妙な感触を優先する為素手での作業。
作業開始と同時に急激に冷えてくる。
時間経過と共に指先の感覚が鈍る為時間との闘いだ。

それでも雪国で強風の中作業している人が居る事を思うと、
都内での仕事はまだ恵まれている方かもしれない。


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by A隊員

2010.2.5(金)晴れ
缶コーヒー解禁

コーヒーブレイク中に一本の電話が入る。
――八重洲で子供インロック――

気が張り詰めた瞬間、さらに追い討ちが入った。
――他の業者さんも向かっているようです――

まさに「クワッ!!」という感じでしょうか。
髪の毛からつま先まで電撃が走るような感覚です。
葛西橋通りを東京駅方面へ、ほぼ信号に止まらない幸運に導かれ到着。
事前確認はすっ飛ばして即開錠です。

作業前に緊迫した空気に飲まれないよう、車内は見ないんですが・・
ドアを開けても、黙々とおにぎりを食べているお子さんには驚きました。

何度対応しても慌てる案件ですね。
他の業者さんが向かっているというのも「クワッ!」に拍車がかかります。
もちろんお子さんの救援が最優先なんですが・・
出来ることなら「自分たちの手で」というのが正直な気持ちでしょうか。

お礼に缶コーヒーを頂いたんですが・・
久々に飲んだら一段と味わい深いものがありました。


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by H隊員

2010.2.4(木)晴れ
360MODENA

 茨城県某所から、フェラーリ360モデナの解錠依頼。

 ナビをセットしスルリと常磐道に乗り込むが、ETCゲートを潜った先の合流はヒドイ渋滞だった。牛歩のように進まぬ車列に、どのドライバーも一様に諦め顔。そのうち僕のバイクも真冬の高速上にも関わらずラジエターファンが回りだしてしまった。
 あまりのんびりとしている訳にも行かないが、如何ともし難い状態は続いていた。確かに渋滞しがちな路線ではあるが、あまりにも進まな過ぎる。このまま果てしなく渋滞が続くのではないかと言う錯覚に見舞われ無意味に気持ちだけが急いた。

 もういい加減高速を降りて下道で行った方が早いのではないか?と思った矢先に渋滞の発生源が発覚。トレーラーが路側帯のない本線上に停車し、それが大渋滞の元となっていた。
 トレーラーの横を通り過ぎるとき、何故に止まっているかの理由が分かった。原因は右前輪はバースト。状況は深刻でホイールは変形し、破れたタイヤがボディーを引っ叩きタイヤハウスも激しく変形していた。結構なスピードで走っている最中に破裂したと思われます。
 バーストしたトレーラーを過ぎると、さっきまでの渋滞が嘘のように道は快適に流れた。三郷の料金所を越えると更に車の間隔は広がり、後は一気に目的のインターを目指した。

 お客さんの自宅へ近付くにつれ、長閑な風景の先から重低音の効いた排気音が聞こえてきた。もしかしてモデナはエンジン始動中のインロックなのだろうか?それとも違う車の音だろうか?
 ナビに従い進んで行くと聞こえてくる排気音に近付いていく。やはりエンジン始動中なのかもしれない、そう思うと気持ちが逸る。ヘルメット越しにもハッキリと排気音が聞こえた瞬間、陽炎に包まれたフェラーリ360モデナの姿が目の前に現れた。

 解錠後、改めて車輌を見るとイタリアンレッドがとても目に鮮やか。そしてなんといってもリアウインドーから見えるエンジンの迫力には圧倒されます。3.6リッターV型8気筒を覆う、赤く塗られたシリンダーヘッドカバーが一際目を引きます。
 ガバっとかぶりつきでエンジンを見たい衝動に駆られましたが、グっと堪えてお客さんの所を後にした。
 何故、カブリついて見なかったかと申しますとですね、終いにはウインドーに張り付いてしまうんじゃぁないかと危惧したからなんです。ふぅ〜危ない危ない。


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by J隊員

2010.2.3(水)晴れ
敗北感

埼玉県某所、BMWの子供インロック
現場に到着するともう大変な騒ぎです
レスキュー隊も出動して付近には消防車や救急車が、
その周りには大きな見物人の人だかりが出来ており
レスキュー隊員達の怒号が飛びかう騒然とした中で作業開始です。

一分ほど経過したところでリーチの兆候、
呼吸を整えて再び鍵穴を覗き込んだところで
「開いた〜!」との声が周囲から湧き上がりました。
!?思わず手元を確認したんですがJ隊員はまだ開錠していません
・・・これって一体?

どうやら親御さんが窓の外から車内のお子さんを誘導して
ロック解除することに成功したようです・・・
なんにせよ元気な状態で救出されてなによりでしたね。

引き上げようと見物人の中を通るとなんか様子が違います
それは「さすがプロ!」「あんた凄いよ」といった賞賛の声が、
どうやら傍目にはJ隊員が開けた事になっている様でちょっとしたヒーロー扱い
多くの人に名刺をせがまれながら、なんだか複雑な気持ちなのでした。


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by Y隊員

2010.2.2(火)雪のち曇り
車の訪問医

中野区の東京警察病院よりハイエースの開錠依頼です。

あれ?警察病院って飯田橋では?と思いながら向かってみると
以前、警察学校があったところに建っていました。
調べてみると2年ほど前にこちらへ移転したようですね。
拠点からも近いので心強いです。

ご依頼はその病院への納入業者さん。
これから向かうべき所への連絡なのでしょうか?
お車の所へ来て頂いても電話対応が大変そうです。

なので最速開錠を目指し無事完了。
お客様の電話対応が終わるのをお待ちします。
「予想より早く解決できたので苦情も少なく済みそうです」とお客様。
更に「車の訪問医みたいですね」とお褒めいただけました。

”車の訪問医”
初めて言われた事なので照れくさくも感じました。
でもお客様から見れば我々はそう見えるのでしょう。
そう言われても照れくさくならないよう
もっと車の知識を勉強していきたいと思います。


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by K隊員

2010.2.1(月)曇りのち雨
デカイ出費

田園調布でトヨタ・クレスタのインロック救援依頼。

マークUやチェイサーの姉妹車で2001年に生産は終了したが、
3代目以降はFRのハイパワーターボということでドリフト車として
現在も人気が高い。

お客様と合流しカギの置き場所を確認すると、
カギを無くしてしまったので車内の荷物を取り出したいという。

話を伺うと海外出張に行く為車内に荷物を置いてから一度自宅に戻って、
さぁ出発というところでカギが無いのに気付いたらしい。

かなりの時間カギを捜したが見つからず合いカギも無い為、
ロードサービスを依頼したということだ。

解錠後カギを捜したが残念ながら見つからず。
搭乗予定の便に間に合わず再度航空券を購入しなければならない為、
予想外の高額出費でお気の毒な案件だった。


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